由比ヶ浜結衣「こんにちはヒッキー!八幡やっはろー!」比企谷八幡「お、おぅ(こいつ、同じ内容言ってやがるけど可愛いから許す)」 作:雄也
1.
カーテンから差しできた光によって強制的に起こされる。
朝が来た、というよりもう昼になっていた。
机の上に置かれたピンクの時計が示すのは11時20分。
3時過ぎまで起きていたせいだが、ざっと8時間は寝ていたことになる。
いくら何でも少し寝過ぎな気もしなくはない。
だとすると隣で寝てるこいつは一体どんだけ寝てるんだよ、と視線を移すが、そこにはぐしゃぐしゃになったシーツと丸められた掛け布団。
なぜ、結衣がいない………?
そんな、でも。
いや、やはりそれしかありえない。
たとえ仮に、そうだったとしても。
まだ3ヶ月だぞ、そんな事があるわけがない。
まだそんなことになるには早い。
いや、でも結衣のことだ。
だとしたらーー。
こんな事になるのなら…………
ガチャ「あ、ヒッキーおはよう!」
こんな事が起こってしまうのだと分かっていたらーーーッ!
「朝ごはんできたけど食べる?」
俺が作るべきだったーーーーーッッ‼︎‼︎‼︎
2.
テーブルの上には、数種類にも及ぶダークマター。
この世のものとは思えない物体が鎮座する。
「腕がよりをかけて作ったからね!」
「腕が」作るわけがないだろ、誰だよ「羽出河」さん。
勿論、当の本人はそんな事には気づいていなく、誇らしげに胸を張っている。
健全な男子大学生、たわわな旨をまざまざと見せつけられて何も感じないわけがない。
『朝ごはんの前に、結衣が食べたい』とか言えばなんとかヤらせてくれないものか、と思ったが
「ヒッキー、ご飯食べるまでダメだからね…」
旨をガン見してしまったのが原因か、結衣が少し頬を赤く染めながら怒る。
そんな顔も可愛いから怒られた気分にはならない。
「ご飯食べたら……しても、いいから…………?」
はい、言質取りました。
でも、それは死刑宣告に等しいんですよ。
だって、ダークマターを食わなきゃいけないんだから。
「じ、じゃあ食べるとするか…」
一番近くにあったスクランブルエッグと思われる黒いドロドロとした何かを、口へと運ぶ。
「ヒッキーの好きなコーヒーも入ってるからね!」
「〜〜〜〜っ⁉︎」
口に入れてから結衣の恐ろしい気遣いを聞く。
そして、意を決して咀嚼。
こ、これはー。
口に入れた瞬間すぐ溶けて(ドロドロなだけ)、体が震えるほどの味で(苦くて悶絶してるだけ)、まるでこれ以上食べたらもう抜け出せなくなりそうで(一生残る苦味)、この素晴らしい協奏曲(焦げの苦味コーヒーの苦味)が、ああぁ、素晴らしい。
一口食べただけで意識が途切れたのは言うまでもない。
続く。
センター試験、難しい。
塾講師のアルバイトってるので教え子が持ってきた問題を見ましたが、なんか私が前受けた時よりもランク上がってますね。
毎年、国語は面白いのですが笑
もしかしたら、これを読んでくれる人の中にも高校生とかいるかもしれませんね(R-18ですが笑)
現役生はこれから各私大の入試が始まりますね!
頑張ってください!
次の投稿はーあ、そうそう。
新作で、「落第騎士の英雄譚」を題材にしたものを書いてみたので、興味がある人は是非読んでみてください!
作者のところをタップしてくれれば一覧が出るので、そちらからどうぞ!
次回の投稿は金曜日です!お楽しみに!