※この作品はR-18です。

コードギアスでエロSS   作:月影57令

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 皆さん知ってましたか? コードギアスのアニメ放映が終わったのって、もう七年前なんですよ。当時高校生だった人でも二十代中盤……当時成人していた人は更に……。歳をとる訳ですねぇ。


STAGE 14 戦役 と 学 園 祭

 キュウシュウで日本独立をうたう澤崎敦が出現した。原作ではたった一話で終わったエピソードだが、現実の俺が対処するとなると大仕事である。とりあえず黒の騎士団には浮き足立つなと命令しておこう。

 奴の後ろにいるのは中華連邦だ。彼らとは俺達黒の騎士団も手を結ぶ必要がある。あまり彼らとの関係を悪化させるのもいけない。

 ブリタニアはエリア11を訪れていた第二皇子シュナイゼルが手腕を振るっていることだろう。俺が撃ち込んだ死の命令が効果を発揮するまで後一ヶ月。それまでは彼の辣腕も存分に振るわれることだろう。

 今回の戦役はどちらかというと俺、ルルーシュよりスザク、ユーフェミアの側の話が多い。ニーナもユフィに接触するし……いよいよ群像劇の様相を呈してきたな。

 

「えーっと、そりゃつまり」

 

「澤崎とは合流しない。あれはただの傀儡政府だ。中華連邦のな」

 

「しかし、日本を名乗っている」

 

「名前と主君が変わるだけ。無視するべきだ。あの日本は」

 

「ふーん、でもさぁそれって」

 

「ブリタニアの行動も放っておくのか?」

 

 団員達からやつぎはやに質問が飛ぶ。それにノータイムで的確に答えを返していく。これもまたカリスマ性のあるリーダー像を保持する為だ。やれやれ忙しいな。

 

「ゼロ、組織としての方針を明確にしておいた方が」

 

「そうだな、澤崎の件はおくとしても、当面の目標くらいは」

 

「トウキョウに独立国を作る」

 

 言った。ついにこの構想を語る時がきたのだ。

 

「独立!?」

 

「国を!?」

 

 団員達はブリタニアの強大さを、目標の困難さを口にする。だが……。

 

「では聞こう! お前達は誰かがブリタニアを倒してくれるのを待つつもりか? 誰かが自分の代わりにやってくれる? 待っていればいつかはチャンスがくる? 甘えるな! 自らが動かない限り、そんな“いつか”は未来永劫やってこない!」

 

 

     §

 

 

「咲世子、そっちは大丈夫か?」

 

「はい、問題はありません。操作は全て頭に入っています」

 

 ブリタニアから奪った試作型ナイトメア、ガウェインは複座型だ。それゆえ俺はその操作を咲世子に任せることとした。彼女は文字通りの「腹心」だ。きっと俺を助けてくれるだろう。

 

「キュウシュウブロックを占拠しようとしている連中の大義名分は澤崎敦にある。彼を失えば新日本政府は瓦解。中華連邦も介入の口実を失う」

 

「そりゃそうだが、本当にやるのかゼロ」

 

「扇、君は私の片腕だ。そろそろ私のやり方に慣れて欲しいものだな。私はやると言ったら必ずヤる! 果断実行が私、ゼロだ」

 

 今頃はブリタニアから出撃したランスロットが道を切り開いている頃だろう。俺とガウェインはそこに割って入る形になる。中華連邦のナイトメア・フレーム、鋼髏(ガン・ルゥ)はさほど脅威ではないが数が多い。だがガウェインのハドロン砲なら一掃できる。

 

(スザクとユフィは今頃「私を好きになりなさい」とかやっている最中だろうなぁ。俺のチンポを咥えて、俺の精液にまみれた口で。うぷぷぷぷ。お前達の幸せな恋人ごっこも、もうすぐ終わりだよ)

 

 酷薄というよりただただ下衆なコトを考えながら。出撃する。

 

「では行ってくる!」

 

 

 

 ランスロットの周辺にたかっていた鋼髏を想定通りハドロン砲で一掃した。

 

「邪魔だ」

 

 空から飛んでくる航空戦力もハドロン砲で片付ける。奪取した時は未完成だったが、今は収束できるようになった。ラクシャータ様々である。ロイド伯爵は今頃唇を噛んで悔しがっていることだろう。

 

「枢木よ。ランスロットはまだ動くか」

 

 ナイトメアの手でエナジーフィラーを差し出す。ランスロットはエナジー切れ寸前でスザクも危なかったからな。……しかしこうしてみるとホント原作のルルーシュはスザクを助けまくっていたんだなぁ。スザク、ちょっとはルルーシュ(ゼロ)に感謝しようぜ。

 

「私は今から敵の本陣を叩く。貴様はどうする?」

 

「……残念だよ。ゼロ。お前の願いは届かない。自分が先に叩かせてもらう」

 

 ゼロとしては初めての共同作業か。まあこれからずっと先のことだが、スザクに働いてもらう時はまたやってくる。

 

「ゼロよ。貴様はブリタニアの敵ではなかったのか!?」

 

 オープンチャンネルでやりとりしていたからガウェインにいるのがゼロだと気付かれたな。まあ大した問題ではないが。

 

「我ら黒の騎士団は不当な暴力を振るうもの全ての敵だよ」

 

 澤崎に言い返す。

 

「不当だと。私は日本の為に!」

 

「澤崎さん、日本の為にというのであれば何故中華連邦に逃げたのですか。残るべきだった。日本の為ならば!」

 

 追い詰めた! キュウシュウ最大の要塞も、空を飛べるナイトメアがあればこうも簡単に落とすことができる。やはりナイトメアの世代革新は戦場を変える。プリン伯爵とラクシャータには是非手を結んで欲しいところだ。案は既に俺の中にある。なしてみせるさ。

 

 

     §

 

 

 学園祭がやってくる~。作業を連れてやってくる~。そんな歌を歌いながらテストを答えていく。学園の方で頑張るのも今回の学園祭が最後、か。テストをやっているのは黒の騎士団の活動で出席日数がやばいからだ。

 

 さて、学園に居ながらディートハルトと連絡を取り合う。学園の屋上で通信機を使う。

 

「やはりな、キュウシュウにも利用価値はあった。これで条件はかなりクリアされた」

 

「……はい。各地域の緊急時における対応は全てデーターに残してあります。各階層の太陽光パネルそれに伴うエナジー保管所も掌握済みです。藤堂らは、放送局など、占領目標のリストアップを行っています。キョウトへのダミー報告書なども一度チェックしてもらいたいのですが……」

 

 ゼロはゼロで大忙しだよ。まったくもう。

 

「ピンチよピンチ大ピンチ~」

 

 やば! ミレイだ!

 

「後で連絡を入れる」

 

 すぐに通話を切ったが、声入ったよな? くそぅ自由人め。

 

「ルルーシュ、担当は貴方でしょ!」

 

「会長。あそこは……」

 

 

     §

 

 

 カレンは神根島でスザクに顔バレもしてないから、問題なく学園祭に参加できる。

その反対にヴィレッタを保護していないので、扇が学園にやってくることもない。

C.C.は……学園に世界最大のピザの件で止めても必ず来てしまうので、変装道具をこちらから与えて顔と髪を隠して参加させる。コントロールできないより自分でコントロールして参加させた方が結果的に被害は少なくすむ。え? 絶対催眠を使ってあるからクラブハウスからは出られないんじゃないかって? ……搾り取られて参加をほのめかされたんだよ。言わせんな恥ずかしい。

 ユフィもお忍びでやってきたがナナリーがいないので邂逅することもない。

 いやぁ、こうやって列挙すると結構原作と乖離してんだななぁ。状況は変わるもんだ。

 

「さぁ~まもなく、まもなく完成しますよ世界最大のピザ作り」

 

 ふぅ。何て気楽なんだ。ミスしたところで誰が死ぬ訳ではないというのは。

 

「さすがね、時間通りいけそうじゃない?」

 

「最近人を使うことを覚えましたから。しかし皆気楽ですね。ついこの間中華連邦が攻めてきたというのに」

 

 ミレイは笑って受け流す。

 

「だからよ。祭りは必要よ。誰の上にもね。どんな人にも、どんな時にも。あんたまだまだね~」

 

「ははっ貴方にはかないませんね」

 

 それは俺にはつきものの劣等感だ。原作の主役達には叶わない。スザクにだって、C.C.だって、本当はかなわないのだ。絶対催眠なんてインチキがなければかなわないのだ。そうして黄昏れているとどうやらユフィが群衆に見つかったらしい。やはりそこは原作通りになるのね。ピザを作る為にナイトメア、ガニメデを操作していたスザクがユフィを助け出した。……いよいよくるか。

 

「ユーフェミア様、コメントをお願いします」

 

 マスコミがユフィにマイクを突きつける。

 

「この放送、エリア全域に繋いで頂けますか?」

 

「は? LIVEでですか?」

 

 さーて、いよいよだな。これで学園祭は吹き飛んでしまうだろうなぁ。ああ頑張って準備した俺の苦労を。くそぅ自由人めが。

 

「神聖ブリタニア帝国エリア11副総督ユーフェミアです。今日わたくしから皆様にお伝えしたいことがあります。――わたくし、ユーフェミア・リ・ブリタニアは富士山周辺に行政特区日本を設立することを宣言いたします」

 

 ……残念だなユフィ。それは君が自分の頭で考え出したものでなく、俺が絶対催眠ですり込んだことなんだよ。あれ? でも発案は原作アニメのユフィだよな。俺がそれを見てこの世界のユフィに伝えて……アレ?

 

「この行政特区日本では日本人という名前を取り戻すことになります。イレヴンへの規制及びブリタニア人の特権は特区日本には存在しません。ブリタニア人にもイレヴンにも平等の世界なのです! ――聞こえていますか? ゼロ! 貴方の過去もその仮面の下の顔も関係ありません。だから貴方も特区日本に参加して下さい」

 

 原作のルルーシュがユフィの自由さで叩きのめされた場面だが、この世界の俺には何の痛痒も感じない。ことは全て俺がコントロールしている。この国が日本という名前を取り戻すのも、あと、僅かだ!!

 




 リアルタイムでアニメ第一期の21話「学園祭宣言!」を見た後、これは確かに黒の騎士団とルルーシュにとって最悪に近い手だなぁ。……ん? あれ、これって……ブリタニア軍人に「日本人を撃て」とかギアスをかければぶち壊せるんじゃないか? と思っていたら、翌週の22話「血染めのユフィ」でルルーシュがそういうギアスの使い方をしようとしたのでビックリしました。
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