由比ヶ浜結衣「こんにちはヒッキー!八幡やっはろー!」比企谷八幡「お、おぅ(こいつ、同じ内容言ってやがるけど可愛いから許す)」 作:雄也
刑法編に興味がない方は2.へとお進みください。
1.
なんだかんだで勉強する事になった比企谷八幡と由比ヶ浜結衣。
もちろん、結衣に説明しても分かるはずもなく…
「……で、………だから、これがこの………………になるというわけ。わかったか?」
「全く」
やっぱりこうなってしまったのか。大学よりも嚙み砕き、時間をかけて説明したつもりだったのに、あまり分かってもらえなかったようだ。
うーん、これはどうしたものかと悩んでいると結衣が
「てゆーかさ、なんでこんなん作ったの?」
という根本的な質問をしてきた。
「あぁ、それは刑法には規制的機能と、社会秩序維持機能と、自由保証機能がある。それは犯罪者に限らず、一般市民の為にも必要なんだ」
「なんで?一般市民、罰せられなくない?それヒッキーじゃん」
結衣の素直な一言に心痛めるが、これも俺の前では素でいてくれる証拠だと信じて説明する。
「例えば、窃盗は悪いことだと思うか?」
「うん」
「そりゃそうだ。でも、もし窃盗が悪いことではないと子供の頃から教え込まれていたらどうだ。もしかしたら窃盗するかもしれないよな」
「それはそうかもだけど…でも窃盗はダメだし、ヒッキーやらないでね?」
「やらねぇよ、自ら彼女を悲しませる彼氏はいねぇよ」
「…………」
「ど、どうした?」
「……なんか、ヒッキーってさ、素直になったよね」
「んなっ…!…そ、それより、で、窃盗は悪いことってどこに決められてる?」
「法律………あ」
「つまり、人間としてのモラルは兎も角、何が悪くて何が良いかっていうのは刑法によって決められてる。だから、刑法は必要なんだ」
「あー、なるほどね。ヒッキーどこでそんなの習ったの?」
「大学だよ…」
「マジ?」
「超マジ」
大学入ってすぐの範囲を説明する。流石というか、何でそんなに覚えてないのっていうレベルに悲しい。
どうしてこの子、俺と同じ大学に入れたのだろう……。
その後、社会秩序維持機能と自由保証機能について説明した。この二つは最初より難しかったのか少し時間がかかってしまった。
説明を終えた頃には既に9時を回っていた。
2.
「ふしゅ〜〜〜疲れた〜〜〜〜」
結衣が停止する。無理もない、あれだけ説明したのだからこうなるのは必然だろう。1日あたりの勉強量が0な人間にいきなり1時間勉強させたらこうなる。
「よし、じゃあお風呂入ろっか!」
あぁ、そうだな。もうそんな時間か。風呂に入らないとー入る?
「結衣…えっと、その」
「え、ヒッキー入らないの?」
「………………まさか、一緒にですか?」
「あぁー…………」
しばし考え、気づく。
「えっ、いや、それはまださすがに難しいとゆーか別に入りたくないわけではなくもない限りでもなくないんだけど…」
混乱しすぎだろ…
「ヒッキーは、入りたい……?」
まるで捨てられた子猫のように結衣が尋ねる。
今までの俺なら突き放しただろう。
しかし、結衣の前では出来る限り素直にいようと心に決めた手前、嘘は言わない。
「あぁ、入りたいよ」
「そっか……じゃぁ、入ろ?」
頬を赤く染め、結衣と照れながら浴室に向かう。
一緒に風呂に入るのは二回目だが、前回と違うのは…
「これ、なぁに?」
何故か風呂場にローション(1L)がある事だろうか。
続く。
昨日は投稿できなくてすいませんでした!
作者、昨日は熱で寝込んでおりまして…
ご迷惑をおかけしました。
というわけで明日も投稿します!
お楽しみに!
あ、明日は当然ですがR-18ですね!