※この作品はR-18です。

インフィニット・ストラトス〜月を愛する操縦者の日常〜   作:ユークレース

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どうも、ユークレースです
今回は例のあの人が登場いたします


第一夜 挑発

「えー、今日からご一緒させていただく月森樹です。趣味は月を見ることと鍛錬。好きなものは美味いもの、嫌いなものは女尊男卑の風潮に染まり、女イコール偉いって方程式が頭の中で成り立ってるお花畑な奴です。以上」

 

樹は簡単な自己紹介と言う名の宣戦布告を果たし、自分の席へと戻ろうとした

 

「自己紹介で喧嘩を売るな」

 

が、担任である織斑千冬の出席簿を後頭部に受けそうになり、とっさにガードする羽目になった

そしてクラスの女子はと言うと千冬の攻撃をとっさにガードした樹に驚き静まり返っていた

 

「っつぅ〜……それ本当に出席簿です?出席簿で出しちゃいけない音がしたんですけど」

 

「知った事では無い。とっとと席に戻れ」

 

フン、と鼻を鳴らして千冬は教卓に立った

 

「いままで決めていなかったクラス代表を決める。自薦他薦は問わん、誰か居ないか」

 

「あ、俺は他薦されても辞退します。いきなりそんな事言われても(輝夜はもう少し調整するので)戦えませんし」

 

樹は面倒事になりそうなこの一件から身を退く事にした……が

 

「あらあら、女尊男卑の風潮がお嫌いな割には随分と臆病なんですわね」

 

と樹の後方の席に座っていた女子生徒が言った

 

「あんたは誰?」

 

樹は自分の嫌っている女尊男卑の風潮全開の女子が早速出た事にイラっとしていた

 

「私を知らない⁉︎イギリス代表候補生であり、入試主席のこの私を⁉︎」

 

「俺適正だけ調べられて今朝ここについたばっかだから入試の時居なかったし、国家代表ならまだしも代表候補生全部を把握してる訳ないでしょうて。んで、主席ってのは?」

 

「入試の時、教官を倒したのは私だけという事ですわ!」

 

セシリアは豊かな胸を揺らして漫画なら後ろにドーン、と効果音がつきそうな雰囲気で胸を張った

 

「……代表候補生ってさ、確か専用機与えられるんだよね?」

 

「そうですわ」

 

「入試の時も使ったの?」

 

樹は素朴な疑問を放った

 

「もちろん」

 

「……ふっ」

 

答えを聞いた樹は鼻で笑った

 

「なっ…⁉︎今私の事を鼻で笑いましたの⁉︎」

 

「いやー…だってそうだろ。操縦者の腕も重要だけど、機体性能ってのは重要だ。一応代表候補生になるくらいだから実力はあるんだろう、きっと。だったら、教官との差はあるにしても機体性能で補える。それが専用機なら尚更だ、多分教官さんは学校にある打鉄やラファールを使ったんだろ。それに勝って喜んでるなんて、あんたの頭の中お花畑だな」

 

「何が言いたいんですの?」

 

「まあ、つまり何が言いたいかって言うと……一般車しか居ないレースでF1走らせて追い抜いて、一位になったって喜ぶなんておめでたいね……って事だ」

 

「この……男のくせに…私を馬鹿にしますの⁉︎」

 

「いや、だってそうだろ……たしかイギリスで今開発してんのって、ブルーティアーズ…とかって名前のビット兵器だろ。公開されてる運用実験の動画見た事あるけど……ありゃ初見じゃ対応すんの厳しいだろ。あれじゃ勝って当たり前…だと思うけどね」

 

「……ですわ」

 

セシリアは俯き、肩を震わせている

 

「ん?」

 

「決闘ですわ!」

 

「はあ⁉︎」

 

「ここまで言われて引き下がる訳にはいきませんわ!」

 

「はぁ……(ちーっと言いすぎたか……)」

 

「まさか、逃げる……とは言いませんわよね?」

 

「面倒な事を……」

 

樹とセシリアが言い争いをしていると

 

「なら、織斑を含めて3人でクラス代表を決めろ」

 

と、千冬が切り出した

 

「ちょっ、千冬姉!なんで俺まで⁉︎」

 

「ついさっきお前を推薦する者が出てな、こうしたほうが早いと判断した」

 

「そ、そんな〜……」

 

「では、1週間後に行う。それまでの私闘は禁止とする。以上」

 

千冬はそう言い残し、教室を出て行った

 

「覚悟しておく事ですわね。無様に地面を這いつくばらせて差し上げますわ!」

 

セシリアもそう言い残して教室を出て行った

 

「はぁ……面倒な事になった…いや、喧嘩売ったのは俺だけどさ……親父に連絡してオルコットさんの公開されてるデータ送ってもらお……」

 

樹もまた、自らのやるべき事をするべく、教室を出て行った

 

ちなみに一夏はと言うと、クラスメートの一人に連れられてどこかへ行かされていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜1054号室〜

 

「さーて、対策練るかね……」

 

さっそく樹は自室で資料を読んでいた

父親に連絡したところ、1時間程で資料をデータに纏めて送ってきた辺り、樹の父は大方こうなるだろうと予測していたのだろう

 

「ブルー・ティアーズ……腰のスラスターにもなっている6機のビット、ブルー・ティアーズを試験的に搭載した第三世代型IS……スナイパーライフルとビットによる同時多角攻撃を得意とする機体……ふーん、データ面では厄介だね」

 

樹は冷蔵庫からコーラを取り出して飲み始めた

 

「さて……あと一週間…こいつの動きを何回か見るべきだな」

 

樹は入学試験時とイギリスでの公開稼働実験の動画を見ていた

 

「(ビット兵器の適性は高い……か。まさか父さんに色々教えられてた事が役に立つとはな……特にISに関しては叩き込まれたからな…ってか、この輝夜のコア……どっから持ってきたんだ…父さんの会社にあるコアは1つだけのはずだったのに……ま、気にしてもしゃーねーか)」

 

何度か動画を見直す内に、樹はある事に気づく

 

「こいつ…反応が一番遅れる場所からブルー・ティアーズで攻撃してるな……だとしたら、大方の射線の予測は出来るか……ってか、同時攻撃もフレキシブルも出来てねえじゃんかよ…カタログスペックの方が遥かに強いな……」

 

PCの電源を落とし、樹はベッドに横になった

 

「さーて、あと1週間……アリーナは使えないだろうし…鍛錬だけしとくか」

 

樹とセシリアの決闘の決着まで……あと1週間……




セシリアに喧嘩売った樹。二人の勝敗は?
前話で名前だけ出た彼のIS、輝夜の能力とは?
この二つはまた次回
ではでは
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