ガブッ!
(っっっっ痛!!)
チェルシーに落とされた瞬間水の中に隠れていたウナギカンドロイドのウナちゃんに太ももを噛まれて意識が覚醒する。念のためにウナちゃんを出しといて良かった…
「あぶねぇ…落ちるとこだった…」
「あれ? 何で起きてるの? 確かに落としたのに…」
「覗きだぜ?成功させずに逝けるわけないだろ!?」
「!!!?」
そこで自分の状態に気がついたらしいチェルシーは慌ててタオルを取ろうとするがタオルは既にタカカンドロイドのター君に回収してもらっている。 抜かりは無い!!
自分の体を手で隠しながらせめてもの抵抗をチェルシーはする。とは言えちらちらと彼女の豊かなバストというかピンク色のあれが見えている。
「シェーレに言うよ…」
…………………
「ここまで来たんだ。 今引いても待ってるのは地獄なら俺は覗く!!」
「…今迷ったよね」
しかし俺はここで大変な事に気がついた。
「よくよく考えたらこれ、覗きじゃなくて混浴じゃねーか…」
「どっちでもいいわよ!!」
☆
「へ~じゃあチェルシーはそのババラ・オーグベルグさんに暗殺技術は習ったのか?」
「そうだね、基本的に自慢と説教の五月蠅いハンバーガーしか食べないハバアだったけど腕は確かだったよ。」
(そう言えば零の方はしらねーんだよな…)
転生前、零の方までは読めていなかったのだ。だからアカメの帝国時代の話は知らない。
今俺はなんとか説き伏せチェルシーと混浴する事には成功した。タツミとラバの無念もこれで晴らせただろう。
☆
「話、戻るんだけどさ… セイジが言ってたバースってどんなやつなの?」
仲間の命を奪い去ったバースの事はやはり気になるらしい。
「俺が知ってるのは形状と武装ぐらいだな」
ただしそれがオーズに出てきたバースと同じならという前提でだ。
「形状は俺のオーズと同じベルトでベルトの中央に半球状のパーツがついてるんだ。 武装は結構多いんだ。」
バースにはバース・CLAWsと呼ばれるシステムが存在する。
「ブレストキャノン クレーンアーム ドリルアーム カッターウィング ショベルアーム キャタピラーレッグ。 どれも火力が高い上に併用が出来る。 フル装備のバース・デイは多分オーズのコンボで互角だと思う。 しかもバース・CLAWsは奥の手で自律行動ユニットとして使うことも出来る果てしなく厄介な相手だな。」
「そうなんだ… なら、非戦闘員の私には無理だね……」
確かにチェルシーの帝具は暗殺向きであっても戦闘向きでは無い。
「……せっかく仲間の……仇とれると……思ったのにな……」
無理に笑おうとしているがその目からは涙が溢れ出している。
そうだ。チェルシーはこれ以上仲間を失わない為に自分が嫌われるのを覚悟で皆を戒める程優しいのだ。 そして心を殺して甘さを捨てる。 何より自分が誰より甘いはずなのに…
「だったらさ」
俺はチェルシーの両肩をつかみ続ける。
「チェルシーの仇は俺が変わりにとってやる。だからさ、チェルシーはいつもみたいに笑ってたら良いんだ。」
「セイジ?」
「あー、もうこういうのはガラじゃ無いんだけどな~
。 だからさ……バースは俺が倒す!だからさっさ泣き止め」
手でチェルシーの目元を拭ってやる。
「…約束だからね。 破ったら混浴した事シェーレに言うから」
「ま、任せろ」
これは何が何でもバースに勝たないとな…
ー宮殿にてー
「ふふふふ、反乱分子の制圧お疲れさまでした。流石はエスデス将軍と戦う医者ことダテ アキラですね」
クチャクチャと肉の塊を食べている大臣のもとにはいま二人の人物がいた。
一人は帝国最強と名高いエスデス将軍。 もう一人は
「金さえ貰えればきちんと仕事はするぜ」
医者で有りながらかなりの戦闘力を有する通称戦う医者こと伊達明。
「ふふふふ、これからも期待していますよ」
大臣の部屋を去っていく彼の手には一本のベルトと巨大なタンクがあった。
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