遂に80話に到達しました
書き始めたのが一昨年の7月の真ん中だったので、凡そ27ヶ月経過したことになります
オマケ込みで考えると84話/27ヶ月で平均して月に3話更新していることに
平均字数が5300字なので、月に15900字書いたことにもなりました
完結する頃にはどうなっているやら
-あらすじ-
数人を中心に広がるハーレムの輪
当然綺麗に収まるはずがありません
布都と青娥が話し合っている頃、数人は屠自古の部屋にいた。
机があって、筆記具があって、ほんの少しの書簡が置いてある。必要なものしか置いていない殺風景な部屋は、彼女の性格を分かりやすく示していた。
「んぇ、れろ、れろ」
屠自古にはこれと言った趣味も無かった。神子の為に自分はあるとして、それ以外のことには出来る限り力を割きたくなかった。だからこそ、神子に呼ばれた青娥が気ままに動いているのが目に付いてしまう。青娥と喧嘩する度に仲介に入る布都も休日には何処かに出かけているというのもまた、腑に落ちなかった。
「れろ、んちゅ、んむ、えぉ」
神子の邪魔をしようとする豪族たちに腹が立ち、余裕さを見せ付ける青娥に腹が立ち、そんな苛立つ自分を見て呆れたような表情を見せる布都に腹が立つ。
自分に余裕が無いのは分かっていた。しかし分かっていてもどうすることも出来なかった。鬱屈した思いは全て政務に向けてきたから、他にどうしたら良いか分からなかった。
「ん、出る。また顔に掛けるね」
(…また来る、臭くて熱いのが、またぁ…)
しかし今。数人に跪いている今は、何も考えられずにいた。顔に感じる湯気立つ熱気。鼻を抜けるえづきそうになる性臭。2度の射精を顔で受け止めたことで、彼女の凛々しい面立ちは白く染まってしまっていた。
数人は棹の狙いを定めると、右手で根本から扱き上げる。陰嚢から込み上げる生命力の奔流が3度目の射精を解き放つ。鈴口から音を立てて噴き上がる精液は放物線を描いて、バチャバチャと彼女の顔を汚していく。屠自古はそれを微動だにせず、ただ黙って受け止めた。
(熱い、熱いぃ、顔がぁ、臭くて熱いぃっ)
ゼリー状の精液はずっしりと重く、ぷるぷると顔の上で震えるだけで中々落ちない。漂う臭いを吸い込む度に背筋がゾクゾクと痺れ、身体が内側から熱くなる。
頭の中は白いモヤが掛かり、自分が何に悩んでいたかも思い出せずにいた。
「ほら、まだまだ勃起してるよ。これ直してくれないと神子様の所行っちゃうかも」
「分かっは、分かっはかあ、っまっへ、んぐ、んぐ、せ、精液が、精液が臭いのぉ」
唇を塞いでいた精液が、喋った途端に舌の上に落ちると、背筋のゾクゾクはより大きくなった。青臭さが肺いっぱいに広がり、舌もが焼けるように熱くなる。それを教えられた通りに、しっかり咀嚼しながら唾液と混ぜ、口中に精液を広げて飲み込んだ。
(あぁぁぁ、息も、自分の息も臭いぃ……っ、もう、もう…っ)
屠自古は先から何度も浅い絶頂を迎えていた。精液の熱さで達し、臭いを嗅いで達する。絶頂を迎える度に頭の中のモヤはもっと濃くなり、そして精液のように白く濁っていく。
「舐める……、舐めます、からぁ。神子様には、手を…出すなぁ」
屠自古は震える舌で精液濡れの亀頭を掃除する。両手は使うなと命令され、一生懸命に顔を動かしながら、棹に纏わり付いた汁を舐め取っていく。そして再び綺麗にすると今度は鈴口に唇を合わせ、尿道を吸い上げる。
不本意だと前置きしながら、屠自古はこの扱いを心地よく感じていた。沸騰した意識の中、必死に自分は神子様を守るために仕方なくやっているんだと思いながら、何度も雄の味を飲み込んだ。
「ほら、もっと顔に掛けてあげるから。精液の臭いで即堕ちするまで、何度も射精するからね」
「うぅ…、どうしたんだよぉ……。数人は、ぁっ、そんな、奴じゃ」
逡巡する屠自古に数人はぐいと棹を押し付けた。折角綺麗にしたはずの棹をまるで絵筆のように扱い、彼女の顔に乗った精液を塗り広げていく。
「ひぃぃ、やめ、うぷっ、うぷぷっ、押しつ、押し付けるのやめっ、舐めるっ、舐めますぅっ…」
「早く早く」
屠自古は顔を上に向けるとそのまま棹を頬で押し上げる。舌で根本をねぶりながら、すりすりと頬ずりをした。咄嗟に思い付いた愛撫の仕方は、数人の嗜虐心を大いに沸き立たせる。
女が顔全体を使って陰部を愛でる。いつかの薄い本で見たプレイの一部だった。
「やっぱフェラはいいや」
「…え?」
突然の心変わりに屠自古は固まった。自分では数人を抑えきれず、神子様の元へと行ってしまうのではないかと、途端に不安になった。
だが、それは違った。
「今度はこっちの番」
「………ぁ、ぁぁ」
「服、脱いでよ」
数人はにこりと笑う。
もしかしたらと予感していた展開だった。口だけでは数人を満足させられないのでは、と屠自古は何となく分かっていた。震える指で胸元の紐を解く。そして豊満な胸を抑え付けていた白布を解くと、たゆんと服の上からでも分かる2つの山が現れた。
(分かった……、布都の言っていたことが分かった…。アタシは今から数人にヤラれちまうんだ…。何度も、抜き差しされて、何度も、中に精液を出されてぇっ……)
精液を中に出されればどうなってしまうのか。それは勉強会でよく分かっていた。それでも自分は逃げる訳にはいかない。神子様を守るため、神子様の将来のために自分を犠牲にしなければならないのだ。
どうにか逃げ出したい気持ちを抑えつつ、緑のワンピースを脱ぐ。そしてそれを部屋の隅に投げ捨てた途端、数人に押し倒された。
「くひぃいぃっ……、ひぃっ、す、するんじゃ、ないのかよぉっ…。さ、さっきからぁ、ぁ、ぁああっ、ち、乳首ぃ、ひぃ」
「んちゅうぅうぅっ、んちゅ、れぉ、あむ」
「ひぃっ、あぁっ、またっ、またイクっ、乳首が痺れるぅっ、あ、あぁ、あぃっ」
屠自古は半泣きになりながら、甘い絶頂感に身悶えていた。押し倒された途端、貫かれると身構えていたが、数人が始めたのは丁寧な愛撫だった。
右手で胸を揉みしだきながら、左手で乳首を優しく捏ねる。そして交互に乳首に吸い付き、唾液をまぶしていく。腰を浮かせる程の絶頂を数人は体で押さえ込み、徹底的に快楽を刻み込んでいく。
「やめぁぁっ、いっくぅぅぅっ…、ひぃ、ひぃ、助けっ、もういいっ、もう胸はいいっ、あひぃっ、またぁっまたぁ」
再び屠自古の腰がビクンッビクンッと跳ね上がる。
数人は左手はそのままに、右手をゆっくりと下に降ろしていく。豊満な胸から、脇腹を擦り、臍をくすぐりながら、そして目的の場所に到達する。彼女のそこはぴっちりと閉じていて、付いている突起も可愛いサイズだった。体を震わせ、無意識に逃げようとする彼女をより強く抑え付けると、人差し指と中指で陰唇を割り開いた。
「あんっ、なにぃんっ、あ、あっ、あっ、あっ」
そしてリズミカルにくぱくぱと何度も開いては閉じる。数人も内心では早く滾る肉棹を突っ込みたくてしょうがなかったが、それだけは必死に耐えていた。
これより少し前、青娥に提案された屠自古籠絡の話。青娥は神子様を盾にすれば屠自古は逃げられないだろうと数人に話していた。勉強会で揺らいだ彼女の心を解きほぐすには少し強引にいかないと、と彼女は笑っていた。ただその際に、初めてだから優しく抱いてあげてねともお願いされていたのだった。
「あっ、痺れるっ。そこっ、あんっ、あっぁっ」
優しく入り口を捏ねられると、そこから生まれる快感が上へと駆け上り未熟な子宮口を刺激する。乳首に比べて一切手の付けられていない秘密の部屋はその刺激に為す術もなく泣き震えてしまう。
もどかしい快感。胸の先端をいじられる時とは違う、切なさだけが積もる感覚に臍下がどうしようもなくなってしまう。
「もう少しほぐさないと、入らないかな」
「あぁぁっ……。もう入れればいいだろっ、数人のそれっ、もう入れればいいだろっ、何なんだよぉっ」
恥も外聞も捨て去って屠自古は喚き散らす。
「アタシが悪かったよぉっ、ひっ、だから許してくれよっ、もう、もうっ、ぁぁっ、どうにかなりそうでっ、許してくれよぉっ!」
涙を溢れさせながら数人に許しを乞う。幼子のように両手で顔を覆い、何度もしゃくりあげる。
数人は優しくしていたつもりで、結局自分よがりな愛撫の仕方になってしまっていたと気付いた。気持ち良くさえしてあげれば、痛みを極力感じさせてあげなければ、優しいものだと思い込んでいた。
「ごめん。屠自古ごめんね。調子に乗ってた」
「うぅ…、おせぇよ…」
愛撫を止めて、彼女の顔を覆う手を優しく引き剥がした。泣いたせいで瞳が少し腫れている。
屠自古は数人を定まらない視線で弱々しく睨み付けた。気丈さを取り戻した瞬間だったが、直ぐにそれは怯えのものへと変わった。神子に代わる自己犠牲という言い訳も、元を辿れば数人が変わってしまったからだった。そして彼女は数人の豹変が自分が原因ではないかと思い込んでいた。優しかったはずの彼に嬲られる恐怖は、自責の念も加わって遂に屠自古を決壊させる。
「ごめん。本当にごめん」
「あ、アタシが、悪いんだろ…?、アタシのせいで、数人は変わったんだろ…」
屠自古はしゃくり上げながら、数人に詫びる。冷たい態度を取った自分が悪いからだと、自分を責める。
数人は最初何を言っているのか分からなかったが、屠自古の呟いた冷たい態度という言葉で理解した。そうなると途端に居た堪れなくなってしまう。言うなればあの時は猫を被っていた時で、こっちが数人の素だ。変わってしまったというより元に戻った訳で、当然それが屠自古のせいなはずもない。やる気に満ちていた棹もあっという間に萎れてしまった。ここから彼女の初めてを散らす気など微塵も起きなかった。
「違うよ。こっちが元々の性格だよ。屠自古は何にも悪くないよ」
数人も床に寝そべると屠自古の頭の下に右手を差し込んだ。そして左手を彼女の背中に回すと、優しく撫で擦る。兎に角落ち着かせようと思っての行動だった。
「……っ、うっ、うっ、うぁっ、ああぁっ」
しかし意図に反して屠自古の嗚咽は止まらない。それどころか数人の胸板に顔を埋めて泣き始めてしまった。
(青娥のヤツ…、こういうことなら最初から言えよ……)
彼女が色々と溜め込んでしまっているのを察したが、であれば尚更教えてほしかったと青娥を恨む。分かっていれば最初から説明するつもりだった。
また居た堪れなさに拍車を掛けるのは、屠自古が泣けば泣くほど性臭が立ち込めることだった。乾き掛けていた精液が彼女の涙で水分を取り戻したからだが、もうヤる気がない今、この臭いは不快に感じてしまう。しかし彼女を水浴び場に連れて行く訳にも行かず、濡れ手ぬぐいを準備しに部屋を出る訳にも行かず。数人に出来ることは屠自古が落ち着くまで背中を撫で擦ることのみ。
(こういう涙は苦手だなぁ……)
似非ドSとからかわれていたあの頃を、ふと思い出した数人だった。
実は屠自古は弱まっていた(精神的に)
というのを前々からやりたかったのです
幻想郷に到達するまでのそれぞれのキャラクターたちの成長や変貌を自分なりに書けたら楽しいなという