アスナが調教部屋から脱走しようとするところからスタートです。
これでもかというぐらいにアスナが酷い目に遭い、ほかのキャラも情けなかったり変態だったりと色々と酷いので、そういうのが嫌いな方は即撤退を推奨致します。
アスナは鍵を使って調教部屋のドアを僅かに開けて顔だけ出し、廊下の状況を窺う。左右を確認してみたが、運の良いことに誰もいなかった。
赤い絨毯が敷かれた廊下が、遠くまで続いている。広大な規模のホテルに目眩を覚えるアスナだが、このチャンスを見逃す手はない。
(どうにかして外に逃げないと……)
調教の際に何度か散歩に連れ出されているから、廊下を左に曲がって真っ直ぐ行けば、突き当たりにエレベーターがあることは把握している。
「……よし」
ドアを開けて外に躍り出るアスナ。足音を立てないよう、けれどできるだけ素早く移動する。早いところ外に出て、キリトのところへ向かわないと。
(よかったぁ、制服があって)
アスナは自身の格好を確認しホッと胸をなで下ろす。
これもまた運が良いことに、調教部屋のクローゼットを開けてみたら、メイド服やナース服などのたくさんの衣装に混じり、アスナが通う学校の制服がハンガーにかかって保管されていたのだ。
大きなクローゼットの中の中央に、まるで予め用意しておいたかのように分かりやすく保管されていて助かった。何十着という数のコスチュームが保管されていて、いちいち確認してたらもっと時間がかかっていただろう。
焦る気持ちを抑え、アスナは慎重に足を運び、ようやくエレベーターの扉の前までついた。
エレベーター前は開けた空間になっていて、身を隠す場所もない。
アスナは生きた心地のしないまま、エレベーターの下降ボタンを押す。
落ち着かない気持ちで振り返り、追っ手がいないことを確認する。
廊下はしんと静まっており、宿泊客や調教師も出歩いていない。
アスナの考えはこうだ。
エレベーターに乗り、四階まで降りる。その後は非常階段を探しだし、そこから脱出するのだ。
この階にももちろん非常階段はあるのだが、生憎とかなりの高所でとてもではないが階段で降りていたら時間がかかりすぎる上に、今のアスナはついさっきまで行為に及んでいて体力があまり残っていない。
かと言って1階まで降りてしまえばエントランス。そこには調教師がうようよいて、あっという間に拘束されてしまうだろう。
二階から三階はイベントホールやバーなどがあるエリアで、やはり人がいる可能性が高い。これについては調教の散歩のときに確認済みである。
四階からは宿泊部屋となっているため、人通りする確率はぐんと減る。
(上手く隠れながら非常階段まで行けばこっちのものよ……)
ぽんっ
という、小気味良い音でエレベーターが到着を告げた。両開きのドアが開いていく。
アスナは息を呑む。
「あ、アスナ!」
エレベーターにはクラインが乗っていた。
★
「あ、アスナ!」
「クライン!?」
咄嗟に踵を返し逃げようとするアスナ。どうにかクラインを振り切って、非常階段から逃げるしかない。
だが、クラインに腕を掴まれてしまうしまう。
「やめて離して!」
「落ち着けアスナっ。俺は味方だって! お前をこのホテルから連れだそうとしてるんだってばっ!」
「え……っ」
改めてクラインのほうを見やると、彼は真剣な顔つきのまま低頭する。
「すまなかった! あんな酷いことしちまって!」
「え、あの……クライン?」
「分かってる。アスナが俺のこと恨んでるってことぐらいは……。でも、信じてくれっ。俺、自分が間違ってたことに気づいたんだ。やっぱアスナは、キリトといっしょにいるべきなんだよ!」
「クライン……」
「アスナ、俺といっしょに、このホテルから逃げよう」
「……ありがとう、クライン」
「ゆ、許して、くれるのか……?」
恐る恐るといった体でクラインが下げた頭をあげる。
アスナはそれに笑顔で応じた。
「えぇ、許すわよ。だってわたしたち、仲間でしょ」
「アスナ……」
クラインの顔に笑みが広がる。彼はアスナの腕を引き、エレベーターに引き寄せた。
「こんなとこ調教師の奴らに見られたら大変だぜ。さっさとズラかろうや」
「そ、そうね」
まさかクラインとの行為の数々を自分も楽しんでいた、なんて口が裂けても言えないアスナだった。
マサヤほどではないが、クラインのペニスもなかなかの大きさと固さで気持ちが良かったのだ。
クラインにした奉仕の数々を思いだし、アスナはひとり赤面する。アソコがじんわりと濡れていくのが分かる。
エレベーターのドアが閉じ、アスナは迷わず四階のボタンを押す。
そのとき、アスナはふと違和感を覚えた。
散歩されたときのエレベーターと、今のエレベーターでは何かが違うような気がするのだ。
(そうだ、エレベーターガールがいないんだわ)
以前、散歩したときにエレベーターに乗ったときには、アスナのように調教された性奴隷がエレベーターガールとしてスタンバイしていて、エレベーターに乗った客に奉仕していた。
それが今はいないのである。
(なんか……変ね……)
「どうしたアスナ」
キョロキョロしていたアスナを怪訝に思ったのか、クラインが声をかけてきた。
「な、なんでもないわ」
アスナは首を横に振る。
(考え過ぎよね……。いつもいつも性奴隷がいるエレベーターなんてあるわけがないわ)
下がっていく回数表示を注視しながら、アスナは「大丈夫、大丈夫……」と自分に言い聞かせるのだった。
★
四階に着いてエレベーターが開いた途端、アスナはクラインに手を引かれ、すぐに近くの部屋に引き込まれた。
クラインはすぐさまドアを閉め、施錠する。
「いきなりどうしたのよクラインっ」
「調教師がいた……」
「えっ……」
「エレベーターのドアが開いてすぐにチラッと見えたんだ」
「いたかしら。わたしには見えなかったけど」
「一瞬通り過ぎただけだったからな。けどいつこっちに向かって戻ってくるかわからねぇ。しばらくここに隠れて様子を見るぞ」
「それはいいけど、勝手に入っていいの? ここ」
「問題ねぇ。ここは俺が宿泊してる部屋だからな」
「そうなんだ」
安心したら急に疲れが押し寄せてきた。
アスナはベッドに倒れ込む。一般客用の客室にしてはかなりの広さを誇る部屋だった。ベッドはキングサイズで、調度も高級感がある。
変わっているのが、部屋の西側の壁面の鏡だ。
というか、西側の壁面全てが鏡になっている。
けれどアスナは驚きもしなかった。ここは京藤ホテルの裏側で、これまで数々の卑猥な出来事を体験した。今更鏡張りの部屋を見たところで何も感じない。
大方、調教中の自分の姿を性奴隷自身に見せようという趣旨か、あるいは男が自分が奉仕されている姿を見て楽しむかのいずれかだ。
(その両方かな……)
アスナは内心でそう思った。
ベッドが急に沈み込んだので何かと思えば、クラインがベッドの上に腰掛けていた。
「ふぅ、疲れたな」
「そうね」
「…………」
「…………」
沈黙が落ちる。
アスナには直感的に分かった。
クラインがこの前のアスナとの一泊二日のことを思い出していることを。
なぜならアスナもまた、クラインに奉仕した時のことを思い出していたからだ。
ベッドとは不思議なもので、男と女で共有すると否応なしに卑猥な妄想をしてしまう。
ましてやそれが、過去にセックスまでした相手同士だとなおさら……。
「な、なぁ、アスナ……」
「……なぁに、クライン」
「そのー、なんだ……」
ガシガシと頭をかいて、クラインはもどかしそうにしている。
言いたいことがあるのに、なかなか口にすることができないようだ。
「……お、俺、さぁ、この前の、アスナとの……アレがさ、忘れられなくて……」
「うん……」
アスナは身を起こし、居住まいを正してクラインと向き合う。
「……今だけ、もう一度……しても、いいか。今だけ、今だけだからっ!」
ガシッと肩をつかまれ、クラインがアスナを見つめてきた。
ふと股間のほうを見やると、すでにクラインのズボンはテントを張っている。
(でも、わたしだって……)
アスナもまた、自身の局部がすでに濡れていることを自覚していた。
そう、彼女もまた、クラインと同様に思っていたのだ。
エッチがしたいと。
したくてしたくてたまらないのだと。
アソコがうずいて仕方がない。
今すぐなんでもいいから挿入してかき混ぜて欲しい。
でもできれば、太くて固い……
「おちんぽ……ください、クラインさまぁ……!」
ついにアスナは我慢できず、クラインの股間に飛び込むように近づき、ズボンを脱がし始めた。
性奴隷に戻ってしまっていることは彼女だって分かっている。
でも……
(止められないのぉ! おちんちん欲しすぎて体がダメになっちゃいそうなのぉぉッッ!!)
ズボンとトランクスを脱がした途端、クラインのチンポがビンッとそそり勃つ。亀頭からはすでに我慢汁が漏れていた。
「あぁ……おちんちん様ぁん!」
うっとりとした表情でアスナはチンポを見つめ、まずは頬ずりをする。肉棒の熱さが頬に感じられて気持ちが良いので、アスナはこの行為がお気に入りなのだ。
それからアスナは舌を延ばし、カリの部分で輝く我慢汁を……
「れろ~ん……ん」
きれいに舐めとり、口の中でしっかりと味わった。
独特のしょっぱさが口内に広がり、その味がアスナを魅了する。
「ああむっ」
そしてパックリとカリをくわえこむアスナ。あまりの幸福感に、おまんこからプシュッと軽くお漏らしをしてしまうほどだった。
チンポをくわえながらクラインを見やると、彼はニヤリと口角をつり上げていた。
その表情に、不穏なものを感じるアスナ。
だがもう、全てが遅かった。
「わりぃなアスナ。お前の進路は性奴隷で決定だぜ」
「く、クライン……?」
そのとき、
うぃぃぃぃん。
突如響きわたる何かの作動音。
部屋を小刻みに揺らす振動。
「な、なんなの……っ!?」
アスナは目を見開く。
それまで鏡張りだった壁面が、まるで自動ドアが開くように左右にスライドして開いていく。
その先にあったのは……
「うそ……」
アスナは自分の視界に映る事象全てを否定したかった。
「うそよ……っ」
だが、見れば見るほどそれは、自分の大切にする仲間ふたり……リズベットとリーファであり、
「何かの間違いよっ!」
そして、キリトだった。
「あす、な……」
キリトは悲しそうに目を伏せたが、
「うあぁ……っ」
と短く悲鳴を……否、喘ぎ声を漏らした。
キリトは、リズベットとリーファにフェラをされていた。
クラインの肉棒を握ったまま、アスナは呆然とその様子を眺めるしかなかった。
★
「くくくっ、笑えるねぇ」
「えぇ、本当に」
俺と京子さんはキリトとアスナと仲間達の感動の再会を見物しながら笑い合っていた。
京子さんに至っては嬉しくて仕方がないのか、珍しくクスクスと笑いを抑えきれずにいるほどだ。
何せアスナが京子さんに反抗的な態度を取り始めたのも、キリトと付き合っていることが原因だと言えるからな。キリトさえいなければ、大人しくSAOサバイバーたちが通う学校など京子さんの命じるとおり退学して、より偏差値の高い学園へ転入してただろう。
京子さんにとってキリトは、邪魔な存在でしかないのである。
「アスナのやつ、ショックのあまり俺と京子さんの存在に気付いてないっぽいよ」
「フフフ、みたいですね。恋人が友人たちと浮気してる現場に釘付けだわ、あの子」
俺と京子さんは、キリトたちがいる側の部屋にあるソファに座って事態を見守っているのだが、アスナは俺たちのことなど視界に入っていないといわんばかりに、ベッドの上のキリトとリズ、リーファの3Pを凝視している。
とはいえ、アスナはアスナでクラインのチンポを握っているがな。くくくっ。
そろそろネタバレといきますか。
俺はソファから立ち上がる。
「ようアスナ。自由時間も味わえて、キリトとも再会できたし、最高の気分だろ。なぁ?」
「……ま、マサヤ、様ッ。母さんも!?」
アスナはようやく俺と京子さんがいることに気付いた。
「これは……どういうことですか……」
「くくくっ、全部こっちで仕組んだことだったんだよ」
「仕組んだ……?」
「そう。おかしいと思わなかったのかよ。部屋の鍵無しでどうやって調教師は部屋を出たんだよ。あの部屋はオートロックで、ドアを閉じたら閉まるんだぞ? どうやったって部屋を出るには鍵が必要なんだ」
「あ……」
ガクガクと体を震わせるアスナ。俺は続ける。
「アスナが拾ったのはスペアキーだ。調教師にはわざと落とさせたんだ。その後も都合が良いことばっかだったろ。都合良く制服が見つけやすい位置に保管されてたり、廊下に誰もいなかったりさ。エレベーターの中に常駐させてる雌豚もいなかったろ? あれだってお前の逃亡を助けるために下がらせたんだぞ」
「そ、そん、な……待って……まさか!?」
アスナがハッとした様子でクラインに目をやる。
クラインはニタァとゲスな笑みを浮かべた。
「へへへ、悪ぃなアスナ。俺、マサヤさんの側なんだわ」
「うそ……」
アスナが口元を押さえ、瞳からポロポロと涙がこぼれ落ちる。
おいおい、アスナが濡らしていいのは股間だけだぞ。誰だよ泣かせたヤツは。俺か。くくくっ。
希望を抱かせておいて一気に砕く。
全てを失ったときに見せる女の表情ほど美しいものはない。
アスナは今まさにそんな悲壮感で染まった顔をしているよ。
実にきれいだ。もちろんこの模様は隠しカメラで録画してある。
悲しみに暮れるアスナに追い打ちをかけるように俺は言葉を重ねる。
「あとついでに言っておくとな、今そこにあった壁、アスナのほうから見ると鏡だったと思うんだけどさ、実はマジックミラーなんだわ」
「へっ?」
瞳の色を完全に失った様子で、アスナが首を傾げる。
あー、これはもう理性崩壊寸前かもな。
「つまりはさ、こっち側からはアスナとクラインの様子がはっきり見えたワケ。お前らが部屋に入ってきたときから、アスナが我慢できなくなってクラインのチンポにしゃぶりつくところまでさ。キリトくんもしっかり見届けていたよ」
「頬ずりまでして……まったく、嫌らしい女になったわね、アスナ」
京子さんがトドメを刺すかのように言い放った。
「うそよ……うそよおおおおおおおおぉぉぉぉッッッ!!」
アスナ、ベッドにひれ伏して号泣する。
肩を震わせるアスナに、今度は仲間たち……否、元仲間たちが声をかける。
「やほー、ア・ス・ナ♪」
元仲間で最初に口火を切ったのはリズだった。
彼女は生まれたままの姿で、四つん這いの姿勢でキリトのチンポに奉仕している。
「ごめんねぇ、キリトのチンポはあたしらでもらっちゃったから。えへっ」
「な、何言ってんのよリズ……」
「だってぇ、そういうことなんだもーん。れろっ」
リズがキリトのチンポを根本からカリまで舐めあげる。キリトが「うぅぅ」と情けない声をあげた。しっかし小さいナニだなぁオイ。
あ、ちなみにキリトはすっぽんぽんにしてあるよ。
「アスナさんは十分お兄ちゃんを味わったから、別にもういいですよね」
冷めた声音を発したのはリーファだった。
彼女もすでに全裸で、キリトの睾丸をサワサワとマッサージしている。
「リーファちゃんまで! どうしちゃったのよ皆……もしかして」
そこでアスナが俺のほうに視線を移した。俺はニヤリと笑ってアスナの疑問に答えてやった。
するとアスナは何もかも諦めたのか、悲しそうに顔を伏せた。俺に陥落させられた自分の身を考えたら納得するしかないだろうね。
「ぷはっ、じゃあキリトのおちんちん、頂いちゃおっかな」
フェラを中断し、リズが騎乗位の体勢に移る。
キリトのチンポを握り、自分のおまんこにあてがう。
「んーっと、ここかな」
「やめてリズ! お願いだからやめてよ!」
死に顔だったアスナが急に顔を上げて叫んだ。やはりいざ自分の恋人が寝取られてしまうとなると、抵抗があるようだ。
「はあ?」
リズの冷ややかな視線がアスナを射抜いたようだ。
アスナはリズの迫力に気圧されるように「り、リズ……?」と怯んでしまった。
「アンタはキリトとたくさん良い思いしたじゃん。あたしらが横でどんな気持ちでいたかもしんないでさぁ。ねーリーファ」
「はい」
リーファが即答する
「…………」
アスナは何も言い返せず、ただ肩を震わせているだけだった。
「アスナ……すまん」
なんかキリトが謝ってる。
やれやれ、チンコびんびんに勃起させて何を謝ってるんだか。勃起してることそのものを謝罪しているのか?
「ではまずあたし、リズベットがいきま~す♪」
いいねぇ、リズのフザてた態度、アスナを嘲笑する感じ。
アスナはというと、ただただ始まろうとするリズとキリトのセックスを、ベッドの上から見ているしかない。
「あぁ……あ……うわぁ……」
なにやらキリトがうめき声を漏らし始めている。まだリズがチンポを握って膣口やクリにすり付けているだけで挿入してないぞ。
「じゃあ挿れるよ、キリト……」
リズはそう言うと、キリトのチンポをおまんこに導くべく、腰を落とそうとする。
が、
ぴゅるっ。
「え」
リズが動きを止め、腰を浮かせてキリトのチンポの様子を窺う。
……やべぇ、笑える。
いや、あんなに楽しそうにしてたリズの顔がみるみるうちに平板な表情になっていくからさ。
「うわ、キリト……ウソでしょ」
「お兄ちゃん……それはないよ」
リズと、さらには妹のリーファからも溜息混じりの非難がキリトに向けられる。
それもそのはず。
キリトはリズに挿入する直前にイッてしまったのだ。
ヤツの肉棒には白濁とした汁がベットリと付着している。
そのキリトはと言うと……
「あぁぁ……その、俺ぇ……」
ショックと情けなさで、目に涙さえ浮かべている。
しーん。
その場に白けた空気が流れる。
居たたまれないのだろう。キリトはリズとリーファの顔をキョロキョロと窺っている。
アスナはというと、この事態は予測していなかったのか、戸惑った様子でいる。ちなみにクラインは爆笑しそうになっているのを必死に押さえているようだ。安心しろクライン、俺もだ。
しかし本当に爆笑した者がひとりだけいた。
「あーはっはっはっはっは!!」
京子さんだ。
人格が変貌してしまったのかと思うほどに彼女は声をあげて笑っている。
「見なさいアスナ! この情けない男の姿をっ! 貴女がこれまでお相手した殿方に、挿入前に射精されたことがある?」
「……ないです」
「でしょう!? これが貴女が選んだ男の姿よ。たかが小娘二人を相手に怯んで、あまつさえ挿入前に果てちゃうなんて……あらぁ、もうすっかり萎えちゃってるじゃないの。勃起してるときとあまりサイズが変わらないようだけど。ふっ」
京子さんは鼻で笑うと、ツカツカとヒールの音を響かせてキリトに近づく。
「ちょっと退きなさい」
「え、あ……」
さすがのリズも京子さんには逆らえずに場所を譲る。
京子さんはキリトのチンポを見下ろし、
「ぺっ」
唾を吐きかける。
「うわぁっ」
キリトのペニスがピクピクッと反応し、ムクムクと起きあがってくる。
こいつ、Mなのかもな。
「唾液を吐きかけられて勃起しちゃうなんてねぇ。どれどれぇ」
京子さんがキリトにチンポの先端を指先でつまみ、フリフリとさせて弄ぶ。
「ねぇアスナ、こんな粗末なモノを挿れて満足してたの?」
「やめてよ母さん……」
アスナが震える声と涙で訴えるも、そんな態度はこの場では燃料を投下しているようなものだ。ここにアスナの味方はいない。
京子さんがニヤァと口角を吊り上げる。
「まだこの男の情けなさが分かってないみたいね。いいわ、母さんがこの粗チンを五秒でイカさせてみせるわ」
そう言うや否や、京子さんの手が高速で上下に動き始める。
「うわあああぁぁ! やっ、やめてくださいっ……イッたばっかで敏感に……!」
ぴゅる。
「あ……っ」
キリトがビクビクッと体を痙攣させた。
はい、五秒どころか二秒でイッたキリトくんでしたー。
……って、マジか。
いや、京子さんのテクの凄さは分かっている。それよりもキリトのショボさのほうに驚愕だ。
だが俺は驚くのが早かった。
のこり三秒で京子さんがさらなる成果を上げる。彼女は射精して若干萎えているチンポをさらにしごきあげる。
シコシコシコッ!
プシャアアッ!
「うわぁー!?」
はい、キリトくん男の潮吹き披露してくれましたー。
カリの先端からシャアアアッと潮をお漏らししちゃっているよ彼。
「京子さん、その辺にしときなよ。これでも彼、ここにいる女の子たちの憧れの的なんだ。情けない姿見せちゃあ可愛そうだろー」
おいおい誰だよ棒読み口調で心にもないこと言ってるヤツは。俺か。
「失礼しましたマサヤ様。ついカッとなってしまって。……アスナ、これで分かったでしょう。もうこんな男との交際はやめて、進学校に転校するのよ」
「うぅ……」
グスグスと鼻をすするアスナ。
頬に涙が伝い、ベッドに一滴、また一滴と垂れている。
そんな彼女を慰めているつもりなのか、クラインがアスナの頬をべろーんと舐め上げた。慰めてるワケないか。
クラインの息子はリズやリーファの裸も登場したせいか、より固く勃起しているように窺える。アスナのフェラが中途半端なところで中断してしまったこともあり、ムラムラして堪らないのだろう。
「クライン、アスナに挿れていいぞ」
俺がそう言うと、クラインにパァっと笑顔が広がる。
「マジすかっ。あざーす!」
「クラインお前ぇッ!」
キリトが声を荒げると、さすがにクラインは笑みを消した。
「……すまねぇな、キリト。だけどよ、俺もう決めたんだわ。我慢しねぇって。『使われる側』じゃなくて『使う側』になるんだってな」
「俺にはクラインが何を言っているのかわからない!」
そりゃハーレム状態だったヤツに分かるはずもない。
キリトと違い、クラインはこれまで女にろくに縁がなかった。仲間の中に女が多くいようとも、そいつらは揃いも揃ってキリトに目がいってるというじゃないか。
やってられねえよな、クライン。
いいぜ、俺の下で働いて、女どもを使い倒そうぜ。
飽きたら公衆便所として無料開放すればいい。
それもまた見物だぞ。
「あら、ちょっと見ない間に随分とたくましい殿方になりましたね、あの方」
京子さんが感心している。
「言っておくけど京子さん、これからはあいつが京子さんの飼い主になるんだからな」
「まぁっ。ではこれからは坪井様ではなくご主人様とお呼びした方がいいかしら」
「それは全部終わってからクラインに訊け」
「そうですね、……全部終わってから」
うふっ、と京子さんが雌の笑いをこぼす。
クラインはアスナを四つん這いにさせ、チンポを彼女のおまんこにあてがう。
キリトはギャーギャー騒いでいたが、リーファが彼にキスをして黙らせた。
リズはなぜかエネマグラを用意している。
そしてアスナは嫌々と首を振りながらも、尻を突き上げてクラインが挿入しやすいような体勢を取っている。
奴隷根性染み着いてるねぇ。
え?
俺は何をしているかって?
ようやくキリトとアスナの対面が実現して、感動のあまり涙しているところだよ。
笑いすぎてるだけだけど。くくくっ。
いかがだったでしょうか。
みんな大好きマジックなんちゃら号っぽくしてみましたw
え?
マジックなんちゃら号は開いたりしないって?
あれね、真っ最中に開けちゃえばいいんですよねぇ。
現実じゃ開かないんで、創作の中で開けちゃいました。
それとも僕が知らないだけで、いきなりミラーがオープンしちゃうなんちゃら号があったりするのでしょうか。
ぜひ見てみたいです。
今回の、キリトが挿入前にイッてしまう展開は、僕の友人たち32人(オール男w)に答えてもらった『女子との行為中で究極に情けないイキ方は?』というアンケートの結果を参考にしましたw
こんなことやってるから執筆が進まないんですよね(苦笑)
ちなみに挿入前ドピュが21人で1位でした。次回の更新で2位を出していきます。
このアンケート、全国規模でやりたいw
さて、物語も終盤なんですが、リアルの忙しさのせいで執筆時間の確保がままならず、次回の更新がかなり遅れる可能性が出てきました。
早くて一週間後。遅くて二週間後…たぶん。
本当に申し訳ございません。
クラインじゃないですけど、僕も『使う側』になりたいですな(切実)