タイトルではハクの名前出してますが、本編ではそんなに絡んでないという
「その2」からが本編だったりします
-あらすじ-
1週間の射精禁止と毎晩ハクを抱いて寝ることを命じられた数人
そんな大したことはないと調子こいていたが…
諏訪子の怒声から1日は始まった。
朝ごはんを準備して待っていた諏訪子、掃除などの準備をして待っていたハク。
俺が神奈子と乳繰り合っていたせいで二柱を待たせ過ぎてしまったのだ。
怒った諏訪子たちを宥めるために、神奈子は1週間夜の参加禁止、そして俺は1週間射精禁止とハクの抱き寝という罰を受けることとなった。
神奈子は1週間数人と褥を共にすることが出来なくなったことに愕然とし、手にしていたお茶碗を床に落としてしまった。
顔が青々とさめていく様と、その後に抱擁はセーフと言われてみるみる血の気を取り戻していく様は、諏訪大戦の時に見せたカリスマ溢れる軍神の姿とはかけ離れたものだった。
俺はというと射精禁止についてはただのオナ禁程度にしか思っておらず、ハクを抱いて寝るのはむしろ快眠出来そうだと調子に乗っていた。
心の底から大したことがないと高を括っていたからこそ、目の前にある光景をどうしたらいいか分からない。
...まさか、まさか2つの罰がこんな結果をもたらすなど夢にも思っていなかった。
「俺、俺さ、初めてなんだけど...」
絞り出した声にケラケラと笑って答える諏訪子。
「ああそうなの?良かったねぇ数人。ハクに筆下ろししてもらえて」
俺の目に映るのは交尾器を湿らしたハクと意地悪く笑う諏訪子だった。
「ん〜数人ぉ〜、お前が私の胸を揉むのが悪いんだぞ〜、分かってるのかぁ、ん〜?」
「うぷ、わかっ、んむ、んーう、ちょ、しゃべれな、うむぅ」
夜に参加出来ないという鬱憤を晴らすべく隙を見つけては俺を抱き締める神奈子。
朝ごはんが終わってすぐに俺に抱きつき、昼ごはんの準備中に抱きつき、掃除中に境内裏で抱きつき、そして今は休憩中の抱きつきだ。
四十八手では唐草居茶臼とかいうのに近い見た目で、もっとはっきり言えば対面座位の形で抱き合っている。
神奈子の足が俺の腰回りに絡みつき、背中と頭を抑えてしっかり密着するように抱き締めてくる。
神奈子の体温が、柔らかなヒノキのような体臭が俺の全身を包む。
心地よい感覚にうっすらと眠くなってきた俺に神奈子は、あの時に数人がペッティングをしなければこんなことにはならなかったと豊満な胸を押し付けながら文句をぶつけてくる。
「数人、数人、な、な、お前から謝罪の言葉を聞きたいんだけどなぁ」
「ちょ、言う、言うから押し付けるの、やめ、うむぅぁ」
「聞こえんなぁ、全く聞こえんなぁ、私に謝らないということはこれはお仕置きものだなぁ」
そう言うと神奈子は両手を服へと潜り込ませていった。
何をするのか見ていたらスルリと白い布を取り出して、そのままその布を俺の鼻に押し当てた。
匂いを嗅いだ途端、濃厚な雌の匂いが鼻を突き抜ける。
「お、おま、ほれ、何押しあへへ」
「ん〜、さ、ら、し」
俺の耳元でそう呟くとそのさらし布を俺の鼻を覆うように顔に巻き付けていく。
甘い濃厚な乳の匂いと丁度腋に当たっていたであろう部分から臭う蒸れた臭いが俺の意識を削いでいく。
朦朧とし始めた俺は口で呼吸をしようと神奈子から離れようとするが、それを許すほど神奈子は優しくなかった。
より強く俺を抱き締める神奈子。
砲弾型の大きな胸は俺の口を塞ぎ、鼻呼吸を余儀なくされる。
鼻で呼吸すればするほど俺の肺に神奈子の臭いが入っていく。
「んすー、すー、すぅー、すーっ、んすーっ」
「これが私のお仕置きだぞ数人、たぁーっぷり私の臭いを染み込ませてやるからな」
嗅げば嗅ぐほど不安定になっていく意識とは反対に、俺の肉棒は固さを帯びていく。
「すーっ、すーっ、ふすー、すーっ、はぁ、はぁっ、はぁっ」
「おや?おやおや?私の股間に何か固いものが当たってるな、なぁ、数人、この固くて熱々なこれは何だ?」
もう頭の中まで臭いでいっぱいで何も答えることは出来ない。
閉め切られた室内には俺の呼吸だけが音を鳴らしている。
しばらく何も喋らずにいると俺を押さえつけるのを止めた神奈子がじっと俺の顔を覗き込んできた。
「すん、すん、はぁ、すーっ、すぅーっ、はぁっ」
「数人ぉ、もう口は自由なんだぞ?なのにどうしてまだ鼻で息をしているんだ?」
神奈子の瞳が嗜虐の色へと染まっていく。
濃い赤色に染まった瞳に映るのは無様に鼻で息をする俺だ。
まだ何も、何もされていないのにイきそうになっていた。
神奈子の臭いを嗅ぐだけで俺の肉棒は固さを帯び、我慢汁を滲ませる。
両手はだらしなく垂れ下がり、ただ顔に巻かれた布の臭いを嗅ぐことにだけ意識していた。
「いいのか?数人。射精禁止なんじゃぁないのか?臭いを嗅ぐだけでびゅくびゅく情けなく射精しちゃっていいのか?それだと勿体無くないか?私に一言、触ってくださいと言えば手でシコシコしてあげるぞ?今は誰も見ていない。今ならバレずにびゅくびゅくできるぞ?」
今なら、今ならバレずに…。
「ほら、神奈子様、射精させてください、臭いだけでイきそうになるだらしないおちんぽを触ってください、こう言うんだ、さぁ」
「か、かなこさま、……あ」
「ん?どうし」
神奈子が振り向く前に両脇から伸びた手が乳首を思いっきりつねり上げた。
「なに、やってんの?」
「あだだだだだだだだだだだッッ?‼︎」
「ねえねえ、なに、やってんの?」
神奈子の背後から聞こえる低い声。
頭越しに見えるZUN帽が誰かを物語っていた。
「おい、数人」
「は、はいぃ」
「射精、してないよね?」
「し、していません」
ZUN帽が俺をギラリと睨む。
そのまま視線が下がると袴のシミに気付いた。
「それ、なに」
「我慢、汁、です、ハイ」
「は?」
「神奈子の臭いを嗅いで興奮してました、ハイ」
「ちょ、ちょっと待っで、いだいいだいいだいっ、ごめ」
ZUN帽の尋問を悲鳴が遮る。
「あ゛ぁ?」
「が、がまんしますぅ」
とんでもなくドスの効いた声だった。
あの身なりからどう出したか分からないくらい恐ろしい低音だ。
背後から感じられるドス黒いオーラと相まって神奈子は怯んで何も言えなくなってしまったようだった。
「射精禁止って言ったよね?」
「ハイ」
「今朝余裕ぶってたよね?」
「ハイ」
「何?バレないとでも思ってたの?」
より力を込めて乳首をつねる両手。
いぎっ、と悲鳴を漏らしかけたところで口を抑えて堪える神奈子。
あまりに痛いのだろう、涙目で耐えている。
「我慢汁ってさ、精液の一部じゃないの?」
「さ、さぁ、どうでし」
「覚悟しておけよ」
そう言うとZUN帽は姿を消してしまった。
神奈子は半泣きになりながら痛む乳首をさすっている。
覚悟しておけよ、その一言が一体何を示すのか。
射精禁止はともかくとして、ハクを抱いて寝ることにどう繋がるのか。
仮にハクと褥を共にするという意味であっても、諏訪子や神奈子と違って優しくしてくれることもあって、いくら頭を捻っても分からなかった。
ハクなら、ハクならそんなにキツいことはしてこないはず、そう考えていた。
迎えた晩ごはん時は雰囲気が今朝以上に最悪だった。
全くの無言で食事を行う諏訪子。
ハクに至っては姿すら見えない。
神奈子が何か喋ろうと口を開きかける度にZUN帽が睨み付けて黙らせていた。
「な、なぁ、神奈子。今日の晩ごはんは自信があるんだ。美味しいだろ?」
沈黙に耐えられなくなって口を開いてしまった。
「ああ、美味い、美味いぞ、うん、特にこの焼き魚が美味いな、うむ」
「…」
「…」
神奈子も何とか答えるがそこから続かない。
結局、晩ごはんが終わるまで諏訪子は喋らず、俺たちも俺たちで喋ったのはこの会話だけだった。
食器を俺が片付けている最中、諏訪子が立ち上がると神奈子に一声掛けた。
「ちょっと来て」
「な、なんだ」
一瞬怯む神奈子。
神奈子を呼んだ諏訪子は何かを耳元で囁いた。
その直後だった。
「あ、ああああああああああああああああッッ!!!!、し、しまったぁぁぁああっぁああ!!!!!」
そこには崩れ落ちる神奈子の絵があった。
呻く神奈子を一瞥すると諏訪子は立ち上がって一言、
「数人、それが終わったらいつもの時間に裸で来い」
と残して歩いていった。
何が、何があったんだ。
慌てて神奈子の元へと近寄る。
「どうした?!何を言われたんだよ?!」
神奈子は答えない。
ただ、しまった失念していた、と泣きながら繰り返すばかり。
静まり返った床の間に神奈子の嗚咽だけが響いていた。
とにかく落ち着かせなければ。
しかし俺が背中を撫でようとする前に、神奈子は立ち上がると虚ろな目でふらふらと自室へと戻っていった。
戻る間際に泣きながら呟いていた、
「はじ、はじめ、うっ…じて、はじ、めて、はじ、はじめ、て、ああ」
という呪詛のような言葉がやけに俺を不安にさせた。
一体、一体何なんだ。
神奈子は何を言われたんだ。
今朝私は諏訪子様と一緒に褥の間まで怒鳴りこみを掛けました。
待てども待てども一向にこない二人に痺れを切らしたからでした。
怒鳴りこみとは言っても私は喋ることは出来ませんから神奈子様たちを睨みつけるだけでしたが。
事情を知って大層慌てたお二人が私達に一生懸命謝ってくるのは中々に心地よいものがありました。
私はそこまで怒ってはいなかったのですが、諏訪子様から一歩も譲らない態度を取るようにと言われていたので数人が必死に謝ってきてもツンとしていました。
そうしていると神奈子様が、できることなら何でもする、と言いました。
諏訪子様はどうやらそれを言わせるために冷たい態度を取っていたようです。
どんなことをさせようか、私達は隣の部屋で作戦会議を開きました。
(ハク、もうあの二人に何をさせるのかは決めてあるのさ)
(そうなのですか?一体何をさせるのでしょう)
諏訪子様は私の顔に近づいてこそこそと喋ります。
その内容とは神奈子様の罰は1週間の夜伽禁止、数人の罰は1週間の射精禁止と毎晩私を抱きまくらにさせることでした。
(あの諏訪子様、私を抱きまくらとは?)
神奈子様はともかく数人への罰があまり罰らしくありません。
私は諏訪子様の意図が分からずに罰について質問をしました。
(ハク、そのまんまの意味だよ?)
(いえ、これではあまり罰にならないのではありませんか?)
ますます分からなくなった私に諏訪子様は笑って驚愕の事実を口にしました。
(数人はね、まだ誰ともしてないんだ)
(はい?)
(はっきり言うとね?あいつはまだ”初めて”なんだよ)
(そ、そうなんですか?!、でもそれがこれとどう関係が…)
思い返せば諏訪子様は一度も数人と交わったことはありませんでした。
夜伽も数人から口で搾り取るばかりで、私はそのお手伝いをしていただけでした。
しかし知らないところでまぐわっていたばかりだと思っていた私はその話に驚きを隠せません。
私の反応を楽しむように諏訪子様は話を続けます。
(数人と交わることならいつだって出来た。でもそれじゃあ何にも面白くないんだよ。あいつを最大限に楽しむには初めての相手が私では駄目なんだ。あいつはもっと熟成させることが出来る。その熟成のきっかけとなる一番重要な初めてを私が奪うわけにはいかないんだ)
(…もしかして私が数人との初めてを?)
(うん、そうだよ。お前が数人の初めてを奪うんだ。一体誰が数人のイチモツを最初に飲み込んだのか刻みこむんだ。そうした時、やっと数人を真に楽しむことが出来るんだから)
まさか私が最初に数人とまぐわうことになるとは。
私としては願ったり叶ったりな話なので反対するつもりなどありません。
しかし結局、諏訪子様の真意について理解することは出来ませんでした。
唯一分かったのは数人の最初を私という異形の存在が奪うことに意味がある、という部分だけです。
(すまない、お前をダシに使いたくないんだけどねぇ)
(構いませんよ諏訪子様、私は数人の初めてを頂くことが出来るのです。確認したいのですが、私が初めてなんだということを徹底的に刻み込めばいいのですね?)
(ああ、宜しく頼むよ)
作戦会議が終わった私達は床の間に戻ると神奈子様と数人にそれぞれ罰を与えました。
一喜一憂する神奈子様をよそに戸惑っている数人。
おそらくあまりに微妙な罰を与えられてどう反応したらいいのか分からないのでしょう。
しかし諏訪子様に確認して大したことがないと思い込んだ数人は余裕そうにご飯を食べ始めました。
この夜には私に初めてを奪われるとも知らずにです。
私が最初、という言葉を噛みしめれば噛みしめるほど溢れてくる獰猛な感情を何とかして抑えなくてはならず、正直食事どころではありませんでした。
諏訪子様の配下として私は夜伽のおこぼれを頂くことしか出来ないんだと思い、抑えこんできたこの感情。
週に1回ある独占日でも数人を休ませる為と自分に言い聞かせて2、3回しか楽しんできませんでした。
それがこれからは、これからは我慢する必要がないのです。
諏訪子様や神奈子様だけが楽しんできた数人の悲鳴を涙を、いやそれ以上の物を私が一番に楽しむことが出来る。
ああ、楽しみでなりません。
予告した時間に間に合いませんでした
申し訳ないです
よりしっかりと書こうとすると必然的に字数が増えて、推敲の時間が増えて…
予定では今回の話は1つで終わるつもりだったのですが、ハクの独白の終わりの段階で5000字を超えていたため、分割して投稿することにしました
というかむしろよく今まで2000字辺りで1話1話終わらせていたなと疑問に感じるほどです
「その1」では何故か神奈子がメインでしたが、「その2」ではハクがメインです
ケモナー向け?な内容ですが多分そんなにキツい内容では無いはずなので是非お読み下さいませ