どうせなら日曜日のゴーストを見てからとうこうしよう
思いまして…
『開眼 ムサシ!! 決闘 ズバッと 超剣豪!!』
『開眼 ノブナガ!! 俺の生き様 桶狭間!!』
今、俺の目の前では俺の知らない二人のライダーが怪人と戦っている。 と言うか、
「今度は偉人の力で変身か……何というかよくよくネタが尽きないものだな…」
ライダーなのに車がモチーフになったときも驚いたが今回もなかなかインパクトが強い。
『大開眼 ムサシ オメガスラッシュ!!』
『大開眼 ノブナガ オメガスパーク!!』
赤いオーラを纏わせた剣を構えるムサシのライダーと無数の銃を宙に表し標準を合わせるノブナガのライダー、 どうやら決めるようだ。
「「はぁぁぁぁぁ!!」」
「クソォォォ!!」
ダブルライダーの必殺の一撃を受けた怪人は爆発を起こし跡形もなく爆散した。
「すまん、助かった。 俺はセイジ、仮面ライダーオーズだ。」
「私はシェーレといいます。」
「俺は天空寺タケル。 大天空寺って所で不可思議現象研究所っていうのを開いてゴーストハンターをやってるんだ。 あっ、ちなみに俺は仮面ライダーゴーストって言うんだ。」
「俺は深海マコト、仮面ライダースペクターだ。」
自己紹介の後二人からこの世界にやってきたいきさつを聞いた。 どうやらこの世界に紛れ込んだ英雄ゴーストと呼ばれる彼らの変身の源であり敵の狙いでもあるそれを追ってきたらしい。
「そのセイジの後ろにいる奴なんだけど…」
タケルが俺の後ろを指差したので慌てて振り返ると、
「うわっ!!」
「きゃぁ!」
俺とシェーレは慌てて飛び下がる。いつの間にかグレーのパーカーを着た幽霊が浮かんでいたのだ。
「来てくれベートーベン」
タケルが呼ぶとベートーベンと呼ばれた幽霊はベルトの中に吸い込まれていき先ほど彼らが使っていた目玉状のアイテムがベルトから現れた。
「これが英雄アイコン、俺達の能力の源なんだ」
「へぇーそうなんだ」
いつの間にか俺の横にきていたリスがボフンッ
と煙をあげたかと思うとチェルシーの姿に戻る。
「うわっ!!」
「なに!?」
今度はタケルとマコトの驚く番だった。
「ど~も~ 私はチェルシー。 セイジとシェーレの仲間で変身能力があるんだ。」
「驚かすな…」
マコトが呆れながら呟く。
「これでこの世界にはいる用がなくなったな。 帰るぞ」
マコトがタケルを急かす。 が、
「そうはいかないよ!!」
声が聞こえたと思った瞬間俺達の周りで爆発が起こる。
姿を表したのは三人の怪人だった。
「眼魔!?」
「さっきの奴以外にもついてきてやがったのか…」
新たに現れた三体の眼魔と呼ばれた怪物が立ちはだかる。
「いくぞ タケル」
「うん」
「今回は俺もやらせてもらうぜ、 シェーレとチェルシーは下がっててくれ」
二人に並ぶように俺も立つ。
『『アーイ』』
『バッチリミナー バッチリミナー バッチリミナー』
『バッチリミロ バッチリミロ バッチリミロ』
「「「変身!!」」」
『タカ トラ バッタ タ・ト・バ タトバ タトバ』
『開眼 オレ レッツゴー 覚悟 ゴ・ゴ・ゴ ゴースト』
『開眼 スペクター レディゴー 覚悟 ド・キ・ド・キ ゴースト』
メダジャリバー ガンガンセイバー ガンガンハンドを構えてガンマと対峙する。
「僕の音楽を聞け」
キーン と甲高い音が辺り一帯に響き渡る。とても耐えれる音ではない。
「耳障りな音だ…」
マコトが跪き呻くも手がないらしい。
「いくよ ベートーベン!!」
『アーイ』
タケルが先ほどのベートーベン眼魂を装填してフォームチェンジを行う。 これが逆転の手になり得るか?
『バッチリミナー バッチリミナー バッチリミナー 開眼 ベートーベン! 曲名 運命 ジャ・ジャ・ジャ・ジャーン!!』
鍵盤模様のパーカーを纏ったフォームに変わるとそのまま鍵盤を弾き音を奏で始める。
「さぁコンサートの開幕だ!」
ベートーベン魂の奏でる音が敵の発する音を打ち消して動けるようになると、
「セイジ、あの耳障りな音を止めるぞ」
「行こうか」
『大開眼 スペクター オメガドライブ』
『スキャニングチャージ』
「はぁぁ!」
「はぁぁ、せいやー!!」
ダブルライダーキックを受けスピーカー眼魔は倒せたが後二人。 片方は一本の剣を携えた侍風の眼魔で、もう片方は…………あれ?
「あれってオーズのネタ担当ウヴァさんじゃね?」
侍風眼魔の横にいる緑色の虫のような怪人は見るからにウヴァさんだ。
「眼魂をよこせ!!」
「メダル返せ!!」
「俺のメダルを返せオーズ!!」
どうやら八枚のコアメダルを所持しているらしく先ほどまでの眼魔とは比較にならないくらい強い。
「「セイジ!!」」
侍風の眼魔を倒したゴーストとスペクターが助太刀に入るが、
「邪魔だ!!」
ウヴァの放つ緑色の雷撃をくらい怯んだところに屑ヤミーの群が襲いかかる。
「くそっ これじゃあキリがねぇ…」
「全くだ」
俺の悪態にマコトが頷く。
「でもやるしかねぇよな。 無茶な戦いだとしても戦いきるのが仮面ライダーだろ?」
俺の決意を言葉を聞き二人も頷く
「そうだよな。 ゴーストだけど 命燃やすぜ!!」
「やってやる」
その言葉が引き金になったのだろうか。 突然俺のオーズドライバーが光り出した。
「まさか、これって」
「英雄アイコンだと!?」
タケルがオーズドライバーに手を伸ばし眼の模様を描くと二つの英雄アイコンが現れた。
一つは赤 黄 緑のカラフルな眼魂 もう一つは緑と銀の眼魂だ。
「こいつにかけるしかないな」
「新しい眼魂か…」
『『アーイ』』
『バッチリミナー バッチリミナー バッチリミナー』
『バッチリミロ バッチリミロ バッチリミロ』
「「「変身!!」」」
『開眼!! オーズ メダル奪った タカ トラ バッタ!!』
『開眼!! バース カプセル 回せる セルメダル』
『タカ クジャク コンドル タ~ジャ~ドル~』
赤、黄、緑の三色のあしらわれたパーカーを着込んだゴースト オーズ魂と 緑と銀のパーカーを着込んだスペクター バース魂 そしてタジャドルが並び立つ。
「行くぜ」
オーズ魂がガンガンセイバーを構えるとそれは光の粒子へと姿を変えると両手にまとわりつきトラアームへと姿を変えた。
バース魂はガンガンハンドで銃撃を始めると弾丸はメダル状の光弾となり一撃で屑ヤミーを葬り去っていく。
「何だと…その姿オーズとバースだと!?」
屑ヤミーを一瞬で全て葬り去られたウヴァは信じられないように呻く。
「行くぜ」
『スキャニングチャージ』
『大開眼 オーズ オメガドライブ』
『大開眼 バース オメガスパーク』
俺がプロネンスドロップのモーションに入るのと同時に二人も必殺技のモーションに入る。
オーズ魂は高く舞い上ってのタトバキック。 バースはガンガンハンドを変形させ、ブレストキャノンのチャージへと入る。
「はぁぁぁぁぁ、せいやー」
三人の必殺技をくらいウヴァは跡形もなく消え去った。
「すっかり世話になったな」
本の世界へと戻る二人を見送るべく屋敷の門へと向かう。
「にしてもあの眼魂は残念だったな」
というのもオーズ眼魂とバース眼魂は戦いが終わったとたん光へと姿を変えオーズドライバーへ戻ってしまったのだ。
「まあ、イレギュラーな眼魂立ったからな~ まあ、ベートーベンが手に入ったし良しとするよ」
「俺も元の世界で探すとするさ」
二人はバイクへと跨がり一度こちらを見るとそのまま走り出した。
例え世界が違うとしてもやっぱりライダー同士は助け合いだよな 改めてそう思う出来事だった。
ーその後、アジトにてー
「いや、すいません!! 作戦時間オーバーしたのは謝るから そのキリキリ音やめて!!」
ボスの義手に首根っこをつかまれたセイジがいたとかいなかったとか
パースのオリジナルラップは正直恥ずかしいですね。