※この作品はR-18です。

由比ヶ浜結衣「こんにちはヒッキー!八幡やっはろー!」比企谷八幡「お、おぅ(こいつ、同じ内容言ってやがるけど可愛いから許す)」   作:雄也

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第2章[比企谷八幡と由比ヶ浜結衣は一方通行の道を突き進む。]《上》
第1話


1.

「ここにも久しぶりに来たな…」

結衣と最寄り駅で別れてから3時間後、俺はまたキャリーバッグを持っていた。

一度、無理やり連れてこられたこの場所。

以前は緊張していた所為で外観を見ることはなかったが、改めて見てみるとうちより少し広い印象を受ける。

あの頃は、お互いにどのくらい近づいても良いのか距離感を掴めていなくて、ただ手を繋ぐのも恥ずかしかったっけ……。

ぽけ〜っと門扉の前に立っていると背後から視線を感じた。

「いつまでも門扉を眺めていたらそれはそれで変態だしな………」

仕方なく表札の下にあるインターホンを鳴らす。

表札には、由比ヶ浜。

親同士の陰謀策略計略謀略により同棲生活を強いられることになった。

インターホンを鳴らしてから少しして、玄関の扉が少しずつ開く。

「お、おまたせ………上がって」

恥ずかしそうに扉から顔を覗かせる彼女に軽く応え、俺は必要最低限のものだけ家から持ってきたキャリーバッグを家に運び込む。

リビングにはソファがあり、テレビも48型ぐらいだろう。一般家庭である。

なるほど、テレビがSH▲RPで冷蔵庫がPanas◎nicでエアコンはD▲IKINか。

見事にバラバラだな………。

物珍しそうに周囲を見ているのがばれたのか、由比ヶ浜恥ずかしそうに言う。

「あ、あんまり見られると…恥ずかしいかも…………」

「あ、悪い…」

「ソファに座って待っててね」

と言い残し台所に消えてゆく。

そして冷蔵庫から取り出したお茶をコップに入れて戻ってくる。

「あ、ありがと」

「うん……」

短い応答をした後、2人でソファに掛ける。

普段なら他愛のない話に花を咲かせるのだが今日は………

 

☆沈★黙☆

 

どっかの誰かの彼女がこんな感じの名前で登録されてたな、誰だっけそいつ。

両親が居ないというのを意識してしまい、お互いに何も言い出せない。

くそっ、神よ!どうしてこうなった!

 

 

2.

遡ること3時間と少し。

色々なことがあった旅行、本当に楽しかった。いろんなことが初体験で、飽きることなく過ごせた(内2日は戦闘不能だったが)。

勿論歩き疲れたし、荷物は多いし、夜はあまり眠れなかった。それでも楽しいという気持ちが先に立つほど良い思い出だった。

結衣には感謝でいっぱいだ。

ひとまず、家に帰ったら小町と両親宛のお土産を渡そう。ま、両親に至っては家にいないから寝室に置くことになるのだが。

一週間ぶりになる我が家に着いたのは夕方5時ごろ。もう小町も帰ってきていることだろう。

扉を開け久しぶりに会う小町に挨拶すべく扉を開ける。

「ただいま〜〜」

「おかえり、おにぃちゃんっ!」

「ぐはっ!」

予想外にもリビングから小町が飛び出して来て抱きついてきた。こんなことは珍しく、普段ならあり得ない行為だ。てかリビングから玄関まで0,1秒もかかってないんじゃないですかね?

「気配でわかったも〜ん!」

あぁ、なるほど。それなら納得

ーだから思考のトレース止めろよ。

「こ、小町ちゃん?どうしたの?」

怪訝に思ったので尋ねてみるが、

「えへへ〜〜、おにぃちゃ〜ん」

と返されどうしようもできない。

「小町、離れてくれないと家に入れないんだが」

「えっ?…………はぁあぁあっっ!ごめんごめん!」

自分が何をしたのか思い出したのか小町は4メートル近くバックステップをして距離をとる。てか取りすぎじゃないですか?お兄ちゃん、汚くないよ?

まぁ、あんな風に抱きつかれたら兄冥利に尽きるって感じですね。

少し涙ながらに感動していると、

「ねぇお兄ちゃん。なんで帰ってきたの?」

 

……?

 

「何で帰ってきちゃったの?」

 

………………??

 

「お兄ちゃんなら帰ってこないと思ってたのに」

 

 

……………………………???

 

 

 

「お、お兄ちゃん!お土産落ちたよ!ってか何か割れた音したよ!?」

 

 

3.

「は、結衣と同棲?」

突拍子もないことを突然告げられ困惑する比企谷八幡。

「あれ?結衣さんから何も聞いてないの?」

全く聞いてないですが。

「両親とも不在だから結衣さんが心配ってご両親が言ってるらしいよ。」

優しいんだな。

「結衣さんの料理によって生じる環境破壊が。」

優しさは、時として残酷だよな。

「んで、いつからなんだそれ?」

「今日」

「はぁ!?」

「んで、〇〇《自主規制》して〇〇〇《自主規制》して〇〇〇〇《自主規制》しちゃえって!」

「小町、それは卑猥に聞こえるんじゃ…」

「で、〇〇《特大自主規制》して既成事実を………」

「それは伏せろっ!」

危ねぇ、いろいろ終わるところだった………。え、めぐねぇ?いや、ちょっと発音が似てるからって引き合いに出すとか可哀想だろ。

「じゃあ早速、お兄ちゃんは結衣さんの家に出発〜!」

 

 

 

 

こうして俺と結衣の同棲生活は始まった。

確かに不安もある。緊張もしている。

だとしても。

この時の俺は結衣と過ごせる時間の全てが楽しみで仕方なかった。

 

 

 

続く。

 

 




すいませんでした!
11月下旬とか言っときながらまさかの12月!
本当にすいませんでした!

さて、この第2章は(切り替え早い)結衣とヒッキーが同棲ですね!
もちろん、あんな事やこんな事も待ってますよ!

次回の投稿は明日です!
お楽しみに!
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