え? 「この話エロじゃないじゃねーか!」って? さ、作者の中では立派なエロ話なんすよ! エロです!
始まりは、ただのレイプだった。
その当時の私には、わかっていなかった催眠能力(催眠「術」じゃない。あれはもはや超能力だ)で体の自由を奪われ、私はレイプされたのだ。しかし……。
「あ♡ あ♡ ああぁあああああああっ♡」
私は……レイプによってイカされてしまった。イって、しまった。それは初めての経験だった。それまでセックスをしたことはあっても、絶頂に達したことはなかった。だからかもしれない。自分をレイプした相手、学生でテロリストのルルーシュに犯されることも、そう悪くはないかもしれないと思うようになっていった。なってしまった。
そして、今私は
「ああうぅっ、はぁんっ」
オナニー、していた。
§
ことの起こりは二週間前の朝。
「ヴィレッタ、今日は朝のお勤めはしなくていい。……というより、これからしばらくの間、俺の相手はしなくていい」
「え? …………そう、か」
「ああ、そうだ」
「………………そう、なのか」
あまりに突然の決定。しばしの間驚きに身をひたした。
「ま、待て! それではもしかして私を解放……」
「する訳がないだろう。俺がテロリストのゼロだと知っているお前を」
それは確かにその通りだ。しかし、では私は一体どうしたら……。
「何、しばらくの間だけだよ。時期が経てばまた相手をしてやるからな」
「…………」
一体どういうつもりだと思った。まさかC.C.や咲世子以外に囲う女ができたのかとも思った。(そう、この男は私以外にも愛人が複数いるのだ! 一人で満足していろという話だ!)しかしそんな兆候は見うけられなかった。奴は相変わらずテロリストとして忙しく活動している様子で、女と会っているような甘い雰囲気は見てとれなかった。
(まあいい。どんな思惑か知らないが、相手をしないというなら自由に過ごさせてもらうさ)
当初はそう考えていた。気楽に。空いた時間で脱出の計画を練ろうとも思っていた。
数日が経ったころ、朝の行為をしないことに、少しだけ違和感を覚えるようになった。だが気のせいだと、思い過ごしだと片付けようとした。しかし違和感は日に日に大きくなっていった。ルルーシュのア、アレを、口で咥えないことが「おかしい」と感じるようになるなんて。私はそれまで行った行為を思い返すようになっていった。胸や太もも、お尻などでルルーシュのアレをこする日々。だがやっぱり一番思い返すのは口での行為だ。ルルーシュのアレを舐めたい。ぱくっと咥えてじゅるじゅると吸いたい。気持ち良く、してあげたい。
(ど、どういうことなのだ!? こ、こんな……!!)
戸惑い。どうしてそんなことを思ってしまうのかわからなかった。始めはルルーシュによる催眠を疑ったが、そんなことを言われた記憶はないのだ。ルルーシュのせいにはできなかった。そのうち、夜も体が疼くようになっていた。夜の行為(セックス)は週に一度ぐらいの割合だったが、しかしそんなペースであっても、抱かれていたのだ。彼の腕の中で、喘ぎ、悶えていたのだ。それがなくなった。毎夜訪れる疼きに耐えるうち、私は次第にこう思うようになっていった。
(抱いて……欲しい。ルルーシュの、ぺ、ペニスを入れて欲しい!)
あの逞しいもので貫かれたい、中をいっぱいこすって欲しい。快感を、絶頂を与えて欲しい。いつもしているように腕でぎゅっと抱きしめて、キスを、私の唇を吸いながら、入れて欲しい。甘く、蕩けるような、幸福感に包まれるようなあの瞬間を味わいたい。避妊なんて考えずに、あの熱い精液を一番奥でびゅびゅーっと出して欲しい。子宮で受け止めて、感じたい。
「はぁ……はぁ……はぁ」
私は、十日も過ぎる頃には、もうたまらなくなっていた。早く抱いて欲しかった。自分を、見て欲しかった。そしていつも言っているように、恋人同士のように囁いてほしかった。「お前が好きだ」と。
眠れない夜を過ごした。自分から、ルルーシュに申し出てみようか、という考えが頭をよぎった。しかしそんなはしたない真似はとてもできなかった。そのうち、行為の最中にルルーシュが聞いてきたことを思い出した。
「自分で触ったことは? オナニーの経験はどうなんだ?」
オナニー。自分で、触る。知識としては知っていた。だがしたことはなかった。したら、気持ちいいのだろうか? そんなことを考えてしまうほどに、私は参っていた。全てがどうでもよかった。ただルルーシュのことを思った。そして……。私は、疼きに、耐えられなくなっていた。
§
「はぁ……はぁ……む、胸を……するのか?」
私は敏感になった胸を触ってみた。最初は軽く、触れる程度に。だがそれでは感じないので、いつもルルーシュがしているように揉んでみた。
「ああ……これだ」
この、感触だ。ルルーシュが私にする時はもっと……こう。
「はああ……ああ……はぁ……」
その時、私は自分の乳首が勃起していることに気づいた。
「いやらしいな、ヴィレッタの体は。ほら、ここはもうこんなに勃っているじゃないか」
行為の最中、ルルーシュが言ったことが思い返された。あいつはいつも……。
「こうやって、摘んで……」
きゅっと先を摘んだ。
「あぁぅっ」
声が、漏れた。ああ、今私はいやらしいことをしている。ルルーシュにされるのではなく自分で。ああ、もどかしい、ルルーシュがするのとは違うのだ。もっとこう……それに、唇で咥えたり、舌で舐めたりしてくれるのだ。その刺激がない。
(し、下も……触って、みようか)
ふと考えついたこと。アソコを、自分で触る。それはとてもいやらしいことに思えた。だがもう我慢できなかった。
「あふぅっ」
気の抜けた声。しかし恥ずかしさより快楽を求める気持ちが勝っていた。縦に伸びた筋をなぞる。
「ヴィレッタのここ、こんなに濡れているぞ?」
思い出す、ルルーシュの声。
「はぁ……あぁ……るるーしゅぅ……」
どうして、どうして触ってくれないんだ。こんな下手な自分じゃなく、ルルーシュに触って欲しかった。愛して、欲しかった。
「るるーしゅ、るるーしゅぅ……」
言葉にするともう止まらなかった。私は何度もそこをなぞりながら彼の名前を呼んだ。自分の元へ呼ぶように。
「あっ、はぁ……駄目だ……これじゃ駄目だ……こんなのじゃ……」
包皮に包まれた淫豆も刺激した。ためらったが、秘穴にも指を入れてみた。全てルルーシュが自分にしてくれたように。だが駄目だった。ルルーシュのようにはできなかった。彼のように気持ち良くなかった。あいつがしてくれたら、もっともっと気持ちいいのに、何故自分の指では感じられないのか。
私は、間違っていた。する前はこれを、オナニーをすれば抑えられると思っていた。でも実際は逆だった。すればするほどルルーシュのことが思い出され、実際にしてくれた彼の愛撫との違いに落胆するばかりだった。彼を、求める気持ちが強まっただけだった。
そうして、何度かの夜を過ごした。自分の部屋を訪れるルルーシュを何度も想像した。朝起きた時に、ルルーシュが自分に奉仕をするように言ってくれないかと期待した。でも駄目だった。彼は自分を抱いてくれなかった。
(どうしてなんだ。どうして! もう、私には飽きてしまったのか!? もう、抱いてはくれないのか!?)
彼を求める気持ちが日増しに大きくなっていった。彼に抱かれたかった。他の誰でもない、ルルーシュに。
そして、その夜が訪れた。
§
「ああうぅっ、はぁんっ……ああ……だめだ……せつない……るるーしゅ、るるーしゅ……」
私はその夜もオナニーしていた。その時、
「ヴィレッタ」
彼の、声。
「はっ、る、ルルーシュ!」
わずかに開いたドアの隙間から、彼がこちらを見ていた。偶然なんかじゃない。それは期待の現れ。ルルーシュに見つけて欲しくて、ほんの少しだけドアを開けていたのだ。そして期待通り、彼は来た。
「あ、ああ……ルルーシュ。ルルーシュッ!」
私は体を隠すことなんか考えもつかなくて、ただ彼の名を呼んだ。して、欲しかった。
「何をしていたんだ? ヴィレッタ」
彼はその秀麗な顔に薄く笑いを張りつけながら近づいてきた。
「そ、それは……」
「ふふ、素直に言えば何かご褒美をやるぞ?」
ごほう、び? それは、それなら……っ!!
「わ、私は、お、お、オナニーをしていたんだ……さ、最近の夜は、ずっと……ずっと、お前を想って、していたんだ」
全てを告白していた。思っていたよりもずっと、スムーズに言葉は押し出された。
「そうか、俺を想って、オナニーをしていたのか、ヴィレッタは」
もしかしたら彼に蔑まれるかも知れないと思った。だがそれでも構わなかった。彼に触れられるのであれば、蔑まれていても良かった。
「ここのところ、ずっとしていなかったものな? 我慢、できなかったのか、ヴィレッタ?」
「あ……ああ……もう、我慢……できなぃぃ……ルルーシュ……わたしをだいてくれぇ……」
哀願していた。全てをかなぐり捨てて求めていた。
「わかった。してやる、おいで、ヴィレッタ」
彼はベッドに乗ると、私に向かって両腕を広げた。私は、そこに、飛び込んでいた。
「ああ……あああああ……るるーしゅ……るるーしゅ……」
抱きついていた。彼の体に。そこにはもはやクラブハウスからの脱出や、軍に戻ることを考える軍人のヴィレッタ・ヌゥはいなかった。そこにいたのは、ただ一人の牝だった。
「よしよし、悪かったなヴィレッタ。すっと放っておいて……ん」
キス、されていた。優しく。だけど私は物足りなくて、ルルーシュの口内に舌を差し入れていた。ルルーシュの舌を感じた、柔らかくて、温かくて、でもちょっとだけざらっとしたそれに自分の舌を絡めていた。
「んちゅっ……ちゅぷっ……れろれろ……るちゅっ……ちゅぱ……るるーしゅ……」
もはや思考は完全に蕩けていた。ただ、彼を求めていた。求めたかった。
「ふふ……ヴィレッタは可愛いな……んっ……ぴちゅっ……んぅ……」
可愛いと、言われた。それだけで胸が喜びに満たされた。頭を、優しく撫でられる。私は自分からルルーシュの手に頭を摩り付けていた。もっともっと甘えたかった。キスを交わしながら、体をぎゅーっと抱き合う。胸が彼の胸板に潰されて刺激される。と、自分の股間にルルーシュの固いアレが当たっている感触がした。ああ、これだ。ここ何日かずっと欲しかったもの。それがここにあった。
「るるーしゅ……してくれ……わたしを、だいてくれ……せっくす……したい……」
おねだりしていた。普段の自分なら絶対に言わないことを、言っていた。
「わかったよ、ご褒美をやるって約束だものな。ヴィレッタの希望通りしてやるぞ」
「きぼうどおり……それなら……ぎゅって、ぎゅってだきしめてくれ……そのまま……して」
「ん、抱きしめながらして欲しいんだな。わかった」
ルル―シュは私を押し倒すと、ショーツだけを剥ぎ取ってすぐに入れてくれた。固いペニスが一気に私の中へ入った。
「あああああああああぁぁぁぁっっ!!!」
それだけで、私はイってしまった。あまりに待ち遠しくて、気持ち良くて。
「なんだ、もうイってしまったのか」
「あはぁん……す、すまない……」
「ん、しばらくぶりだものな。何回でもイっていいぞ」
優しい言葉。彼の腕が私に絡みつく。私も、彼を抱きしめる。
「あっ、うれしい……るるーしゅ……もっと……して……」
「ああ、何度だってしてやるぞ」
そうして体の中心を貫かれる。ペニスが膣襞をめくれあがらせる。固い棒が奥にある子宮をつつく。
「んっ、きもちぃぃ……すごくすごくきもちいい……るるーしゅの……ぺにすが……」
「そんなにいいのか?」
「ああ……すごいんだ……からだのおくをつらぬかれて……こすられて……たまらないぃ……」
「俺も気持ちいいぞヴィレッタ……お前の中……凄く熱い……蕩けそうだ……」
「あ……るるーしゅも……きもちいいのか……? もっと……わたしで、きもちよくなってくれ……」
奉仕の言葉が素直に口をついて出る。もうこれ以外のことは考えられなかった。ルルーシュに抱きしめられて入れられている。それだけで私は幸福だった。満たされて、いた。
「あっ、あぁ、あああああん!!!」
そうして数え切れないほど私は達した。体だけじゃなく心も彼の虜になっていた。だけどそれに反発する心は生まれなかった。ただ、感じていた。もしかしたらこれが、「愛おしい」という気持ちなのかもしれない。私は頭の隅でそんなことを考えていた…………。
§
「んっ……ちゅっ……ぢゅうう……はぁ……すごい……るるーしゅのぺにす……まだおおきい……」
「ふっ、うっ、た、確かに、満足するまでしようと言ったが……こんなにするとは思わなかった」
既に外は明るくなっていた。だけど私は止まらなかった。もっともっと欲しかった。
「ああ、うう……ヴィレッタ……そろそろ、出そうだ……」
「ひいぞ……るるーしゅ……だしてくれ……わらひのくひに……いっぱい……せーえきだしてふれ……」
何度出しても萎えない素敵な彼のモノを、待ちわびたように口で奉仕していた。
「うっ……出る、出るぞヴィレッタ」
どくっ、どくっ、とくん……。
私の口の中いっぱいに射精される。ルルーシュの精液で満たされる。私はそれを、喉をならして全て飲み込んだ。彼の精液は、不思議ととても甘く、美味しく感じられた。
「るるーしゅのせいえき……おいしい……」
「……………………まさかここまでになるとはな」
「ん? なにかいったか?」
「いや、なんでもない。ありがとう。嬉しいよヴィレッタ」
彼が私の頭を撫でてくれる。もっともっとしよう。いっぱいしてあげよう。私は彼のモノなのだから……。
――彼女は気づいていなかった。朝の奉仕がなくて口寂しいと思うことも、セックスできなくて体が疼くのも。実際に口奉仕して精液を美味しく感じたことも、全てルルーシュが目を合わせてかけた催眠のせいだと言うことを。但し、オナニーについては催眠のせいではなく自分の意思で行っていたが――
「あ……るるーしゅ……またおおきくなった……」
「ふぅ……もういいや。このまま一日中していようか。ヴィレッタ」
私は、幸せだ。
書いてみて、これは自分には向いてないな、という思いと。これはこれでいいな、という興奮を同時に味わいました。どういうことかと言うと、私は「女性をヤる男」でいたいのです。女性視点なんて書いていたら私が「女自身」になってしまう。だから向いていないなぁと。けれどそれはそれとして、書きながらかなり興奮しました。こんな素直で落ちきったヴィレッタが書けて満足です。感想でアイデアをだしてくれた方、ありがとうございます。もしかしたら別の女性でも書くかも知れません。ただC.C.は無理! 百年単位で生きている彼女の思考はトレースできません!