めっきり寒くなりました
現在喉風邪真っ最中です
皆さんも健康に気をつけて
-あらすじ-
蓬莱山輝夜の提案により野球拳をすることになった数人
永琳に見られたら怒られるよなと内心怯えながら挑むのだった
「可能性が高い、なんて永琳言うけど確定でいいでしょコレ」
大事なのはそこから先でしょ?
いつになく焦燥感に駆られている永琳と何故か同様に焦る依姫を前にして言い放つ。
数人のくすぐり尋問の末に得られた情報はあまりに途方も無いものだった。
耳にした時は驚いたけど、それなら尚更私たちがやるべきことは決まっている。
それを豊姫も理解しているようで慌てふためく2人を面白そうに眺めている。
「で、でもですよ輝夜様。数人が、あいつがもし帰るって言ったらどうするんですか?」
しかしどうして依姫が慌てるのかしら。
あれだけ心待ちにしていた永琳が慌てるなら分かるんだけれど。
(数人ちゃんを鍛えて、永琳様にそれを褒められたいようですよ輝夜様)
(あら、そうなの)
(ええ、部屋に行ったらびっしりと訓練メニューが組まれていました)
豊姫の耳打ちに苦笑する。
数人も可哀想にねぇ。
永琳の薬物投与等の実験に合わせて依姫の特訓なんてね。
「言わせなければいいじゃないそんなの」
依姫の泣き言に適当に返す。
数人が異世界から来ただとか、私達のことを知っている理由がその世界では私達がゲームのキャラクターになっているからだとかそんなことは、まぁ後者の方はちょっと気になるものの、概ねどうでも良い。
要はこの世界に来た数人をいかに
白蛇とのまぐわいから察するに数人は女性との関係はあれが初めてだったということになる。
だったら籠絡してしまえばいい。
身も心も私たちに依存させてしまえばいい。
…もし万が一それでも元の世界に帰るというのであれば私の全力を持ってしてその意志を取り除くけど。
「監禁するってことですか?!」
「んなわけないじゃない、虜にするの。というかさっきから黙ってるけど永琳、大丈夫?」
憔悴した永琳の顔はもともと優れなかったが、今では顔に絶望の色が広がっていた。
長年ともに生きてきてこんな永琳は見たことがない。
さも困ったという思いが、ありありとして顔と態度に表れていた。
「ひ、姫…。私は、私、は」
重たい口を開く永琳。
今にも泣き出しそうに声を震わせて続けた。
「だ、男性をどう籠絡していいのか分からないの。どうしたら、いいの?」
洗脳すればいいの?と続ける。
ズッコケそうになった。
横を見れば豊姫は俯いて顔を覆っている。
そんな永琳の悲哀にまみれた声に私も同じです、と依姫は大きく頭を振った。
「後で私の部屋に来なさいな、2人共。参考になりそうなの貸すから」
そういえば永琳ってそういうのにはとんと疎かったというか興味を持たなかったわねぇ。
「どうかしたのか?、輝夜。やっぱりやめるか?」
「訳ないじゃない、やるわよ。野球拳」
少しボーッとしていたみたい。
あの後永琳たちに何貸したかしら?
あんまり過激なのは選んでないと思うけど。
「ルールの確認をお願いできるかしら」
「ああ、ジャンケンして負けた相手は身に着けている物を1枚脱ぐんだろ?」
そう。
そうだけれどそれじゃつまんないわ。
もっと過激な野球拳をしましょう。
「違うわ数人。負けた相手が脱ぐんじゃない、脱がされるのよ」
「なに…?」
「私たちが今からする野球拳は、負かした相手の服を脱がすの。どちらかが全裸になるまでやるの。逃亡は許されないわ」
私の提案に慄く数人。
自分で脱ぐのではなく、脱がされる。
裸になればなるほど、より濃い羞恥に身を晒すことになる。
まるで着替えの出来ない幼子のように1枚ずつ服を剥かれていく。
もちろんそのリスクは数人だけじゃない、私も剥かれる可能性が大いにある。
…でもだからこそ興奮するんじゃない。
こんな馬鹿げて、下品で、みっともない遊び、今まで生きてきて一度もしたことなかった。
「さぁ、やりましょう、数人。頑張れば私の裸、見れるかもしれないわよ」
「…俺、永琳に怒られないな?」
何言ってるのかしら、緋袴少し膨らませているくせして。
「大丈夫よ、何か言ったら私のせいにしときなさい。さぁ拳を出して」
「分かった」
4帖半の一室でお互いにとって初めての野球拳が始められようとしている。
この瞬間がかつて無いほどに私を昂ぶらせ、興奮させる。
「「アウト!、セーフ!!、よよいのぉ、よい!!」」
「勝った、勝っちゃったよ!」
「あらあら、負けねぇ」
記念すべき1回目は私の敗北で決まった。
数人は私のどこを脱がすのかしら。
「さぁ、好きな所を脱がせなさいな」
にじり寄ってくる数人。
息は少し荒くなっていて、逡巡する両手はかすかに震えている。
品定めするような視線が私を射抜く。
ヤバイわこれ、堪んないわぁ。
長考の末に私は上を脱がされることになった。
脱がし方の分からない両手を胸元のリボンへと導く。
「いいんだな」
「早くなさい、まだ始まったばかりよ?」
シュルリとリボンが解かれる。
解かれたリボンはパサリと畳に放られた。
数人はピンクの裾を持つとゆっくりと捲り上げていく。
胸の直前まで捲り上げてから数人は大きな非難の声を上げた。
「お、お前、きたねぇぞ!?、まだ1枚上にあるじゃないか!」
「言ってなかったかしら?、私は上に下着込みで3枚、下も同様に3枚。計6枚身に着けているのよ」
「俺、巫女服だけで2枚だけだぞ。下着無いんだぞ」
「知ってるわそんなこと。私の裸が見られるかもしれないのよ?、そのくらいのハンデはないとねぇ」
十二単でないだけマシと思いなさい。
煽られた数人は乱暴に私の服を脱がすと畳に叩きつけた。
「ワガママに付き合ってやってんのにその態度とはいい度胸だ輝夜。素っ裸に剥いてやるからな」
「怖いわぁ、恐ろしいわぁ。負けたくなっちゃうじゃない」
「言ってろ!」
「「アウト!、セーフ!!、よよいのよい!!」」
今年の季節の移ろいは急に来た気がします
秋から冬への移行がホント急
ビビるほど寒いですよね