短めでございます
-あらすじ-
数人のとんでもない射精量に戻しそうになった永琳
吐き気止めと口臭止めの薬の大量生産することを決定したのだった
「だ、大丈夫だったかな?、永琳さん、かなり気分悪そうだったけど…」
ふらつきながら部屋奥へとフェードアウトしていく永琳さんを思い出す。
永琳さんのフェラチオは諏訪子の猛烈なアレと比べるとだいぶ下手だったものの、やたら密着してきたことに興奮していて呆気なく果ててしまった。
大量の精液を飲み干し続けた永琳さんのお腹はパンパンに膨れ上がっていてまるで妊婦にでもなったかと錯覚するほどだった。
「諏訪子は…全部飲み干してたな、そういや」
特にえずくことも無くただ気持ち良さそうに喉を鳴らしていた諏訪子が脳裏に浮かぶ。
あれだけの量の精液は身体の何処に消えてしまったのだろうか?
というか今まで何とも思わなかったが、俺の射精量は尋常じゃない。
諏訪子たちがいつも平気そうに飲み干していたせいで感覚が麻痺していたけど、この精液の量は異常だ。
まるで陵辱ゲーの主人公ばりの精液を一度に放出出来る身体になってしまった。
「永琳さんに射精量を抑える薬を処方してもらおう」
永琳さんの能力を持ってすれば容易い話だと思う。
正直こんなに出ると1回イクだけで身体が凄く疲れる。
後の処理も一々大変だし。
「永琳に何を処方してもらうって?」
誰かいる。
部屋を見渡してみると輝夜が戸から顔を覗かせていた。
が、俺のイチモツに気づくと顔を真っ赤にして引っ込んでしまった。
「ってちょっと!、なんで貴方、し、下なにも履いてないの!」
「ご、ごめん!」
覗いてきたのは輝夜の方だというのに、慌てて謝ってしまった。
謝った後で自分に一切の非が無いことに気付いたけど、だからといって下半身を露出したままで輝夜に顔を合わすわけにもいかず。
「ちょっと待ってて」
置いてあったタオルでまず股間を拭く。
後は床一面を濡らす自分の精液を…、何だこれ?
白く汚す精液がところどころうす黄色く濁っている。
嗅いでみれば青臭い臭いに混じってアンモニア臭がした。
永琳さん、俺の精液飲みながらおしっこ漏らしたのか。
脳裏にあの下手だけど熱烈だった永琳さんのフェラが蘇る。
あの時、月の賢者が、齢幾億の神の1柱がいやらしく淫らにおしっこを漏らしながら精液を飲んだんだ。
「ねぇ~まだ~?、って何で大きくしてんのよバカッ!!」
想像に耽っていると輝夜に怒られた。
イカンイカン、さっさと掃除してしまおう。
目の前で輝夜がお茶を立てている。
ここが私の部屋よ、と通された部屋は4帖半の広さで中心に炉があるパターンの茶室だった。
床の間…だったっけ。
そこには名の分からない花が活けてあり、なんて書いてあるか分からない掛け軸が掛けてある。
俺の記憶では茶道って平安時代だったような気がするけれど、月の民たちが辿ってきた歴史は地球の人間に比べて遥かに長いはず。
だったら茶道だってあるのも当然だろう。
茶道のマナーとかあるべき所作とか全然分かんないけど、とにかく今の輝夜は月のお姫様を感じさせるものがあった。
「綺麗だな」
素直な感想だった。
袖の長いピンクの服に赤い大きなスカート。
輝夜を中心に広がるスカートには月、桜、竹、紅葉、梅などの刺繍がされているのが見て取れる。
袖から伸びる白い上品な手が、背中一杯に溢れるほど広がる黒髪の艶やかさが俺を魅了する。
蓬来山輝夜はとても美しい。
見惚れる俺を輝夜は茶化すように、
「ようやく気づいたの?」
と返した。
会話が弾むでもなく、その二言で部屋には静寂が訪れる。
輝夜と二人きり。
それだけで不思議な充足感が俺を満たした。
「はい、どーぞ」
スッと差し出される器。
「ありがと?」
お礼って言うんだっけ?
何回回すんだっけ?
全部飲んでいいんだっけ…?
出されたお茶を前にしてフリーズしていると輝夜がクスっと笑った。
「何硬くなってんのよ、好きに飲んでいいのよ」
「そ、そうなの?、じゃぁ、頂きます」
器を傾け、抹茶を飲んでいく。
なんか、うん…、抹茶だ。
濃いお茶の匂いが鼻を抜けるが、これが凄い美味しいのか分からない。
元いた世界でも全く飲まなかったから本当に分からない。
しかし振る舞ってもらったんだしお礼は言おう。
「ご馳走様でした」
「はいはい、数人は茶道についてある程度知っているのね」
「うん?、何でそう思ったのさ」
「だって固まった理由って、どう飲んだらいいか分からなかったからでしょ?」
「よく分かったな」
「でも茶道を囓ったことがあるっていうことはますます数人が異世界人であることを確証付けることになったわね、っていうか異世界人でしょ?」
はっきり言ってちょうだいと迫る輝夜に俺は悩む。
ついあのくすぐり尋問の果てに暴露してしまったとはいえ、本当は駄目だったんではないだろうか。
実際は異世界ではなく未来からやってきたのだけれどはっきり言っていいんだろうか。
しばらく沈黙が続く。
先に口を開いたのは輝夜だった。
「沈黙は肯定だと見做すけどいいかしら」
「いや、あの…」
咄嗟に口を開くも後が続かない。
「別にねぇ、数人が異世界人だからって拷問するだとか酷いことはしないわ」
「いや、したでしょ」
「安心しなさい、取って喰わないから」
「いや、ついさっき喰われたよ」
「とにかく、とにかくよ。私達は数人を歓迎するわ。だから大いに楽しんで頂戴」
「はぁ、そうですか」
押し切られてしまった。
楽しむ、楽しむねぇ…。
字面的には「楽しむ」より「愉しむ」っぽいけど、味わうのも「喜び」より「悦び」っぽいけどまぁいいか。
月に来るなんて貴重な体験二度と無いだろうし。
「ということで早速楽しい遊びをしましょう」
手を叩く輝夜。
「何すんの」
「ずばりそれはね………、野球拳よ!!!」
「えぇー」
野球拳。
始まりは幕末だったような。
トリビアの泉だったか、野球拳は実際には脱がない、とあって思わずへぇ~と口にした記憶が蘇る。
っていうか野球拳も月に存在するんだな…。
そしてどうせこの野球拳は脱ぐ方の野球拳なんだろう。
元の世界ではお座敷芸として本家と分化したが月でも本家とお座敷芸とで分かれているのか。
ということは月には野球もある、ということになる。
何でもあるなぁ…月。
「その反応だと野球拳も知っているのね、早速ヤリましょう」
さぁ立ちなさい、と催促してくる。
やるのか?
月のお姫様と?
この部屋で?
輝夜の顔を見てみれば煌めく目が俺を待っている。
「安心なさい、この部屋には誰も入れないようにしてあるから。数人が素っ裸になったって問題ないわ」
「いや何で俺が負ける前提なんだ。てか俺が裸になろうもんならお前顔真っ赤になるじゃないか」
逡巡していた理由はもう1つある。
それは輝夜の耐性だ。
俺の股間を見て顔を真っ赤にして逃げるのにそれをこの密室でやったら気絶するんじゃないかと心配しているのだ。
「大丈夫、大丈夫よ。この蓬来山輝夜、逃げも隠れもしないわ!」
ドヤァと胸を張る輝夜。
やる気満々のお姫様を前に根負けした俺は蓬来山輝夜と人生で初めての野球拳をすることに決めたのだった。
感想の新着メールを確認したら、「」を出来るだけ纏めて欲しい、とありましたので、
13話以前の文章の「」を繋がる物は全て1つに纏めました
読みやすくなっていると思うのですが、何故か書かれた感想一覧にその批評が無いんですよね…
これは一体…