※この作品はR-18です。

もんむすくえすと 覇龍伝   作:エクスドラゴン

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第1話 転送先にて初戦闘

<龍牙 side>

 

 

 

光が止み目を開けると、そこは自然が豊かな村だった。近くに大きな神殿があり、多くの人が入っている。

確認のため、神殿入口の神官に声をかけた。

 

 

龍牙「ちょっといいか?ここはイリアスヴィルで間違ってないか?」

 

 

神官「ああそうだ。お主もイリアス様に祈りを捧げるために来たのだな。」

 

 

龍牙「まあそんなところだ。」

 

 

神殿の中が気になったので、階段を上り中に入る。奥に進むと、イリアスにそっくりの石像があった。石像の前で祈りを捧げている人が何人もいた。本当に信仰されてるんだな。

 

 

龍牙「せっかくだし、やっとくか。」

 

 

俺は隣にいた奴のポーズを真似て祈る。と、そこへ・・・

 

 

村人「た、た、大変だぁ!!」

 

 

突然外から男性の叫び声が聞こえた。声から察するに大事だな。

 

 

村人「近くの森に魔物が出たぞぉ!」

 

 

村人2「な、なんだって!」

 

 

龍牙「ほう。」

 

 

魔物が出たことに俺は自然と戦いたいという感情がでてしまった。やっぱり昔からの悪い癖は治らないな。

 

 

龍牙「見に行くか。」

 

 

神殿を出て、村人から魔物の出現場所の詳細を聞き、すぐに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍牙「確かこの辺か。んっ?」

 

 

そこには一人の子供と人型の青いゼリー状の生き物と対峙していた。

 

 

龍牙「あれが魔物か。一見可愛らしいが、姿は人間とかけ離れてるな。」

 

 

初めて魔物を見たが、特段驚くことは無い。むしろ戦いたい。俺は近付くと子供が静止の声をかけてきた。

 

 

????「あっ、そこの人。危ないからここから離れて。」

 

 

スライム娘A「あはは、余所見するなんて余裕だね。」

 

 

????「ぐっ。」

 

 

向こうはあの魔物の対応で忙しそうだ。危なくなったら助けてやるか。さて、他にいないかな。

と、そう思っていると、近くから女の子の声が聞こえた。

 

 

スライム娘B「あは、人間のお兄さんみーつけた。」

 

 

龍牙「二体いたか。」

 

 

????「もう一体いるなんて、早く逃げて下さい。」

 

 

この状況でも人の心配ができるとは、相当お人好しだな。

 

 

龍牙「大丈夫だ。こいつは始末しておくから、お前はそっちを頼む。」

 

 

????「わ、分かりました。僕もできるだけ早く行きますから。」

 

 

スライム娘B「ふーん、もう勝てる気でいるんだ。」

 

 

龍牙「ああ。」

 

 

俺はスライム娘に不敵の笑みを浮かべた。

 

 

スライム娘B「えへへ~、お兄さんの精液吸っちゃうよ。」

 

 

スライム娘は抱き付いてきたが、動きは遅かったので簡単に避けれた。

 

 

龍牙「よっと。」

 

 

スライム娘B:むー、避けないでよ~。

 

 

龍牙「無茶言うなよ。」

 

 

スライム娘は再び襲って来たが、俺は逆に前に出て距離を詰めた。

 

 

スライム娘B「えっ!?」

 

 

龍牙「そらっ。」

 

 

近付いて来たスライム娘の顔面に回し蹴りを叩きこむ。スライム娘の顔が吹き飛び、周りに青いゼリーが飛び散る。しかし、スライム娘の首の周りが蠢きだし、しだいに顔が再生されていく。

 

 

スライム娘B「あーびっくりした。でも君の攻撃は無駄だよ~。」

 

 

龍牙「再生はかなり厄介だな。さて、どうするか。んっ?」

 

 

どう応戦するか考えていると、胸ポケットに何か入っていることに気づき探ってみると、小型のナイフフォルダーだった。

 

 

龍牙「これは・・・」

 

 

確か牽制用に持ってたナイフだな。打撃よりは安定したダメージが与えられるかもな。

 

 

スライム娘B「それー。」

 

 

スライム娘はゼリーの腕で攻撃してきた。俺はその腕をナイフで切り裂いた。

 

 

龍牙「せいっ。」

 

 

スライム娘B「きゃっ。」

 

 

スライム娘の腕が地面に落ちた。だが、それでもすぐに再生されてしまう。

 

 

スライム娘B「えへへ。そんな攻撃効かないもんね~♪。」

 

 

龍牙「ちっ、面倒だ。」

 

 

最初の敵にしてはなかなかやるな。さて、どう攻めるか。

 

 

スライム娘B「隙あり。」

 

 

龍牙「っと。」

 

 

どう攻めるか考えている隙にスライム娘の体が足に絡まった。

 

 

スライム娘B「それじゃあ、いただきまーす。」

 

 

スライム娘が距離を詰めて来た。引き剥がそうとしてもベタベタでなかなか剥がせない。

 

 

龍牙「それなら。」

 

 

<スパッ>

 

 

スライム娘B「あっ。」

 

 

絡みついている腕をナイフで切り裂き、俺は脱出に成功した。

 

 

スライム娘B「む~。折角気持ちよくさせてあげようと思ったのに。」

 

 

龍牙「強引なのは勘弁だ・・・な!!」

 

 

強めに踏み込み、スライム娘との距離を縮めた。

 

 

龍牙「はああっ」

 

 

<スパパッ>

 

 

スライム娘B「ひゃっ。」

 

 

ナイフを連続で振り、スライム娘の体を切り裂いていく。周りにスライムがまき散らされる。

 

 

スライム娘B「ひ、ひどいよ~。」

 

 

スライム娘は体を再生していく。だが先程よりは再生速度が遅い。

 

 

龍牙「すぐには再生出来ないようだな。」

 

 

そうと分かれば攻撃あるのみ。敵を切り刻む事のみを考え、腕、肩、胸、胴にナイフを走らせる。

 

 

スライム娘B「ふぇぇ~ん。助けて~。」

 

 

スライム娘は体を引きずって逃げていった。

 

 

龍牙「ちょっとダサい戦い方しちまったが、とりあえず俺の勝ちだ。」

 

 

この世界に来ての初戦闘は勝利に終わった。

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