『ど、どうして大きくなってるんだよ』
『それは大好きな人とこんなことしてたら、なるようになりますよ』
『ふ、ふーん。あたしのことが好きだから大きくなるのか?』
ポクポクポク、チーン。
カイズの中で全ての線が繋がった。
「って、えええっ!!えっと、それは言葉のあやといいますか、いやその前にヴィータさんが純粋無垢すぎるといいますか!!」
「そうやってごまかさなくてもいいんだぞ。どうせあたしの体に興奮なんて―――――」
「してますよ。めちゃめちゃしてますって!だってこんなにでかくしてるのに、興奮してないって方がおかしいですよ!!」
「えっ?興奮してもおちんちんって大きくなるのか??」
「というか、邪な気持ちがなくちゃこんなになりませんって。ヴィータさんもありませんか、急にムラムラーってしてしまったり、ビリビリって体に電気が走ったこと」
「えーっと」
ヴィータは人差し指を口元に添える。そしてしばらく考えると小首を傾げた。
「特にないけど」
「……………………なんかすみませんでした」
「お、おい、なにいきなり土下座してるんだよ」
「いえ。こんなピュアなヴィータさんにムラムラしてすみませんでしたと」
「あ、謝るんじゃねえよ!あ、あたしはその、う、嬉しかったし」
「ヴィータさん?」
「だ、だってカイズがあたしの体にしっかり興味持っててくれて。その、安心したって言ってるんだよ!!」
ヴィータはカァーと顔を赤くすると、両頬を押さえ逃げるようにその場にしゃがみ込んでしまう。
カイズが自分の体に興奮してくれている。それがわかると、急激に羞恥心が膨れ上がったのだ。
「な、なあ。あたしの体のいったいどこがいいんだよ」
「全てです!」
「そんな漠然としたした答えじゃなくてよー」
「えっと、まずヴィータさんの髪の毛が好きですね。普段歩くたびに横に揺れる二つのおさげは、見てて握りたくなります。でもその髪をほどくとさらさらと髪にウェーブがかかってて、急に大人っぽい印象になってそのギャップにぐっときますね。あと俺の手で全て包むことのできる小振りな胸も好きです。何だかヴィータさんの大切なところを全て掴めるっていう優越感にひたれますから。お尻も小さいながらも張りがあって飛び込みたい気分になりますし、あと爪が綺麗な足も――――」
「ちょ、ちょっと、わかった。もういいから!あ、あんまり恥ずかしいこと言うなよ……」
「だってヴィータさんが言えって言ったんじゃないですか」
「だからもうわかったっていってるんだよ。とりあえずいろいろわかったから、土下座の体勢じゃなくて椅子に座り直せ」
「あ、はい」
ヴィータに言われるがままに、頭を上げると椅子に座り直す。だが未だに立ちっぱなし、いや、反りっぱなしの肉棒を見ると、ヴィータはごくりとある決意をつける。
「ほ、本当にお前はあたしみたいな小さな胸に興奮してるんだな」
「まあ小さな胸というより、ヴィータさんの胸だからっていうのが大きいですけど」
「…………わかった。だったら、そのまま少し座ってろ」
「ん、はい?」
また体を洗ってくれるのだろうか。そんなことを考えていると、ヴィータは彼の目の前でひざまずく。
――――そして、自らの胸を彼の肉棒に近づけた。
フニャ。小さいながらも女性特有の柔らかさを感じると、カイズのそれは激しく暴れ出す。
「ヴィ、ヴィータさんなにを!?」
「だってお前はこうやって胸でされるのが好きなんだろ」
「えっ、なんでそれを」
「……ベッドの下」
「――――ッ!」
カイズは背筋が寒くなるのを感じると、必死に弁明する。
「あ、ああ、あれはヴィータさんと再会する前に買ったもので。それに俺はヴィータさん一筋ですし、大きさは関係なくヴィータさんだからこそ」
「別に攻めてるわけじゃねえよ。あたしのことが好きだって言うのはもうよくわかってるし。それにあたしだって、頑張って寄せあげれば、うんしょ、うんしょ」
ヴィータはそのスレンダーなボディーを背中のほうから懸命に寄せあげる。するとそこには、本当に小さい谷間できあがった。
「こ、これでおちんちん挟むんだよな。えっと、こうでいいのかな」
ヴィータの谷間がカイズの肉棒を包み込む。だがそれはパイズリというより胸を押しつけているというほうが正しいであろう。
だが今まで触れたことのないヴィータの胸の感触。そしてヴィータが自分のために一生懸命奉仕してくれている。その二つのスパイスにカイズの肉棒は興奮しっぱなしだった。
「こ、こら、あんまし動かすな」
「す、すみません。でもヴィータさんの感触が気持ちよすぎて、俺、俺」
「~~~~!そ、そういうことならしかたないけど。で、でもあとどうしたらいいんだ。結局あたしが見たのってこうやってるページだけだったし」
「だ、だったらちょっと胸をいじっていいでしょうか?」
「手で揉むってことか?」
「い、いえ。……こ、これで」
カイズは天を仰ぐ肉棒をヴィータの前に突き出して見せる。
「で、でも、それでどうやっていじるんだ」
「えっと、こうやってです」
カイズは自分の分身を握り込むと、その先をヴィータの小さな胸に押し当てた。
「うわ。ヴィータさんの胸、本当に気持ちいいですよ」
「あたしはなんか。くすぐったいな」
笑い声をあげないように、必死に耐える。それを胸をいじってもいいという肯定のサインと思ったのだろう。カイズは改めて握り直すと、亀頭でヴィータの胸をいじり始める。
突き上げるように、横からのめり込ませるように。上下左右でヴィータの胸を弄ぶと、くすぐったい感覚にヴィータはお腹を抱えていた。
「そ、それじゃあ……」
「ん?」
カイズは一度肉棒を胸から放す。そして鈴口で狙い定めると、ヴィータの乳首にそのまま押し当てた。
「あっ、ふあっ!」
乳首をイジられた瞬間。体中を走り抜けるビリビリとした感覚に、ヴィータは一瞬気を失いかける。
「な、何だいまの。か、体がビリビリって」
「もしかして感じてくれたんですか」
「感じる?感じるってなんだ!?」
「…………えっと、こういうことです」
「ん、あんっ!」
もう一度乳首をいじられると、ヴィータは艶めかしい声をあげる。
「い、今の声。あたしがだしたのか」
「そうですよ。それが感じるってことなんです」
「これが。……あたし感じてるんだ」
ヴィータは初めての感覚にドキドキしながら、ぷっくりと浮き上がった自身の乳首を見る。
何だかいけないことをしている気分になり、その背徳的感情に胸の高鳴りが増した。
「…………すみません。ちょっと失礼します」
「えっ、あっ!」
驚くヴィータを気にすることなく。カイズは彼女の胸を握り込むと、その谷間に自らの欲望を包み込ませる。
そして火がついてしまうほど、勢いよく擦りつけ始めた。
「ん、はっ、はっ、はっ、ヴィータさん。ヴィータさん!!」
「ん、カイズ、カイ、んんっ!」
肉棒を押しつけられ。そして胸を揉まれながら乳首をイジられると、ヴィータの声がさらにと艶のあるものになる。
ヴィータは今までに感じたことのないビリビリとした感覚に連続で襲われ続けた。
「な、何かあたし変だ。あ、頭が真っ白になってきた」
「俺もすごく気持ちよくて。全然腰が止まらないです」
胸で挟み、亀頭を押しつけ。一心不乱に腰を動かすと、その反り上がりはさらに角度を増す。
それに合わせ、ヴィータもまた息づかいが荒くなっていった。
「ヴィータさん、こ、このまま出していいですか!この一週間全然出してなくて!!」
「またあの白いおしっこか。い、いいぞ。カイズが出したいんだったら。また思い切りだしていいんだぞ!」
「ありがとうございます。ヴィータさん、ヴィータさん!」
「あっ、ふあぁぁぁぁっ!!」
――――ビュビュビュビュ!
最後にヴィータの胸に思い切り亀頭を擦りつける。そして全ての吐き出すように、大量の精液でヴィータの胸を汚していった。
カイズは射精の余韻にひたりながらも、ヴィータに目を向ける。
「ヴィータさん、その、ありがとうござい。――――ヴィータさん!!」
カイズの視線の先で、ぐったりとしながら、ヴィータはぐるぐると目を回していた。だがそれは仕方のないことだ。今回のことはカイズにとってはいつもより激しく気持ちのいい行為であっただけだ。だがヴィータにとっては未知の感覚であり、その気持ちよさすら初めてのことなのだ。
「きゅー」
そして普段絶対にあげないような声とともに、ヴィータは意識を失ってしまうのだった。
「ん、んん?」
自分はいったいどうしてしまったのだろうか。どうしよもなく体が火照っているのはわかる。だが今自分がどこにいるかすら、彼女にはわからなかった。
「あたしはカイズの家に来て。それで一緒にシャワー浴びて。ふあっ!」
シャワー室であったことを思い出すと、恥ずかしさのあまり一気に頭が覚醒する。
その声を聞きつけ、すぐにカイズがヴィータに駆け寄る。
「よかったヴィータさん。気を失ったときはどうしようかと思いましたよ」
「えっ、あ、カイズ?ああ、そうか。そりゃカイズの家にいるよな」
ベッドから起きあがると時計を見る。時刻は夜の十一時。初めからお泊まりしてきていいとは言われていたが、どうやらはやての言葉通りになってしまったようだ。
ヴィータは一度深呼吸をすると、心を落ち着かせる。そして心の中にある疑問を口に出した。
「えっと、お前さ。もしいろいろため込んでるんだったら、その、が、我慢しなくてもいいんだぞ。そのせいであたしもちょっと勘違いしちゃったわけだし。それに結構ショックだったんだからな」
「ショックと言いますと?」
「この前カイズの家に来たときだよ。お前、あたしがバスタオル一枚で出てきても素知らぬ顔だったじゃないか」
「い、いや、さっきも言ったとおりあの時も結構我慢してたんですよ」
「だからどうして我慢したんだよ。も、もう付き合って二ヶ月くらい経つし。その、一般の恋人がどのくらいでそうなるかは知らないけど。…………別にあたしはいいんだぞ」
恥ずかしさを堪えて、ヴィータは本心を口にする。
「いえ、まだいいです」
そしてカイズはそれを一刀両断した。
ヴィータの顔がサァーっと青くなる。だが彼の言葉はまだ終わっていなく、さらに言葉を続ける。
「えっと、黙ってたんですけど今ちょっとお金貯めてるんですよ。で、そのお金がある程度貯まったら。そしたら俺と旅行に行きませんか」
「旅行って。今はその話じゃなくてな」
「いえ、その旅行先は海の見えるロマンチックなホテルにしようと思ってるんです。俺が告白したときにヴィータさん言ってましたよね。初めてはそういったロマンチックな場所がいいって」
「…………えっ?ちょ、ちょっと待ってろ」
ヴィータは額に指を当てると、二ヶ月前のことを思い出す。
『そ、それはまあ、あたしもお前のことは、そ、その好きだけどよ。で、でもだな。あ、あたしはこういったこと経験ないし、出来れば海の見えるホテルとかそんなロマンチックな場所のほうが…………。あっ、らしくないって笑うなよ。あたしだって、その女の子なんだからな……』
「…………言った。テンパってたけど、確かに言ってたな」
「はい、だからその約束を守るために、俺は日々ヴィータさんにムラムラするのを無理矢理押さえ込んでるんですよ」
「そ、そうだったのか」
本人でも忘れていた。いや、むしろ聞こえていたとは思わなかった言葉が、カイズを縛っていたとは。
「って、それだったらわざわざ遊園地で好きだって言う必要なかったんじゃねえか!!」
「ど、どういうことですか?」
「…………いや、なんでもねえ」
好きと一度も言ってないが故に、あれだけ苦労して告白したのに。何だかいろいろと空回っているなと、ヴィータは頭を抱えた。
「何だかよくわかりませんが。だ、だけど待っててくださいヴィータさん。俺、頑張ってお金貯めて。一生の思い出に残るような綺麗なホテル探すんで!!」
「そ、そのことだけどよ。えっと、あの。……別に普段もエッチなことしてもいいんだぜ」
「えっ?ヴィータさんなんて――――」
「だ、だからまあ予行練習だよ。さっきだって胸をイジられただけで気絶しちまったし、本番する前にちょっとずついろいろなことをして慣らした方がその、いいかなって。……って、何でそんなに目を輝かせてるんだよ」
「い、いえいえいえいえ。で、で、でも、そ、そう、で、ででで、ですよね。本番行為はしなくても、す、少しずつ慣らしたほうがいいですよね!!」
「なに鼻息荒くしてるんだよ。ちょっとこええぞ」
「え、あ、ん、んん!ふぅ、もう大丈夫です。でも俺も賛成です。正直ヴィータさんがかわいすぎて、自分の理性がどこまで保つか不安な面もあったので」
「そ、それじゃあよ」
ヴィータは両人差し指をちょんちょんと合わせると、上目遣いでカイズを見る。
「あ、あたしにエッチなこと教えてくれよな」
「は、はい!!」
感極まると、カイズはヴィータのことを羽交い締めにする。普段落ち着いているカイズの豹変っぷりをみると、もしかして自分は大変なことを言ってしまったのではないかと不安が募る。
「まあだけどいいかな」
未知のことに不安はある。だが喜んでいるカイズの姿を見ると、ヴィータもまた笑みを浮かべていくのだった。