由比ヶ浜結衣「こんにちはヒッキー!八幡やっはろー!」比企谷八幡「お、おぅ(こいつ、同じ内容言ってやがるけど可愛いから許す)」 作:雄也
結局、その日はよく眠れなかった。
だって、だってさ!由比ヶ浜の匂いがついたまま寝ろとか拷問かよ。なんか、ずっと一緒にいるみたいな感じ、おい、恥ずかしいだろ、そんな事言わせるなって!////
自重します。
結局翌日を迎えてしまった。睡眠時間はZERO。
そんなこんなで今日も遊ぶのか…とか思っていたが由比ヶ浜が帰ると言いだした。
なんか、今日は家族で出かけるらしい。家族、家族かぁ。何時からだろう。どこかに出かける時も何も言われなくなって自室の机にお土産が置かれるようになったのは…………。
男子高校生なんてそんなもんだよ。だって男子高校生だよ?友達とウェイウェイやってストーキングして写真撮って自室でニヤニヤしてるのが世間一般の男子高校生だよな?俺じゃないぞ。
そして場所は変わって雪ノ下の玄関。雪ノ下が名残惜しそうに
「じゃあね由比ヶ浜さん。また今度、会える時に会いましょう。」
「うん!じゃあねゆきのん!」
「比企谷くんもまたね。」
「お、おぅ。」
雪ノ下から何も毒を吐かれないのは久しぶりだな。明日雪でも降るのかな。うん、天気予報は雪だったな。天気予報すげー!雪ノ下の行動まで予測したよ!さすが科学技術!
「やはり、あなたとはあと一度しか会えないわ。」
「なんで」
「そんな事考えてるからよ。」
だからそれなんの能力なんだよ、こえーよ。
「嘘よ、また今度ね」
雪ノ下が優しく微笑みかけてきたので不覚にもドキッとしてしまった。横から由比ヶ浜が「むうぅぅ〜〜」と低く唸っている。お前はサブレじゃないだろ。可愛いから許すけどね。
そうして俺らは雪ノ下の家を後にした。
よし、俺も家に帰って少し寝るかと考えていると由比ヶ浜が俺の袖をきゅっと掴み、
「これで、二人っきりだね……。」
と、恥ずかしい事を頬を紅潮させて俯き加減で言ってきた。
寝ていないせいか、それとも由比ヶ浜のせいか一瞬視界が歪んだ。多分後者だな。そのせいで
「お、おぅ………」
なんて間抜けな返事をする羽目になってしまった。
それでも由比ヶ浜は「えへへ、へへ、二人っきり〜♪///」とか言ってくる。
もうやめてくれよ!八幡死んじゃうよお!
こんな可愛い生物、八幡知らない!どんな本読んでも書いてなかった!(薄い本含む)
けぷこんCAPCOM、一旦気持ちを落ち着けろ比企谷八幡。お前の人生、楽しい事だけじゃないんだ。辛い事を思い出して気持ちを落ち着けろ、
というか楽しい事あったっけ?うわ、すげー悲しい。悲しみの海で凍っちゃうわとか思ってたら、手のひらが暖かくなった。
「へへ、恋人だから、いいよね?」
ー八幡は目の前が真っ暗になった。ー
いやいや、待て待て待ていや良いけど良くないんだけど待って欲しいけどやめないで!
もう、由比ヶ浜大好……き……
「ふぇっ!!!??????」
え、なんで驚いてるの?ま、まて、今の流れだと……
「ヒッキー……さすがに、恥ずかしい………かな、えへへ/////」
うわぁぁぁぁうおぉぉぉぉ!!!
言っちゃってたあぁぁぁぁ!!
もう嫌だ!
「でもね、ヒッキー嬉しかったよ!」
……街中で抱きつくなぁ!
まぁ、嬉しいんですけどね。
「ほ、ほら、早く行くぞ」
「ヒ、ヒッキー!引っ張らないでよー!」
俺ら、デート行くまで長すぎだろ。