由比ヶ浜結衣「こんにちはヒッキー!八幡やっはろー!」比企谷八幡「お、おぅ(こいつ、同じ内容言ってやがるけど可愛いから許す)」 作:雄也
1.
今日の鍋パーティーの趣旨…結衣と気まずくならない為にみんなで集まろう!
だったはずだ。
それなのに、どうしてみんなが来る前より気まずくなっているのだろう。
理由は一つ。
あんなことをしてしまったからだ。
いや、実を言えば結衣がちゃんとした服装なら情欲なんて沸かなかったわけで、結衣が悪い。うん、そうだな。
さて、問題が一つ解けたところで現状確認。
比企谷、結衣、両者沈黙。
………問題、解決してなくね?
それもそのはず。
夕食が終わり、みんなが帰って、もう2人っきりなのだ。
この調子で残り3ヶ月、どう過ごしていけばいいのだろうか。
「今日は、みんながきて楽しかったか?」
「え、あ、うん。楽しかったよ」
「そっか」
「うん」
「鍋、美味しかったね」
「あぁ、久しぶりに鍋なんか食べたからな」
「あはは、もう冬じゃないしね」
「確かにな」
「そーいや、未だにあいつらとは連絡取ってるのか?」
「うーん、そんな頻繁じゃないけどそれなりにはね。ゆきのんとはほぼ毎日だけど」
「そんなに話しててよく話題が尽きないな」
「ほら、あたしの一方通行だし」
「それ変な意味に聞こえるぞ」
「ほぇ?」
「いや、なんでもない」
「…うん」
会話が続かない…!
いや、俺が終わらせてる自覚はあるんですよ?でも会話を続けるとか旧人の俺にできるわけないでしょ!
はぁ、もう、どうしよ…
2.
ヒッキーと2人きりになったのは嬉しいからいいんだけど、こう、なんてーの?あからさまに2人きりってのはなかったし、3ヶ月の間ずっと同棲って思うだけで緊張してきちゃうし…ヒッキーはきっと会話が続かなくて自分を責めてるだろうし、「旧人の俺には無理だろ!」とか思っちゃってるだろうし、やっぱあたしがリードしてあげないと!
って思うんだけど無理なんだよねぇ……だって、あたしって流れ読むのは簡単にできちゃうけど流れ作るのは昔から苦手だったから…
もう、ほんとどうしちゃったんだろう。
こうなったら、少し頑張って行動に移すしかないよね!
「あ、あのさヒッキー!」
「ど、どうした?」
「勉強教えて!」
「?…まぁいいけど」
よし、この調子で………って違うよ!こんな事じゃなくてもっと頑張ろうと思ってたのに!
なんかヒッキーはヒッキーで教える気満々だし!
まぁでも折角だから教えてもらおうかな……
「んで、今日は何を教えればいいんだ?」
「えーっと、その、じゃあ財宝提携主義から」
「なんでお宝を守りましょうみたいになってんだよ」
あれれ、違ったっけ?
「結衣、まさかとは思うが罪刑法定主義の事じゃないよな?これ前にも教えたし4月に習った事だぞ…。違うよな?違うと言ってくれ……」
「うっ、そ、その通りです……」
「まぁ、いいや…結衣はそういう子だよな…………」
あぅうぅ〜、ヒッキーに見放されちゃったよぅ…
「それでも」
そんなあたしを見てか、ヒッキーは頭に手をポンと起き、
「そんな結衣も大好きだから怒る気になれないけどな」
「えへへ〜」
ヒッキーに頭撫でられるの、すごい気持ちいいな…。
「そういえば結衣」
撫でてくれているとよくわかんないけど安心するし、どんな事があっても落ち着いてやっていける気が…
「来週、試験だけど大丈夫か?」
ーーー⁉︎
全然落ち着いてやっていける気がする情報じゃなかった⁉︎
「え、えぇ!?」
「あ、やっぱり聞いてなかったのか…」
「ねぇ、ヒッキー?それって誰が言ってたの?」
「准教授がこの前言ってたじゃねぇか…」
あ、あたしが寝てた修行かも。でも、
「でも結衣っていつも寝てるからどの授業を説明すればいいんだ?」
読まれた⁉︎
ヒッキーにはお見通しだったの⁉︎
「ヒッキー………」
だからあたしは、最愛の恋人に抱きつき、上目遣いで涙目ながらおねだりした。
「刑法……教えて?」
物騒な事じゃなければいいシチュエーションだったのになぁ……
続く。
結衣目線で書いてみました。うーん、難しいんだよなぁ…
次回の投稿は金曜です!
お楽しみに!