※この作品はR-18です。

インフィニット・ストラトス〜月を愛する操縦者の日常〜   作:ユークレース

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次の話にまたがって、タッグトーナメントです


第十四夜 覚醒1

〜タッグトーナメント当日〜

 

「知らなかった……」

 

樹はこの日まで、タッグトーナメントがある事を知らなかったのだ

 

理由としては

1.他の女子は樹は鈴と組むと思い声をかけなかった

2.鈴は樹と一緒に居る時その話題を上げなかった

3.真耶が伝え忘れた

 

以上の3つが挙げられる

 

「ラウラ〜、なんでラウラも教えてくれなかったんだ?」

 

「聞かれませんでしたので」

 

「なるほど……」

 

そして樹はとある不安を覚える

 

「あれ?俺エントリーして無いけど……誰と組むんだ…?」

 

「お兄様、ご安心を。既に私のパートナーとして登録しております。お義姉様はイギリスのアレと組む様子でしたので」

 

「ん、りょーかい」

 

「それと…お兄様。一つお願いが」

 

「うん?どうしたよ」

 

「織斑一夏と当たった場合、あいつは私に任せて欲しいのです」

 

「あいよ。んじゃ、織斑のパートナーは俺が足止めしとくわ。一対一なら負けることは無いだろ」

 

「はい……私は…許せないのです。あの男の存在が…‼︎」

 

「(ツッコミは入れない方が良い……か)ま、織斑は任せる」

 

「はい!」

 

樹はラウラと共にトーナメント表を見に行くのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1回戦

織斑・デュノアvsボーデヴィッヒ・月森

 

「うわぁ……初戦からか」

 

「さっさと倒してしまいましょう、お兄様」

 

「負けないぜ樹!」

 

「「あ?」」

 

樹とラウラは、ある言葉に反応した

 

「織斑一夏」

 

「織斑」

 

「なぜ貴様が」

 

「なんでお前が」

 

「「俺を(お兄様を)樹と呼んでいるんだ?」」

 

兄妹そろって息ぴったりである

 

「えっ⁉︎だ、だめだったか⁉︎」

 

「当たり前だ。お前に樹と呼ばれる筋合いは無い」

 

「貴様のような奴に呼ばれてはお兄様の名が穢れる」

 

「酷くね⁉︎」

 

一夏がショックを受ける隣ではデュノアが苦笑いを浮かべていた

 

「よお、フランスの。女子に追っかけまわされて大変だな」

 

「う、うん……」

 

「ま、俺らは負けねえから。織斑とお前は早々に敗退してくれ」

 

「ぼ、僕だって負け無いよ!」

 

「へいへい。せいぜい頑張れ、男の娘」

 

「行きましょうお兄様。貴様らが勝つ可能性は万に一つも無いのだ…せいぜい震えているが良い」

 

樹とラウラは三下的な発言を残し、ピットに向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なあ、ラウラ。今の言葉って」

 

「クラリッサに教えられました」

 

「よし、あいつ説教」

 

樹が説教する事を決めた時、クラリッサはまん○らけでフィギュアを買っていたそうな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜アリーナ〜

 

アリーナには、4機のISが飛んでいる

 

「ラウラ、織斑は任せるぞ」

 

「はい!お兄様!」

 

片方は樹のIS輝夜とラウラのISシュバルツェア・レーゲン

シュバルツェア・レーゲンはドイツの軍用ISで、AIC(アクティブ・イナーシャル・キャンセラー)と呼ばれる装備が搭載されている

ISに標準搭載されているPIC(パッシブ・イナーシャル・キャンセラー)と名前が似ているが、効果は大いに違う

 

PICは、物体の慣性をなくしたかのような現象を起こす装置で、これと肩部にある推進翼、任意で装備出来る小型推進翼を使って推進制御、加速、停止などの3次元的な動きを行う物だ

樹の輝夜の場合、リングがその推進翼の役割を担っている

 

逆に、AICは外部に働きかける物だ。PICを発展させた物で、任意の対象の動きを封じる事が出来る

それ故に、一対一では無敵の強さを誇る

しかし、集中力が必要なため複数の相手をするには向いてい無い

 

「負けねえぞいつ……月森‼︎」

 

「僕も負け無いよ!」

 

もう一方は一夏のIS白式とデュノアのISラファール・リバイヴ・カスタム

 

ラファール・リバイヴとはフランスの企業、デュノア社が発売している世界でも多く使われている量産機だ

だが、樹の輝夜も、ラウラのシュバルツェア・レーゲンも第三世代型と呼ばれるISで、このラファール・リバイヴは第二世代型だ

 

「ま、お前の相手は俺だ」

 

樹は早速子安貝を展開し、デュノアに切っ先を向ける

 

「一夏の方には…行かせないよ‼︎」

 

バトル開始のブザーが鳴る

その瞬間に樹はデュノアの懐に潜り、一夏から引き離すように蹴り飛ばす

 

「うわっ⁉︎」

 

デュノアはブレーキを掛けて態勢を整え、サブマシンガンを二丁展開し、樹に銃口を向ける

だが、それでは遅い

 

「ほれほれ」

 

そのサブマシンガンを樹は弾き落とし、デュノアの喉元に刃を当て、プライベートチャネルで話す

 

「デュノア、お前女だろ」

 

『えっ⁉︎』

 

樹の言葉に、動揺するデュノア

 

「当たりか……ま、理由は聞かねえわ」

 

『ど、どうして……聞かないの?』

 

「いや、どうせ俺らのデータ目的だろうし。とりあえず、続けるぞ」

 

『えっ⁉︎』

 

「月森流…十日夜月(とおかんやのつき)」

 

ほぼ同時に十字型に撃ち込まれる二撃

シールドバリアでデュノアに強い衝撃だけが伝わる

 

「うわぁぁぁぁあ⁉︎」

 

「とりあえず、もう寝てろ。月森流…上弦」

 

樹の得意とする、上弦

その衝撃はデュノアの脳を揺さぶり、気絶させる

 

『シャルル・デュノア。戦闘不能』

 

「さて、俺はここで眺めとくかね」

 

樹はデュノアを抱き抱え、アリーナの地面に座った

 

「さて、あとはラウラが一夏を倒すだけだが……この胸騒ぎはなんなのかね……」

 

「う…ううん……」

 

脳震盪は軽いものだったのか、デュノアはすぐに目を覚ました

 

「あれ……僕は…」

 

「俺がお前気絶させて、俺の勝ち。今の所二対一にするつもりはないからここで見てる」

 

今、デュノアは樹の肩に頭を乗せ、樹に体を預けている

そんな状態を見て、周囲の女子が騒いでいるが、樹は気にしない

その状態を気にする人物が二人

 

「あ、あぅぅぅぅ……」

 

男子にこういう事をされている状況を理解したデュノアは顔を赤くして照れ、俯いてしまう

 

「お、照れてるのか?」

 

もちろん、二人はプライベートチャネルで話しているのだが……もう一人、この状態を放置出来ない人物がいる

 

「貴様ぁぁぁぁあ!お兄様の肩で寝るなど羨ましい事を!」

 

ブラコンシスター、ラウラだ

本来であれば一夏にAICを使い、一方的に攻撃するはずだったのだが、この状態を見たラウラはこちらに向かって来た

 

「あ、おいバカ‼︎」

 

もちろん、一夏がそんな隙を見逃すはずもなく

 

「うぉぉぉぉお‼︎」

 

零落白夜を起動し、ラウラを背中から攻撃する

男してどうなのか

そんなツッコミは置いておこう

 

「しまっ⁉︎」

 

零落白夜は相手のシールドエネルギーを大きく削る

その影響で、シュバルツェア・レーゲンのシールドエネルギーは残り僅かとなってしまった

 

その瞬間、ラウラに変化が起きる

黒い液体がラウラを包んだ

 

「え、なにこれ……」

 

樹はあまりにも早すぎる展開についていけてないのであった




え?
ラウラの覚醒がめちゃくちゃだって?

樹が強くて負けるビジョンが浮かばなかったんです。ごめんなさい

ではまた次回
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