※この作品はR-18です。

淫魔ちゃんと逝くBADEND   作:ぴよぴよひよこ

9 / 10
夏だー!(終わりかけ)
というわけでプール回です。

だいたい1万文字を目安に投稿してますが、こんなもんで良いのかしら?


夏の熱い衝動

 

 

 初めて出会った淫魔、光司はいろいろなモノを私にくれた。

 偽物だけど住所、携帯電話、そして魔力の使い方などなど。あと金ならいくらでもあると豪語してクレジットカードなる物も渡された。なんでも大抵の物ならこれを出すだけで買えるらしい。なんて便利なのかしら。そして、

 

「もっと楽しめよ」

 

 去り際に残した彼の言葉に従って、私はヒトの文化を楽しんでみようとしている。

 なんでもこの国のサブカルチャーは他国の追随を許さないんだとか。それがまた若者に影響を与えているのもあって、これから生きていくのに使えるかもしれないとのことだ。

 

 一理あると素直に頷いた私は今、プールに来ている。

 この国は「夏と言えばプール!」「夏と言えば海!」らしい。どっちにしようか迷っていたけれど、首都と呼ばれるこの地域から行く海はヒトが多すぎてめんどくさそうだったのでプールにした。プールもプールでヒトは多いのだけれど、一番広くてデカいところを探して来てみたのだ。

 国内最大と言われるここは、首都からは数百キロ離れている。ヒトなら車で来て泊まり込みで遊ぶレベルのレジャー施設らしい。私は翼でひとっとびだけどね。本気を出せば戦闘機並のスピードも出せる。と思う。けど魔力の消費もあるのでゆっくり、それでも新幹線くらいの速度で飛んできた。

 光司に習った魔力の使い方で結界を張ったので周りからは見えていないはずだ。これがまた便利で、声だけ誤魔化したり、派手に動かなければ姿すら隠せたり。外でコトに及ぶのにこれ以上ない便利な魔力の使い方だった。

 そういうわけで、世間がUMAやUFOに騒ぐこともなく無事ここにたどり着いたのだった。

 

「水着は初めてだけど、こんな感じで大丈夫かしら」

 

 自らの身体を見下ろして今一度確認してみる。

 白い上下のビキニに、同じ色のパレオを腰に巻いただけの物。布面積は少ないけれど、無地の白で派手なのか地味なのかよく分からない。一応水着売り場の店員さんに、私に似合うのを、と見繕ってもらったものだから間違いはないのでしょうけど。

 ま、今回は遊びに来ただけだし。あわよくば男でも釣れればいいかくらいに考えていたしなんでも良いわよね。

 気楽に考え直した私は取りあえず、と目の前に広がる「波の出るプール」とやらに脚を踏み入れた。ていうか、波を出すなら海に行けば……、ああヒトが多いのを嫌がったのかしらね、私と同じで。

 

 淫魔の身体は脂肪などが含まれていないので即座に沈んでしまうため、わざわざヒトと同じように作り直した身体でふよふよと水面に浮かんでみた。

 あー、この身体だと日差しがきつい。けどその分水の冷たさが心地良い。波に揺られるのも思ったより悪くないわね。

 ぷかぷかと浮かぶ身体は胸の脂肪の山が特に浮力が強く、水面から出てしまっている。それが周りの男たちの視線を集めていた。けどまあ、今日は自分からは話しかけないと決めたので、向こうから何かしらのアクションを起こすまで全部無視ね。

 

「ん~……、良い気持ち……わぷっ」

 

 目を瞑って流されるままに漂っていると、何かにぶつかってひっくり返ってしまった。今の身体ではちゃんと酸素を必要とするため常時呼吸をしているけれど、そのせいで鼻から水が入ってしまった。うう、ツーンとするわ……。

 

「ご、ごめんっ、大丈夫?」

「ふぐぅ……こちらこそぉ……」

 

 涙目になりながらも謝る健気な私。まあちょろっと魔力を使えばあっという間に治るし。

 それより、とぶつかった相手を見ると「美咲」より少し年上、高校生くらいの男の子が心配そうに私を見つめていた。みょんみょんと思考を読み取ってみると、コイツ……私と話すきっかけのためにわざとぶつかりやがったようね。小学生かおのれは。まあいいわ、狙って接触を図ってきたのならこちらもそう(・・)するまでだしね。

 

「鼻に入っちゃったのかな、ほんとにごめんね」

「いえ……」

 

 一応やりすぎたと思っているらしい男の子は私の背をとんとんと叩いてくれている。一回触れる度に脈拍が早くなっているのはこの際スルーしてあげましょう。濡れた髪をかき分けて、涙目でちらっと上目使いを炸裂させると、その男の子は息を飲んだように動きを止めてしまった。ふふ、ちょろい。

 

「すみません、周り見てなくって……」

「あいや、こちらこそ、ほんと、ごめん」

 

 ぶつかったのはあなたの故意だからね。もっと謝るがいいわ。などとは言えずに曖昧な笑みを浮かべておく。わざわざ身体を張って、文字通り接触してきたのだから、これからの行動は全部向こうに任せておけばいいわよね。

 

「ねえ、キミ一人? 良かったらさ――」

 

 ほーら、ね♡

 

 

 

* * *

 

 

 

「ナツキくん、コレで遊ぼ♪」

「おっけー」

 

 互いに自己紹介をし、適当にお喋りして、適当に遊んでいた。

 ナツキと名乗った彼はこの地域の子らしく、地元でも人気の高いこの施設に友達と遊びに来たが、彼女が出来たばかりの友人にドタキャンされたらしい。内心まで読むと、私を見つけて一緒に写真でも撮って後で自慢しようとしているようだ。まあ、そこはなんでもいいけれど。

 一方の私は夏休み中に祖父母の家に遊びに来たが二人とも忙しくなってしまった為に一人でここに来た、という体(てい)である。もっとどうでもいいか。

 

 彼と出会ってまだ数十分も経っていないが、すり寄るように懐けばそこは高校生男子。あっという間に仲良くなることができた。可愛くわんぱくな年下美少女、という扱いを受けている私だった。

 私は私で知識としては知っていても経験したことがない物を見つけては、アレをしようコレをしようと彼におねだりしている。今は売店でビニールのビーチボールを買って遊ぼうと提案したところだ。

 

「ふうーっ、ふうーっ……はふぅ」

「ちょっと貸してみ」

 

 思ったよりも大きかったビーチボールは、女子中学生の肺活量ではなかなか膨らまない。それを見かねたナツキが横からそれを取り、代わりに膨らませてくれた。

 淫魔の身体でなら一瞬なのに……。一瞬どころか破裂するまでいくけど。

 若干拗ね気味にナツキを見ていると、ボールの吸入口を見て一瞬固まってから息を吹き込み始めた。なにかしら。ん、ああ……♪

 

「間接キスしちゃったね♡」

「ふぶはあっ!」

 

 あらあら、初心(うぶ)ね。割とカッコいい部類には入るのだろうけど、どうにも所作が童貞っぽい彼は私の手のひらでくるくると踊ってくれる。ちょっと楽しい。彼は童貞ではあるけれども、如何せんまだ若いのでそれほど味には期待していないけどね。この年頃は性交というのは子を為すモノでなく、性欲を発散するモノだし。それはそれで美味しいけども♡

 そんな嬉し恥ずかしイベントを多々盛り込みつつ、ボールを膨らませ終わった私たちは青春ごっこを楽しんだ。

 

「そーれっ」

「おっと」

 

 風に流されるボールを追いかけて軽くトス。それを繰り返すだけの遊び。初めて早々に飽きてしまったが、手を上げてボールを叩くと胸が揺れて彼の視線が突き刺さった。ボール遊びよりもこっちの方が楽しくなってきて予想外に盛り上がるのだった。

 

「あはは、ナツキくんへたくそー」

「くっ……」

『胸ばっかり見てて集中できないなんて言えない……!』

 

 ……心は正直みたいだけどね。

 

 散々若い純情を弄んでから、一息つこうとベンチへと向かった。さりげなく手を握って興奮を冷めさせない悪女な私。喜んでくれてるんだからいいわよね。

 自販機で買った紙コップのジュース(不味い)を飲みながら、キャッキャと会話に勤しむ。

 

「このプールは広くていっぱい遊べちゃうね」

「だろー。ウチの地元の、数少ない自慢できるとこだしな」

「へえ、じゃあ一番のオススメはぁ?」

 

 可愛く首を傾げて顔を覗き込む。スススと近づいて腕に胸を押し当てると、ナツキは分かりやすく動揺して赤面してしまった。まあ仕方ないわよね。見よこの玉のお肌。真っ白できめ細かな肌は水どころか日差しすら弾いて、まるで輝くような美しさを醸し出している。胸の谷間から押し出される水滴がなんともエロティックだ。ふふ、あとどれくらいで性欲が爆発しちゃうかな。

 ナツキは林檎みたいに真っ赤な顔を誤魔化すように反らして、その方向にあった巨大な滑り台みたいなものを指さした。

 

「あ、あれかな、ロングウォータースライダー。ここの目玉はやっぱあれだよ」

「そうなんだ、結構高さがあるけど、怖くないかな?」

「平気平気、高いけどその分長いから急じゃないよ」

 

 弱々しい私をアピールしつつ、そのウォータースライダーとやらに興味を持った。なんか筒がぐねぐねしたような見た目をしているけれど、いったい何が楽しいのかしら。

 私はまだ頬に赤みが残っているナツキの手を引いて、ウォータースライダーの乗り場らしき場所へと向かった。そこそこ人が並んではいたが回転率が良いのか割とすんなり進んで、階段を登り始めて数分で乗り口へとたどり着いた。

 傍目から見ても割と高い建造物だったが、それもあってそこから眺める景色もなかなかのものだ。といってもそれ以上の高度で飛行してきたんだけども。

 

「やっぱりちょっと高いね……。ナツキくん、一緒に滑ろ……?」

「あ、ああ、良いけど」

 

 まだまだ続く庇護欲そそる私アピール。年下の立場も相まって効果は抜群のようね。監視員の人が呪詛のように「早くしてくださーい」と急かすのを背中に受けながら、スライダーの乗り口に座る。その後ろから、ナツキが私を抱えるようにして乗り込んだ。

 

「ちゃんと抱きしめててね……」

「おう、まかせろ」

「はーいどうぞー!」

「ひゃああっ!?」

 

 イチャつく私たちにイラついたのか監視員の人がナツキの背中を強めに押す。予想外の加速度を得てスライダーがスタートした。

 可愛らしく悲鳴を上げてみたがこれはこれで結構楽しいわね。超高速の飛行をしてきた私だけれど、ヒトの身体で水に流されるのは思ったよりも爽快感があった。右へ左へ、勾配が急になったり平坦になったりするたびに私の胸がぽよぽよとナツキの腕に当たって、彼もスライダーの爽快感とは別に楽しんでいたけど。

 やがてそれも終わりが見えてきて、スライダーの出口が目に入る。よし、ここで一発エロイベントでもぶちかましてやりましょうか。

 

「きゃー♪」

「あははは!」

 

 バシャーンと水しぶきを上げて出口からプールへ吐きだされる私たち。その飛沫に紛れて、ちょちょいと魔力を巡らせて私のビキニの紐を解く。それをそこら辺に放り出して立ち上がった。

 

「これ楽しいねー」

「ちょちょ、美咲、水着水着!」

「へ? きゃあっ!?」

「おわ!?」

 

 気が動転したのを装って、そのままナツキに抱き付く。柔らかい胸が押し付けられてむにゅりと形を変えた。ついでに先端に血を巡らせて、二つの突起を意識させておいた。ふふふ、これが水場における男の夢、おっぱいポロリってやつね。

 ナツキはしがみ付いた私を抱き返すこともできずにおろおろしていた。ああ、純情を弄ぶのって楽しい……♪

 

「み、見た……?」

「見てない、見てない!」

 

 瞳をうるうるさせて見上げると、ナツキは顔を激しく振って否定する。その反応だけで答えは分かり切ってるけど。どこまで困らせてあげようかと悪い企みをしていると、漂うビキニを見つけたナツキが慌ててそれを指さした。

 

「あそこ、あそこ! 水着あったぞ!」

「あ、っん♡ 動かないでぇ……」

「……っ!」

 

 水着を拾おうとしたナツキに艶めいた声で牽制してみた。びっくーん! なんて擬音が聞こえてきそうな勢いで直立不動になる彼に内心で笑いながら、ゆっくりと二人揃って水着の方へ歩いて行く。さながら密着しすぎた社交ダンスのペアような動きで、底に沈んだ水着の上までたどり着いた。

 

「動いちゃ、だめだからね……?」

「わ、分かった」

 

 真っ赤に染まった顔で首肯した彼の身体を、ゆっくり滑るように下へと降りていく。

 

「ん……」

 

 密着させたままの胸に、むにゅむにゅと柔らかさを主張させながら水に潜ってビキニを拾い上げた。ナツキはごくりと喉を鳴らしている。ふふっ、私の身体、気持ちいい?

 ビキニのカップ部分を胸に当てて水面から上がり、後ろを向いて真っ白な背中を見せつける。ついでだから紐を結んでもらうつもりだ。

 

「ねえ……、これ結んで?」

「わ、わかった」

 

 ナツキは私の染みひとつない背中に見惚れていたようだったが、小さな声でお願いすると我に返ったように動きだしてビキニの紐を結んでくれた。

 キュッと音を立てて紐が結ばれ、ようやく向き合って照れたように笑い合う。

 

「ごめんね、変なとこ見せちゃって」

「いや、全然……」

 

 このまま文字通り水に流しても良かったけれど、この純情少年が可愛いすぎて、淫魔の本能が起き上がってきそうなのよねえ。

 心の内でぺろりと舌なめずりをして、ナツキの胸に指を滑らせる。反射的に跳ねた彼の身体に這わせた指をゆっくりと下げていき、ハーフパンツタイプの股間へ手のひらをあてがった。

 

「ナツキくんのココ、おっきくなっちゃってる……」

「あっ、や、これは違くて……!」

「私のせい、だよね……?」

 

 へどもどしながら銃を向けられた犯罪者のように両手を上げる彼を、煽情的な輝きを持たせた目で見上げると、ナツキはこのシチュエーションに頭がくらくらしている様子だった。ちょっと刺激が強すぎちゃったかしら。でも、もう逃がさないけれど♪

 そっと耳元へ口を近づけて、悪魔の囁きをぽそりと落とす。

 

「治してあげる……ね」

 

 そして彼は、蠱惑的な悪魔の罠に抗うこともできずに頷いたのだった。

 

 

 

* * *

 

 

 

 魔力を使って結界を張り、監視員に見つからないように茂みの中へとナツキを連れ込んだ。この施設は南国をイメージしているらしく、本物・模型と入り乱れているが緑が溢れていて、結界を使えば誰にもバレずにコトに及べるのも好都合だった。

 ナツキをヤシの木みたいな樹木の幹に寄り掛からせて、その足元へ跪いてそっと股間に手を伸ばす。水着にもチャックって有るのね。普通の服と何が違うのか分からないけど、まあそこは置いておいて、水に濡れながらも熱気を持って怒張している肉棒を取り出した。

 若々しくも立派にそそり立ったペニスは、きちんと"オトコ"を主張している。

 

 ――美味しそう……♡

 

 思い切りしゃぶりつきたい気持ちを抑えて、まずは優しく撫でるところから始めよう。見るからに童貞な彼はひと舐めしたら射精しかねないものね。

 

「すごぉい……、おっきい、ね♡」

「み、美咲……っ」

 

 左手で竿を扱き、右手で強すぎないように気をつけながら亀頭を撫でる。それだけでもナツキの男の象徴はびくりと跳ねたが、なんとか持ちこたえたようだ。うふ、男のプライドってやつかしら。

 

「私で興奮してくれたんだよね……」

「うう……俺は、その……」

 

 恥ずかしそうに顔を反らしているけれど、堂々と認めちゃえば良いのに♪

 私の身体の魅力は私が誰より良く知っているのだから。この姿に惹かれることも、欲情することも、何も恥ずかしいことではない。そのための身体なのだし、ね。

 可愛らしい矜持に微笑みつつ、ゆっくりと股間へ顔を近づけていく。私の吐息がかかって、ナツキの肉棒がまたひとつ震えた。

 

「――ん、ちゅ……」

「うお、おおっ」

 

 優しく先っぽにキスを落とすと、その刺激にナツキが声を上げた。そんなんで大丈夫かしら。まだまだ、こんなもんじゃ済まさないんだからね。

 そのまま、ちゅ、ちゅ、と音を立てながらカリ首、竿、玉と唇での愛撫を続けていく。そのどれもに彼は悲鳴じみた嬌声を漏らすのだった。

 

「ふふ……、はむ、れろ……きもひいい?」

「やばい……、気持ち良すぎるよ……」

 

 小さな、けれども高い体温を秘めた唇と舌での奉仕に嬉しい答えを返してくれる。塩素の匂いが混じった雄の匂いに、身体が熱くなってきた。

 この男の子には私の魔力は快感が強すぎると判断して、できるだけ媚薬効果を抑えた唾液を分泌して垂らす。それが肉棒を扱く手に絡まって、ぬちゅぬちゅと卑猥な水音を立てていた。

 

「うぁ、ああっ……そこ……!」

「ここ? えへ、ナツキくんはここが弱いんだ……」

 

 裏筋と亀頭の間の溝に舌を這わせた時に漏らした言葉から、ナツキの弱い部分を知りそこを集中的に責め立てる。舌先を細くしてちろちろとほじくるように刺激してあげると、彼は呻くような声を連続して発して身体を震わせた。

 もう少し楽しみたかったので射精まで至らないようにいじめながらしばらく。気持ちよさともどかしさに悶えたナツキが、私の後頭部を掴んで股間に押し付けようとし始めた。もう我慢の限界なのかしら。

 

「ごめんっ、美咲、俺……!」

「ぢゅ、ちゅ、んふ……いいよ♡ はぁ……む♡」

「おっおお、おぉああ……」

 

 肉棒を舐め上げながら男を魅了する淫靡な笑みを浮かべて、私はこくりと頷いた。続けて亀頭部分を咥えこみ、一気に根元まで吸い込むように喉の奥まで押し込んでいく。そのあまりの快感に、ナツキは背中を反らして必死に射精感に抗おうとしていた。さっきまで押し付けようとしていたくせに、今は腰を引いて逃げようとしているような体勢にすら見える。

 もちろんそんなことで逃がすほど私の性技はぬるくない。頭を揺らして頬に擦り付けたり、喉のすぼまった部分で扱いたり。その間も舌は縦横無尽にペニスを責めててているし、さらに手も休まず動かし、玉も優しくマッサージし続けていた。

 

「ちょ、まっ、みさきっ! うあっ、ああああ!」

 

 性を扱う商売をするヒトの女とは比べ物にならない快感に、どうして二十歳(はたち)に満たない少年が耐えることができようか。私が肉棒を咥え始めてから十数秒も経たないうちに、ナツキは情けない声を上げながら精液を吐きだして果ててしまった。

 まあ当然の帰結であるので責めたりバカにしたりはしないけども。ふふん。

 

「んっ、じゅる……んく、はぁ……。気持ちよかった……?」

「うん……、良すぎるって……」

「ふふっ、良かった♡」

 

 尿道の精液も吸い上げて、残らず堪能して口を離す。ん~、味的には濃厚だけれど、精気的には薄味かな。やっぱり下のお口の方が男の子もヤル気起きるのかしらね。

 一度目の射精を終えてなお硬度を失わないナツキのペニスを指でつついて、私はまた蠱惑的な笑みを浮かべた。

 

「ナツキくんのおちんちん、まだ治らないね……♡」

「う、それは……美咲がエロすぎるから……」

 

 気まずそうにもごもごと言い訳をするナツキだが、私は一向に構わない。照れる彼の胸板に顔を擦り付けて、肉棒と同じく固くなっていた乳首に舌を這わせた。ぬめりとした感触がナツキの性感帯を濡らし、さらに上へと昇っていく。唾液の跡を残しながら首筋も通り、耳へとたどり着き、直接淫らな水音を聞かせてやる。

 

「ふぅ、んっ、ナツキくん……ちゅ、んちゅ……」

「あ、あっ、……ああっ!」

「もっと……気持ちいいコト、しよっか♡」

 

 がくがくと快感に震えながらも頷くナツキ。ふふふ、未成年を快楽漬けにするなんて、魔力を使わずとも容易いことね。

 彼を立たせると生まれたての小鹿のようになってしまっていたが、何とか二本の脚に鞭を入れてもらい、さっきまでナツキが寄りかかっていた木に今度は私が手をついてお尻を突き出した。

 

「えへへ、ナツキくんのおちんちん舐めてたら、私も興奮しちゃった……」

 

 彼に突き出したお尻の側面を走る紐を引くと、それだけで水着が水着の役割を果たさなくなる。ただの布切れと化した白いビキニがふわりと地に落ちた。続けて反対側に結ばれていたパレオもしゅるりと解いて、プールの水ではないモノに濡れた私の秘所が露わになる。

 

「これが……女の子の……」

「あんまり見ちゃダメぇ♡」

 

 さっきは水着が取れただけで大騒ぎしたのに嬉しそうにお尻を振る私。正直な話、私の身体は完璧なのでどちらかと言えば見せつけたいのである。天然の露出狂ってやつかしらね。

 幼さを残しながらも、男らしく目立つ喉仏をごくりと動かし、ナツキは私のお尻を鷲掴みにして割れ目を開いた。両側から引っ張られて桃色のアソコがひくひくと男を誘惑し、涎を垂らす。

 ついにたまらなくなったナツキが、一度射精したにも関わらず硬さを変えないペニスをそこにあてがい、腰を押し出して一気に貫いた。フェラチオをしていた時点で充分に濡れた私の膣が、ひっかかりを感じさせず、しかししっかりと締め付けながら極上の快感を肉棒に与えていく。

 

「んんんぅっ♡」

「くぅああ、気持ちいいっ……!」

「ああっ! すごい、よぉっ♡」

 

 女を悦ばせることなど二の次と言わんばかりの、快感だけを貪る若い性交に、それでも私は身を捩るほどの多幸感を得ていた。木に覆われているとはいえ青空の下で身体を貪られるというシチュエーションに酔っていたのかもしれない。結界を張っていなければ、あっという間に監視員に見つかってこってり絞られた挙句外に放り出されそうな声を二人して上げて、私たちは互いに身体を貪り合った。

 

「ナツキ、くんっ、前からもっ……してぇ♡」

「ああ、美咲……っ」

「んむっ♡ ふみゅ♡ っちゅ、はあっ……んん♡」

 

 体勢を変え、今度は向かい合った状態で片足を上げ、それごと抱きしめられるようにして挿入。密着して距離が近くなり、トロけた顔で見つめ合ってから唇を奪い合う。

 熱い吐息が私たちの間に溜まって、元の気温、そして木に囲まれて風が来ないという状況に、私たちの身体から汗が噴き出していた。

 肌と肌が触れ合う場所という場所から、股の結合部と同じような水音が響いて二人のボルテージがより高まっていく。プールから上がったばかりのようにぐっしょりと濡れ、もはやどれが汗で、どれが唾液で、どれが愛液なのかも分からない。

 そんな勢いと力任せのセックスも、やがて終わりが見えてきた。

 

「美咲っ、もう、出そう……!」

「うん、んっ♡ いい、よっ! わたし、も、イ、っく、――っ♡」

「っくあ! し、しぼられ……っ!」

 

 びゅく、びゅく、とペニスが脈動するのを膣を通じて感じる。真夏の熱気にも負けない熱量の精液が、勢いよく私の膣奥に放たれた。ほぼ同時に絶頂を迎えた私の膣も合わせるように蠢いて、咥えこんだ肉棒を決して逃さず、しかし優しく締め上げて一滴も残さないように精を飲み込んでいく。その快感に思わずため息のような陶酔の声が漏れだしてしまった。

 

「はあ、ああぅ、んぅ……♡」

「はあーっ、ああー……ふう……」

 

 ナツキもめまいがするような射精の快感と、半分近い精力を吸われた反動で、力なく地面に座り込んでしまっている。ふふ、あなたの初めてのセックスでの精液、なかなか美味しかったわ♡

 放たれた精液は残らず吸収したので、今の彼の肉棒が纏っているのは私の愛液のみである。座り込む彼の前にまた、跪いてそれを綺麗にしてあげた。いわゆるお掃除フェラってやつね。

 

「ん……ん……、ぷぁ♡」

「あー……ぁぅ……」

 

 射精したばかりの敏感なおちんちんにも痛くないように、優しい慈愛に満ちた舌使いでお掃除してあげると、ナツキは完全に夢見心地な顔つきで快感に酔いしれているようだった。精力を吸いすぎて廃人になったとかではない。と思う。

 頬を叩いて呼びかけてみるとちゃんと反応が返ってきた。

 

「ナツキくん大丈夫?」

「あ、ああ……気持ちよすぎてトんでたわ……」

「ふふっ、そんなに良かったんだ♡」

 

 まだ目の焦点が怪しい彼の前で、落ちていたビキニとパレオを着直す。といっても紐を結ぶだけだけど。視界がぼやけてたっぽいくせに、目の前の生着替えを見てナツキの股間はまだ物足りなさそうに鎌首をもたげていた。

 

「もー、まだ足りないの?」

「いやっそんなことは! ……ないハズなんだけど」

 

 ぽそりと付け加えられた言葉に、くすくすと笑いながら手を取って立ち上がらせた。

 

「ここは暑いから、場所変えよっか」

「……ああ」

 

 もちろんこの勃起は私の仕業である。というか不可抗力だ。どれだけ魔力を抑えても淫魔の体液は媚薬なのだから、あれだけ汗をかいて身体を交わらせたらどんな男でもノンストップで発情間違いなし。今は射精したばかりで気も落ち着いているけれど、すぐに我慢できなくなるでしょうね。

 もちろん私だってこれで終わらせるはずもないのだから全く問題はない。

 さあて、最期はどんなエッチにしましょうか♡

 

 

* * *

 

 

 水分補給を経て、私たちは貸出専用の大きな浮き輪を借りて、二人でそれに身体を通して流れるプールを漂っていた。ジャングルを模した木のトンネルを通る長いコースが、ぐるっと数百メートルかけて施設内を巡っている。円の内側にも店があり、所々で橋が架けられるほどの規模のプールだが、それでも時折人気がなくなる瞬間が訪れる。私はイチャつきながらも、その瞬間をじっくりと待ち続けていた。

 

「ふふ、気持ちいいね~♪」

「そ、そうだな……」

 

 ぷかぷか浮かびながら、大きいとはいえ二人で入れば密着せざるを得ない浮き輪に、ナツキは味わったばかりの私の身体から意識を逸らせられない。向かい合おうが背を向けようが、私の豊満な二つのお山が彼の身体に当たってふにふにむにむにと形を変えているのだから。

 少し時間が経っても、未だ彼の肉棒は血を溜めこんで膨脹を維持していた。むしろ場所を変えて続きを、と期待していたナツキは、気恥ずかしさから言い出せないものの、その行為を今か今かと待ち望んでいるのだ。

 

「ナツキくんはコッチの"キモチイイ"の方が良かった?」

「ちょ、ちょ……ひ、人が居るって」

 

 脚を絡めて下半身を密着させると、彼の股間は水中にも関わらずに熱を湛えていた。

 媚薬を摂取して持続力が常人よりも高くなっちゃってるわね。うふふ、彼が我慢できなくなる前に、頂いちゃいましょうか。

 

「大丈夫だよ、浮き輪大きいし、周りからはちゃんと水着着てるように見えるから」

 

 そう言ってそっと彼の水着のチャックを下げてペニスを取り出す。ずっと我慢していた彼のモノは血管が膨れて怒りを表しているかのようだ。待たせちゃってごめんね♡

 私も水着を脱がずに横にずらして、秘所をさらけ出す。水の浸入を防ぐために開くようなことをしないで肉棒にあてがって、そのままゆっくりと腰を沈めた。

 

「ああ、入ってく……」

「ん、ふうぅぅ……、さっきより、おっきくなってる、かも……♡」

「美咲の中、すごい熱いよ……っ」

 

 言葉では周囲を気にするような様子を見せていたが、その実はち切れそうな性欲がナツキを焦がしていたのか。先ほど木陰で致した時よりも、ペニスに血が集まっていて大きさを増していた。

 あえて見せていなかったが、発情しているのは私も同じだ。それに体温すらコントロールできるのが淫魔。水中でも高い体温を維持し続け、膣内もそれに準じている。水中での性交というのも相まって、溶かすような熱の心地よさが彼のモノに与えられているはずだ。

 

 ちなみに淫魔の私は大丈夫だけれど、水中でのセックスは雑菌が多いから普通の女のヒトには危険よ。良い子はマネしないように☆

 

 なんて良い子が居るような場所で性交しながら考えている私だった。

 浮き輪に両手を回して沈まないようにし、ナツキに巻き付けた脚を使って腰をグラインドさせる。彼は私の下に身体のほとんどを沈ませながら、私の腰を掴んで必死に腰を振っていた。名づけるなら、浮遊騎乗位とでも言えばいいのかしら。

 もちろん結界を張り、注目を集めないようにはしているけど、あまりに激しすぎて浮き輪ごとひっくり返りでもしたら隠し切れない。そこら辺に気をつけながら、私たちはこっそりと熱を交わしていった。

 

「ん♡ んっ、ナツキ、くん……ちょっと、激しい、よっ♡」

「ごめん、でもっ、止めらん、ねえ……!」

 

 認識阻害をしていなければ遠目からでもナニをしていると分かる激しさで、私を下から突きまくるナツキ。浮き輪にしがみ付きながら、波に揺られる気持ちよさと一緒にそれを愉しんでいた。

 ゆっくりと景色が流れていき、少し先に大きな橋が架かっているのが見える。都合よく、人もいないみたい。

 

「っくう、奥まで入れると、溶けそうだ……!」

「そ、こぉ……っ♡ ぐりぐり、だめっ……♡」

 

 喘ぎ声でダメと言われればしたくなるのが男の本能か。ナツキが亀頭を子宮口に押し当てながら腰を揺らして集中的に責め立てる。お腹を押し上げられるような感覚と同時に、気持ちいいツボを突かれるような快感が私をトロかしていった。

 

「はあっ、あんっ♡ あ、あ、イキ、そう……っ♡」

「俺、もっ、保たない……、っはあ、出るッ!」

「んんんぅっ!」

 

 ちょうど橋の影に入り、日光から私たちの姿が隠れる。それと同時に二人で絶頂を迎え、最後のひと口にとっておいた精力も根こそぎ吸い上げた。

 びゅるびゅると吹きあがる精液は、残りの精気全てをかき集めただけあって最初の一発と同じくらいに濃厚な味わいだ。橋に隠れた天を仰ぎながら、惚けた顔でそれを子宮に飲み込んでいく。

 

「――か、……は」

 

 そして全てを吸い取られたナツキが渇(かわ)き、萎(しお)れ、身体の端から塵へと崩れていく。この渇いていくという過程は、精力――魂や生気と言い換えてもいい――を全て失った結果であり、水中だろうが火中だろうが同じ末路を辿ることになる。細胞の一つ一つから生命力を奪うようなものだから。

 塵になって私の身体に張り付いたのを水で洗い流し、ナツキだったモノが水中へ散っていくのを眺める。渇くと言ったが、元は細胞の一かけら。いずれヒトの老廃物のように水に溶けるか濾過器に吸い込まれていくことだろう。

 

 それきり興味を失って浮き輪に脚も乗せて、お姫様だっこをされたような格好で流され続けた。橋の影を抜けてまた、暑い日差しが私を照り付ける。それを受け、流れるプールに漂いながら、たった今摂取した精の余韻をじっくり味わうのは、この上ない至福の時だった。

 

 ――――夏って、素敵ね♡

 

 夏の熱に浮かされた私は、そのまま2周も流れるプールを堪能してしまうのだった。

 

 






またひとつ評価を頂けました。
ありがとうございます。目指せ色付き!
だいぶ遅れましたがUA1万もですね。これからも頑張って妄想垂れ流していきます。
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