遅れました(定期)
今回は少し実験的な内容になっています
字数短め(5000字程度)
-あらすじ-
数人は話の証明の為に、布都の前で射精させられることに
しかし彼の様子に嫌がるような素振りは無く…
「全くあ奴は…、はぁ」
布都は苛立ちを口にした。その時溜息も一緒に漏れたのは、日々積もる青娥への不満が臨界点を超えたからだろう。
当の本人が既にこの場から消え去っているのも不満の1つだった。
(何が、“数人ちゃんのこと任せたわよぉ”だ。本当に腹立たしい女じゃな)
ちらと右隣を見る。
今更になって羞恥心が興奮を上回ったのか、顔を真っ赤にして俯く数人が正座したまま両手を握り締めていた。
しかし視線を少し下げてみれば、身体は正直と言ったところか。態度とは裏腹に、2回目を待ちわびて震える肉棒が股ぐらから生えている。
そんなチグハグさに布都は心の中で笑った。
布都に股間を見せ付けるように座ったのは、隣に青娥が居たことで安心していたから。その青娥が居ないだけで、この有様だ。
その露骨な態度は布都と青娥の間にどれだけ信頼の差があるのかを表している。
(余程仕込んだようだな…)
青娥は部屋から離れる時、本番はしないでね、とだけ言って去った。
手技、口技のみで楽しんだと昨晩聞かされた布都は、この発言を、布都ちゃんにも出来るかな?、という挑発と受け取った。
再び隣を見る。
数人は肩を強張らせている。
彼とは初対面の印象が互いに最悪だった。
連れてこられた数人に対して布都は随分と辛辣な態度を取ったのを覚えている。勿論彼が青娥の下で勉強した時にはちゃんと認めたつもりであったが、それでも彼からしてみればまだまだ近寄りがたい存在なのだろう。
(まぁ、屠自古よりはマシじゃろうが)
それを思えば、長いこと指導役を努めた青娥に性の手解きをされれば堕とされるのは必定。孤独な数人に唯一優しく接し、その上で抱き締めたのだから。
そんな彼をこちらに振り向かせるにはどうすれば良いのか。
培われた経験は簡単な答えを導き出す。
「数人」
数人の身体が大げさに跳ねた。
おずおずと布都の方を見る。
その顔にはこれから起こることへの期待ではなく、まるで叱られる子供のような怯えを滲ませている。
布都が口を開いた。
「すまんの。我のことが未だに怖いのじゃろ」
「……」
「過剰な期待を寄せてしまった我が悪い。お主は勝手に巻き込まれただけなんじゃろ?」
布都は、数人が輝夜の手によって強引に連れて来られたものだと推測していた。
数人は頷かなかった。しかし沈黙が証明していた。
布都の言葉は数人の耳に優しく響く。
「青娥の計らいでこういう場を設けられてしまったのは、正直……、まぁよい。兎も角の、良い機会じゃし、ここでお主との間に出来てしまった溝を埋めたいと思うておる」
「溝を…?」
布都が数人の左肩にそっと手を置いた。
数人の心拍数がゆっくりと上昇していく。
溝を埋めるという言葉の意味は、この状況からすればどういう意味であるかなど考えるまでもない。
「数人、身体がそれでは唇を寄せられぬ。こちらを向くのじゃ」
(ふ、布都とキス、するんだ…、うわぁ、どうしよう)
生唾を飲み込んだ音がいやに大きく聞こえた気がする。
逸る期待を抑えながら、正座のまま足を器用に動かして布都の方へと向く。
その時、視線を動かす途中で、彼女のぐっしょりと濡れて色が濃くなった下半身が視界に飛び込んできた。それを見た途端に胸の中がかぁっと熱くなって、力強く脈動する心臓から熱い血液が全身へと回りだす。
青娥との行為を見て彼女は興奮していた、という事実が今までの布都に対する印象を覆した。
(怖かった布都も、お、女なんだ…)
青娥があの時言っていた。布都ちゃんも実はとってもお上手、だと。
その言葉を今思い出して、更に興奮を強めていく。どんなことをしてくれるのか。どんな技で気持ちよくしてくれるのか。
色んな女性と絡み合ってきても尚、衰えるどころか益々強さを増していく性欲は数人の興奮を煽り続ける。
ようやく数人は面を上げて、布都の顔を見た。
彼女はとても優しい顔をしていた。青娥と同じ慈しむ顔だった。
「我の股ぐらが気になったか?」
「いや、その」
叱られている気分になったが、どうしてか彼女から目線を外せない。彼女の濡れた瞳と小さな桜色をした唇を行ったり来たりしている。
じくじくと肉棒の疼きが強くなる。
布都の膝に数人の膝がくっつく。
いよいよ緊張が高まる数人に、布都はゆっくりと顔を近付けてきた。半拍遅れて数人も顔を寄せていく。
「もう少し近く寄れ。ほら、もう少し、もう少し、……んっ」
「ん…」
唇と唇が触れ合った。
「ん…、んっ」
「んぅ、ん」
まるで恋人同士のキス。
優しく、ただ触れ合わせるだけのバードキスは、徐々に心の溝を埋めていく。
(布都の唇、柔らかい)
数人は浮かれた頭でぼんやりとそう感じた。
ファーストキスは誰だっただろうか。諏訪子だったか、神奈子だったか。…もしかするとハクかもしれない。
しかしとても初めてにはそぐわない乱暴なキスを一方的に受けたような記憶がある。何だかんだで長く生きているから、色んな人とのキスの記憶が混濁しているのかもしれない。
それでも、こんなに温かくて柔らかいキスはしたことが無かった。
エロスを感じさせない、淡いキスは布都の気持ちを伝えてくる。
すまない、という謝罪の気持ちが、唇を通じて伝わってくる。
それが数人にはとても嬉しく感じられた。
「ん、……、んむ、んぅ、……布都」
「んっ、んっ、…ん?、どうした」
数人の手は自然に伸びて、布都の両肩を抑えた。
そして彼女の瞳を見据える。
「…布都ともっとキスがしたい」
「“きす”?、………、ああ、接吻じゃな?」
キスという言葉を何となく察した布都は、口元を思わず緩ませた。
布都も数人とのキスを心地よく感じていた。今までの経験に無い、湧き上がってくる暖かい気持ちは、身体を蝕む淫熱を優しく溶かしていった。
(これは…、青娥が嵌まるのも分かる)
キスをねだる数人の表情を見てしまうと、もっと悦ばせたくなってしまう。
甘えられてしまうと胸を締め付けるような庇護欲を掻き立てられてしまう。
布都はたまらなくなって、袖を締める紐を解いた。そして服を一気に脱ぎ捨てると、陶磁器のような真っ白い素肌を惜しげもなく晒した。
そうして数人の目に飛び込んできたのは、青娥のような豊満さが一切ない平らな胸に、小さな臀部。齢を言わなければただの童女にしか見えない身体だった。
(布都の裸もとても背徳的というか…、ロリロリしいなぁ)
全裸になった布都は衣類を部屋の隅に投げると、再び数人の前に正座した。
恥ずかしげもなく晒される裸体に思わず数人の視線は行ってしまう。
正しく子どものような白い肌に、穢れを感じさせない淡い桜色の乳輪に乳首。視線を少し下げれば毛が一切生えていない割れ目が、愛液で濡れているのだろう、少しテカって見える。
諏訪子やルーミアも同じくロリボディの持ち主だったが、だからといってその身体に慣れたわけではなかった。
数人の剛直ははち切れんばかりに膨らんで、我慢汁を一雫たらりと鈴口から滲ませた。
「……き、キス、するんだよ、ね?」
数人は布都に尋ねた。
その質問はどちらの答えを期待しているのか。
「お主がしたいと言うたのではないか。…当然“きす”をするぞ」
布都は質問に込められた意味を理解した上でそう答えた。
(ああ、そう残念そうな顔をするでない。今からするのはとっておきの“きす”。きっと気に入るはず…)
先のキスのような優しい雰囲気はもう無い。
布都が全裸になって、数人がそれに激しく興奮して、再び部屋に淫らな空気が漂い始めた。
「数人、足を伸ばして少し広げてくれ」
「う、うん」
数人は言われた通りに正座を崩して、両足を軽く開いた。
熱り立つ肉棒からまるで湯気のような淫気が再び匂い始める。
布都は少し腰を浮かせると、膝立ちのまま、投げ出された足の上を滑らせるようにして数人に身を寄せていく。
彼女のスベスベとした臀部が数人の足をいやらしく擦りあげる。
「お、おわぁ」
「ふふ、我の尻は柔らかいであろ?、小振りでありながらもちゃんと揉み応えはあると自負しておる」
彼女の小尻はすねから膝、そして太ももの上を滑っていく。ゆっくり、尻の感触を楽しませながら身体を近付ける。彼女の割れ目がいよいよ勃起へと迫っていく。
体験したことは無かったが、数人はこれが風俗で味わえるプレイなのかなと感じた。
そして遂に亀頭の切っ先が彼女の下腹部に突き刺さると、我慢汁でぬめるように上へと押し上げられていく。天を突く勃起は彼女の下腹に抑え付けられて、お腹とお腹でサンドされてしまう。
くすぐったい快感に思わず引きそうになった数人の腰を布都の足ががっしりと絡み止めた。
「はぁ、はぁ、ぁ、これ、こ、これぇ…」
「何じゃ何じゃ、お主の勃起、もうぴくぴくと震えておるぞ。………これからだと言うのに」
「ま、まさか、こ、この状態で……?」
布都は口で答える代わりに身体を揺すらせた。
すると、数人の乳首に布都の乳首が擦れあった。
乳首同士を擦れ合わせるという淫らな行為は数人の頭をクラクラさせた。
「さぁ、我の舌技、とくと味わうがよいぞ」
布都が顔を少し斜めにして近づける。
数人は後頭部までもしっかりと抑え付けられていて、もう逃げることが出来ない。
唇がくっつく寸前で彼女の口が少し開いた。
熱い吐息と同時に小さな舌が出てきた。
「はぁ、はぁ、…、あぅ、んむ、んむぁん、んちゅ、ちゅる」
その唇に数人も少し口を開いて重ね合わせる。
布都の小さな舌はゆっくりと数人の口の中に侵入し、数人の舌も布都の口の中に恐る恐る入っていく。
(こ、このキスやばいっ。まるでお風呂に入ってるみたいに全身が暖かくって……)
2人の身体は隙間なくくっついて離れない。それは布都の身体に凹凸が無いからこそ出来る技であった。
「んちゅぅ、ちゅっ、ちゅるちゅうぅちゅっ」
「ちゅっ、あぁむっ、ちゅっ、んく、ちゅっちゅっ」
布都の舌が数人の口の中を弄っていく。
舌の上をくすぐり、根本の窪みを優しく舐め上げる。歯の裏、口蓋に唾液を塗り込むように、ざらざらとした味蕾を擦り付けていく。
数人も負けじと布都の口の中を舐めようとする。
しかし自分の口の中が性感帯になってしまったと錯覚してしまう程、彼女の舌に感じさせられてしまう。
このままではキスだけで達してしまうと悟った数人は布都の舌を押し返そうとするが、当然うまくいくわけもなく、逃げられながら益々嬲られてしまう。
彼女の肩を押し返そうにも力が入らない。
(これダメッ、来るっ、キスだけで来るっ、あ、ぁぁぁあっ、あ、あ、あぁっ!!!)
ゴピュッ、ゴプッ、ブピュッ!!
キスだけで数人は2回目の射精をしてしまった。
くっついた身体から吹き出るように精液が零れて、2人の身体を汚していく。
2人の口が離れると、1本の糸が橋のように掛かった。
「はぁ、はぁー、はぁー…」
「ん、熱い…、恐ろしく熱い精液じゃ…。こんな物を子袋で浴びては火傷してしまう」
布都は身体を捩らせるとニチャニチャと下品な音を立てた。
身体を少し離すと、まるで蜘蛛の巣のように幾本もの命の糸が出来上がった。
あまりに下品な光景が、自分の精液によって出来てしまったことが恥ずかしくなった数人は慌てて布都を抱き寄せる。
生温くてヌメヌメとした感覚が本来なら気持ち悪く感じるはずが、布都と抱き合うことでまるでローションプレイのように心地よく感じてしまう。
「数人、何を呆けておる?、口を開けぬか。我はまだまだキスをし足りぬ」
「はぁっ、はぁ、ま、まだ、するの?」
「当然。どのみちまぐわうことは出来ないし、ならばひらすら口を愛でてやろうと思うてな。…ほれ、口を開けよ」
「ぁぁあ、あ、あむっ」
数人は命令に従って口を開ける。
そこに布都が唇を被せると、再び舌で口の中を嬲り始めた。
抵抗する意味が無いと知った数人はされるがまま、舌を舐め取られ、唾液を吸われる。
布都が数人の舌を吸い上げると、その舌先から流れ込む唾液を飲み干していく。
ビュクッ、ビュッ、ビュルルッ!!!
3回目の射精を迎えたにも関わらず、2人の口は離れない。
密着した肌の間に精液が流れ込み、乳首と乳首の間もねっとりとした感触に変わり始める。
数人がその感触をくすぐったく感じて身を捩らせると、乳首同士がぬるりと擦れあった。
その時布都の身体が大きくびくんと跳ね上がる。
彼女も口淫で興奮していた。そして乳首の快感で達してしまったのだ。
「ぷぁっ、…はぁ、…ぁ、はぁ…」
「ふぅっ、ふぅ、……、はぁっ……」
2人の口が再び離れる。
しかしどちらも喋ろうとはしなかった。
互いの呼吸が落ち着くのを見計らうと、無言のまま唇を重ね合わせる。
舌同士がまぐわい合うと、どちらかの腰が跳ね上がった。
ビュッ、ビュルルルッ、ビュググゥッ!!!
数人が果てる度に、2人の身体は精液で更に汚れていく。
布都が果てる度に、互いを抱き合う手に更に力が込められる。
2人の体温はまるで1つの生物のように溶け合い、混じり合ってお互いを高めていった。
ビュッ、ビュビュビュッ、ブピュッ!!!
数人の腰が再び跳ね上がる。
そんな彼の背中を小さな手が優しく受け止めて、撫で擦った。
布都の腰が小さく震えると、それに答えるように数人の舌が口腔内を舐め上げる。
最早2人の間に溝は無くなっていた。
呼吸すら忘れるような長い長いキスを2人は夜が明けるまで続けたのだった。
キスっていうのは疎かにしてはいけない大切な前戯の1つだと私は考えています
発情の着火剤であり、互いの気持ちを交換し合う重要な愛撫です
ですのでキスだけで5000字書いてみましたが………
しんどかったです
字数稼ごうにも似たり寄ったりな表現にしかならず
書けることと言えばキャラの気持ちになりますが、それもまだ苦手で上手くいかず
難しいですね
因みに、キスした後に唇の間に唾液の糸が出来る、という表現は超ありきたりな気がしますが、絶対必要な表現だと思ってます
エロいですしね