目が覚めた時真っ先に目に入ってきたのはシェーレの豊満な胸だった。 …もしかしてこれお姫様抱っこ? だったらキャスティングが逆だろう…
「目が覚めましたか?」
こちらに気がついたシェーレは大きな木の陰に寄るとそっと俺を降ろしてくれた。
「…マインは?」
「ここにいるわよ」
左腕をちぎった布で吊ったマインがパンプキンの入ったケースを右に背負いながら現れた。
「とりあえず逃げ切れたか……?」
「そうね……ってセイジ!?あんたさっきのアレ何なのよ!?」
「あれってなんだ…指示語じゃなくてきちんと話せ」
大体予想はつくけどね。
「全身の鎧が緑色になったと思えばいきなり増えるし!」
「そのことか。 帰ったら皆にも説明するからその時にな」
そう言えばオーズのバイクってどうなってるんだ? ライドベンダーはこの世界に存在するのか?
テレビで始めてガタキリバを使ったときは自販機形態からバイクにならなくて焦ってたよな~とか思っていると、
オーズドライバーから光の粒子が溢れだし光はライドベンダーへと姿を変えた。 ギミック的にはメダジャリバーと同じでこの世界ではオーズの副武装と言った扱いなのだろう。
突然現れた鋼鉄の物体に二人は驚いている。 後で聞いた話だとこの世界にはバイクなどは存在しないらしい。
「流石に戦闘は無理だがこれに乗るくらいは回復したからな。 二人とも後ろに乗って」
セイジがうながすと二人とも恐る恐るといった風にシートに座る。
「しっかり捕まってろよ。」
アクセルをふかし、三人を載せたライドベンダーは帝都の闇へと消えていった。
「分身能力?」
アジトへ戻った俺達はマインの手当てを済ませると、オーズのみならず能力についての説明会となった。
「オーズの持つ特殊能力は 分身、高速移動、重力操作、自身の液状化、飛翔能力です。奥の手に『プトティラ』というのがあるんですが、今のままでは変身した瞬間に体力を持って行かれます。」
「その、プトティラと言うのはどんな効果なんだ?」
ボスが興味深そう聞いてくる。いや、ボスだけじゃなく他の面子もか。
「圧倒的な破壊力と全てを凍てつかせる冷気です。」
それを聞いたとたんボスの顔が歪む。嫌悪感?いや恐怖か?
「帝国最強の異名を持つ奴の能力も似たようなものなんだ。奴、エスデスは氷を操る。」
そう言えばボスの右腕と片目はエスデスにやられたんだっけな。
「まあいい、今日の任務はご苦労だった。ゆっくり休むと良い。」
「すいませんがそうさせてもらいます。」
ガタキリバを使ったことによる全身の疲労は未だに抜けない。今も気を抜けば倒れてしまいそうになる。
俺は自室に戻りベットに倒れて間もなく深い眠りについた。
ライドベンダー、メダジャリバー、メダガブリューはオーズの副武装という扱いにします。
ネタバレなのであまりいえませんがガンガンjokerのタツミごすごいことになっていますね~