※この作品はR-18です。

東方被嗜虐   作:Apfelbaum

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第40話です

キリの良い数字になると何となく喜びというか達成感を感じるのは何故でしょう
思い付きで始めたこの二次創作も40話で来てしまったという
まぁまだ序盤も序盤なんですが



-あらすじ-
とうとうアナルバージンを寝ている間に散らされてしまった数人
それ以来用を足す時に何となく感じるようになりました


神様、月人、そして妖怪

俺が月に招待、というか拉致されてから半年以上が経った。

月のゴツゴツした地表とか見せてもらえるのかなと期待していたが、どうやら俺の存在は機密扱いらしく研究所からは出して貰えなかった。

代わりといっては何だけど、日々輝夜や依姫、豊姫に嬲られながらも、諏訪子の元に居た時よりも随分と楽をさせてもらっている。

地上に居た時は炊事洗濯に家事掃除、全てやらなくてはいけなかった。

諏訪子たちが手伝ってくれているとは言ってもそれなりに忙しい日々だったが、ここに来てからは仕事らしい仕事と言えば永琳さんの研究に付き合うくらいしかない。

以前この堕落した生活っぷりに申し訳無さを感じて、なにかやれることはないかと永琳さんに聞いたところ、それがどういう形で伝わったのかますます依姫がトレーニングに力を注いできた。

俺は仕事をしたいんだと文句を言えば、ここの仕組みを教えるのは手間だと依姫はトレーニングウェアを差し出しながら言う。

掃除ぐらいはと思っても、ルンバみたいな自動掃除ロボットが既にあるため本当にやることがない。

結局のところ何も無い日は鈴仙たちと談笑したり、鈴瑚と清蘭に団子の作り方を教えてもらっている。

 

「おはようございます、数人さん」

「おはよー数人」

「おはよ」

「3人ともおはよ」

 

いつも通りの朝、3人が既に食堂のテーブルについているところを俺が最後に来て朝ごはんを一緒に食べる。

 

「今日はなんにする~?」

「焼き鮭だな」

「それ好きね」

 

この食堂は焼き鮭以外にもだし巻き卵や、ほっけの塩焼き、それに豚の生姜焼きなど何でも食べることが出来る。

ここに来てすぐは作ってもらっていたが、それも何か悪いので4人で一緒に朝ごはんを作ることにしている。

ごはんを鈴仙が、お味噌汁を清蘭が、鮭の調理を俺がやって、鈴瑚がお団子を作る。

ぶっちゃけ1人で出来る仕事量なのだが、わいわいと賑やかに調理場を使うのは楽しい。

鈴瑚の団子をつまみ食いして脇腹を小突かれたり、清蘭のお味噌汁を味見させてもらったり、鈴仙と一緒におにぎりにしてみたり。

それぞれの調理が終わると、4つの白いお盆に盛りつけた皿やお椀を乗せていく。

それを運んで、沸かしたお湯でほんの少し渋いお茶を注いで準備は完了だ。

香り立つ料理の品々がお腹の虫を鳴らせる。

それは俺だけじゃないようで、音の方向を見れば清蘭がてへへと笑っていた。

 

「それじゃ、手を合わせて」

 

「「「「いただきます」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月一の顔見せとは別の日。

私と永琳の2人で諏訪子の神社へと向かった。

私たちの纏めた数人についての情報を伝えに行くためだ。

ちょうど地上は夏を迎えているようで、燦々と太陽が照り、その光が青々とした山々に降り注いでいる。

蝉の鳴き声に包まれた境内に降り立つとハクが迎えに来て、手土産を受け取った。

月見うどんの素というお湯を注げばすぐ食べれるうどんと鈴瑚の作る月見団子が非常に好評で毎月持ってきている。

敷かれた座布団に座ると、挨拶も適当に私たちは単刀直入に話した。

聞き慣れない単語の理解に多少手間取るも、話す内容の大きさに3人は神妙な面持ちで頷いた。

私たちの話した数人の秘密を過去の出来事と照らし合わせて納得がいっているようだ。

 

「私たちが、その…、何だ。“げえむ”とやらの登場人物だとはな」

「だからなんだね、私の名前を知っていたのは」

「私が真澄の鏡を胸に身に付けることも」

「その“げえむ”をやったんだから、知ってて当然て訳ね」

 

自分たちが物語の登場人物であり、その物語を数人は知っている、という未来予知よりも現実味が無いはずの与太話は、数人の内面がすこぶる普通であることが原因で妙な信頼性があった。

そして数人が別世界の住人であるということも、諏訪子が見せてくれた数人の衣服からほぼ確定と判断できた。

2人は所々感じていた疑問が溶けていくことに喜んで相槌を打ち合っている。

そんな中、ハクだけが寂しそうに私たちに話しかけてきた。

 

「輝夜様?、私は、どう、なのでしょう」

「そうなのよね。数人が異世界からやってきたということ、そしてこの世界の住人たちをおおよそ知っているということは確定している。けれど、ハクの存在は知らなかったようだし、清蘭や鈴瑚のことも知らなかった」

「私や蓬来山輝夜、綿月姉妹に鈴仙も知っているのに清蘭たちのことを知らなかったということについて予想なのだけど、多分数人は私たちが出演しているゲームを最後までやっていないのではないかしら」

「それか、それぞれの作品はやってきたけど、でも最新のはやっていないとかね」

「…なるほど、ありがとうございます」

 

でもまぁ多分…、ハクは恐らく作中には出てきていないと思う。

出ていても恐らく名も無きモブ扱いだろうか。

そこら辺を確認してみたいのは山々なのだが、一気に全容を把握してしまうのも面白く無い。

永琳の手に掛かれば、脳内にある知識や記憶を全てスキャンすることだって可能なのだけど、永琳もそれでは面白くないとやらずにいた。

それに何となく話題を振ってみると数人はそのたびに、やってしまったなぁと苦々しい表情を浮かべるのだ。

聞かないで正解だろう。

 

「てことはあれかな、今日呼んでるあいつらのことも知ってるのかな」

「あいつらって、預ける予定の妖怪たちのこと?」

「そうそう。……だとしたらやだなぁ、驚かせたいのに何か面白くないよ」

「でも知ってて、なんでこのキャラが?、みたいな驚きはあるんじゃないの?」

「まぁそれなら良いかなぁ」

 

面倒な神様である。

何としても数人に一泡吹かせたいらしい。

というか妖怪たちが今日ここに来るというのは私たちも初耳なんだけど。

 

「姫様、それなら説明が楽でいいじゃないですか」

「えーりん、人の心を読まないの」

 

今回もう1つ、言わなくてはならない話がある。

それも非常に重要であり、今後の展開を左右するどころかヘタすると取り消しになってしまうほどに慎重に取り扱わなくてはならない話だ。

私も永琳から聞かされた時は、やっぱりか、と諦めに近い感想しか出てこなかった。

その問題については私も関係を持つ前から気付いていたけれど、永琳の能力でそれに対応した薬をさっと作れるだろうと思い込んでいた。

というかそう思いたかったのだけど、錠剤1粒2粒でどうにかなるような問題では無いことにも薄々気付いていたので、やっぱり、という感想しか出てこなかった。

出来る限り手は尽くすらしいけど…。

 

「説明楽でいいけど、文句言われるわよね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この暑い中、山登らせる普通?」

「仕方ないでしょ、村の人間に妖怪見せる訳にいかないんだから」

「駄目じゃ、暑すぎる…。のう、水浴び場はあるじゃろ?、先に浴びてきていいかの」

「ああ、構わんよ。ハク、案内してやってくれ」

(分かりました)

 

5人の妖怪たちはここに到着する頃には汗塗れで息も絶え絶え、しかも1人死にかけているのがいたため、自己紹介などする余裕もなく、水浴び場へと足を引きずっていった。

 

「あの5人が?」

「みたいだね。なかなか面白そうな面々じゃない」

 

確かに面白そうな妖怪たちだ。

この暑さにやられてはいるが、ここに招待されるに値する実力をそれぞれ持っている。

特にうさぎ耳を付けた因幡てゐとかいう妖怪はあの5人の中でも、諏訪子の友人であるだけあって頭1つ抜けている。

他4人も鈴仙と同じ、あるいはそれ以上の強さを秘めているのが分かった。

 

「……私は不安だよ」

「何かあれば私たちが救助に向かうから」

 

とは言っても、死ぬような事態にならない限りは助けるつもりはない。

妖怪たちのやる調教に数人がどれだけ染められてしまうのか、自分のもとを離れて数人は妖怪たちにどのように抱かれてしまうのか、見てみたいのだ。

永琳や依姫たちは他人に数人を触られたくないらしいけど、寝取られもイケる私としてはちょっと楽しみなのでどう調教するつもりなのか性的嗜好を5人から早く聞きたいところだ。

 

「や~、暑かったー。だいぶマシになったよー」

「びっくりするくらい井戸の水冷たかったね」

「暑くてほんと死ぬかと思った。神奈子さん、水ありがとう」

「それは構わんが、…お前はその体毛剃った方がいいんじゃないのか」

 

ぞろぞろと存分に水浴びを堪能してきた5人はそれぞれお礼や感想を口にしながら部屋に入って来る。

ハクが用意した座布団に座ると、諏訪子組、月組、そして妖怪組で円陣を絵描くような形になった。

犬耳…、にしては大きめの獣耳を生やしたその妖怪は神奈子にそう言われて恥ずかしそうに笑う。

 

「そ、その、直ぐに毛深くなっちゃって…」

 

この炎天下の中、そんな足先まで隠す大きさのドレスを着ているから瀕死になるんじゃないかと内心で突っ込んでいたのだけど、成る程、そういう理由だったのね。

頭から垂れる黒茶色の長い髪も切って直ぐに生えてくるのだろう。

 

「さ、てゐ。呼んできた妖怪たちの紹介と適当に実力を見せておくれよ」

「その前にさ、こっちのお2人は一体誰さ」

「私は蓬莱山輝夜、こっちは八意永琳。月の住人よ」

「はぁ?、お主何を言っとるんじゃ」

「後で説明するわ。先にそっちも教えなさい」

 

案の定疑いの目を向けられるが、それは分かり切ったこと。

ここで一々説明するのも面倒なので先にてゐ側の紹介をさせるように促すと、5人の真ん中に座っている因幡てゐが代表として口火を切った。

 

「私は因幡てゐ。そこの腹黒蛙に脅されて今回の一件を引き受けることになった哀れな兎妖怪さ。数人とかいう人間は私の住んでる竹林で調教することにするよ。あと私の能力は…、人を幸せに出来る能力で見せにくいから実演は無しで」

 

何とも投げやりな自己紹介だが、人を幸せに出来る能力というのは気になる。

それに私たち月人や軍神の前での飄々とした態度に精神の図太さや、諏訪子の友人足りえる理由を垣間見た。

 

「儂は二ッ岩マミゾウ、狸妖怪じゃ。隣の性悪兎に脅されて付き合わされることになった哀れな老狸よ。良しなに頼む。…まぁそうじゃな、これでいいじゃろ」

 

続いて自己紹介を始めたのは狸妖怪マミゾウ。

実演に用いたのは手に持っていた手ぬぐいで、それを変化させて可愛らしくデフォルメさせた狸人形を作り出した。

成る程、いかにも狸らしい能力である。

 

「私はリグル・ナイトバグっていうの。蛍の妖怪で、蟲を操れるんだ。宜しくね」

 

頭部から2本の触角が生えているので何か昆虫系統の妖怪なのだろうと思っていたら、まさかの蛍である。

そして蛍妖怪でありながら、蟲を操れるという非常に強そうな能力を持っていることにもさらに驚かされる。

リグルは立てた人差し指に何処からか飛んできた蝉を止まらせてみせた。

 

「私はルーミア。闇を操れるんだけどー、……お腹減っちゃった。何か食べるものない?」

 

金髪の髪が綺麗な妖怪は何と闇を操れるらしい。

漫画やアニメで見るような強キャラ能力でありながらこの脳天気さに笑ってしまう。

見ればマミゾウやてゐにも呆れられているようで、隣りにいたリグルに脇腹を小突かれて渋々能力を披露すると5人を球体の闇が包み込んだ。

外を照らす太陽の光すらも透過させない深淵の闇そのものを展開させることが出来る辺り、成長すれば強大な妖怪へと成り得る可能性がある。

 

「最後は私ね。私は今泉影狼。狼の妖怪なの。てゐとは私もルーミアもリグルも付き合い長いのよ」

 

毛深く、そして剃っても直ぐに生え直ってしまうことに悩むのは狼妖怪、今泉影狼。

能力は狼に変身することだそうだけど、満月の時でしか出来ないらしい。

5人の中では1番弱いのかもしれないが、てゐと付き合いが長いという辺り、それなりな強さを秘めているのだろう。

何というか本当に面白い集まりだ。

兎、狸、蛍、闇、そして狼。

動物をテーマに集まったような中、ルーミアという存在が異質ではあるものの、本人の脳天気さで不思議なバランスが取れている。

どれもこれも数人に何やってくれるのか想像につかない存在ばかりで期待値はマックスだし、どうもマミゾウとかいう狸妖怪は何か企んでいそうで、そういう部分にも期待している。

取り敢えず5人の自己紹介も終わったので私たちが月に住んでいるということを諏訪子の口添えも合わせて説明した。

 

「へぇ~、月のお姫様なのー」

「…そんな人の寵愛を受けるとはのう。ますます数人に会いたくなってしまうのう」

「そうだね。気になるよね」

 

お互いが打ち解け合うと数人についてどんな人物なのかを諏訪子たちが説明を始めた。

しかし内容の殆どは性的な話ばかりであり、どう責めると良い声を上げるのか、何をすると嫌がるのか、という話を聞かされると影狼は顔を赤くする。

嬉々としながら数人の射精の勢いを語る諏訪子の頭をはたいた神奈子は照れながら数人の性格や好みの食べ物など一般的な紹介を始めた。

…頃合いだろうか。

非常に気乗りしないけれど、言わなくてはならない。

数人の命に関わることなのだし、ここはしっかりと言い聞かせなくてはならないのだ。

 

「ねぇ、盛り上がってるとこ悪いんだけど」

「ん?、どした」

「もうそろそろで数人をそっちに返して、てゐに預けるわけじゃない?」

「そうだね、もう面倒だからここに泊まって待とうかなって思ってるんだけど」

「…ホント悪いんだけど、それ300年後になるわ」

 

目を見開く諏訪子とてゐ。

神奈子は真剣な眼差しをこちらに向ける。

 

「どういうことだ。まさか手術やら投薬やらで何かやらかしたんじゃないだろうな」

「それは違うわ。永琳」

 

永琳に説明をお願いすると数人の身体についての研究結果を分かりやすく説明していく。

 

「諏訪子、神奈子、ハク。あなた達は数人を泣かせるの、好きよね?、私たちも好きだし、恐らくてゐたちも好きになるの。それは仕方がないことで、どれだけ数人のことを労ろうと心で思っても先に身体が動いてしまうの」

「それで?」

「数人の精は神力の循環で増幅されているけれど、私たちが数人を絶頂させるたびにその増幅機能は徐々に疲弊していっている。前にも言った…、って輝夜たちにしか言っていないわね。数人の精を貯める貯蔵庫があるとしましょう。それを私たちは小出しにして楽しめればいいのだけれど、泣かせたいがために暴力的な快感を与えて破壊してしまう。その度に強烈な射精を行うわけだけど、放出し切った後にまた再び貯蔵庫を体内で作り直さなければいけない。この繰り返しは数人にとって非常によろしくないのよ」

「…成る程な。もし仮にこのまま人数が増えて数人の負担が増えれば」

「いずれ数人は壊れてしまう」

「それは300年で足りるの?」

 

この諏訪子の発言には驚かされた。

そんなにも待てないよとゴネるかと思いきや数人の身体の心配をしてきたのだ。

 

「ええ。私の全力をもって300年内に収める。この間数人には眠ってもらって一切の性行為を受けさせず、静養期間に入らせるわ」

「ということはあれじゃな?、儂らここにだいぶ早く来てしまったということか」

「暑い中来てもらって悪いけれど、そうなるわね」

「まぁ仕方ないよ。じゃぁ300年後にまたここに来るってことでいいの?」

 

徒労に終わってしまったてゐは苦笑しながら再度予定の確認を諏訪子にとった。

しかし諏訪子はかぶりを振る。

 

「いいよ。私が直接数人を運ぶからさ」

「分かった。じゃぁ竹林の入り口に来てくれればいいよ」

 

再度予定を決め直したてゐたちは夕方日が落ちかけると神社から去っていった。

帰るまでずーっと数人について諏訪子と神奈子がしゃべり続けていて、聞かされていた5人は引き気味だったが、あれらも1年数人と付き合えば似たような存在になるだろう。

女殺しというか、女誑しというか、不思議な魅力を持つ数人に落とせない女性はいない。

ちょっとでも関係を持ってしまうと離れられなくなってしまう魔性の男なのだ。

私も当然魅力に取り憑かれた1人で、今では数人と離れることなど考えられない。

恋心…、ではないが正直他に数人以上に魅力的な異性を知らないので添い遂げるなら数人しかないと思う。

私の趣味に付き合えるのは数人しかいないし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「諏訪子たち気づいてないのかしら。300年の間何処で数人は寝るのかって」

 

性行為は受けさせない、とは言ったけど別に擦り付けるくらいなら問題ないのよね。

300年存分に楽しませてもらおーっと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




章と章の間を描写するのって難しいですね
上手いことすんなり滑らかに移行したいのですが、読み直すと躓いている部分があって難しいです

色んな本を読むと読んだだけ描写の勉強になります
ソフィーのアトリエ買っちゃったんであんまり本読まなくなりましたけど……
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