※この作品はR-18です。

インフィニット・ストラトス〜月を愛する操縦者の日常〜   作:ユークレース

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サブタイトルをデュエルと読んだデュエリスト
すみません、セシリアとの決闘です


第ニ夜 決闘

あの件から1週間後

樹と一夏はアリーナのピットに居た

 

「月森、先ずはお前からだ」

 

「うーっす。織斑、最適化はちゃっちゃと済ませろよ〜」

 

「あ、ああ……でもお前、機体は……」

 

「もう持ってるよ……輝夜、wake up」

 

樹はペンダントを握り、呟いた

すると、ペンダントから光が放たれ、樹の体を包んだ

 

「これが……樹のIS…」

 

「ああ、これが俺のIS、輝夜だ」

 

樹の両手や両脚を覆ってる装甲は黒く、金色のラインが入っている

その装甲は腕に吸い付く様なラバースーツの様にスリムで防御力よりも機動力を重視したものと推察出来る

頭には三日月を模したサークレットの様なものが装着されている

そして何より特徴的なのが背中に靡く赤いマントと満月の様な二重になったリングだろう

 

「んじゃ、行ってくるか」

 

リングが輝き、輝夜が浮上する

 

「月森樹、IS輝夜、出る‼︎」

 

外側のリングから光の粒子が放出されながら、アリーナに飛び出していった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜アリーナ〜

 

「あら、専用機をお持ちでしたのね」

 

アリーナの上空には、既にブルー・ティアーズを展開したセシリアが居た

 

「まあな」

 

「命乞いの準備は出来まして?」

 

セシリアはスナイパーライフル、スターライトMk.Ⅲを装備し、銃口を樹に向けた

 

「んなもん必要ねえよ。勝つのは俺だ」

 

スナイパーライフルのセシリアに対して、樹は白い刀身にオレンジ色でマーブル模様が入った日本刀を装備した

 

「この私に近接装備のみで…⁉︎舐めていますの?」

 

「ん、他にも装備はあるけど……今出してるやつだけで十分だと判断したからな」

 

「後悔させて差し上げますわ!踊りなさい、ブルー・ティアーズと、このセシリア・オルコットの奏でる円舞曲(ワルツ)で‼︎」

 

「生憎、音楽はJ-popとロックって決めてんだ。そんな洒落たもんは聞かねえよ」

 

開始の合図と共に4機のビットが樹を取り囲み、セシリアの攻撃が始まった

 

「(とりあえず、右後方に隙を作ってみるか…動画通りなら、そこから……)」

 

樹が他の3機の相手をしている時、あえて1箇所隙を作った

すると、樹の予想通り右後方から1機が攻撃を仕掛けてきた

 

「(はぁ…予想通り……か。つまらん)」

 

樹はマントを翻し、レーザーを弾いた

 

「な、なんですって⁉︎ですが…これならば‼︎」

 

スターライトで樹を撃ち抜こうとする

が、それもまたマントに弾かれる

 

「こいつはビームやレーザーといった光学兵器と火炎放射器の様な熱を用いた兵器を完全に無効化するものだ。火鼠(ひねずみ)の皮衣(かわごろも)ってんだ」

 

樹はマントをヒラヒラさせ、片手に刀を持ってマタドールの様に構える

 

「んじゃ、次は俺だな……」

 

居合切りの様な構えを取り、セシリアを見据える

 

「一瞬だ、見逃すなよ」

 

「えっ?」

 

ヒュッ…と空気を切る音と共に樹の姿が一瞬で消える

 

「ど、どこに⁉︎」

 

セシリアはISに搭載されたハイパーセンサーを用いて樹を探した

しかし、思いの外樹は側に居た

場所は、セシリアの真下

 

「い、いつの間に⁉︎」

 

「大股開いていい格好だな、だがここまでだ」

 

樹は刀を掴み、振り抜く

 

「月森流『三日月』」

 

剣筋が、空に浮かぶ三日月の様にセシリアを捉える

だが、誰一人として振り抜かれた刀を見ていない。見えたのは剣筋のみ、刀が通った道だけが観客の、そしてセシリアの目に映った

 

「えっ……?」

 

セシリアの握るスターライトに切れ込みが入る

 

「ちなみにこの刀。特殊なエネルギーを内蔵しててな、柄にあるグリップを握りこむ事である事象を生み出すんだ……」

 

「ある…事象?」

 

「燕返し、かの剣豪 佐々木小次郎が使ったとされる剣術、飛んでいる燕を切り落とす三連撃…それを引き起こすのさ」

 

「まさか…そんな!」

 

ブルー・ティアーズのシールドエネルギーが一気に減少し始め、会話が終わる頃には0になっていた

 

「で、何か言う事は?」

 

「こんなの……偶然ですわ…‼︎」

 

『勝者、月森樹‼︎』

 

「近接武器を侮った…それがお前の敗因だ」

 

「くっ……」

 

セシリアは目に涙を溜め、悔しそうにアリーナからピットへと戻っていったのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ピット〜

 

「ただいま」

 

樹は何事も無かったかのように帰ってきた

 

「……馬鹿者が、時間を稼げと言っただろう」

 

「あ、すみません。動画見てこっちが想定してたよりもあいつがさらに弱かったんで、無理でした」

 

一夏の最適化がまだ済んでおらず、一次移行にすら移ってない様子だ

 

「……そうか」

 

「あ、俺織斑との試合は棄権しまーす」

 

「なんだと?」

 

「これ以上は面倒くさいっす。つけるべきケリはつけたんで、俺としてはこれ以上やる意味ないんですよ」

 

「そうか……なら、良いだろう」

 

「んじゃ、お疲れ様でした〜」

 

そう言って樹はピットを出た

 

「代表候補生も大したことないな……残念だ」

 

樹はため息をつきながら自らの部屋へと戻っていくのだった




火鼠の皮衣
輝夜に常時展開されているマント
炎の弾丸を生成出来、輝夜の臨時の武器にもなる
また、光学兵器と熱兵器を完全に無効化する性質を持つ

???
輝夜に搭載されている日本刀
白い刀身にオレンジ色の模様が入った刀
内蔵されているエネルギーを消費する事で三連撃を同時に叩き込む事が出来る

刀の名前は分かるかな?
では、また次回
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