部屋の前には女の子いた。
その部屋の前は、薄暗くその暗さに目が慣れるのに5分ほどかかった。それまでは髪毛が長い女の子のシルエットしか見えなかった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
しばらくすると、暗さに目が慣れた。
扉の前に立っている女の子は、小2学年生位の身長をしていた。
女の子は僕の存在に気づき
「おにいちゃんだぁれ?」
と泣いた後のような掠れた声で聞いてきた。
「僕は、この家に閉じ込められていて出口を探してる人だよ。もしかして君もそうなのかな?」
「ちがうよ。わたしは、15だいめとうしゅさまになるひとをさがしてるの。」
「何のためになの?」
「わからないの。さがしてつれてこいってたのまれたから。」
「んー…じゃあその“とうしゅさま”を一緒に探してあげるよ。1人じゃ大変だろ」
僕がそう言うと女の子は、目を輝かせ
「ほんとうっ?!」
と満面の笑みで言った。
「た〜だ〜し〜っ」
「なになに?!」
「ただし僕がこの不気味な屋敷から出るの手伝ってくれたらいいよ。手伝ってくれたら君の探してる子見つけてあげる。それでもいい?」
「うん!てか、おにいちゃんなまえなんていうの?」
「あっそういえば…」
暫く沈黙が続いた。
「あっそういえばお互いの名前知らないね。」
「わたしねっ!ミシェル・オルネットっていうの!みょうじがオルネットでなまえがミシェルだよっ!おにいちゃんは?」
「僕は、渡辺来夢だよ。よろしく。」
ミシェルは、飛び跳ねながら
「らいむ…らいむ!らいむおにいちゃん!」
「おぅ。」
若いって元気だな…元気なところって僕の妹に似てるな。なんか微笑ましい。今はもうお兄ちゃんって言ってくれないけどな。
って僕ロリコンみたいじゃないか…恥ずかしい。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
暫く軽い雑談をした。
「ねぇねぇねぇ!!らいむおにいちゃんってやさしいねっ!やさしい!だいすき!」
「ねぇねぇもりのくまさんのうた、しってる?あのうただいすきなんだっ!らいむおにいちゃんは?」
「ねぇねぇねぇねぇ!!らいむおにいちゃんってちゅうがくせい?だいがくせい?こうこっ」
「はいっ!ミシェルミシェルストープッ!」
「なんでぇ?」
ミシェルは、頬をぷくーっと膨らませた。
「なんでじゃないよ。ミシェルの探してる“とうしゅさま”そろそろ探し始めないと駄目じゃない?」
「ア…うん!そうだね!“とうしゅさま”みつかったらおはなしたくさんきいてくれる?」
「うん。」
「そっかぁ!じゃあ探しに行こう!」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
僕達は、目の前にあった扉を開けた。
底には沢山の首吊り人形が並んでいた。
しかも所々に血が飛び散っている。
「らいむおにいちゃん…ここなんだかきもちわるい…」
暫くするとだんだん苦しくなってきた。
「ミッシェル…ヒュー毒ガスだっヒューヒューはやく出るぞっ!」
「らいむおにいちゃん…くるしくてうごけない…ゴホッゴホッ」
僕は、ミシェルを抱えて部屋の出口を探した。人形の首吊りがなくなって出口が近くにあると思ったがなかった。辺りを見渡すと広い幅の通路があったそこにめがけて走った。
暫く走ると
ポチャン…
「なんだヒューこの音はゴホッゴホッ」
「みずのおと?ゴホッゴホッ」
なんだぁ水か。
なら心配する必要ないな。
僕は、そのまま通路を進んだ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ん?足が冷たいな…と思って足元をみると僕の足首まで水が浸かっていた。進むにつれて膝、腰、胸元まで水に浸かった。
毒ガスも消えてなくだんだん意識が朦朧としてきたその時だった。
ガシャン ゴゴゴゴゴ
音と共に水がひいていった。足で何かを踏んだ感触があったので床を見たが床にタイルが敷き詰めてあるだけだった。水が全てひくと階段が現れ下に降りれるようになっていた。頼りない足で階段を降り終わると目の前には大きな扉があった。水は、引いたもののまだ毒ガスが空気中にあって時を重ねると共にますます強くなっていった。
扉を開けて不気味な部屋から出ると体がぐらぐらして力が入らなくなってしまった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「らいむおにいちゃんらいむおにいちゃん…ねぇってば…」
誰かが泣きながらそう叫んでいる。
「誰だ」
「らいむおにいちゃんがおきた!やったぁ!だれってミシェルだよ!」
「ん…ミシェル!ミシェル!大丈夫だったか?」
「うん。らいむおにいちゃんのおかけだよ。首吊りされた人形が沢山ある所にガスマスクがあるのをらいむおにいちゃんがみつけてミシェルかぶせてくれたから…ひとつしかなかったのに…やさしすぎるよ…。よかったらいむおにいちゃんがめをさまして。」
ミシェルは、そう言って僕に抱きついてきた。
「このぐらい大丈夫だって。」
「だいじょうぶじゃないよ。なんにちかんめがさめなかったとおもってるの?!」
僕は、首をかしげた。
「みっかのあいだずっーぅーっと!めがさめなかったんだよ!」
えっ…そんなに…?
「そんなにか…僕が目覚めるまで見守ってくれててありがとう。」
「ほんとうによかった。ぐすっぐすっ」
ミシェルは、泣いている。純粋な瞳が潤って輝いて見えた。何て純粋な心をもっているのだろうかと。
「ミシェル…僕のために泣いてくれてありがとうね。じゃあそろそろ泣き止んで先を急ごうか。」
「うんっ…ぐすっぐすっぐすっ」
そして、僕達は動き出した。
お久しぶりです‹‹\(´ω` )/››
読んでくださりありがとうございました!
最初の予定では、幼女(仮)を出す予定なかったのにだしてしまいました(´^д^`)ワロタ
この幼女がどんな活躍してくれるか楽しみですね。
投稿するのは、不定期ですが次回も読んで下さると嬉しいです。
コメントして下さると嬉しいです(^o^)ソイヤッ