※この作品はR-18です。

東方被嗜虐   作:Apfelbaum

75 / 92
第67話です

ここ最近更新が遅くて申し訳ないです
テストが立て込んでて中々…
勉強の休憩にちょいちょい書いています

-あらすじ-
青娥の悪戯によって発情させられてしまった数人
布都は数人の様子から察せられない神子と屠自古に胃を痛める


※人外の領域

 数人がナナマキを出産したことで一時的に彼の器の中にある神力は減り、それと同時に彼は体調を崩した。永琳が処置として自分たちの力とてゐたちの妖力を混ぜたものを代わりに注いだことで、数人の身体は再び元気を取り戻したのだが、ここで永琳の予想に無い反応が彼の中に起きていた。

 元々彼の器は諏訪子の手によって形成されたものであり、そしてその器は神力を貯蔵するためのものでしかなかった。またナナマキが力の大部分を引き継いで産まれたとはいえ、器には力が残っていたのである。そこに他の力が入ったことで3種の力は混ざったかのように見えたが、実のところ全てが均一に混ざった訳ではなかった。

 信仰の末に顕れる神の力、畏れや恐怖を主食とする妖怪の力、そして神の身でありながら人の元を離れ、信仰を必要としなくなった月人の力。どの力も性質が違うのだ。親和性などあるはずもない。永琳もその部分は理解していたし、無理矢理混ぜ合わせてしまうことの未知なる危険性を重々承知していた。…していたのだが、彼女の中にある狂気じみた研究者魂は、諏訪子の元に行って神力を抜くことを良しとしなかった。永琳は危険であることを分かっていて、数人にあの液体を飲ませたのである。てゐたちから血を抜く時には内心で、こんな貴重な実験を逃すなんてあり得ない、それに数人なら多分大丈夫だから、と根拠の無い自信を元に自分を許す言い訳を唱え続けていた。

 そして実験結果は無事成功に終わり、その様子を月から見ていた永琳は2つの意味で喜んだ。1つ目は数人が無事だったこと、そして2つ目は力を混ぜ合わせても本体に命に関わる問題は起きないという結果を得られたことだ。彼の体内に潜ませておいた蓬莱の薬入りカプセルは起動しなくて良かった、と安堵する永琳に輝夜はしっかりと気付いていて、未だ嘗て無いほどの剣幕で大激怒したのはつい2週間ほど前のことである。

 

「はぁーっ、はぁぁぁっ、はぁーーっ」

(数人ちゃん凄い興奮してる。それに体臭もすっごい雄臭くなってきてる…)

 

 数人の汗の匂い、腋やうなじから漂う男のフェロモン、そして緋袴を大きく突き上げる怒張から発せられる香ばしい雄の香り。それら全てが混ざって出来上がった匂いは隣にいる青娥の発情を強く促す。

 匂いを纏う当の本人は瞳を黒く濁らせてフラフラと歩き、まるでその様子は性に囚われたゾンビのような状態だった。

 

「……んくっ」

 

 青娥が生唾を飲んだ。あてられた彼女は熱い吐息を吐き出す。

 

(最初は様子見よねぇ…?)

 

 大陸で色んな異性をツマミ食いしてきた青娥は、目の前の男子をどう弄ぼうか考え始める。

 このまま発散させるのでは面白くない。優しく段階を踏んで手ほどきすることで、自分をそういう存在だと認識させようか。2人きりになったら自然と発情するようになるまで調教してあげるのはどうだろう。

 青娥は特に自分よりも年下と交わるのが好きで、一番低い年齢で10歳の子どもの童貞をおろしたこともある。この国に来て神子と共に動くようになってからは、政治的な要素で絡んでくる奴も、お付き合いという意味で近づいてくる奴も、陰険な爺や気に入らない男ばかりで辟易としていたのだ。そんな彼女にとって、女寄りの可愛い顔をした数人は久し振りに見る最高の獲物だった。

 

(あぁ~ん、もう。久し振りですもの、何しようか迷っちゃうわ)

 

 青娥は顔の綻びを抑えきれず、ついニヤニヤしてしまう。彼の味を想像するだけで口の中には唾液が溢れ、零れそうになる度に喉を小さく鳴らす。彼女の舌も落ち着かず、時折チロリチロリと薄紅色の唇から姿を見せている。

 自室に近づくにつれて数人の足取りは速くなる。彼は前だけを見ていた。空いている右手は何かを包み込むように丸まっていて、微かに上下している。

 

(オナニーしたい、射精したい、オナニーしたい、射精したい、はやくはやくハヤクハヤク…)

 

 自室の襖が視界に映ると数人は我慢できずに駆け出そうとして、ようやくこのタイミングで隣に青娥がいることに気付く。掴まれた左手に引っ張られ、数人は仰向けに倒れそうになるのを抱き留められた。

 

「どうしたの?、数人ちゃん」

「あ、あぁ、せ、せーが」

 

 数人は思わず様付けするのを忘れてしまう。

 彼の瞳に映る青娥は、よく見るあの表情をしていた。優しく受け止めたはずの両手は震えていて、彼女も限界であることを数人は少しだけ醒めた頭で知る。一言。たった一言言うだけで、今までずっとそうだったように、彼女も自分を貪ってくれる。抱いて下さい、と言うだけで、空っぽになるまでイカせてくれる。そう、分かってしまった。

 

「お、おな、お腹が痛い、ので、部屋で、やす、みます…」

「……あら?、そうなの?」

 

 それでも馬鹿正直に言うことは出来なかった。相手が輝夜やてゐだったら、言っていたかもしれない。でも青娥は違う。青娥は自分にとって、神子たちに認めてもらう為に手助けをしてくれた優しい先生なのだ。自分に布を覆い被せた時のような悪戯好きな部分が彼女の本質であったとしても、そういう関係になるのならもっと段階を踏みたい。彼女に発情させられて、そのままなし崩しに身体を重ねてしまうのは嫌だった。

 数人は部屋の前に辿り着くと、無理矢理笑顔を作り、そして青娥の手を優しく解いた。

 

「付き添って、はぁ、もらって、すみま、せん」

「数人ちゃん、大丈夫なの?」

「は、い。ね、寝れば、治ります、から…、多分」

 

 青娥の豊満な胸から数人は必死に目を逸らす。淡い青色に包まれた温かみのある肌色は今の彼にはあまりにも目に毒だ。

 

「でも1人じゃ大変じゃないかしら。誰か居たほうが…」

「だっ、大丈夫です、ハイ、だからっ、その、もうっ」

 

 そんな1人になりたがる数人を青娥はわざと心配する。もじもじと腰をくゆらせながら、視線が胸元に行かないように必死に自分の顔を見つめてくる彼があまりにも可愛らしい。

 

(でもぉ、まさか1人でするからいいですって言われるなんて、……うふふ)

 

 自他共に認めるナイスバディの持ち主である青娥にとって、異性を堕とすことなど造作も無いはずが、目の前の数人は必死に耐えている。久しく発情したことで自分でも分かるくらいに雌臭が濃くなっていて、嗅覚からも惑わせているはずが、彼は何とかやり過ごそうとしている。

 そんな彼に対して青娥は、今までの誰よりも魅力的な獲物だと強く認識した上で絶対に逃がさないと決めた。自分の色香に惑わされないことに矜持を刺激されたのもある。

 青娥は1人になりたがる数人を両手を広げて思いっ切り抱きしめる。顔を肌に埋めさせるように強く抱き締めると、耳元で「どうしようもなくなったら私に言うのよ?」と呟く。吐息をたっぷりと混ぜた声は彼の耳朶を擽り、茹で蛸のように顔を真っ赤にさせた。

 

「は、はひ、い、いひましゅ。そ、それひゃ、まひゃ」

「また、ね?」

 

 数人はロボットダンスを踊るかのようにぎこちなく身体を動かしながら、部屋の奥へと消えていった。

 青娥はそのまま覗き、襲いたくなる衝動を抑えつつ、ゆっくりと襖を閉めた。彼に安心して自慰行為に耽ってもらうには、まず自分がここから離れる必要がある。彼女は足音を鳴らすようにして部屋から歩き出した。ある程度離れたところまで来て、振り返って数人の元に突入したい気分に再び襲われたが、それでは面白みがないと頭を振る。自分に靡かない罰を与えねばならない、と決め込んだ青娥は彼を驚かす方法を模索し、そして思い付いた。思い付いてしまうと、もう我慢が出来ずに1人で笑ってしまう。

 

「うふふふ、そうなるとぉ、ちょっとここから離れないとねぇ…、ふふふ」

 

 久し振りに男の子を抱く。そのことへの期待感が有頂天へと達している彼女はもう誰にも止められない。

 青娥は小踊りしながらその場から姿を消した。彼女の居たはずの場所には濃密な雌の香りだけが残っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ビュクッ、ビュルルッ、ビュッ!!

 

「くはぁっ、い、いぐっ、せーえきでるぅ!」

 

 もう射精も5回目を迎えたはずが未だに勃起は収まらない。それどころかようやく本調子になってきた、と錯覚してしまうほどに出せば出すほど亀頭の張りは力強くなる。

 

「う゛うぅぅぅうぅ~~、なんで、なんで~っ!」

 

 数人は射精絶頂の甘鈍い余韻を堪能することなく、再び怒張を扱き始める。鈴口周りに垂れた精液が右手に纏わり付いてぬちゃぬちゃと下品な音を立てた。そして3回か4回扱いただけで数人はまた絶頂に達し、ゼリーのような精液を迸らせた。

 

「はうっ!、くぅ、くっ、ふぅぅうぅぅ~っ」

 

 ぶるぶるっ、と背筋を痺れさせる快感に身体を震わせながら6回目の射精を貪る。粗方精液を出したところで数人は再び右手で乱暴に扱き立てる。

 

「とまらなぃっ、とまらないよぉっ、どうしっ、どうしてぇ~っ!!」

 

 鼻奥でしっかりと覚えた青娥の体臭と顔に押し当てられた余りにも柔らかい胸の感触を思い出すだけで、それだけで何もせずとも射精してしまいそうなほどに彼は発情している。青娥に素直にお願いしていればと妄想するだけで、何度もオーガズムを迎えていた。

 

「お゛っ、まだっ、まだいぐ、いぐっ!!、………うあ゛っ!!」

 

 どうして数人が大量に射精が出来るのか、という疑問が明かされたのは永琳が数人を月に招待してからおよそ300年後のことだった。何故300年も掛かってしまったかと言えば、永琳が想像していた以上に数人と神力の関係が複雑だったのと、楽しい楽しい研究の時間をわざと1日12時間に絞ってより長く楽しい気分を味わおうとしたからだった。

 体内で循環しているはずの神力を何故精液に混ぜ合わせて体外へと放出してしまうのか。数人の寿命を延ばす大事なエネルギーを捨ててしまうその理由。それが判明した時には、なかなかどうしてうまいこと出来ているものね、と永琳は深く感心し、そして更なる知識欲に火を付けた。

 数人の生命力は諏訪子や神奈子の持つ力によって人外の領域へと成長し、そして今もなお成長し続けている。しかしここで重要なのは、注がれた神力に対して生命力は比例するように伸びる訳ではない、ということだ。永琳はレポートにこう記している。

 

[……まず何よりも重要なのは、数人は器を除く全てが普通の人間と変わらない、ということである。そしてそれは、彼が持つ生命力や精神力なども元々は一般人の平均と同量である、と言い換えることが出来る。

 人間の持つ生命力には限界がある。食事や生活スタイル、或いは周りの環境によって生命力は多少上下するが、仮にそれらが最良の状態で過ごしたとしても伸び代はほんの少しである。人間の寿命は現状40歳から50歳だが、今後この限界が延びたとしても100歳前後が限界である。つまり、生命力とはそう簡単に増やせるものではない。

 神力によって生命力を大きくブーストされた数人だが、何故生命力を体外へと放出する射精機能までも強化されたのか。この疑問について私は仮説を立てる。くどいようだが、数人は人間である。本当ならば、諏訪子に会って数十年もすれば老衰で死んでいるはずが、彼は神力によって寿命を大幅に延ばされた。これは生命力のルールを逸脱し、自然の摂理に大きく背くものである。これを元に戻すには、原因である神力と余りある生命力を何度も体外へ排出するしか手立てはない。つまり射精機能の大幅な向上とは、彼の体内に器が出来てしまったことに対する自浄作用であると言えないだろうか。神力のおかげで機能が向上したのではなく、神力のせいで機能は向上してしまったと言う方が正しい……]

 

 ビュグッ、ビュルッビュッ!!

 

「あ゛っ、あ゛っ、はあ゛っ、いっく、いっぐぅぅっ!!!、……、も、もうっ、14回目ぇなのにぃっ、お、収まんないよぉ!」

 

 永琳が実験的に月人の力と妖怪の力を注いだことによって生命力は更に肥大化させられた。しかしその膨らみ方は永琳の予想を大きく上回る物だった。1+1+1のような成長の仕方ではない。力と力がぶつかり合い、飲み込み合い、融合し合い、それぞれが持つエネルギー以上の莫大な力が数人の中に生まれてしまったのだ。

 

 ビュッ、ビュッ、ビュググググゥッ!!!

 

「あ゛っぎ、ひぃ、いっぐぅ!、おひ、はひぃ、に、にひゅっかいめぇ、……、いぐっ」

 

 20回目の射精を迎えても尚、怒張は一向に萎えようとしない。扱けば扱くだけ出る。不幸中の幸いというべきなのか、どれだけ乱暴に擦っても痛みは感じないし、皮膚が赤く滲むこともない。棹に付いた精液を右手でこそげば、頭から根本までパンパンに張り詰めた、彫刻のような男根が表れる。大きさも元の世界に居た頃と比べても随分と違う。しっかりと反り上がったそれは、自分のへそにまで届く長さになっている。

 

「うぅ…、か、身体が、つらいよぉ、ぉ、ひぃ、ひぃ」

 

 21回目の射精に向けて、再び右手を根本に添える。棹を包んでいた皮はしっかりと伸び切り、根本からカリまで手を動かしても纏わり付いてこない。

 

「うぅぅう゛う゛うぅっ、え゛ーりんのばかっ、ばがえーり゛んっ!!!、ま、まだおれの身体に、なんがしたでしょっ!!!、あっ、いっぐぅ!!?」

 

 数人の眼下には大量に出した精液が大きな水溜りのように広がっている。しかし何故か量が少なかった。てゐの命令で毎日桶1杯分の射精をしていたはずが、今の射精1回は一般人の平均的な量しか出ない。その為、射精を21回しても約120ミリリットルしか出せていないのだ。せめて日課分は出そう、と思っても、まだあと140回以上イク必要がある。

 神子たちは妖怪ではなく、人間だ。1リットルもの精液を小さな子袋で受け止めるには無理がある。そう永琳は考えて、良かれと思って開発した射精制限薬を打ち込んだ。この部分に関しては一切の悪意はなかった。無かったのだが、それがものの見事に裏目に出た。

 

「だれかぁ、だれかだすげてぇ、あ、ぁ、ぁ、ぁあっ、いくっ、いっぐっ!!、……、んおっ、あ゛っ、ひっ、ぃ、ぃぐっ、いぎまずっ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁああっ!!!!!」

 

 ビュッ、ビュググゥッ!、ビュルルッ、ビュルッ、ビュルルルルッ!!!!

 

「ば、ばかになるぅ、こ、こんなに精子出したら、頭ばかになるぅ…、うぁっ」

 

 精液が尿道を押し広げる感覚に身を震わせ、それが勢い良く根本から噴き上がる衝撃に涙する。脳内の神経回路が焼き付くような激烈な快感に頭を振り乱しながらも、発情した身体を止めることが出来ない。

 数人は一向に終わらない自分の性欲に殺されるのではないかと思った。射精絶頂の快感は身体中に駆け巡り、指先までもが湯だったように熱い。このまま収まるまでオナニーし続けては細胞の1つ1つが沸騰して死んでしまうのではないか。そう考えた途端、数人は悲しくなった。

 当然ながら力によって超強化された身体は、例え200回を超える射精を連続で行っても壊れることはない。心臓が早鐘を打っても一切の乱脈を起こさないし、精子を作る睾丸も元気に働き続けている。それでも明らかに自分の身体がおかしいことには変わらない。元気過ぎるのだ。それが数人にとっては神力の暴走に結び付いてしまって、途轍もない不安に駆られてしまった。オナニーのし過ぎで死ぬ、という客観的に見たら余りにもアホらしくて恥ずかしい死が、今自分の目の前にある。悲しいやら恥ずかしいやらで、数人はさめざめと泣いた。

 

 ビュルッ!、ビュッ、ビュグッ!!、ビュルルッ!!

 

「ひぃい゛っ、いやぁっ、いやだぁっ、死にだくないッ!!、こんな、あぁっ、あひっ、やだぁぁっ!!」

 

 数人は両目から大粒の涙を零しながら、数えるのも忘れた射精に呻いた。右手が止まらないのだ。いよいよ自分の股間に身体を乗っ取られたと思い込んだ彼は、右手が一往復する度に断頭台に向かって歩かされているような気がして泣き叫ぶ。

 

(俺死ぬんだな。死んだら神子たちにみっともない姿見せちゃうんだろうな。やだなぁ…)

 

 どうせなら。

 どうせ死ぬのなら死因はせめて別のにしたい。

 鴇矢数人の死が射精のし過ぎなんて末代までの恥だ。

 諏訪子に知られでもしたら笑いに笑いまくるだろう。

 だからせめて。

 今やれる自殺を……。

 

「どうしたの数人ちゃん?、お顔が無茶苦茶じゃない。それに……、とっても元気なのね?」

 

 舌の根元を前歯で噛み切ろうとしたその瞬間だった。

 数人の目の前に両手を頬に突いた青娥がいる。よく見たら壁から青娥が生えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いつぞやの後書きに書いたと思うんですけども、私はショタや少年、青少年もイケます
分かり易い例だとアイドルマスターsideMという作品がありますが、あれのほとんどのキャラのそういう妄想が出来ます
まぁ二次元に限った話なんですけどね

そういう訳で、1つネタバレになってしまうんですが
この作品の注意タグに以前「ボーイズラブ」を付けていたのは間違いではありません
例のごとく話の進みが遅いので彼の登場は非常に先になりますが、ヤリます
彼も美青年ですからね、皆様も案外楽しめるかもしれません
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