※この作品はR-18です。

聖侍が斬る!!!   作:UMAの風

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格闘技を斬る

「勝者 呉服屋ノブナガ!!」

 

マイクを片手に司会のウェイブが勝者の名を呼ぶ。

 

観客席よりさらに高い席   いわゆるVIP席にはエスデスが座しており、退屈そうに試合を見ていた。

 

「つまらん素材らしくつまらん試合ばかりだな…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんでこうなった…」

 

まあ、タツミが武芸大会にでると聞いた時から予想はしてないといけなかったのだろう…

 

 

 

『東 鍛冶師 タツミ!!』

 

向かい側の控え室からタツミが出てくる。   そう向かい側だ。 

 

『西  旅人 セイジ!!』

 

帝都に置ける身分がなかった俺は劇中の火野映司と同じ旅人にしたのだ。   出場資格に特に決まりが無かったのが幸いした。 大方エスデスがイェーガーズの補欠を探すためだろう。

 

 

てか、カルビさんどこ行ったんだよ。あんたタツミの噛ませ犬だろ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「旅人って面白い身分だね。」

 

「まあ、あながち間違って無いけどね。  あいつ何だかんだで謎なとこ多いし。」

 

「そーいえばそうだねー。  タツミの方も鍛冶師って面白い身分だね。」

 

「実際あいつは俺ほどじゃ無いにしろ結構器用な奴だよ。   おっ!?始まる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タツミの身体的スペックはかなりのものだ。  だけど俺もこっちの世界にきて伊達に鍛えてるわけじゃ無い。     

 

 

腰を落として構えると、

 

「百載無窮の構え!」

 

前世で読んでいたブラックブレットの天童式戦闘術をこちらにきてから練習していたのだ。  身体的スペックに上限の無い俺はどんどん吸収する事ができた。

 

百載無窮の構えは攻防一体の型。最初は様子見も兼ね、タツミが突っ込んでくるのにあわせて、

 

「隠禅 黒天風(こくてんふう)!!」

 

カウンター気味に鋭い回し蹴りを食らわせる。 が両腕をとっさにクロスさせガードさせる。   だけど、

 

「隠禅 玄明窩(げんめいか)!!」

 

黒天風て着いた軸足で更に追撃の二連撃の蹴りを食らわせる。

 

流石にこの追撃は予想外だったらしく後方へ吹き飛んでいった。

 

 

タツミには悪いがここで一気に決める。

 

タツミが飛んでいった方にかけ右手を構えると

 

「雲嶺毘湖鯉鮒(うねびこりゅう)!!」

渾身のアッパーを顎に決めにいく、が、

 

「やらせねぇよ!!」

 

柔法の要領で流されると

 

「うらぁぁっ!!」

 

回し蹴りが俺の側頭部にヒットする。一旦後ろに下がり距離を取る。

 

たった一撃入るだけでこの威力だ。本気で強い。

 

「タツミ!!これで決めてやる!」

 

長期戦はスタミナ的に俺が不利なので最大の技で決めにいく。

 

「こい、セイジ!!」

 

空中に大きく飛び上がるとそのまま右足を大きく振り上げる。  俺は義足じゃなくてカートリッジが無い分火力は本来より下がるが十分だ。

 

「隠禅 上下花迷子(じょうかはなめいし)!!」

 

 

空中からの踵落とし。タツミはクロスカウンターを狙い鋭く拳を突き出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんと言うことだ!! 両者共にノックアウト!!        …いや、立ち上がりました!!勝者  東、タツミ!!  とおもいきや、 なんと西、セイジも立ち上がりました!!」

 

その直後タツミが再び倒れる。  セイジも辛うじてだが立っている!

 

 

 

 

「これで完全に決着がつきました!  勝者はセイジです!まさかの逆転!!」

 

司会のウェイブに肩を借りて控え室に戻ろうとする。  しかしここで歴史は変わってしまった。

 

 

「見事な戦いだったぞ」

 

VIP席から降りてきたエスデスがフィールドにやってくる。えっ…まさか

 

「今日からお前は私のものだ」

 

首輪を付けられたかと思うと、首もとに衝撃が走りそのまま意識を失う。

 

 

 

 

 

 

 

 

「「えっ!!」」

 

観客席にいたレオーネとラバックがこれ以上無く驚いたのは言うまでもない

 

 

 

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