「おにいちゃん、気持ちいいですか?」
「わあ、お兄ちゃんの背中おっきい……」
ボディソープを泡立てたボディ洗い用のスポンジで二人に背中を洗われる。小町は遠慮のない感じにゴシゴシとスポンジを擦りつけ、いろはは産毛の一本一本を磨くように丁寧に滑らせてくる。普段は直接手が届きにくいこともあって上手く洗えているか微妙な背中を人に洗ってもらうという行為は予想以上に気持ちよかった。それも、彼女たちが相手ならなおさらだ。
「ん、しょっ……ん、しょっ」
「ごーし、ごーし」
入念に、慈しみを込めるように一生懸命洗われていると、汚れと一緒に疲れまで落ちていくような錯覚を覚える。二人が風呂に押し掛けてきたときはどうしたものかと焦ったが、この様子だと夕食の時のようなおかしなことにはならないだろう。
「よいしょっ、と。こんな感じかな?」
「そうだね。おにいちゃん、シャワーかけますよ~」
「おう」
了承の声を上げると、シャワーの温水がそっとかけられる。右肩から首の付け根、左肩へとゆっくり流水が流され、泡を落とす。柔らかい手でペタペタと背中を触られると、こそばゆくて変な声が出そうになってしまう。いけないな、せっかく妹たちが善意でやってくれているのに邪な感情を抱いてしまっては……。
ムラムラと仄かに沸き上がってくる劣情に耐えていると、背中に当てられていた流水が途切れる。どうやら泡が流れ切ったらしく、後ろからいろはの「よし」という声が聞こえた。
「おにいちゃん、背中終わりましたよ~」
「そっか、ありがとな。じゃあ……うあっ!」
後は自分でやる、と言おうとした声は、後から湧いてきた呻きにも似たそれに掻き消されてしまった。原因は突然身体の前に回された細い腕。首だけで振りかえるとにい、と笑ういろはと目が合って。
……あぁ、これはダメだ。
「他のところも綺麗にしてあげますよ?」
いろはの表情は性独特のいやらしい雰囲気を醸し出しており、その声にも明らかな熱
が絡んでおり、聴覚から俺の理性を溶かしにかかる。
おかしなことにならないはずがなかった。彼女たちは最初からその気だったのだから。
とてとてと俺の正面に回り込んだいろはは小さく意気込むと、ボディソープを普段彼女が使っているのであろう泡立てネットで泡立てる。ネットから生成されたきめの細かい泡を素手で掬い取ると、俺の胸の上でそっと塗り広げた。
「おにいちゃんのお胸、あわあわになっちゃいましたね~」
肌に触れるか触れないかの微妙な距離で胸部からみぞおち、腹部を撫ぜられる。ふわふわの泡の触れる面積が増える度にゾクゾクと背筋が震え、自然と息が荒くなる。脇腹を小さな手が掠める度に漏れそうになる声を抑えている俺が面白いのか、いろはの口からふふっと笑い声が漏れ、ただそれだけで羞恥心に顔が熱くなるのを感じた。
それだけでも刺激としては十分だというのに――
「じゃあ、小町はこっちを洗うね!」
静かだった末妹が手に乗せたボディソープを俺の腕に塗りつける。泡立っていない原液の石鹸水は数個のシャボンを浮き上がらせながら腕を鈍くてからせていて、どことなくいやらしい。いや、いやらしく感じてしまうのはこのシチュエーションに呑まれてしまった俺のせいなのかもしれないのだが。
それにしても、手でボディソープを塗りたくるだけでは身体は綺麗にならないのではないだろうか。
「えへへ~」
「よっ……んんっ」
「えっ、おいお前らっ」
そう思っていた時期が俺にもありました。
ある程度身体に泡とボディソープをまぶし終えた二人が、何の躊躇もなく密着してきたのだ。いろははハグをするように正面から抱きついてきて、柔らかい性肉を押し付けてくる。さらに身体を上下左右に揺らしてその胸で泡越しに俺の身体を撫ぜてくるのだ。すべすべとした女の子らしい肌が擦れる度にむずり、むずりと鈍い刺激が沸き上がってくる。
さらにやばいのは小町だ。泡立てていないボディソープに濡れた腕に跨り、腰をカクカクと震わせてくる。わずかに生えた恥毛がショリショリと擦れてソープを泡立て、ぷにっとした恥丘がその泡を再び塗りつけてきた。俺ですらほとんど触れたことのない女の子の花弁は、熱でもあるのではと思うほど熱い。
これじゃあまるで、ネットで一度見たソープじゃないか……。
「ぁふ、これ……おっぱいが擦れて……」
「ぅぁ……気持ちぃぃ、気持ちいぃよぉ……お兄ちゃん、お兄ちゃんっ」
なにこれ。なにこれ、なにこれなにこれ!
金属バットで殴られたような衝撃が頭を貫き、クラクラしてくる。身体中の神経が官能的な情報のみを絶え間なく脳に送りつけてくるのだから、なおのことたちが悪い。
身体のいたるところから女性的な柔らかい感触が伝わってきて、嗅覚はボディソープの香りでは隠しきれないほどの甘ったるい匂いで肺が満たされ、むせ返りそうだ。視覚はいたるところが肌色で埋め尽くされているし、鼓膜は二人の漏らす悩ましい声で情欲のままに震える。いや待て小町、耳に唇を押し付けて直接喘ぎ声を送り込んでくるな! ダメ! 熱い湿った吐息もダメ! いろはも自分の乳首と俺の乳首を何度も擦りつけんな!
「んぐ……ぅ……ふー、ふー」
声を必死に抑えようとすれば当然呼吸は乱れ、息は荒くなる。いや、それ以前にこんな状況で平常心なんて保てるわけがないのだが……。
そして、その興奮は当然のように一点に集まるわけで、真正面にいたいろはがそれに気づいて「ぁ……」と小さく声を上げる。
「おにいちゃん、身体洗ってるだけなのにこんなにおちんちん固くしちゃって……しょうがないおにいちゃんですね~」
いや……え、俺が悪いの? だってしょうがないじゃん。理性の化物だって思春期真っ盛りの男なんだから、こんなことされたら意思に反して夜のスターバースト・ストリームの準備しちゃうだろ! ごめん、十六連発とか無理。
「んぁっ、へへ……お兄ちゃんえっちだぁ……んちゅっ、ちゅるっ……」
小町が耳介に唇を密着させて熱を送り込むように色っぽい声を送り込んでくる。その上、耳の穴の入口にぴちゃぴちゃと舌を這わせてくるのだから、くすぐったさと気持ちよさに気を抜くと間抜けな声を上げてしまいそうだった。その間も小町の腰は腕の上を這いずりまわるように動いているのだが……。
「ひにゃっ、ふくっ、んんっ……はむっ、ちゅっ、れろっ……ふにっ、んっ……」
シャリシャリの陰毛とプニプニの大陰唇の感触に混じって、少し硬い感触がある気がするんだけれど……。小町を横目で見やると腕素股を始めた頃よりも背を逸らせるようにして腹部を押し付けていた。
これあれだよな。明らかに意図してクリトリスを擦りつけてきているやつだよな。前に二人の秘部を触れたとき、クリトリスでオナニーをするということは聞いていたが、改めて目の前で見せつけられると、あの時の何倍もの衝撃だった。
「おに、ちゃ……きもち、いぃ……ょぉ……」
衝撃的なまでにエロい。よく十五年もの間、手を出さなかったと妙な関心をしてしまうほどその姿や声は、エロティカルなものだった。
そんな妹を見てしまえば、上限を知らない性的興奮はさらに増大するわけで――その増大分だけ律儀に愚息も反応してしまうのは、もはや仕方のないことでしょう?
「あはっ。おにいちゃんのおちんちん、もうバッキバキですよ?」
「くぁっ……い、いろは……触んな……」
だからいろは、楽しそうに実況しながら触るのはやめてくれないか……。指先でペニスの輪郭をなぞるように触られる。性感を掻きたてるような激しいものではないのだが、羽で撫ぜられるような微妙な刺激に何度も腰が浮いてしまう。
「だってぇ、ここも綺麗にしなきゃ、ですよね?」
自分の胸で胸部からみぞおちを磨きながら、脂肪の薄い、しかし十分な柔らかさを持った腹部を使って亀頭を刺激してくる。さらに絶えず優しい手つきで男根全体に指を躍らせてくるのだ。
「ぁぐっ、はっ、はっ……んあ……」
俺の腕を使ってクリトリスオナニーをしながら耳を猫のように舐める小町の刺激も、胸や肉棒を弄りまわすいろはのそれも、決して射精してしまうようなものではない。しかし、その小さな快感同士が幾重もの相乗効果を成して、鈍いスパークが視界を何度も明滅させてきた。
快楽電流によって思考は既に飽和状態。むしろ爆発に至らないギリギリの快感の波のせいで生殺しも甚だしい。いつしか、飽和した思考をさらに塗りつぶすように――
「お兄ちゃん、すっごいえっちな顔してる……」
「ふふ、おにいちゃんはえっちなミルク出したいんですね」
ばれている。そうだ、ただただ射精したくて、欲望のままに精を放ちたくて仕方がなかった。
だから……声は出さずに静かに首肯した。そんな俺を見ていろはは優しげに眼を細めると、床に座るように促してきた。今の俺にはなぜ床に座らなければならないのかなどと考える余裕もなく、素直にその言葉に従ってバスチェアからタイルの床に腰を下ろす。
「小町ちゃん、ちょっと……」
何をしようとしているのか疑問に思いつつ、様子をうかがっていたらしい小町にいろはがぽしょぽしょと囁きかける。小町はぎこちない動きでチラリと俺の方を見ると、小さく頷いた。一瞬にして顔が真っ赤になったのは、風呂場に長時間いたから……というわけではないだろう。
「じゃあおにいちゃん、動かないでくださいね」
「あ、ああ……」
左脇に寄ってきたいろはに頷く。同じく右脇に来た小町がもじもじとしている姿にこれから始まる行為への言い知れぬ期待が高まった。
「そ、それじゃあ……」
二人はあおむけに反るようにして俺の腰あたりに跨り、互いの足をクロスさせるとゆっくりと近づけて――
――ぐちゅり。
「うぁ……っ」
「ひぁっ!」
思わず情けない声を漏らしてしまい、同時に腰が勝手に突き上がった。ずちゅっと柔らかく湿ったモノをつきぬける感触が男根全体を包み込み、先ほどまでとは違う明らかな快感で視界がチカチカして、危うく意識を持って行かれそうになった。
「もう、おにいちゃんいきなり暴れちゃだめだですよぉ……んっ……」
「いや……」
だってこんな状態になったらしょうがないじゃん? 今、俺の愚息には二人の柔らかい恥丘が挟み込むように密着しているのだ。耳たぶのような柔らかい大陰唇に包まれてビク、ビクと男根が震える。先ほどまでの行為で彼女たちも興奮しているのか、触れ合っている女性器は明らかにお湯とは違う、粘りのある汁に濡れていた。
「えへへ……お兄ちゃん、妹のおまんこサンドイッチ……気持ちいい?」
………………。
いや、小町さん……? そんな単語どこで覚えてきたのでしょうか……。十五年連れ添った実の妹の口からそんな言葉が出てきたというだけで、背徳感からかドキリと胸が高鳴った。
もう……最高です。セリフ的にも感触的にも。
「ふふ~ん、おにいちゃん気持ちいいんですね」
どうやら顔に出てしまっていたらしく、ニマニマしたいろはに指摘されてしまった。超恥ずかしい……。
そんな俺に小町も頬を染めながらも笑いかけ、より一層秘部同士を密着させてくる。ぷちゅっ、と水気を含んだ音が漏れ、陰茎がさらに愛液によって熱く濡れるのが分かった。
「んっ……じゃあ、一緒にもっと気持ちよく……なろ?」
「……ああ」
そんな提案、断れようはずもない。俺は二人の腰に手を添えて、今度は意図的に、腰を突きあげた。
――ずちゅっ。
「ぐっ……」
再び湿った秘部で肉棒を擦り上げられ、快感信号が全身を駆け巡った。それはまるで未知の感覚、手でされるのとも、口でされるのとも違う。肉棒全体を柔肉が包み込み、粘性のある愛液がぬるぬるの潤滑油となって快感を増幅させる。
秘所同士を擦り合わせる、いわゆる素股と呼ばれる行為だが、貝合わせ状態で行われるそれは男にとってはもはやセックス同義なのではないかと思わされた。
その錯覚が、理性をあっという間に奪い去り、俺をただの獣に変えてしまう。
「ふにゃっ、ぇあっ……これっ、きもち……ぃぃ……っ」
「うぅっ、あはぁっ、ひぃ……んっ……おまんこ、擦れて……ぇ、えっちですよぉ……」
ずりゅっ、ぐじゅっと何度も何度も腰を突きあげる。その度に二人が悩ましい喘ぎ声を上げるのが、たまらなくうれしい。そのうれしいという感情さえ快感に変換され、より気持ちよくなろうと、より二人を気持ちよくしようとひたすらに腰を振った。
「はあっ、はあっ……んぐっ!?」
妹たちのサンドイッチにピストンを繰り返していると、愚息の受ける感触が変わって呻くような声が漏れてしまった。
「ああっ、これ、すごいよぉっ、お兄ちゃんのおちんちん、硬い……にぁっ……」
「こ、腰ぃっ、勝手に、動いちゃ……っ、くにゅっ、わっ、わゎっ……」
二人がそれぞれ動き出したことによって、刺激に不規則性が生まれたのだ。三つの別々の意思による動きは、男根に対してその瞬間ごとにまったく別の刺激を与えてくる。瞬間的な刺激が許容限界に達して、ガクガクと腰が振るえてしまうのだが、それすらも新しい悦楽を生み出す行為となってしまう。
性の悪循環……いや、決して“悪”ではない点が厄介なところだろうか。循環どころか俺の性欲はうなぎのぼりなわけだが。
「はふっ、っあ……にゃっ!?」
「おにいちゃ……っ」
あふれ出る情欲を抑えることができず、思わず二人を抱きしめてしまう。しっとりとした肌が優しく吸い付いてきて、幸せな気持ちに包まれる。ハグという行為だけでこんなに心穏やかに幸福を享受できるなんて、これがいわゆる「恋は盲目」というやつだろうか。
ただ、抱きしめたということはお互いの密着具合がさらに高まったということであり――
「ひあっ!? おにい、ちゃ……っ、ま、まって、ひぅっ……っ」
「これぇ、さっきより、んんっ、しげき……ぁんっ……」
腰を動かすと、二人の反応がまた変わった。声にはより色欲が混ざり、目の焦点はいやらしくぶれて、俺に視覚的快感を与えてくる。
「は、はげしっ、はげしぃ、です……っ、ひゃんっ、だっ、だめ……っ」
特にいろはの変化が顕著だった。行為中でも小町に比べると基本的に余裕を持っているように見える彼女だが、今は小町よりも反応が大きい。身体は何度もビクビクと痙攣を起こし、声を押し殺そうとしているのか必死に歯を食いしばっている。それでもその口は何度もだらしなく緩み、端からはツーッと唾液の筋が流れた。
一体何があったのかと思ったが、理由は明白だった。密着している中でも最も大事な部分、二人の大陰唇が過度の密着によってくにゅりと口を開いて、隠れていた肉豆と肉棒が擦れあっていたのだ。ふにふにとした柔らかさを持つ女性器の中で、異質な固さを示すそれがカリ首を掠める度に二人の口からは嬌声の音が溢れ、俺の肉棒は歓喜に何度も震えた。
「いいっ、いいよっお兄ちゃんっ……ぁあっ、んあっ……」
小町はやはりクリトリスが一番感じるのか、腰を前に突き出して積極的に男根に擦り寄せてくる。竿の血管を圧迫するように刺激され、単純な快感に微かなアクセントを与えてきた。
「ひぁっ、ぁ~~~~っ、ぃ――――っ」
というか、いろはは大丈夫なのか? 元々分泌が多いらしい愛液は洪水状態でとめどなく流れ、少し動くだけでビチャビチャといやらしい水音を大きく鳴らす。だらりと開いた唇には既に引き結ぶ力は残っていないようで、抑えるもののない声は反射しやすい風呂場に大きく、鋭く木霊し――
「ひあっ~~~~――っ、~~~~っ」
待て待て待て待て!
絶え間なく続く音のない嬌声に思わず腰の動きが止まる。クッと逸らされた綺麗な白いおとがいに見惚れる余裕もなく、ただただ彼女が心配になったのだ。めちゃくちゃに愛でたい、そういう気持ちも当然あるが、一方的な愛の押し付けはしたくなかった。
「いろは、大丈夫か? 無理なら……」
「だめですっ!」
密着を解除するために抱擁を解こうとするよりも早く、その腕を彼女に掴まれた。その上、いろはは俺の胸に顔を埋めるようにしてさらに密着度は深めてくる。
「私が、私たちがおにいちゃんの、かの、じょ、なんですからっ……おにいちゃんを気持ち良くするのだって、私たちがするんですから……っ!」
「っ……!」
その目にあるのは……脅迫観念。いや、もっと単純に恐れか? その強い感情をぶつけられて困惑していると、胸部にもう一つ重みが増えた。
「小町……?」
「……お兄ちゃんは誰にも渡さないの! 小町たちがお兄ちゃんの……三人で恋人同士なんだからっ!」
……あぁ、そうか。
強迫観念でも恐れでもない。二人は不安だったのだ。多少話しかけられるようになったとは言ってもぼっちはぼっち――この間葉山に言ったらすごい腐った目をされたが、積極的に話しかけなければぼっちと同じだろう――、情報はなかなか入ってこないものだ。俺の知らないところで二人が何かを聞いたのかもしれないな。
どんなに心配するなと口で言っても、やはり心配になるものだ。ソースは俺自身。二人が俺から離れて行かないだろうかと戦々恐々する毎日だからな。自分自身が抱いている感情を相手は抱いてないと無意識に思ってしまっていた。相変わらず俺は人の心を理解することに劣っているらしい。
そんな自分を恥じるのと同時に、より一層二人が愛おしくなった。絶対に誰にも渡したくないと、強く思ったのだ。
愛おしくて愛おしくて、それをどう表現すればいいかわからなくて……とりあえずキスで表すことにした。
「んっ、ちゅっ、ちゅむっ……」
「ちゅるっ、れるっ、ぁむっ、じゅるっ……」
軽いキスから舌を絡めるようなキスへ、交互にしていたキスはいつの間にか、ごく自然に三人でのものに変わる。
二人から送られてくる甘い唾液を口の中でブレンドし、自分のものも混ざったそれを返す。絶えず舌を絡ませ合いながらもコクコクと二人の喉がかわいらしく何度も上下した。
「んくっ、じゅりゅっ、はぅ……ひぁっ、おにいちゃ……それっ……」
腰の動きを再開すると二人の身体がビクンと跳ねる。やはりクリトリスへの快感に慣れていないいろはの反応が大きいが、唇を離すこともなく、いやむしろより深く舌を絡めてくる。
「おにぃちゃん……これ怖いです、んんっ、気持ちよすぎて……こわぃ……ひぁっ」
ばっかやろう……!
そんなこと言われたら! めちゃくちゃにしたくなっちまうだろうが!
「ひぐっ、だめっ、んんっ、だめだめ……っ、はわ、ぁ~~~~っ」
貝合わせから亀頭が抜けきるギリギリまで腰を引いて、一気に奥まで突き刺す。ぶじゅりと大きな音を立てて、根元まで熱い粘膜に包まれる。優しい柔らかさのはずなのに、視界がくらみそうなほどの攻撃的な快感とか、本当に訳が分からない。訳が分からないほど、気持ちがいい。
「ぁぁっ、ぃあ~~~~っ、だ…………っ、……――っ」
抑えきれないいろはの喘ぎをキスで抑えつけて、左手を胸の頂きに添える。指でつつき、押し潰して、撫ぜると彼女は大きく目を見開くが、決して離れようとはしなかった。自分の浅ましい肉欲をさらけ出しても求めてくる姿を見て、心の奥からじわりと温かいものがあふれ出すのを感じた。至極単純明快な“うれしい”という感情が、ここまで温かいものだなんて……。
「ひぅっ、お兄ちゃ……ん、ふあっ、それ、くすぐった……ひにゃっ……」
もちろん、いろはだけを特別扱いはしない。右腕を小町の背中に伸ばして、首の付け根から背筋を下らせる。人差し指、中指、薬指を不規則に躍らせるとくすぐったそうな反応を見せるが、嬌声は止まない。くすぐったいという感覚は気持ちよくなるの一歩手前とかいうのをどこかで見たし、性器からの快感を増幅させているのだろう。
「だめっ、ぁっ、だ――――っ、ぇあ…………っ」
「ふぁっ、ひんっ、ぁ、ぁぁっ、~~~~っ……ぁぁぁっ……」
三人で隙間なく密着された口に二人の甘い喘ぎ声が溢れて、口内から鼓膜を刺激する。さらに、下腹部から漏れるぐじゅぐじゅという官能的な音も、耳介がくまなく拾って聴覚神経まで届けてくるし、当然のごとくキスやダブル素股の肉感的な快感も余すことなく脳を揺さぶった。
なにが言いたいかというと、つまり……もう、限界も限界だった。
「ぐ……で、る……っ」
腰の奥でくすぶっている射精の熱を発散させようと、腰の動きをさらに早めた。頭の中はグツグツと滾る熱を爆発させたい、大好きな二人を自分の欲望で汚してしまいたいという想いでいっぱいで、それすらも痛いほどの快感にどんどん真っ白に塗りつぶされていく。
「おに、ちゃ……っ、一緒に、一緒にイって! ……ぁぐっ、だめ、だめっ……」
「こまち、も……飛ぶ、飛んじゃ……ぁ、ぁっ、ぁぁっ……ぁぁあっ……」
焦点が完全に合わなくなった目をキュッと閉じて、二人が力いっぱいに抱きついてくる。密着をより強めた下腹部への快感は、もはや暴力とすら呼べるレベルのもので、限界の一歩、いや半歩手前だった俺の精の壁は――
「あがっ、~~~~――ッ」
いともあっさり決壊した。
――ドブッ、ビュルビュルルッ、ブビュッ、ジュブベヂャッ。
特濃の白濁液が断続的に尿道口から吐き出される。ネバネバとした粘度の液体が通る度に尿道は拡張され、男根はビクッ、ビクッと勝手に跳ねた。
そしてその振動は当然、秘部を接触させている二人にも伝わり、絶頂のトリガーは連鎖的に引かれた。
「だめっ、だめだめだめだめっ、だっ、ん~~~~っ」
「ぁっぁっ、ぁぁぁぁあああああああ――――ッ」
身を一際硬くした二人は抱きつきながらもわずかに身体を逸らせて、綺麗なおとがいを覗かせた。大陰唇の中、竿を這うようにして触れていた膣口は、それぞれが空腹の獣のように蠢き、肉棒を甘く食む。その刺激に終わろうとしていた射精感が再び奮い立たされ、最後にビュルッと精の残滓が飛び出した。
「はっ、はっ、はっ……ふえっ? ……えへへ」
「はあ、はぁ……わぁ、お兄ちゃんの、なでなで……」
絶頂を終えてぐったりと身を預けてきた二人の頭をそっと撫でると、胸板に頬を擦りつけながらだらしなく頬を緩めていた。
「…………」
そんな二人を見て、やっぱりこいつらのことが好きなんだなと納得する自分がいるわけで。
そんな事を考えている俺の頬も、さぞかしだらしのないことになっているのだろう。
どうも
最近とんと投稿ペースが落ちてきましたが、それでも少しずつクオリティを上げるように努力しています
まあけど、もうちょっと投稿ペースも上げたいよね!(ジレンマ
まあ、そこら辺は慣れていくしかないわけですが、第1部の「ある日妹が増えまして」から続いたシリーズもだいぶ佳境に迫ってきました
なんだかんだ初めての長めのR-18ストーリーで表現とか凄い苦労しています(現在進行形
3Pとか経験あるわけないだろ!
後2,3話くらいでお話は終わらせようと思うので、ちょっとこのシリーズに注力しようかと思っています(息抜きに脱線するかもしれないけど
このシリーズが終わったらちょこちょこ虜シリーズとかSAOクロス書きつつ短編書いて、最近ちょくちょくネタを考えているオリジナルも書きたいなーなんて思っていたりします
ただ、渋とかハーメルンってオリジナル読まれるのかなーとちょっと不安・・・な○うとかで書いた方がいいのかしら? あそこ怖いイメージしかないんですけど
まあ、それはこのシリーズが終わった後にでも考えましょう
ではでは、また次の更新まで~