ナイトレイドアジト某所
「俺達でチェルシーを驚かせて お前もまだまだだぜ って言ってやろーぜ!」
「応とも、チェルシーちゃんには悪いがな。 と言うわけで作戦は立ててきたぜ!」
「…」
「さすがラバ!頼りになるぜ」
「……帰って良いか?」
俺は今タツミとラバに連れられてラバの部屋に来ている訳だが正直乗り気ではない。 大方タツミがインクルシオで透明化して風呂場に突撃、 ラバはタツミを捨て駒にチェルシーのボーダーラインを見極めるつもりだろう。
「作戦の内容はだな、まずはタツミがインクルシオで透明化して風呂場に潜入、それと同時にセイジがシャウタの液状化で侵入。 この二重構えでいこう。」
「でもラバ、それじゃあお前が覗けないんじゃ…」
「今回はゆずるよ」
「シェーレがいる身としては正直俺は覗きたくないんだが…」
「棚の裏……本…… 」
「慎んで協力させていただきます。」
なんでラバがエロ本のありかを知ってるんだ!?
「と、仕方なく協力する事になったがタイミング逃したな…」
俺は今液状化して岩場の近くに隠れている訳だが先に見つかったタツミとチェルシーが話し出して出て行くタイミングを逃した訳だ。
「あ、そうそうタツミ、次覗いたら切り落とすからね」
「何を!?」
戦々恐々としながらタツミが逃げ去っていく。ここしかない!!
「タツミも何やってるんだか…」
変身を解除してナチュラルに何気なくチェルシーの横で湯船に浸かる。 なかなかの湯加減だな。
「せ、セイジも何してるのよ!?」
俺に気がついたチェルシーが慌てて距離を取る。
「俺に気がつかないとはチェルシーもまだまだだな」
タツミとラバの代わりに一応言っておいた。
「……」
てっきり反論してくるものだと思っていたが黙りこくってしまった。
「…私のいたチームね、ある日任務から帰ってきたら全滅してたんだ。」
「…そりゃ辛かったな…」
「だから、…皆にはそうなって欲しくないんだ……」
だから自分が嫌われる事になっても………
「まあ、何かあったら相談位してこいよ。一緒にやっていく仲間なんだしさ、少しくらい話は聞いてやるよ。」
「ありがとね。 そうだ、セイジの帝具って資料に無い鎧の帝具だけどさ、似たようなタイプで銀と緑と黒色の鎧知らない? 前のチームが全滅した時に僅かに息のあった仲間から聞いたんだ…」
銀と緑と黒色………もしかして
「バース…」
「知ってるの!?」
「名前だけは…」
まさかバースがこの世界にあるとは…考えられる可能性は3つ
一つ、俺と同じ転生者がいる
二つ、俺がこの世界にきたことで本来の物語とはずれ始めている
三つ、よく似た別物
現状どの可能性もある以上警戒するに越したことは無いだろう。
「そっか…セイジもあんまり知らないのか……まあ、今はいいか。」
それだけ言うとチェルシーは俺の背後へ回る。あがるのか?
「それじゃあセイジ…」
チェルシーの腕が俺の首に回される。
「ひ、ひゃい!?」
あまりに突然な行動に声が裏がえってしまった。
「覗いたんたから、お仕置きね」
そのまま両腕を使い頸動脈を締められる。タップをするが勿論聞き入れて貰えるわけが無い。
ただ、チェルシーの柔らかな双丘が背中に当たっているので…
(やべ…おちる…)
「せめて…の準備……してからだったら…」
最後になにやらチェルシーが言っていたが聞き取れずに俺の意識は落とされた。
感想 評価 改善点などお願いします。