ドラゴンボール超H 作:ドラゴンボール超記念
ハラベコは久しぶりに銀河パトロールに連絡を取り、フリーザの居場所を聞いた。その後、その座標にそれらしい気があるかどうか探ってみた。神の修行を終えたハラベコ等は、フリーザ程の強大な気なら、方向さえ分かっていれば見つけられた。
「あった」
「確かに、いますわね」
「ああ。やつだろうな。だが今なら分かるぞ。やつは大したことねえ。レタツ以下だ。やっぱりビビり過ぎだったんだよ」
「油断するな。やつは大猿のような急激なパワーアップが3回もできるんだ」
「また予知夢ってか?」
「そうだ」
宇宙船は真っ直ぐ座標へ向かって飛ぶ。到着予定は2カ月後。それまで、各々修行に励む。
しかしハラベコは余裕で勝てると分かっているので、気楽なものだった。宇宙船を壊さぬよう、ある程度手を抜いてトレーニングしつつ、子どもの相手をしたり、女を抱いたりした。女サイヤ人達はそれぞれの訓練に励んだ。ナタル、フレイ、アマゾンリリーの女達も肉体の訓練はしたが、船やモビルスーツのシミュレーションも行った。フリーザの死体を操る予定のビビは、演説までの流れを確認したり、カッタツやフレイと演説の内容を話し合ったりした。
キャベスは、ひどく惨めな思いをしていた。4人のサイヤ人の中で自分だけゴッドになれなかった。ハラベコ、キャベスには大きく戦闘力の差を広げられ、レタツさえ迫ってきた。レタツはゴッドから黒髪に戻った後、得意げな顔で「どうすればゴッドになれるか教えてあげる」と言ってきた。キャベスはその顔にムカつき「調子に乗るな!」と言って頭を叩こうとしたが、躱された。そこでムキになって本気で殴り掛かったが、両手で受け止められた。レタツは「ひいっ! 私はお姉ちゃんのために教えてあげようと思ったのにー!」と言って逃げた。キャベスは驚きのあまり追いかけることもできなかった。
裏切られた気分だった。ハラベコや神の言う『やさしさ』に、嫌悪感を抱きつつも歩み寄っていたつもりだった。なのに、嫌な思いをした自分だけが力を得られなかった。とても腹が立つことだった。暴れたくなった。しかし、そういうのがゴッドになれない理由なのかと思い、我慢した。
子供達は実際にゴッドを見たことで、他人に気を分ける訓練に対し、とても意欲的になっていた。宇宙船が退屈で、それ以外にすることがないのもあった。出発から2日後には、ボタンがゴッドの与える側に仲間入りをした。
キャベスは喜び抱き合う3人の娘達を見て、嫉妬を覚えた。そして、2歳児相手にそんな感情を抱く自分に苛立った。しかし、プライドを捨てて、娘達が息子達にゴッド化のコツを教えているのを盗み聞きした。さらに、レタツやオンオンの普段の生活も観察した。それを真似て、息子を褒めてみたり、料理を運ぶ地球人に「あ、ありがとう」と言ってみたりした。
そんな生活を1カ月続けた。十分やさしくなったと思った。意を決して、ハラベコ、レタツ、娘3人を呼び出した。そしてゴッドの儀式をした。
しかし、失敗。
「クソッ!」
「ま、まあ。ゆっくり頑張ればいいよ。ゴッドになるのが早くても、その後の伸びが速くなるわけでもないし」
「キャベスさん、ファイト」
「応援してます」
悔しがっていると、ハラベコに加え、娘達までもが自分を励ましてきた。余計に惨めな気持ちになった。
あんなガキにできて、なぜ私にできない! エリートにも負けない、ベジータ王を遥かに上回る力を得た、この私が!
キャベスの怒りは日に日に溜まって行った。ゴッドになるために感情を抑制しており、宇宙船の中だから暴れてストレス解消もできないので、余計だった。
さらには約2週間後、タマオンがハラベコに気を与えることに成功した。フリーザ軍の基地が近いことから、スカウターに引っかかることを懸念して、儀式は見送られた。が、キャベスの焦りを刺激する理由には十分だった。
「また先を越されやがって! 情けないやつ!」
キャベスはとうとう我慢できず、シロナをぶってしまった。
「痛あーっ! うわあああああん!」
「な、泣くな!」
キャベスは怒鳴りながら、ハッとして、自分の愚かさに気付いた。2歳児にプレッシャーをかけられ、2歳児の息子に当たる母親。本当に情けないのは自分だった。我慢ができず、心も弱い。ゴッドになれないのも当然だろう。
「クソッ! クソッ! クソッ!」
キャベスは目の端に涙を浮かべながら、トレーニングルームから出た。涙を見られぬように宇宙戦闘用スーツに着替えて、真っ直ぐハッチに向かった。
「おいカッタツ! ハッチを開けやがれ!」
カッタツはキャベスの怒りに気付いていたので、慌ててハッチを開いた。キャベスは途端に宇宙に飛び出して行った。
「くっそおおおおおおお!」
キャベスは思いっきり吠えた。吠えながら、気弾を手当たり次第、全方向にぶち込んだ。近くの小惑星が巻き込まれて消えた。カッタ5では、ハラベコが宇宙船を守るために飛び出していた。
キャベスは怒りを発散しながら、発散しなければならない程に自分は心が弱いのだと思い、さらに怒りを溜めていった。自分でも矛盾しているなと思いながら。
長々と気弾を放ち続けた。徐々に疲れてきて、頭の回転が鈍くなってきた。怒りの理由がどうでもよくなってきた。考えるのが面倒くさい。とにかく怒りに身を任せたい。そうして暴れたい。怒りで、この手で、面倒な何もかもを破壊したい。
「はああああああああ!」
キャベスは吠えた。本能の何かが刺激され、気が湧き出た。もっと吠える。もっと湧き出る。怒りを元に力が漲る。
もっと怒れ、もっと怒れ、もっと怒れ。
「だああああ! だりゃっしゃああああ! うおらああああああああ!」
嫌なこと何もかもを、わざと思い出そうとした。兄の死。弟の死。母親の死。情けなくなる父親。それに甘えるレタツ。戦士としての誇りを失った家族。強いが情けない恋人。上から目線のエリート面した女。そんな女に勝てない自分。フリーザの部下に従う自分。フリーザが恐くて自分より弱いやつにもへこへこ従った自分。
突然現れた、強いクセに情けなかった妙な男。そいつに徐々に絆されていく自分。そいつの思惑通りに動いている自分。息子の笑顔に癒された自分。己の強さよりも息子の強さに喜びを感じ始めた自分。やさしさを求めている自分。情けない妹に抜かれそうな自分。情けない妹より情けない自分。
「クッソガアアアアアアアア!」
走馬灯のように怒りの記憶が蘇った。キャベスの全身が自身への怒りで満ちた。気で体が爆発するようだった。
プツン。
しかし突然、何かが切れたように、フッと体が軽くなった。力は、むしろ溢れてくる。
「なんだ? この黄色いオーラは?」
キャベスの全身は、黄色いオーラのようなものに包まれていた。不思議に思って宇宙船に戻り、戦闘スーツを解いた。ハラベコ等が、とても驚いた顔でキャベスを見ていた。
「ス、スーパーサイヤ人!」
「は?」
「か、髪が黄色になってる! 黄色になってるよお姉ちゃん!」
「変身だ! お母さんゴッドになれたんだ!」
「え?」
キャベスは髪を見てみた。金髪になっていた。
オーラが黄色というのも、ゴッドで全身赤色になるのに似ていた。
「は、ははっ」
キャベスは照れたように笑ったのだった。
ハラベコが「あれはゴッドではなく超サイヤ人だ。ランチの変身と一緒だな。しかしゴッドと同じく、俺達サイヤ人が強さを求める上で必要な変身でもある」と説明した。キャベスは少しガッカリしたが、それ以上にうれしかった。初めてハラベコとオンオンの先に行けた気がしたからである。
そしてさらに約2週間後、とうとうフリーザのいる惑星へ到着する日となる。
フリーザの巨大な気は早くから感じていた。近づくにつれ、他の、とても多くの邪悪な気も感知網に入って行く。戦闘力1万を超えるような気が、フリーザを除いても7つもある。5つの気は同じ場所に集まっている。ギニュー特戦隊だろう。しかも、彼等は惑星の外で待ち構えている感じがする。スカウターでハラベコ等の気を感知したか、銀河パトロールが情報を流したのだろう。
カッタ5のスピードを弛めつつ、作戦を話し合う。ハラベコ、カッタツ、オンオンが主に発言する。
その後、纏まった案をハラベコが発表する。
「確認する! まずキャベスがカッタ4で先行する! 操縦者はハンコック! 特殊能力者であるギニュー、グルドを第一目標とし、見つけ次第始末しろ!」
「ああ」
「大気圏突入前に、レタツをゴッド化する! レタツに船を守ってもらい、大気圏突入しながら、オンオンをゴッド化する! ゴッド化し次第、オンオンは打倒フリーザを目指せ! レタツはその補佐! 俺は大猿化し、船を守る! モビルスーツに乗れる者はサポートを頼む! オンオンはフリーザの死を確認した後、死体を船に運んでくれ! キャベスは残りの雑兵を一掃! くいなとサボもこの段階で発進を許可する! 皆で雑兵を一掃した後、化学工場や敵宇宙船に突入! 敵を無力化しながら現地人を解放! いなければ破壊していく!」
「おい。ギニュー特戦隊を殺し終えたら、私はフリーザを殺しに行くぞ」
「かまわない。だがハンコックの身の安全は保障してくれよ」
「なっ! わらわはそのような過保護な真似をせずとも!」
「ハラベコさん。私とサボも先行組に入るわ。だったらキャベスさんも心置きなくフリーザの下へ向かえるでしょう?」
「へっ。どうだかな。お前達程度じゃあな」
「命に懸けてもハンコックさんは守るわ。戦場を脱出するまでの囮くらいにはなるはずよ」
ハラベコはくいなの案を認めた。その他は今まで通りで行くことにした。
「よし! キャベス、ハンコック、くいな、サボは気を極限まで下げろ! ミラージュコロイド発動! カッタ4発進!」
カッタ4も、ミラージュコロイド用ポイポイカプセルを付けていた。それを装甲に貼りつけ、起動させた。
ミラージュコロイドは弱い加速度で外れてしまう。カッタ4は速度が変わらぬよう若干重力に逆らいつつ、ほぼ自由遊泳により惑星に近づいていった。カッタ5はカッタ4の後に到着するように、さらに速度をゆるめていく。
ふと、宇宙のフリーザ軍が動き始めた。邪悪な気が、カッタ5を囲うように動いていく。彼等のレーダーがハラベコ等を捉えたのだろう。カッタ5のレーダーも、とうとう敵の一部を捉える。とほぼ同時に、熱源反応があった。
ビームだった。しかし数キロは離れている。威嚇射撃の一種だろう。
だが、そろそろ危険区域であることは事実。早速レタツのゴッド化を始める。
「熱源反応多数! 数え切れません! うち3、4、いや7は直撃コース!」
「大丈夫です! 僕のオーラ力なら!」
ドンドンドンドンドンドンドン、と軽く振動が来る。
「損傷なし! システム異常ありません!」
「4とは違うのだよ! 4とは!」
船に損傷は無かった。しかし、カッタツはオーラバトラーか何かのスイッチが入ってしまったようだ。
フレイは久しぶりのオペレーターだが、様になっている。
子供達は実戦の空気に戸惑い、集中力が乱れている。レタツがなかなかゴッド化できない。
「マーガレット、アフェランドラ、ビビ! 子供達を抱きしめてくれ! 不安になっているんだ!」
「は、はい!」
急いで女達が娘達に抱きついていく。おっぱいを後頭部に当て、頭を撫でたりする。
ハラベコは見ているだけでちょっと勃起してしまった。しかし娘達は安心したらしく、集中力を取り戻していく。ハラベコも慌てて自制心を取戻し、集中していく。
「ミサイルです! PS装甲機動!」
「えっ? 僕のオーラ力だけでも十分ですよ! 念には念を入れてというところですかね!」
フレイとカッタツの声が響くが、子供達の集中力は揺らがない。レタツの気が増していく。赤いオーラを纏っていく。
「ふう。成功だ。行って来る」
赤髪のエウレカ、短髪のアネモネのようになったレタツが、戦闘用スーツに変身し、ハッチから飛び出す。
そのままカッタ5の前面を守るように位置し、ビームやミサイルを弾いていく。カッタ5を囲むように、膨大な数の敵機がおわん型に展開していた。少なくとも100万機はある。人数は、その3倍くらいだろうか。1人や2人が乗っている小型船と、50人近く乗っている中型船がある。
「調子に乗るなよ!」
レタツは悪意を感知し、その方向に片っ端から気弾を放っていく。逃げればそこへ追いかける誘導弾だ。
全てが当たるわけではないが、敵船は次々と落とされていく。カッタ5は重力に捕まり、惑星に引き込まれていく。
ふと、艦隊の奥の方、それも中心の方で巨大な気が出現した。キャベスが超サイヤ人化したのだ。その直後、気の付近で次々と爆発が生まれ、多くの気が消えていく。ギニュー特戦隊と思われる気も一瞬で2つ消えた。程なく3つ目も消え、少しして4つ目、ちょっと間を置いて5つ目が消える。
「これじゃあオンオンさんの出番はないかもね。お姉ちゃんだけで全部片付いちゃうや」
キャベスらしき気は、その後も周辺の宇宙船を片っ端から破壊していった。レタツも負けずと攻撃したが、距離があるので時間がかかった。やがて、フリーザ軍の宇宙船がキャベスから逃げるように離散していく。キャベスは追わず、フリーザの下へ向かった。
カッタ4は大気圏直前で止まり、ミラージュコロイドを展開してこっそり漂っていた。しかし、流れ弾やデブリは飛んでくる。カッタ4はそれらをミラージュコロイドが剥がれないゆるい挙動で避け、避け切れない物は、サボとくいなが捌いていた。
その付近に、カッタ5が停止する。慌ててカッタ4とサボとくいなが中に入って行く。レタツは2機を守るように位置取り、気弾で付近の敵機を破壊していく。カッタ4を収容、固定し、カッタ5は大気圏を目指す。
ほぼ同時、キャベスとフリーザの戦闘が始まった。気はキャベスの方が少し大きい程度。フリーザはいきなり第四形態になっていたのだった。
「死にやがれ! フリーザ!」
キャベスはフリーザの顔面をぶん殴り、飛ばした方向へ強烈な気功波を放つ。
フリーザは歯を食いしばり、揺れる意識を気合で覚醒させると、慌てて上方へ飛ぶ。間一髪で気功波を回避する。
「チッ」
「クソッ! 間抜けな格好で生意気な!」
フリーザは不意にキャベスを指差し、間髪入れずに、とても速い気のビームを放つ。
フリーザ自身にもほとんど見えない早業だった。避けられるはずがない。
しかし、当たると思った時にキャベスはスッと手を挙げた。
ボンッ。
気のビームはキャベスの手のひらに当たり、軽く弾く。しかしそれだけで消えた。キャベスは軽く手を振り、手首の状態を確認すると、何事もないように構えた。
「は、弾いた!?」
「なんだ? お前はあの程度の攻撃を防げないのか?」
「な、舐めるな!」
フリーザは怒り、がむしゃらに次々とビームを放つ。
しかしその全ては両手で弾かれるか、体を捻って躱された。
「ぐっ! ……き、貴様何者だ!」
「さあな。サイヤ人と思っていたが、どうやら違うらしい」
「サイヤ人!? 違うとはどういうことだ!? ま、まさか……」
「私はサイヤ人を超えた存在。スーパーキャベスとでも言っておこうかな」
「なんだとお! 超キャベス、つまり超サイヤ人ということか!」
「なんだ。知ってたのか」
「くっ」
フリーザは忌々しげにキャベスを睨みつける。初めての死を覚える戦闘に、焦りと恐怖で動けなかった。
「はあ。しかしお前にはガッカリだぜ。宇宙の帝王がこの程度とはな」
しかし、この言葉でフリーザの焦りは吹き飛んだ。怒りで塗り替えられた。
「猿が調子に乗るなよ! それほど死にたいなら見せてやろう! このフリーザ様の100%の力をな!」
「ほう。自信ありげだな」
キャベスは構えを解き、腕を組んだ。
フリーザは彼女の挙動に注意を払いつつ、気を高めていく。
「いいだろう待ってやる。そこまで言うならやってみろ」
「くひひひっ。後悔しやがれ。言っておくが、先ほどまでの俺はたった50%の力しか出していなかったんだ」
フリーザが気を練り、キャベスがそれを待つ。
光速を超えるようなスーパーバトルが、一時的に停止していた。
しかしその時、オンオンがゴッド化する。彼女はすぐさま宇宙船を飛び出し、戦場へ向かう。
キャベスはその凄まじい気配を感知した。
「しまっ! 逃げろフリーザアアアアアアア!」
「何!?」
「遅いですわよ!」
オンオンの言葉を耳にした時には、フリーザは後ろから手刀を受け、肩から脇腹にかけてバッサリ切断されていた。
「な、何が……」
「あら? 思ったより柔らかいですわね」
わけも分からず茫然とするフリーザ。オンオンはその頭をつかむ。
「やめろっ!」
キャベスが慌てて叫ぶ。しかし攻撃は戸惑う。
「お、お前がやったのか?」
フリーザは首と片腕だけの体を捻じり、オンオンの戦闘スーツの顔の部分を見上げる。
オンオンは呆気なく無力化した宿敵を前に、いろんなことを思い出した。幼児の頃に送り込まれた異星。そこの戦争への介入。仲良くなった異星の王と家来。技を競い合ったライバル。初恋。星の統一と訪れた平和。女神と崇められる自分。迎えのフリーザ軍の到着。異星の王の死。夢の終わり。サイハクとの出会い。タマギーネとの出会い。大人に憧れる自分。サイハクに振られる自分。キャベスにやつ当たりする自分。いつの間にか強くなっていたタマギーネ。彼の告白を受け入れた自分。
ハラベコとの出会い。惑星ベジータからの脱出。修行と性交の日々。出産。育児。ゴッド化。
「あなたは私の最初の思い出を奪った」
オンオンはカッと目を見開き、フリーザの脳を握りつぶした。
「お、おい! 私が戦ってただろうが! 横取りすんなよ!」
「あら? 腕を組んで休憩してらしたようですけど」
「休憩じゃねえ! フリーザが強くなるっつーから待ってたんだ!」
「そうですか。まあ、もともとフリーザ討伐は私に与えられた任務ですからね。非難される覚えはありませんわよ」
「な、なんだと! クソがあ!」
キャベスは怒り、落ちていくフリーザの下半身に気弾を撃つ。しかしそれが命中する前にオンオンが下半身を回収し、そのままの勢いでカッタ5に戻って行った。
「グオオオオオオオオオオ!」
その頃ハラベコは大猿となり、敵宇宙船へ向けて片っ端から気弾を放っていた。レタツもだ。ナタル、フレイもνブリッツで出撃し、敵機にビームライフルを放っていた。
「クソッ! だったら私は地上だ!」
キャベスは地上の戦闘員と戦うことに決めた。まだ戦闘力1万を超える戦士が2人残っていたし、戦闘力の平均値も地上の兵の方が宇宙の兵より上だった。