「それで……これがその手紙か」
お互いにかいた汗やら身体についた汁やらをシャワーで流して、今は俺の部屋。目の前にあるそれを見てぽつりと呟くと、二人は小さく首を縦に振った。目の前にあるそれ、二人が俺の靴箱から回収していたらしい手紙はざっと見て五十通はあって、二週間でよくもまあこんなに届いたものだと妙な関心をしてしまった。恐らくバブルのようなもので、もう少ししたら落ちつくだろう。
そのうちの一通をおもむろに取ってみる。花柄のシールで止められた封をはがすと、中から小さな丸文字の書き連ねられた、いかにも女の子らしい便箋がでてきた。内容に目を通してみると、二年の頃は俺に対する悪い噂をよく聞いていたけれど、最近はいい噂もよく聞くし、体育祭の時に葉山と勝負する姿はかっこよかった――自分で言うとくっそ恥ずかしいんですけど、ジェノス君よく平然と言えるな――といったことが好意的な文章で書かれていた。
便箋の下のところに、ご丁寧にクラス付きの名前が書かれているところを見るに、十中八九本物のラブレターと言えるだろう。
「おにいちゃん……」
「その、やっぱりそういうのもらうと……うれしい、のかな……」
二人の瞳には純粋な不安の色がありありと浮かんでいた。たぶん、今の俺の一挙手一投足が二人の不安を増幅させてしまうだろう。兄妹で、しかも三人で恋人同士という歪な関係が、否が応でも彼女たちの心を苛んでいるはずだ。葉山あたりならこんなとき、いつもの完璧な笑顔でも見せて「そんなことないよ」なんて言って安心させるのだろうが、あいにく俺はそんな芸当を持ち合わせていない。
それに、二人に対して隠し事をするのは、感情を偽ることは、なによりも俺自身が許せなかった。
「……まあ、そうだな」
「ぁ……」
「…………」
俺の返答を聞いて、二人の表情が明らかに暗くなる。落とされた小さな肩に心が強く締め付けられるが、これが俺の選んだやり方なのだ。ぐっ、と息を飲みこんで言葉を紡ぐ。
「少しは、お前らの自慢の兄貴になれてるってことだからな」
「「ぇ……?」」
素っ頓狂な声を上げて妹たちが顔を上げる。しかし、本当によくハモるな。姉妹かな? 精神レベルで姉妹まである。
こういう手紙をもらったこと自体は確かにうれしい。しかし、それは決して好意を寄せられたことがうれしいのではなく、それだけ周りに認められてきたという物的な証拠だったからだ。
俺の目的はただ一つ、二人に見合うような、自慢になれるような兄に、恋人になりたいということだけだった。だからこの半年努力してきたし、乗せられたこととはいえ葉山と何度も勝負もした。勝利への高揚感なんかの副産物を得ることはあっても、目的は何一つ変わらない。どんなに心のこもった好意的な言葉を書き綴られたところで、俺の気持ちは揺らぎはしない。
「俺が好きなのは……お前ら二人だから」
二人のどちらかを選ばずに、臆面もなく二人とも好きと言うなんて、なんと傲慢なことだろうか。酷く傲慢で、我儘で、尊大で……それでも、紡ぐ言葉に後悔なんて、あるはずがなかった。
「小町、いろは。俺は――」
紡ぐ声には自然と熱が籠る。この言葉を発するのは二度目だけれど、きっと今度は黒歴史だと思うことはない。
だから、その音は自分でも驚くくらい自然に喉を通った。
「お前たちと、本物を探したい」
分かりたい、分かられたい。そんな夢のようなものが本当に存在するのか、俺自身分からない。それで、そのあるかも分からないそれを、三人で見つけたいと、そう思ったんだ。
「「………………」」
二人はじっと俺を見つめて、互いにそっと目配らせをして――
「はいっ!」
「一緒に探そ、お兄ちゃん!」
にっこりと笑って抱きついてきた。さすがに二人分の勢いは支えきれず、床に倒れこむといつかの時のように三人で転がった。二人もそれを思い出したのか、クスクスと笑うので、俺も釣られて笑ってしまう。
くしゃっと二人の髪を梳くように撫でると、口角を緩めて「えへへ」とかわいらしい声を漏らす。柔らかい髪が揺れる度に、柑橘系の優しい匂いがふわりと届いた。
「……おにいちゃん」
けれど――
「ぁぅ…………」
手を頭から背中に下らせてゆっくりと撫でていると、その香りに混じって甘ったるい別の匂いが嗅覚を刺激する。それがなんの匂いなのかを知っている俺は、心臓をぐわっと掴まれたように悩ましい感情に襲われた。
「なあ……」
自分の声が震えているのが分かる。いや、ひょっとしたら身体すら震えているのかもしれない。見上げてくる二人の視線に、臆病な自分が顔を覗かせる。逃げだそう、逃げてしまえと囁いてくる。それでも、それでも俺は、二人となら先に進める、そう思ったんだ。
頭を小さく振って、弱い自分の誘惑を振り払う。大きく一つ息を吐いて、ゆっくりと続きの言葉を紡いだ。
「今日は……最後まで、したい」
兄妹という関係の制約。兄妹でも関係はないと言いながらも、肉体的な愛情表現に及びながらも、無意識に、あるいは意図的に、お互い最後の一線は越えないようにしていた。倫理観だとかそういうものよりも、その行為によって関係が変わってしまう可能性への恐怖があったのかもしれない。
今もその恐怖心は消えない。けれど、怖くて怖くて仕方がなくても、俺はもっと二人と繋がっていたかった。もっと深く、少しでも長く。
「「…………」」
二人はなにも言葉を発することなく、一瞬視線をぶれさせて――目を伏せると、抱きつく腕に込める力を少しだけ強めた。
***
「んちゅっ、ちゅむっ、れろっ、ぁむっ……」
「はむっ、じゅちっ、るむっ、ぴちゅっ、ちゅぷっ……」
二人と唾液の交換を行いながら、そっとベッドに押し倒す。わしゃわしゃと髪型が乱れるくらい頭を撫でると、目を細めながらピクリと身体を震わせた。二人とも結構頭撫でられるの好きよね。まあ、俺も撫でるの好きなんだけれど。利害関係一致しているから何の問題もないな!
それにしても……ここにきて俺は非常に悩ましい事態に陥っていることに気がついてしまった。スウェットの中に収まっている愚息は確認するまでもなく硬くなっている、それはいいのだ。しかし、どんなに痛いほど起立していてもそれは一本なわけで、俺が相手をするのは二人なわけで、つまりはどちらかを最初の相手として選ばなくてはいけないのだ。
…………え、なにその究極の選択。
付き合い始めて半年以上。これまでできる限り二人と平等に接してきた俺にとっては、かなり厳しい選択だった。確実にどちらかと先に……その、致さなければいけないわけで、それは片方を優先するということになってしまう。どうすれば、どうすればいいのだろうか……。
「んにゅっ、ちゅるっ、ぷはっ……お兄ちゃん」
「小町……?」
唇を離した小町がころりと転がって交わりから抜け出す。起きあがってぺたんと女の子座りになると、いつものようににひっと笑いかけてきた。
「いろはさんを先にしてあげて?」
「…………わかった」
きっと彼女は、どうすればいいのか悩んでいる俺のために自分から席を譲ったのだろう。こういう気遣いができるあたり、本当に俺の妹とは思えないと、心の中で苦笑してしまう。
「ぇ、でも……いいの?」
「いいんですよー。それにほら、二人がしてるのを観察すれば、小町の時に失敗はしませんからね!」
ああ、うん。やっぱりお前俺の妹だわ。いやまあ、そういうところもかわいいんだけれど。呆れた表情を小町に向けて――。
ひょっとしたら……。
「お兄ちゃん」
「……ああ」
いや、今はせっかくの末妹の好意に甘えるべきだろう。そのおかげで、片方を優遇するということにはならないのだから。
「いろは……」
「おにいちゃん……」
つっといろはの頬に触れて軽くキスをすると、もう片方の手を彼女の秘密の園へあてがった。
――ぐちゅっ。
「っ……いろは、お前……」
パジャマ越しに触れたはすだった。いや、間違いなくパジャマとショーツを挟んで触れたはずなのに、いろはの秘部はすでに直接触ったのかと錯覚してしまうほどびしゃびしゃに濡れていた。なんで、と無意識に向けた視線の先で、いろはは泣きそうな表情をしながら「だって……」とか細い声を上げる。
「だって、やっと……やっとおにいちゃんと最後までえっちができるって思ったら、それだけで……」
「…………」
やばい。死にかけた。
なんてこと言うんだこいつは。
危うく乱暴に扱いそうになるのをぐっとこらえる。もう本当に歯を痛いほど食いしばらないと、めちゃくちゃにしてしまいそうなくらい危なかった。
「んふっ、ぁっ、はふっ……ひんっ……」
パジャマ越しにゆっくりと秘裂をなぞると、じっとりと湿った布がずちゅっ、ずちゅっと水音を漏らす。その音だけで、興奮に脳髄の奥がじりじりと痺れた。
正直、これ以上我慢なんて全くできるわけがなく、ズボンのウエスト部分を掴んだ。
「いろは……下ろすぞ?」
「は、はい……っ」
恐らく、今の俺はだいぶ血走った眼をしているに違いない。しかし、彼女は緊張しながらもしっかりと頷いた。それを確認して、そっと、生まれたばかりの赤ん坊を抱くくらい慎重にパジャマを下ろした。
「すごい、な……」
ズボンの濡れ具合から予想はしていたが、彼女の局部は大洪水という表現がしっくりくるくらいの濡れ具合だった。薄いピンクであろうショーツはもはや浅黒く変色していない部分の方が少ないほどで、太腿にはいくつものいやらしい筋が流れている。
「ぁっ……」
もはやただの布と言っても過言ではないショーツを横にずらすと、愛液の源泉が顔を覗かせる。ゆるくほどけた大陰唇の奥から小陰唇、陰核、そして膣口が見えた。ピクピクと小刻みに震える性の鞘からは、とろりとした愛液を溢れださせている。その光景が官能的すぎて、これが妹の身体の一部だと言うことが一瞬信じられなくて、ついいろはの顔と見比べてしまう。
「~~~~~~~~っ!」
ああ、なにこいつ。かわいすぎません?
秘裂の奥を見られることがよほど恥ずかしいのか、両の手で真っ赤に染まる顔を覆っていやいやと首を振っている。けどね、いろはさん。君ついさっき、その恥ずかしい部分を俺の肉棒に押し付けていたんだからね? 能動的だと平気だけど、受動的だと見られるだけでも恥ずかしいなんて、ギャップ萌えでも狙っているんですかね? すごくグッときました。もっと虐めたくなっちゃうぞ。
……おっと、いけないいけない。
ふつふつとわき上がる嗜虐心に流されそうになるのをグッと堪える。これから互いにとって初めての体験をするのだ。あまり焦らすのも酷というものだろう。虐めるのはまた今度だな、うん。
「……っ」
自分のスウェットをパンツもろとも下ろして、肉棒を解放する。こきゅっ、という小さな音で顔を上げると、いつの間にか顔から手を離したいろはがガチガチになった俺の愚息にじいっと視線を送っていた。その瞳に宿っているのは期待、不安、興奮。
「ひぅっ」
亀頭の先端を膣口に押し当てる。粘膜同士が触れ合い、小さな水音を漏らすと、いろはの身体がビクンと震えた。
というか、俺も変な声が出そうになった。生殖器の入口と先端を触れ合わせているだけなのに、膣口がまるで甘噛をするように不規則に亀頭を食んできて、それだけで腰が浮きそうになった。
「……挿れるぞ?」
「は、はい……ぐっ」
腰に力を込めて前に突き出す。いろはの顔がわずかに苦悶表情に歪み、押し潰されそうな締め付けを受けながらも、少しずつ肉棒が飲み込まれていく。というか、本当に締め付けがやばい。風呂で一回発散していなかったらこの時点で暴発していたかもしれないほどに強く、しかし柔らかく圧迫されていた。
「はうっ、おっき……ぃぁ……っ」
指程度の刺激なら慣れているいろはだが、さすがにそれよりも太い男根は勝手が違うらしく、少し苦しそうだ。
やがて亀頭が全て収まったあたりで、先端が突き当たった。最奥、というわけではないはずだから、たぶんこれが処女膜ってやつだろう。いろはもそれが分かるようで、ごくりと唾を飲み込んだ。
「おにいちゃ、ん……遠慮、せずに、奥まで……きてっ」
「っ……ああ」
あまりゆっくりしてしまっても、逆に痛みを長引かせてしまうことになるかもしれない。いろはの腰に両手を添えて、一気に肉棒を押し込んだ。
「っ――――!」
パチンとなにかが弾ける感覚と共に、引き込まれるように肉棒が沈みこむ。ざわざわとざわめくヒダに促されるように押し進めると、亀頭の先がぐにゅりと包み込まれる。どうやら、今度そこ最奥に行きついたようだ。
つうか、これ……っ、予想以上にやばい。手でされた時も、口でされた時も、あまつさえダブル素股をされたときでさえ、これ以上の快感は存在しないと思っていた。それなのに、いろはの中は今まで感じてきた刺激とは段違いのものだった。膣壁はまるで意志を持った生き物のように蠢いて、全く動いていない今でさえ絶え間なく肉棒を刺激してくる。ざらついたヒダが幹の部分を扱き上げ、つるつるとした最奥の肉壁はピクピクと痙攣するように亀頭を刺激してきた。
気を抜いたら一気に理性を持っていかれて、欲望のままに腰を振る獣になってしまいそうだ。何度も無意識に腰に入る力を必死に抑える。純潔を失ったばかりのいろはにとって、今動かれるのは辛いだろう。現に、彼女はうっすらと涙を浮かべて、その息もだいぶ荒くなっている。その上、さらなる苦痛を与えたくはなかった。
「おにい、ちゃん……」
しかし、眉を寄せながらも、目の前の妹は俺の手にそっと自分のそれを添えて、小さく微笑んできた。苦悶と笑みの混同。別々の感情の混じった歪な表情のはずなのに、彼女の浮かべたそれはつい息を飲んでしまうほど蠱惑的で、なによりも綺麗だった。
「動いて、おにいちゃん」
「でも……」
「だいじょ、うぶ、です。思ったよりも、痛くないから……。おにいちゃんが、動きたいのを我慢して、心配してくれてるだけで、すごくうれしいです。けどね……おにいちゃんにはいっぱい気持ちよくなって欲しいから、……私を、使ってください」
「…………っ」
もう、歯止めなんてきかせられなかった。ゆっくりと男根を半分くらいまで引き抜く。カリ首や亀頭をヒダの凹凸が掠め、それだけで視界がぶれそうになるのを歯を食いしばってこらえる。破瓜の痕が痛むのか、いろはがベッドのシーツを力いっぱいに握りしめるが、決して「痛い」とは言わなかった。
そんな彼女に心の中で感謝して、再び腰を前に押し進める。痛いほど擦ってくる肉ヒダ部分を抜けると、再び最奥の肉壁にポスっと密着して――
「ひぁぁぁぁあああぁぁっ!」
…………え?
思わず腰の動きが鈍る。膣の奥に亀頭を押し付けた瞬間にいろはの喉からあふれ出た声は、痛みというよりも強い快感のような気がして、女性の初体験は痛いものという俺の知識からはずいぶんとかけ離れた反応に困惑してしまう。
ひょっとして。そう思って今度はあまり引き抜かずに、グイッと亀頭をめり込ませてみた。
「はひっ、ふぁあぁっ、あぇっ、くっ……ひにゃぁぁああっ」
間違いない。まだ多少の痛みはあるようだけれど、それ以上に明らかにいろはは奥への刺激に感じていた。それならばと小刻みに腰を振り、何度も膣奥を圧迫する。竿の付け根と濡れた秘部が幾度となく密着し、ぴちゃっ、びちゃっと粘性の高い音色を奏でた。
「ひふっ、ああぁぁっ、みぁっ……おにぃちゃん、これ、きもちいぃですっ……おにいちゃんとのえっち、きもちいいっ、はぁんっ……私っ、初めて、なのに……感じて……っ」
なーにこの子、めちゃくちゃかわいいんですけど。いや、元からめちゃくちゃかわいいのだが、今はさらにかわいい。快感にふやけた顔を羞恥心で真っ赤に染める姿は、普段の彼女に比べてだいぶ幼く、どうしようもなく庇護欲を掻きたてられた。
「私っ、淫乱な子じゃ……えっちな子じゃ……ひゃっ」
だから、つい抱きしめてしまうのも仕方がないわけで。
「俺は、そんないろはもうれしいよ。俺も、その……一緒に気持ち良くなってくれると、うれしいから……」
耳を手のひらで覆うように髪を梳きながら口にすると、いろはは一瞬動きを止めて、背中に腕を回して胸に顔をうずめてきた。
「なりましょっ! 一緒に、気持ちよく!」
「っ……!」
胸元にすりすりと頭を擦りつけていた彼女が顔を上げると、そこには羞恥を何倍も上回る喜びの色があった。
そんな表情で、そんな事を言われてしまえば、すでにボロボロだった理性は存在すらすることができず――
「ひぁっ、ぅあぁぁっ、へぐっ、あぇっ、んっ、んんっ……」
溜まっていた欲望を、そのまま妹にぶつけることになった。盛った獣のように腰を打ちつけて、亀頭を最奥に突きつける。何度も、何度も。
「はぅっ、ひぐっ、ぁぁあっ……きもちいぃっ、きもちぃぃよぉっ、ひやんっ……」
いつの間にか膣から抜けそうになるほどのロングストロークも混じるようになったが、いろはの表情や声にはもはや苦悶の色は微塵もなかった。
「ひぅっ、ぁああっ……おにいちゃっ、だめっ、だめ……ぇっ、ひあっ……」
膣は何度も収縮を繰り返し、蠢くヒダとの相乗効果で肉棒を爆発させようとしてくる。最奥の肉壁はまるで尿道から精液を吸いだそうとするように、亀頭が近づくたびに吸いついてきた。
蜜壺の中で男根が動く度に、いろはの身体はビクビクと大きく震え、声はどんどん大きくなる。表情はだらしなく緩み、視線はどろりと揺れて焦点が合っていなかった。肉体的にも、聴覚的にも、そして視覚的にも官能を刺激されて、腰の奥が重くなる。
終わりが近づくにつれて、より貪欲に俺の心は快感を求めていった。
「……ぁっ………ゃん……」
だからだろうか。官能にまみれた脳に、かすかなその声が確かに届いたのは。快感によって頭にかかっていた霞みのような靄が一瞬晴れる。それによって、かすかに聞こえたその声が今度はしっかりと俺の耳に届いた。
「ぁうっ、んんっ、あっ、ぁぁあっ、かふっ……お兄ちゃん……お兄ちゃん……っ」
ベッドの脇、さっきにひっと笑いかけてくれた小町が、切なげな声を上げていた。その右手はズボンの中に伸び、左手は俺のお下がりのジャージの上から乳房に添えられている。ズボンの中からはかすかにくちゅくちゅと音が漏れ、その度に小さな身体がピクンと震えていた。
その姿は、その甘い声は、酷く熱っぽくて。俺の中にいる獣をさらに奮い立たせるには十分すぎるものだった。
「おに、ちゃっ……ひんっ、かはっ、深ぃっ……ひぅっ、ぇああぁぁっ、だめっ、だめだめだめっ、だっひあぁぁ……ん……っ」
緩急だとかそういうテクニックはすでになかった。ただひたすら全力で腰を振る。接合部からはぐちゅっ、ぶちゅっと淫猥な音と共に愛液と先走りの混じった半透明のカクテルが溢れだし、嬌声はどんどん大きく、高くなる。
「お兄ちゃん、お兄ちゃんっ、あぁっ、ぁっ、ぁぁっ……」
俺達のまぐあいが激しくなるのに呼応して、視界の端で自慰に耽る小町の声もその度合いを増す。部屋の中は悩ましい喘ぎに水音、荒い呼吸音で満ち、ゾクリとするほど官能的な空間に作り替えていた。
初体験の膣の刺激に外部からのいくつもの性的な攻撃。
「ぐぁ……っ、もう、もたな……っ」
当然ながら、これ以上もつわけがなかった。ブルリと肉棒が震える感覚に、思わず膣内から引き抜こうとすると、腰に足を回されてしまう。足を絡めた張本人であるいろはは、玉のような汗を額に浮かべながらも目尻をとろんとさせて懇願するような表情を浮かべていた。
「なかっ、中に出して! おにいちゃんで、いっぱいにして……!」
「お前……っ」
そんな事を言われて抗えるはずもなく。引き抜こうとしていた肉棒を根元のさらに奥まで押し込んだ。そして、肉壁がぐにゃりと亀頭の形にひしゃげるのと同時に――
「だめだめだめっ、あああぁぁああ~~~~っ」
いろはの身体がビクビクと跳ねる。背筋がいっぱいに反らされ、喉が裂けそうなほどの声が飛び出した。そして、彼女の膣内はざわつきながらギュウギュウと肉棒全体を扱きあげてきて――爆発への最後のトリガーを引いた。
「ぐ……ぁあ!」
――どぶっ、どびゅびゅるっ、ぐぷっ、びちゃっ。
「ひゃぁぁあああぁぁぁああぁっ!」
最奥に叩きつけられる熱い白濁液に、絶頂に達したばかりの妹の身体は過剰に反応し、より一層背を反らせて、全身を強張らせた。それでも貪欲な蜜壺は残りの一滴すらも逃すまいと、絶えず男根を締め付けて吐精を促してきた。
やがて全ての精を吐き出しきると、ゆっくり愚息を引き抜いた。コプッという音と共に秘部から抜け出した肉棒は、愛液と精液に濡れててらてらと鈍く輝く。肩で荒い息をするいろはの恥丘はぱっくりと開き、許容量を超えた白濁が溢れだし、尻たぶに淫靡な筋を作る。それが彼女を俺自身で染めた証だと思うと、愛おしくて仕方がなかった。
虚ろな目でベッドに寝そべる妹の額にそっと唇を触れさせてから、視線をずらす。その先にいるのは興奮に頬を染めた、絶賛悩んでいるであろう末妹だ。
「小町……」
熱い頬に手を添えると、ぴくんと小さく震える。彼女の浮かべる表情が表す意味を正確に理解した俺は――そっと唇を重ねた。
R-18が続くと自分の表現力の幅のなさにちょっとしょぼんとなります。
もっといろんな官能小説を読んで勉強しないと!
そういえば、この間kindleで官能小説を探してたら、気がついたら妹モノの官能小説がアプリ内に入ってました。フシギダナー。
割とえり好みするタイプなんで、ぶっちゃけいちゃラブもの以外はスルーしてしまいますね。
そういえば、最近になってようやくデレステを始めました。646回のリセマラの末に、お目当ての凛ちゃんではなく新田ちゃんで始めたわけですが、音ゲー苦手な私でも楽しく遊べています。皆も始めよう!(宣伝)
次の更新もこのシリーズの予定です。ではでは!