ようやく一日の全ての授業が終わり、篠崎里香はウーンと伸びをした。
窓の外を見やってみると、朝は晴れていた空が今では暗い雲に覆われていて、一雨来てもおかしくなさそうなほどだった。
「リズさーん」
呼ばれて里香は振り向く。友人のシリカが教室の入り口で手を振っていた。
「今行くー」
スクールバッグを肩に掛け、里香ことリズベッドはシリカのところへ小走りで向かう。
リズベッドとは、ALOでの里香のプレイヤーネームである。SAOからずっとこのネームを使い続けている。それはシリカも同様だし、アスナやキリトもそうだ。
「やほーシリカ。ねぇ、あんた傘持ってきてる? 今にも降りそうだよ」
「持ってきてないですよぉ、だって天気予報では雨だなんて言ってませんでしたもん」
「だよねぇ」
「あの、キリトさんは?」
「キリトなら……って、もういないし」
リズベッドが教室を見渡してみると、すでにキリトの席は無人だった。
「今日もなんかの研究なんでしょうか」
「じゃないのぉ? 部活なのか個人的にやってんのか知らないけど、フルダイブ技術を応用して云々かんぬんとかってワケの分かんないこと熱く語ってたからね。アスナがいないと本当に研究一筋になっちゃうわねキリトは」
「そんなキリトさんも素敵ですっ」
「まあねぇ」
はぁ、とリズベッドは小さくため息をついた。
キリトは未だにリズベッドの心の中に居座り、事あるごとにSAOで初めて会ったときのことや、いっしょに武器の素材を探しに行った記憶を思い出させる。
そのたびに溢れそうになる暗い感情を、リズベッドはいつも抑えるのに苦労していた。
暗い感情を抑えるには、自慰行為に耽って頭を真っ白にするに限る。
以前はずっと指でクリトリスをさすって気持ちよくなっていたけど、最近ではそれだけでは物足りなくて、ネット通販でローターを購入してみた。
(あれはヤバい。マジヤバいよぉ)
初めてローターを使ったとき、リズベッドはあまりの気持ちよさに思わず失禁して大変な目にあった。
バイブの震えなんてスマホのマナーモードで慣れているから余裕でしょ。
などと思っていたリズベッドだったがとんでもない。
ローターをクリトリスに触れさせたときに全身に駆けめぐった快感は、まるでジェットコースターが急降下していくかのような感覚だった。
そんなパラダイムシフトとも言えるローターでのオナニーだったのだが、代償も大きかった。
(シーツと布団を家族に知られずに干すのは苦労したわぁ……)
その失敗以来、ローターでオナニーをするときは風呂でやることにした。風呂場ならどんなに尿を漏らしても問題ない。
喘ぎ声は、どうにか口を手にやって抑えているけど、どうしても漏れてしまう。
「……うっ、うぅぅん、あうっ、あふっ」
というような具合で。
(アスナはキリトにどんなふうに気持ちよくしてもらってんのかなぁ……なんか、ズルいな……)
「リズさん?」
「えっ、あっ……ゴメン、ボーっとしてた。あはは……」
「ならよかったです。体の調子が悪いのかと思って心配しましたよ。顔赤いですよ?」
「顔赤い? あははっ、暑いからかなー?」
陽気に振る舞ってパタパタと手のひらで自分をあおぐリズベッド。陽気なフリをして自分のキャラクターを演じるというのも大変だ。
暗い感情を隠さなくてはいけないから。
「アスナさんの親戚さんは大丈夫なのかなぁ」
「大丈夫っぽいよ。アスナからメール来たけど、無事に退院したってさ。せっかくだからニューヨークをしばらく見物してから帰ってくるってメールに書いてあったよ」
「それってただのサボりじゃないですかぁ」
「だよねぇ。ちゃんとお土産買ってきてくれるんでしょうねぇアスナ」
アスナはニューヨークに住んでいる親戚の体調が思わしくないとのことで、今は看病のため母親と共に日本を離れ、ニューヨークに飛んでいる。
ニューヨークに親戚がいるとか、いったいどんな家なのよ……とリズベッドは感嘆した。
「さーて、今日はどうしよっか。アスナはニューヨークでキリトは研究、じゃああたしらは?」
「うーん……シノンさん誘ってALOってとこですかねぇ」
「無難な選択だけどそれで……」
いこうか。
そう続けようとしたリズベッドだったが、
『二年B組篠崎里香、繰り返す、二年B組篠崎里香、至急、生徒指導室に来るように』
「えぇっ、何よ今の校内放送! あたし? あたしのこと? あたしなんもやってないよぉ? 同姓同名ってことはない?」
「二年B組の篠崎里香さんって、リズさんしかいませんよ……」
シリカが呆れていた。
★
「失礼しまーす」
ドアをノックし生徒指導室に入ってみると、担任の男性教諭と、なぜか校長までもがソファに座っていた。
もうひとり、女性が校長と教諭に挟まれる形で腰を下ろしているが、こちらの女性はリズベッドの知らない人だった。年齢は三十代後半から四十代前半ぐらいだろうか。
少しきつめの顔立ちだけどとてもきれいな女性だった。真ん中で分けたセミロングの黒髪は艶やかでサラサラだ。
真紅のパンツスーツをビシッと着こなしているので、どっかの会社の敏腕キャリアウーマンなのかなぁ、などとリズベッドは思った。
「まあかけたまえ、篠崎さん」
担任の教諭に促され、リズベッドはガラステーブルを挟んで向かい側のソファに腰を下ろした。
(何かしたかなぁあたし……あっ、この前のテストの点結構悪かったからそれかぁ?)
色々と後ろ暗いことが多いリズベッドだった。
が、彼女の心配とは裏腹に、向かい側の三人の大人たちは笑みを浮かべている。これから説教を垂れる人間の顔とは思えない。
口火を切ったのは校長だった。
「生徒指導室などに呼び出されて緊張しているとは思うが、我々は別に君を叱るつもりで呼んだわけではないのだよ」
「は、はぁ」
緊張するなと言われても無理な話しだった。校長なんて何かの行事で壇上に立つ姿しか見ないのが普通である。
その校長はというと、暢気にガラステーブルの上に置かれているティーカップを手に取り口をつけていた。
「うむ、我ながら素晴らしい味だ。冷めないうちに君も飲みたまえ、篠崎さん。このハーブティーは私が栽培したハーブを使った自信作なんだよ」
「え、そうなんですかっ」
それはスゴい、とリズベッドは思わず前のめりになる。
ハーブティーはALOの中でも登場し、アスナがよくいれてくれるから身近に感じられる。リアルで栽培となったら手間も大変だろうし、何より校長がハーブ栽培をしていたのが意外だった。
「いただきますっ」
リズベッドもティーカップを手にし、一口飲んだ。
気のせいだろうか。向かいに座る女性が一瞬、ニヤリと口角をつり上げたような……。
「どうかな、味のほうは」
「美味しいですっ。香りもいいですし、とても落ち着き、ます……」
落ち着く、というよりは、眠くなると言った方が正しかった。
それでいて体の内側から熱が広がっていくようで、背中がじんわりと汗ばんでいる。
「あれ、あた……し、なんか」
変。
そう感じた瞬間に、リズベッドの視界はブラックアウトした。
★
久々に『学校』ってやつに来てみたけど、なかなかどうして、悪くない。美味そうな女子生徒がうようよいるじゃないか。
SAOサバイバーたちが通う学校とやらに来て敷地内を軽く散歩しているんだけど、調教したい女が放し飼いにされている。もったいないな。
「リズさん大丈夫かなぁ」
すれ違った娘が独り言をつぶやきながら歩いていった。背は低く、薄茶色の髪を二房に結っていた。
ああいうロリはかなり需要がある割に入手しづらいため、結構値が張る。俺の元にもロリ奴隷を売ってくれというオーダーがもう十件以上入っているのだが、あいにくと在庫がなくてほとほと困っていた。ちなみに依頼主はほとんどがソープ店。ソープ店もまた客の需要があるのだろう。
……いいな、あの娘。
奴隷として調教され、ソープに買い取られ、会ったばかりの客の股間に三つ指立てて平伏し、洗ってもいないチンポをしゃぶって即挿入して下のお口でミルクを飲むボランティア、なんて素晴らしい進路を俺は提示できるんだがどうだろう。世のため男のため。
そんな誘い文句はもちろん言わずに心に留めておき(ついでにあの小さい娘の顔も覚えておいた)、俺は学校敷地内の散歩を続けた。
しばらくして電話がかかってきた。
『いやぁ京藤のお坊ちゃん、お、おふぅ! お、お待たせしましたねぇっうっ。やっと生徒が眠ってくれましたよ。はぅっ』
「わかったからお坊ちゃんはやめろよ校長。今すぐそっちに行く」
あと野郎の喘ぎ声なんて聞きたくないんだけど。
★
生徒指導室に行ってみると、まず俺の目に飛び込んできたのは二本のペニスだった。どっちもそそり立ってはいるが、大したサイズではない。
校長と男性教諭が下半身だけ生まれたままの姿となっている様は実にシュールだ。教育現場のリアルがこれかぁ。俺が通ってた高校はどうだったんだろうなぁ。
そしてその二本のチンポを交互にしゃぶっているのが、
「ちゅぱっじゅぼっじゅちゅうぅ、ぷはっ……あ、マサヤ様、いらしたんですね」
京子さんが口から唾液だかカウパーを垂らしながら言った。彼女もまた下半身だけ全てを晒している。三人の地位ある大人がチンコとマンコを露わにしてハァハァ言ってる姿は目眩を覚えるな。
世の学生諸君、世間的に地位のある大人連中も実はこんな感じですよ。京子さんなんてフェラしてるだけなのに股間から愛液垂らして床に水たまり作ってるし。
「そこで眠りこけてる女子がアスナの友達か?」
「はい、名前は篠崎里香。ゲーム内ではリズベッドと名乗っていて、アスナたちもそう呼んでいるそうです」
「ふうん」
ソファの上でスヤスヤと寝息を立てている娘は、なかなかのスタイルの持ち主だった。制服越しに軽く胸を揉んでみると、大きさはさほどではないが弾力はあった。悪くない。
★
この状況を作るのはいささか面倒だった。
手元にあった駒で使ったのは『京子さん』『アスナのスマホ』、そして『親父』だった。
まず個人情報の固まりである『アスナのスマホ』から調べた。さすがは十代というべきか。
あるわあるわ、感情を吐露したメールのやり取りが。
キリトという男との甘い言葉の囁き合いなんてもう読んでいられなかった。これはアスナの調教が完了したときに、彼女自身に消させよう。
ほかに頻繁にメールのやり取りを交わしていたのが『リズベット』『リーファ』『シリカ』の三人、あと最近は『シノン』という名前も散見された。
とりわけリズベットとのやり取りはメールだけでなく電話でも頻繁に行われていた。友人関係の中ではリズベットが特に親しいと俺は睨んだ。
当初の予定ではアスナのスマホからキリトの個人情報を入手し、ヤツにアスナが百人にヤられている映像を送りつけてNTR完了とする予定だったのだが、リズベットの存在が明らかになり、方針を変えることにした。
どうもキリトという男にはヒーロー気質があるようなのだ。
京子さんによると、ALOに囚われていたアスナを助け出したのはキリトだという。もしアスナのあんな映像を送りつけたりしたら、彼は助け出すために何らかの行動に出るだろう。
彼の執念は警戒すべきだ。
ならまず、アスナとキリトの周囲から瓦解させ、最終的には彼らの関係を空中分解させればいいのでは、と俺は思いついた。
というわけでリズベッドをこちら側に引き込むことにした。
方針が決まればあとは簡単だった。
まず最初にリズベットとキリトにアスナのスマホからメールをし、しばらく海外に行くから学校は休むと伝えておいた。いつまでも連絡が取れず不在では怪しまれるからな。不在の理由は海外の親戚がうんたらかんたら(適当)。
それからうちの一族御用達の興信所にアスナのスマホを渡し、リズベットの本名から住所氏名家族構成などあらゆる情報を調べさせた。
その仮定でリズベットの父親が風俗通いをしていて、しかもそれが俺が調教した女たちが働いている店だったことが分かった。
もちろん証拠映像はバッチリだ。しかし赤ちゃんプレイが好きだなんて、マニアックな父親を持ったものだな、リズベット。
『ほーら篠崎ちゃあん、パイパイでちゅよぉ』
『ふんぎゃあ、ママーン、ぱいぱーいだいちゅき~っ』
なんて言いながら自分より年下の女の乳首をチュパチュパしてる父親の姿を見たら、リズベットはどう思うだろう。
それはさておき。
学校は最初から明らかになっていたので、本名さえ分かれば個人の特定は容易だった。あとは適当にリズベットの学校帰りにでも後を付けて人気のないところで……という強硬手段を考えていたのだが、嬉しい誤算があった。
ここで登場するのが『親父』という駒だ。
簡単に説明しておくと、うちの親父は京子さんが教授をしている大学の学長を務めつつ、裏の世界では風俗業界で知らない人のいない敏腕経営者でもある。とあるソープ街の全てがうちの一族の傘下であることは裏世界では有名である。
話しを戻そう。
SAOサバイバーたちが通う学校の校長は、俺の知っている人物だったのである。
校長は俺の親父の大学時代の後輩で、よく子供の頃に俺は彼に挨拶されたもんだ。
『坊ちゃん、今日もお元気そうで~』
なんてニヤニヤ笑いながらね。でも俺には分かっていた。
あいつは俺に挨拶するのを口実に、京子さんを見に来ていたんだってな。だって校長、いつも俺が京子さんをヤッてるときに限って挨拶してたからね。
校長は京子さんが欲しくて欲しくて仕方なかったんだ。
ここで『京子さん』という駒の使い時だ。
俺は今回の件で、校長に京子さんを貸し出すことにした。期間は一週間。期間が短いのと、そもそも京子さんが昔に比べて劣化しているので拒否されるかもしれない、と俺は危惧していたが校長は、
『それは本当ですかな!!』
と有頂天になっていた。
まあ拒否られた場合は親父の名前だして無理矢理従わせる気満々だったけどね。
そんなこんなで京子さんを校長にレンタルし、その見返りに校長がリズベットを呼び出し、“ハーブティー”を彼女に飲ませてダウンさせるに至った。もちろんハーブは俺が事前に渡しておいたものである。
「あんっ、あうっ、ひゃふんっ」
京子さんが立ちバッグで校長に突かれていた。
ずちゅっ、ぶちゅる、ずちゅるるっ。
ぱんぱんぱんっ。
卑猥な音が生徒指導室に響き渡っている。
校長は脂ぎった顔をニタァとゲスな笑みで染めて、京子さんの尻をナデながら腰を振っている。
「結城教授、ぼ、僕のも……」
「んふ、分かっているわ」
妖艶な笑みを浮かべ、京子さんは眼前にある肉棒をじゅぼっとくわえて、
「んぅっ、じゅるるるっ、じゅぼ、じゅちゅるるっ!」
激しいディープスロートを披露していた。ちなみに肉棒の持ち主はリズベットやキリト、アスナの担任教師である。
気持ち良さそうな顔してるねぇ。
ちなみにこの模様も隠しカメラでバッチリ撮影してます。これをネタにすれば、校長と男性教師を駒として使用できる。教育現場に駒を持っておくと、何かと役に立つんだよね。
それにしても校長が京子さんをほかの男にシェアさせてやるとは意外だった。レンタル期間中ずっと独り占めしてセックスの限りを尽くすかと思っていたのだが。
まあ、いざというときに責任逃れのための駒として使うのだろうけどな。
教育現場の腐敗を尻目に、俺はソファの上で寝息を立てているリズベットに目を向けた。
「んじゃまあ、サクッと洗脳しちゃいますか。ハーブの力、見せてもらうぜ」
★
リズベットは霧の中を歩いていた。
視界は不明瞭で、自分のつま先すら見えない。
ここはどこだろう。
そんな当然の疑問さえも、今の彼女には浮かばない。
ただ、呼ばれるままに歩くだけ。
呼ばれてる。
誰かに、呼ばれてる。
自分を必要としてくれている誰かの声が。
『リズベット』
(誰なの?)
『リズベット、俺だよ』
(もしかして、キリト?)
『彼は君を呼んだりしない』
(そんなこと……!)
『なぜなら彼はアスナの所有物だからね』
(うっ……)
『その反応から察するに、君はキリトのことが好きなんだね?』
(そんなのアンタに関係……)
『俺の言うとおりにすれば、キリトをリズベットに振り向かせることも可能なんだけどなぁ』
(えっ……!)
『そもそもおかしいと思わないかい? なぜアスナはキリトを独り占めにしているんだい? 彼女がキリトを“みんなの所有物”として共有すれば、誰も傷つかずに済んだのに』
(何も知らないくせに知ったようなこと言わないで!)
『分かるよ。キリトの周囲にはあまりにも女の子が多すぎるからね。大方、みんながキリトのことを好きなんじゃない?』
(……っ!)
『図星だったみたいだね。でも勘違いしないで欲しい。僕は君を、いや、君たちを責めているワケじゃないんだ。ただ、アスナがキリトを独占しているからこそ、君たちの関係はとても歪んだものになっているんじゃないか、と問題提起し、その解決策を示そうとしてるんだよ』
(……解決、するの?)
リズベットは今でもキリトのことが好きだ。
そしてそれはほかの子も同じだろう。特にあの子はキリトと幼い頃からいっしょにいただけに人一倍……。
見えない誰かの言うとおり、キリトとアスナ、そして二人を囲む周囲の関係は歪んでいる。
アスナだってきっと気づいているのだ。
リズベットがキリトのことを好きだということに。
ほかのみんなもまた、キリトに好意を寄せているということに。
なのに、アスナは……。
もし。
もしも。
このいびつな関係性を変えられるとしたら、解決できるなら……。
見えない誰かの声は、リズベットにこう答えた。
『解決できるよ』
霧が少しずつ晴れてきた。
次第に、見えない誰かの顔が、見えてきた。
知らない男だった。
けれど不思議と、リズベットはその男を信じていた。
★
リズベットが虚ろな瞳を俺に向けている。
どうやら洗脳には成功したようだ。
「京子さん、凄いよ。京子さんの開発したハーブ。あっという間にリズベットちゃんを洗脳できちゃったよ」
「……っ、ぶふっ、ふううんっ……!」
あー、ごめん。空気読めてなかったわ、俺。
京子さんは今まさに、上の口と下の口でチンポミルクを注いでもらうところだった。雌豚にとってはご褒美タイムだもんな。いわば餌だ。
「いぐぅ!」
と校長が顔を真っ赤にしたかと思えば、
「校長、僕も……!」
と教師もまた絶頂を迎える直前に。
次の瞬間、
びゅるるっ。
どぴゅっ!
「・・・ううぅぅむ」
京子さんが獣のように呻いている。苦しいのと気持ちいいのがないまぜになって、アタマ真っ白なんだろうな。
やがて校長と教師の射精が止まり、二人は京子さんから肉棒を抜く。
「あふうぅん……」
切なそうな表情を浮かべる京子さん。京子さんの口元と教師のチンポのカリの間に、でろーんと精液の架け橋がかかっていた。
みんな楽しそうで何よりだ。全員が教育者名乗っちゃってるのが痛すぎて笑える。
リズベットはというと、教育者3Pが展開しているというのに、まるで見えていないかのようにぼんやりとしていた。良い調子だ。
それにしても、アスナとキリトの周囲の人間関係が、ここまで俺の思った通りだとは思わなかった。
彼らの関係性を調べていく仮定で、キリトの周囲にはやけに女の子が多くいるように思えた。俺が言うのもなんだがハーレム状態である。
しかし付き合っているのはアスナ。
そしてその周囲をまるで囲むようにしてリズベットを始めほかの女子が固めているように俺には感じられた。
(コイツら全員、キリトのこと好きなんじゃないのかぁ?)
だとすると内部崩壊させやすい。
そう睨んで、俺はリズベットを洗脳し、本音を聞きだした。案の定、リズベットはキリトに好意を抱いていた。ほかの女子連中も同様だと言う。
ようし、ここからが腕の見せ所だぜ。
「じゃあ校長、俺はこれで失礼するよ。京子さんのことはレンタル期間なら自由に使っちゃっていいから。前の穴だけじゃなくて後ろも調教済みだし、鞭も浣腸もいけるよ。なんなら上の口を小便器として使っちゃってもいいぜ」
「ありがとうございます坊ちゃま!」
「こっここ校長っ、僕は前々からアナルセックスをやってみたくて!」
「ワシは鞭だっ。鞭で叩きたくて仕方ないわい!」
教育現場ってストレス溜まるんだろうな……。
「立てるかい、リズベット」
「立て、ます……」
ややふらつきながら、リズベットは立ち上がった。
盛り上がる校長と教師に同情しつつ、俺はリズベットと手をつなぎ、その場を後にしたのだった。
まず始めに、リズベットが『二年B組』っていうのは僕が勝手に設定してしまいました。アスナとキリトと同じクラスにしたのも僕の都合です。スイマセン。
そしてリズベットを登場させておきながらまさかの京子さん展開で、いや本当にもう重ね重ねスイマセン…。
今回のエピソードは、今後の物語を作るための土台作りみたいなもので、当初はエッチシーンは皆無だったんですよね。ただ読み返してみて「これはないな……」と思って京子さんに登場していただきました。
今回分かったことは、調教済みのキャラを最初から用意しておくと何かと便利ってことですね。京子さん使い勝手良すぎ。
次回こそはリズベットのあんな姿やこんな姿を描いていくつもりです。
現在執筆中ですが、色々あってこれまた苦戦しています。
しばしお待ちを。
あと、たくさんのお気に入りと感想、ありがとうございます。
時間の関係で感想の返信はできておりませんが、ありがたく読ませていただいております。とても励みになっています。感謝してもしきれません。
ありがとうございますっ。