※この作品はR-18です。

もんむすくえすと 覇龍伝   作:エクスドラゴン

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お久しぶりです。一カ月半ぶりの投稿です。
どうしても他のエロゲに夢中になってしまい、全然書けないです。
ではどうぞ。


第12話 ルカの新武器

龍牙 side

 

 

 

さてと、町に出たらどこかで武器の試し斬りがしたいな。買った武器は斬れないにしても慣れが必要だ。

 

 

龍牙「待たせたな。」

 

 

ルカ「用事はもういいの?」

 

 

龍牙「ああ。それで、次の目的地はどうする?」

 

 

ルカ「昨日、サザーランドの女将さんが言ってたハピネス村に行こうと思う。何か事件が起きてるかもしれないし。」

 

 

龍牙「よし、じゃあ行くか。」

 

 

俺達はイリアスベルクから出ようとした・・・その時。

 

 

????「ふふふっ・・・見つけたわ、私だけの勇者さま。」

 

 

ルカ「だ、誰だ!?」

 

 

龍牙「こいつは・・・」

 

 

俺達の前に現れたのは・・・ラミアか?それにしては何かがおかしい。俺の知っているラミアは上半身が人で下半身が蛇だったはずだ。だが、こいつの場合それが逆だ。

 

 

ルカ「うわぁ・・・」

 

 

龍牙「こいつは・・・残念だ。」

 

 

残念なラミア「私の名はアミラ。あなたに心奪われた恋する乙女。」

 

 

龍牙「はは、モテモテだなルカ。」

 

 

ルカ「えっ!?僕っ!!」

 

 

まあそんな冗談はさておき、町に魔物がいるのになぜ周囲の通行人は気にした様子を見せないのか。まあ俺だったら見なかったことにするから、他の奴等も同じことを思っているのだろう。

 

 

アミラ「あなたが私にくれたもの、ひとひらの勇気と揺れる・・・」

 

 

なんかポエムみたいなこと言い出したし、付き合ってられんな。

 

 

龍牙「ルカ、後は任せた。俺は先に町の外にいるから。」

 

 

ルカ「ちょっ!?龍牙!!」

 

 

アリス「丸投げとは酷い奴だな、くくっ。」

 

 

アリスは見捨てられたルカを見て笑う。俺は逃げるように町の出口に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍牙「おっ、来たな。お疲れルカ。」

 

 

ルカ「ううっ、ひどいよ。」

 

 

龍牙「まあそう言うなって。ああいう奴の対応は苦手だし。」

 

 

さてと、じゃあハピネス村に向かうか。

 

 

アリス「待て龍牙。」

 

 

歩き出そうとした時、アリスが引き止める。

 

 

龍牙「どうしたアリス?」

 

 

アリス「先程あの魔物から、イリアスベルクで盗みを働いている魔物を退治して欲しいという依頼があった。」

 

 

龍牙「盗み?盗賊団かなにかか?」

 

 

それからルカ達から盗賊団についての話を聞く。先程の魔物曰く、町の人達が困っており、同じ魔物として心が痛むということらしい。確かに気持ちは分かるな。

 

 

 

アリス「それでこのドアホが見過ごせんと言ってな、まったく時間の無駄だろうに。」

 

 

ルカ「そんなこと言うなよアリス。それでハピネス村に行く前にこの事件を解決したくて。」

 

 

なるほど。ルカの性格なら悪事を見過ごせないのだろう。まあ付き合ってやろうかな。

 

 

龍牙「分かった。手伝うぜ、盗賊退治。」

 

 

ルカ「えっ、いいの?」

 

 

龍牙「気にすんなって。盗賊団の中にはヴァンパイアとかドラゴンがいるんだろ。もしかしたら戦えるかもしれないだろ。」

 

 

ルカ「・・・やっぱりそっちが目的なんだね。でもありがとう、龍牙。」

 

 

アリス「ったく、さっさと済ませるんだぞ。」

 

 

龍牙「りょーかい。」

 

 

こうして俺達は残念なラミアから聞いた情報に従い、西のイリナ山脈に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

町を出たところでアリスがルカを呼び止めた。

 

 

アリス「そう言えば、貴様の戦い方を見て一つ気付いたことがある。」

 

 

ルカ「気付いたこと?」

 

 

アリス「貴様がモンスターを殺したくないという思考があるせいで剣のキレが悪く、本来の技能を生かしきれておらんようだ。」

 

 

ルカ「うん・・・そうかもしれないね。」

 

 

そこは俺も思った。魔物との共存を望むルカには魔物を殺めるのは酷なことだろう。

 

 

アリス「仕方ない、貴様にこの剣を貸してやろう。」

 

 

そうしてアリスはどこからか取り出した剣をルカに見せる。

 

 

ルカ「うげ・・・なんだこれ!?」

 

 

龍牙「すげぇ禍々しいな。それに何だ、人みたいなものと翼みたいなものがくっついてるぞ。」

 

 

アリス「これは堕剣エンジェルハイロウ。この世に一本しかない極めて貴重な剣だ。今後の戦いではこの剣を使うといい。」

 

 

ルカ「こ、これを?何か気味悪い。」

 

 

そりゃあこんなもの持ち歩いてたら、「私は悪者です。」と言っているようなものだ。

 

 

アリス「貴様達人間が喜ぶ天使が柄や刀身に埋め込まれているだろう。ありがたいと思わんか?」

 

 

おいおい。何言ってんだアリスは?柄と刀身に天使が埋め込まれてるって!?絶対ヤバイだろ!!

 

 

アリス「いいから受け取れ、ほら。」

 

 

ルカ「う、うぇぇ。」

 

 

ルカは眉を顰めつつ堕剣エンジェルハイロウを受け取る。

 

 

『オォォッ』

 

 

ルカ・龍牙「うわっ!?」

 

 

何か今呻き声が聞こえたぞ。まさかこの剣から?

 

 

ルカ「今呻き声が聞こえたような。」

 

 

アリス「当然だろう、666匹の天使を溶かして精製した剣だからな。」

 

 

いやいやいや!?それはマジでシャレになんねぇぞ。イリアスブチ切れるんじゃないか!?

 

 

ルカ「本気で嫌なんだけど。」

 

 

アリス「いいから聞け。その剣には天使の怨念が込められており、聖素の含有率が極めて高いのだ。その効果により魔素を固着することが極めて困難となり・・・」

 

 

ルカ「ちょ、ちょっと待ってくれ。話が難しすぎて何が何だか分からないんだけど。」

 

 

龍牙「俺もさっぱりだ。」

 

 

アリス「ドアホな貴様等にも分かりやすく言えば、その剣で致命傷を与えられたモンスターは一時的に退化した姿となる。つまり無害な姿に封印させ、無力化させることができるわけだ。」

 

 

ルカ「この剣が?」

 

 

そうだとしたらこの剣はルカにぴったりかもしれないな。命を奪わずに敵を無力化できるとは。俺が買った刃が無い剣よりも断然いいじゃないか。

 

 

アリス「むっ、ちょうどいい相手が近付いて来たではないか。」

 

 

ルカ「えっ?」

 

 

少し離れたところの地面がもぞもぞと蠢きだした。

 

 

龍牙「魔物か。」

 

 

アリス「良い機会だ。その剣の試し斬りをしてみるがいい。余は少し離れるぞ。」

 

 

ルカ「あっ、おい!アリス!?」

 

 

龍牙「それじゃあ俺も少し離れるとするか。心配しなくても危なくなったらすぐ助けるから安心しろ。」

 

 

ルカ「う、うん。分かった。」

 

 

そして一体の魔物が姿を現した。現れたのはミミズの体をした上半身裸の魔物だった。

 

 

ミミズ娘「あんた達旅人?ちょっと精液搾り取るけど、いいよね?」

 

 

ルカ「いいわけがないよ。魔物との交わりはイリアス様に禁じられているんだ。」

 

 

ルカは自分の剣を抜こうとしたが、思い直したのか、堕剣エンジェルハイロウを構えた。アリスの話が本当なら、あれで無害な姿に変えられるらしいしな。

 

 

ルカ「いくぞ、でやっ。」

 

 

ルカは踏み込んで、ミミズ娘に斬りかかる。

 

 

<ザシュッ>

 

 

ルカの攻撃がミミズ娘に命中した。

 

 

ミミズ娘「あれ・・・?なんなの、その剣?斬られたところから力が抜けていくみたいな・・・。」

 

 

ルカ「効いているのか!?」

 

 

龍牙「へぇ、本当に敵の力を失くせるんだな。」

 

 

俺もああいう剣が欲しいな。

 

 

ミミズ娘「これ以上その剣の攻撃を受けれないわね。あんたに巻き付いて動きを封じてやるわ。」

 

 

そう言いながらミミズ娘は素早く地面を這いながら近づき、ルカに巻き付こうとした。

 

 

ルカ「っとと。」

 

 

だが間一髪ルカはバックステップで拘束攻撃から逃れることができた。

 

 

ルカ「ていっ。」

 

 

<ザシュッ>

 

 

反撃でルカはもう一撃ミミズ娘に喰らわせた。

 

 

ミミズ娘「なによ、これ。力がどんどん無くなって・・・」

 

 

ルカ「トドメだ!!」

 

 

ルカは鋭く踏み込み、相手の懐に潜り込む。そして、足のバネを用いて喉元に突きを放った。

 

 

ルカ「魔剣・首狩り!」

 

 

ルカの魔剣・首狩りは見事に命中し、相手を戦闘不能にした。

 

 

ミミズ娘「なんなの、これ・・・!きゃぁぁ・・・!」

 

 

ミミズ娘の姿がたちまち消散した。死んではいないのだろうか?

 

 

ルカ「んっ?」

 

 

ルカが視線を地面に落とし、俺も追って見ると・・・地面に小さな生物がにょろにょろと這っていた。

 

 

アリス「理解したか?そいつはさっきまでミミズ娘だったモンスター。今は無害のちっぽけなミミズの姿に封印されたというわけだ。」

 

 

ルカ「あ、アリス。」

 

 

龍牙「へぇ、本当に凄いな。」

 

 

俺はミミズのところに近づき、摘まんで持ち上げる。ミミズは明らかに嫌がっていたのですぐに地面に戻す。そして逃げるようにもこもこと地面に潜っていった。

 

 

ルカ「何だか可愛そうな気がするけど、殺すよりはマシか。」

 

 

アリス「そういうことだ。他者から力を得るなり、自分で蓄積するなりすれば元に戻れる。」

 

 

ルカ「元に戻ったときには、反省してくれてるといいけど。」

 

 

龍牙「むしろ、恨まれたりしてな。」

 

 

ルカ「悲しいこと言わないでよ。否定は出来ないけど。」

 

 

まあそれは置いといて、俺は一つ気になったことをアリスに聞いてみた。

 

 

龍牙「なあアリス。この剣を魔物以外の敵に・・・そうだな、人間に使ったらどうなるんだ?」

 

 

アリス「恐らく小人の姿になるはずだ。また、その剣には天使の体が練り込んであるから天使にも絶大な威力を発揮するぞ。」

 

 

龍牙「何で天使を斬ることになるんだよ。」

 

 

この剣を天使に向けたら、いよいよイリアスから天罰が下るだろうな。

 

 

ルカ「ありがとう、アリス。おかげで精一杯戦えるよ。」

 

 

アリス「予想通り、貴様の動きは今までより遥かに良くなった。だがまだまだ未熟なのは事実だ。決して慢心はするなよ。」

 

 

ルカ「分かってるよ、アリス。」

 

 

龍牙「さて、ルカの新武器も試せたしそろそろ行くか。」

 

 

ルカ「そうだね、行こう。」

 

 

俺達は予定通り、西のイリナ山脈に向かった。向こうで俺の新武器を試せるかなぁ。




龍牙の新武器は次話で使われます。
ではまた。
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