※この作品はR-18です。

由比ヶ浜結衣「こんにちはヒッキー!八幡やっはろー!」比企谷八幡「お、おぅ(こいつ、同じ内容言ってやがるけど可愛いから許す)」   作:雄也

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第2話

1.

さて、時刻は2時過ぎ。

何をするにも遅い時間である。

今ご飯を食べれば夜に入らなくなり、寝れば夜は眠れなくなり、遊びに行くには遅すぎる時間。

正直、気まずい。

いや、確かに結衣と一緒にいる時間は楽しいよ?けど、これは気まずいでしょ。あれだよ、いつの間にかドラマで変なシーンが始まっちゃって家族で観てたら沈黙するアレだ。

くっ、こうなったらやっぱりここは俺から…

「ヒッキー!何かゲームやろ!」

「え、お、おぅ…。」

先を越されてしまった。

過ぎてしまったものはしょうがない。先に進もう。過去を振り返れば後悔で死にたくなるからな。

「結衣は何がしたいんだ?」

対人ゲームは俺にはさっぱり分からないので、結衣に尋ねる。

「え、そ、そうだなぁ……うーん、じゃあ、《ジェンガ》やろ!」

「ふっ、俺に勝つなど百年早いわ!」

「負けないもんね!」

結衣、お前は甘い!

ぼっちに優しい対人系ゲーム、それが《ジェンガ》なのだ!

かつては葉山に「え、1人でできるの?」とか否定されたこのゲーム!

1人でできなくてなんでみんなで出来るというのか!

そのテンションは「明日テストだけど、まあなんとかなるでしょ!」とな思って軽くやったら全て爆死したレベルなのだ!

………

軌道修正、感度良好、システムオールグリーン

テンションがおかしくなりました。

そしてそこへ《ジェンガ》を持った結衣が帰ってきた。

「ゆ、結衣……お前…………もしかして…………っ!」

「ど、どうしたの!?」

「意外と綺麗好きなのか!」

「バカにし過ぎだからね!」

ジェンガ2発、結衣の手から発射。

木弾初速、60km/h。

目標、比企谷八幡前頭部。

防御壁、左右1つずつ展開(両手です。)

迎撃完…!?

まだ1発残っていただと!?

バカな!そんなはずはっ………!まさか!1発目の影に隠していたというのか!(ただの偶然だし、そんな意図ないし)

急いで左翼障壁を手前に…………間にあえっ!

「ぐぎゃあっ!」

クリーンヒット。

「あたしは結構きれい好きだよ?」

俺のこの刹那の時間の思考回路など気にもとめてないようでほっぺを膨らませて怒ってる。あれ、結構可愛い。

「な、なんでヒッキーニヤけてるの?」

「あ、い、いや…なんでもない………」

「えー?教えてよ〜!」

いや、恥ずかしくて言えませんよ?

絶対無理。

「教えてねくれないと、小町ちゃんに『ヒッキーに無理やり押し倒されて犯されちゃって嬉…痛かった』って言うからね!」

え、なに。

そうした方が嬉しいの?ならそうしちゃおうかしら。ぐへへ。

そーいや、前回は前戯してからだからそうした雰囲気でやるのも悪くないのかもな。というかこれはやって欲しいってことだよな、うん。

結衣、任せておけ!(←まだ童貞卒から一週間)

「で、ヒッキーなに考え…ってまたにニヤけてるし!もう!」

「結衣、可愛いな」

おぉぉぉぉぉおおぉぉおおい!なんてこと言ってんだ!なんかすげー恥ずかしいじゃねぇか!絶対結衣に引かれたわ!

恐る恐る結衣の方を見ると、

「ひやぁあうぅ〜〜」

ありゃ、ショートした。

え、これ俺が悪いの?

そんなことないよね?

「そんじゃ、《ジェンガ》やるか」

「えへへ〜〜可愛いって………」

「結衣ー?」

「えへ〜〜ほわぁぁ〜〜〜」

「結衣さーん?」

「ふひひ〜〜………って!な、何!」

「いや、《ジェンガ》やるだろ?」

「や、やるよ!」

さっきはあまりの恥ずかしさに脳内で悶絶したがあれだけ照れてくれるなら、言った意味もあるかもな。

もう言いたくないけど。

「よし、始めよう。そっちからでいいぞ」

「じゃ、いくよ!」

「あー、ちょっと待て」

「ん?」

「三回勝負で負けた方は買ったやつの要求を一つなんでも聞けるようにしよう。」

「なっ!……わ、わかった…!いつもぼっちで誰とも対戦したことがないヒッキーなんか負けないもんね!」

今の、結衣が彼女じゃなかったら道連れして死んでたわ。

いくら彼女でもあぁまで言われるとさすがにダメージが………。

ま、いいや。

勝つのは俺だからな。

 

30分後

 

「全戦全勝っと」

「あぁぁ!もうっ!なんでヒッキーなんかに勝てないの!?」

「由比ヶ浜さん、さっきから地味に酷いですよ?」

「うぅう〜〜〜……………」

ぼっちの時に練習した技を繰り出すまでもなく、結衣が自滅してくれた。ありがたやありがたや。

さて、結衣には何をお願いしよう。

………。

よし、決めた。

「結衣、決めたぞ。」

「うぅっ、な、何にするの………?」

「俺のお願いはな………」

「フムフム。え、それでいいの?ってかそれ楽しそう!」

「だろ?」

「うんっ!早速みんなに連絡するね!………良かった、恥ずかしいのじゃなくて………」

「ん?連絡しないのか?」

「え、あぁ!今する!」

携帯片手に結衣はメールを打つ。

そう、俺が要求したのは「仲の良いみんなでご飯を食べる」

ということ。

さすがに2人だけだと悲しくなりそうだし、雰囲気に慣れるためにちょっと力を貸してもらう。

結衣も嬉しそうにみんなに連絡をしている。

そういえば、結衣は気づいていなかっただろう。

俺がしたのは「命令」ではなく「お願い」。まだジェンガの分は使ってなどいなくて、これは単なる俺のお願いにすぎないのだ。

そして結衣は気づいてない。

このお願いこそ、恥ずかしい俺の要求の布石ということに。

 

 

続く。

 




次回は、色々なキャラが登場しますよ!
まぁ、お料理会ですね!
他のキャラもそうですが、結衣のダークマターぶりもお楽しみに!

次回の投稿は明後日です!
それでは、お楽しみに!
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