今回いつものキャラ視点では無く、
実験的にナレーションや解説者側である、第三者視点で書いています
出来る限りまったりした穏やかな日常を書いてみました
-あらすじ-
飲精に目覚めた5人は益々もって数人を調教していきました
そして今回の話はそれから1ヶ月経った、とある日のお話です
数人が迷いの竹林に連れてこられて1ヶ月が経った。
諏訪子が数人をてゐたちに引き渡したのは夏手前の頃であり、そこから1ヶ月も経つと竹林と言えど夏らしい風景が見えるようになった。
しかしまだ気怠い暑さは無く、むしろまどろんでしまうような心地良い日の暖かさを楽しむマミゾウは縁側に腰掛けて煙管をふかした。
「あやつもなかなかにキとると見える。…案外弱いんじゃなぁ、ほっほっほ」
マミゾウの表情は明るい。
煙管を咥える口角はニヤリと釣り上がり、思い出しては楽しむ代わりに煙の輪をポカリと吐き出した。
つい先日、数人が毎晩行われるアナルセックスに対して前戯を行わせてくれと意外なことにそう提案してきたのだった。
まさかもう心折れてしまったのかと焦った5人は、それでも一応数人の拙い手コキを楽しんだ上で丹念に尻を突いて提案した理由を聞き出した。
ソレを聞いた5人、特にマミゾウとてゐは燃えに燃えて我を忘れ、数人が気絶するまで犯し続けたのだった。
数人が提案したその訳、それは直腸奥の突き当たりを小突かれるとその度に泣いてしまうほど感じるようになり、自分では制御出来ないレベルの快感を得るようになってしまった。
そして肛門を熱くて硬い棒が出入りすることに抵抗を感じるどころか喜んで受け入れてしまう身体になってしまった、これ以上身体がおかしくなるのは耐えられないからと、前戯だけでマミゾウたちを満足させようという考えだった。
勿論この提案に反対するつもりなど一切無かったが、このまま数人の考え通りに事が運ぶのも面白くない。
マミゾウは手コキに制限時間を設けて、それ以内にイかせることが出来なかったらいつもの2倍犯す、と条件を付けたのだった。
「いずれ手淫も教え込んでやろうかと思っとったがのう…、まさか向こうからやりたいと申し入れてくるとは」
ぷかりと吐き出された紫煙の輪は緩やかに広がって薄れ消える。
前戯を提案した時、奴の顔に迷いの色が見えた。
自分の身を守る為とは言えども、男でありながら珍棒をさすることになってしまったのだからだろう。
「よく自慰はしとったらしいが、他人の竿を触るのは下手じゃなぁ」
「何、どしたの?」
「おお、てゐか。アレじゃ、数人のこれじゃよ」
とんとんとんと軽い足取りでてゐはマミゾウに近寄って隣に胡座を掻いた。
てゐの問い掛けにマミゾウは右手を筒状にして上下に振る。
勘付いたてゐはニタリと笑う。
「必死にシゴいてくるんだもん。…可愛いよねぇ」
「ほんにの。それにあやつの顔に白化粧を施してやるとのぅ、また可愛ええんじゃ」
「笑えって命令すると、何とか笑顔を浮かべようとするもんねぇ。堪らないよ」
マミゾウの能力をもって変化させ作り出した男性器は本物の精液を打ち出すことは出来ない。
妖力を元にした擬似精液であり、当然数人のそれとは似て非なるものである。
しかし迸った時の熱、そして肌を伝う粘度は本物と同じであり、数人にとってそれを顔に身体に浴びることは快感こそ無くても精神的に磨耗することは当然であった。
しかし肛門を穿たれる反則的な快感に身を灼かれるよりもまだマシだと必死に自分を納得させたのだ。
「ちょっと、ちょ」
「ほいよ」
マミゾウは煙管をてゐに手渡す。
それを咥えたてゐは煙を一服楽しむと、懐ろから栓のされた竹筒を取り出した。
「まぁさ、5人いるからお尻だけじゃ回転率悪いんだよね」
「まだ奴の心情的に口は無理じゃろうが…、お尻に両手、最大3人まで相手が出来るようになるのは有り難い話じゃな」
「そうだよねぇ、…んっ、んっ、……くはぁっ、美味いねぇ」
「何じゃ、昼から酒盛りか」
「数人の精液割り。…呑む?」
「ちと貰おうかの」
数人の精液の味を知った5人は何かに付けて精液割り、あるいは水で薄めた精液を呑むようになった。
朝起きて、ご飯の終わりに、水浴びを終えたら、就寝前に。
最早手放すことなど考えられなくなり、日課の1つに木桶を精液で満たすことを加えた。
呑めば呑むほど妖怪として強くなる非常識な精液にも、薄めて呑まないと強烈に発情してしまうという欠点がある。
原液のまま美味しさのあまりカパカパ呑みすぎて意識が無くなり、気が付いた時には精液溜まりに数人を沈ませ掛けたことがあった。
諏訪子に心は絶対に折るなと釘を刺され、且つ自分らも折る気は一切無かっただけに困ったマミゾウたちは結果として薄めて呑む、という判断に至ったわけだが、それでも時折発情してしまうのでその都度オナニーで発散している。
「…濃いのが欲しいの」
ポツリと零すマミゾウ。
「そのまんま飲んじゃうとねぇ、大変だからねぇ…」
空になった竹筒を眺めるてゐ。
木桶に溜まった原液を汲み取る時が彼女らにとって一番辛い。
一嗅ぎしただけで口の中いっぱいに唾液が出てしまう、濃厚な精の香りが鼻に襲い掛かってくるからだ。
喉が鳴り、唾液が溢れ、それと同時に下腹部の奥が熱く収縮する。
女としての機能を全開に刺激される臭いを堪えて、堪え切れずその場で致してしまうことも多々あるが、貯蔵してある酒で割るなり井戸水で薄めるなりして手持ちを満たす。
「あぁ~、早く数人としたいなぁ~」
「それはそうじゃがな…、今やってしまっては夜出来んぞ」
「いつか一日中ってこと、出来るのかねぇ」
精液を口にしたからなのか、それとも穴の具合を思い出したのか、2人の陰核はまるで男性器のようにズキンと疼いた。
今すぐにでも押し倒しに行きたいのは山々なのだが、数人が壊れてしまうギリギリのラインを毎晩責めているため昼時から襲うことは出来ない。
具体的に言えば数人は今現在10回前後絶頂を迎えると気絶する。
それが乳首であれ、男性器であれ、肛門であれ、イク理由がなんであっても10回前後。
5人は日常的に精飲しているだけあって精力はメキメキ強くなり、日に3回はしないと足りなくなってしまった為に数人の手で1回、そして数人の肛門で2回致すことになっている。
今の彼女らにとって困ってしまったことと言えば、数人があまりに快感に弱くなってしまって自分たちが満足出来るまでやれなくなってしまったことである。
そういう訓練もしていければと頭の中では思っていても、いざそのタイミングになると歯止めが効かなくなってしまって犯すことだけ考えてしまう。
少し控えなければイカンのじゃがなぁ、と頭を掻くマミゾウであった。
「数人には頑張って貰わんとなぁ」
「そうだよねぇ」
勝手なこと言うんじゃねぇと数人の怒りが爆発する発言も耳にするのは2人の妖怪だけ。
身体は多少興奮すれども、やるにやれずただ昼をまったり過ごすのみ。
やってることと身体の意志がチグハグな2人であった。
所変わってここは拠点とは別に開けた場所で、広場中央に大きな岩と小さな岩が寄り添うようにあることから、てゐが勝手に親子広場と名付けた場所である。
ここにルーミア、リグル、そして影狼の3人が集まっていた。
「う~ん、う~ん、どうしよっかなー」
「さっきからリグル、呻いてばっかりー」
「しかし久々にこれ見たわねぇ。……未だ慣れないわ」
小さな岩にリグルは腰掛けて頭を捻り、そして影狼とルーミアは大きな岩に座って唸るリグルを見下ろしている。
「この子もいいんだけど、うーん、いやでもなぁ…、こっち…の方が、いい、かなぁ」
「これだけ呼んじゃうとマミゾウたち怒っちゃうもんね」
「そうね。おぞましいもの」
リグルの足元、そしてルーミアたちの眼下に広がる景色はそれはそれはおぞましいものであった。
後ろを見れば青々とした草原が広がっているが、リグルのいる方を見下ろすと黒々とした色を基調に黄色やら赤色など全体的にグロテスクな絨毯が広がっているからだ。
そしてその絨毯と見間違えてしまうそれはリグルが呼んだ眷属たちである。
眷属筆頭の黒カマキリからオオムカデ、カブトムシ、ハチ、チョウ、ダンゴムシにアリまでありとあらゆる蟲たちが揃っていた。
リグルの呼べるほとんどの眷属を一度に招集してしまうと、拠点の庭が真っ黒になってしまって精神衛生上宜しくないと、マミゾウたちに怒られてしまう為に親子広場にて集まったわけである。
「カマキリでいいんじゃないのー」
呼ばれたカマキリは喋る代わりに鎌を振ってルーミアに応えた。
日々数人に呼ばれて撫でられているこのカマキリは、当初撫でてきた数人を小馬鹿にしていた節があった。
お前は主人の餌でしかないんだ、どう足掻こうが逃げられやしないんだと。
しかしそれを知らない数人はただ愚痴り続け、気の向くままにカマキリを撫で続けた。
鬱陶しく感じていたカマキリも段々と数人に愛着が湧き始めて、逃がす手伝いは出来ないが撫でられることで気分の発散になるのなら、と身を預けるようになった。
それ母性本能じゃない?、とリグルはカマキリの心的成長を喜んだが、本人は母性本能が自分よりサイズのデカイ存在に発生するもんじゃないだろうと否定している。
「いやこの子はねぇ、このままでいて欲しいんだよねぇ」
数人と接触しているだけでも、非常に微量ではあるが神力を吸収することは可能なようでカマキリの妖怪化も近い。
その為、カマキリをリグルの悩みの解消剤に使うことは出来ないのだが、しかし数人と1番近い眷属というポイントは捨てがたい部分でもある。
リグルの悩み、それはどの子の魂を数人に植え付け、出産させるか、ということにある。
数人の精液が妖怪にとって最高の精力剤となるのであれば、直接数人を母体として子を産ませれば、生まれた時から大妖怪クラスの妖怪が出来上がるのではないかとリグルは期待しているのだ。
しかし彼の身体と心両方の具合を鑑みるに産ませられるのは一体のみ。
それに加えて、先述した通り数人に蟲を産ませるには、大切な眷属を殺して魂を取り出す必要がある。
彼らの卵を数人の肛門奥に植え付けることも考えたが、流石にそれは数人が心的廃人になるとマミゾウが苦言を呈したため廃案となった。
「誰にしよっかなぁ」
「……これ数人の意見は無視だよねー」
「あら駄洒落?、面白いこと言うじゃない」
一応、数人との初夜を迎える時ちらっとリグルは母体云々は言ったものの、恐らく本人は本当に母体にされるとは気付いていない。
そしてルーミアも、数人の意見は、と言ったが、それは数人が“どの子を産みたいのか知る必要がある”と言う意味であり、的外れなことを言っているに過ぎない。
誰も数人が嫌がっているとは思っていない、ないしは思っていても問答無用で産ませる前提で話しを進めているのだ。
「候補はねぇ、オオムカデかチョウなんだよねー。…どう思う?」
「私はオオムカデがいいかなー。大妖怪オオムカデ。…何だかすっごい長くなりそうだよねっ」
「私はチョウね。とても美しい妖怪になると思うわ」
「えー、丁度意見割れちゃったよ~」
オオムカデとチョウを残してリグルは他の眷属を散らした。
足の踏み場もないくらいだった黒の絨毯は色鮮やかな緑の芝生を取り戻す。
残ったオオムカデはリグルの眷属の中で2番手であり、その隣にいるチョウも同列の扱いである。
オオムカデの体格はおよそ長さ2メートル、外骨格の色は黒茶色で相手に巻き付いて締め付ける攻撃と口元の牙に猛毒を持つ。
チョウはアゲハチョウをそのまま巨大化させたサイズであり、麻痺性の毒がある鱗粉を飛ばして痺れて動けない獲物から体液を啜る。
どちらも妖怪化すれば強大な存在になるポテンシャルを秘めている。
「まぁ、まだ数人は蟲1匹産めるほど肉体出来ていないから、候補を絞れただけでもいいんじゃないの?」
正直影狼にとっては数人が何を産もうがどうでもよかった。
ルーミアも暇を持て余して、闇を適当に出現させては霧散させて暇潰しに興じている。
「そうだね、じゃぁ君たち2人から選ぶからね」
リグルはオオムカデとチョウを撫でると解散するように命じた。
親子広場が3人だけの空間となってやっと影狼は安心した心持ちで懐から竹筒を取り出した。
「ごめんね影狼。まだ慣れないんだよね」
「まだっていうか、多分死ぬまであの光景は慣れないわよ」
「あはは、詫びにこれ、作ってきたからさ」
リグルは竹わっぱを取り出すとフタを開けた。
中にはイナゴを甘辛く煮た佃煮と蜂の子の甘露煮が入っている。
「動いてる群れを見るとゾッとするんだけど、こうして調理された後を見るとゾッとするどころかお腹が空いてくるのよね。不思議だわ」
「酒盛り酒盛りっ」
「喜んでもらえて何よりさ」
3人は親子岩から飛び降りて、芝生に座り込む。
それぞれ持ち込んだ竹筒を取り出すと、勝手気ままにツマミだした。
決して強くないさわさわとした風が広場を駆け抜けて、彼女らの髪をふわりと撫でていく。
イナゴや蜂の子の食感を楽しみながら、何気ない会話で3人の酒盛りは静かに過ぎていくのだった。
いかがでしょうか
第一話ぶりに第三者視点で書きましたが、
意外と書きやすく感じました
ただ第三者っていうことは神の視点?、というか筆者の視点のような立ち位置になるせいか、何でも書けてしまう気がしてその調整が難しく感じました
是非感想を頂ければと思います