と言ってもライトな表現なんですがね。
ハイスクールDHも、つまり気味だし、ようやく書き上げたこっちもライトだし。
ちょっと疲れ気味ですわw
大図書館に私は住み着いている。
最近は、参護さんの家への行き来も多いけど、基本的に私はここにいる。
この大図書館は魔導書以外にも外から流れてきた書物が流れ着きやすく、小悪魔がそれらを分類分けして本棚に収めている。
当然だけど、私の興味の無いジャンルの本も納められている。
漫画の類がそれだったし、特に恋愛漫画や小説系は殆ど手を付けていなかった。
最近は参護や阿求が借りて行くから手を付けないと言う訳じゃない。
恥ずかしながら、恋愛というものがどう言うものなのかをまったくわからない私としては、そういうテーマの本は助かるのだ。
私のゆっくり妖怪と記憶の同期をしてから、参護さんへの感情がとても強く、抑えられない程に高まる時がある。
それは別にいい。
受け入れているし、楽しいと感じるのも事実だしね。
ただ、そういう時に一般的にどうするか?
これが分からない。
男女の行き着く先と言うのは、本で読んだことがあるし、行為の内容も房中術の本や性魔法の本でも読んだ。
だけど、これはそういう目的がある行為ではない。
一般的な物と魔法使いの知識や行動原理を比べた時に、回りくどいと言うか無駄とも思える事が多くあるのも理解している。
その無駄とも思える部分を知るのに、恋愛小説や恋愛漫画と言うのは良い教材になる。
無駄と敬遠してきたものをこうやって調べ直すことになるなんて、知識と言うのは本当にどこで必要になるかわからないものね。
「あら?」
ふと、目に留まったのは恋愛関係の棚に並べられた小説や漫画たちのさらに奥。
奥まった棚で、こうして足を運び、恋愛小説等々の棚を隅から隅まで見ようとしないと見つけられない様な奇妙な角度にある棚だ。
そこにもたくさんの本が納められている。
いくつもある書物。
そこには、先ほどの本棚に納められていた漫画や小説とは違うものが収納されていた。
性的な表現。
ああ、確かに奥まった本棚に仕舞っておきたいと言う考えも分かる。
しかし、私にはこういう本も重要な情報なのだ。
数冊をまとめて抜き出し、参護さんの家にある自室で読みふけることにした。
内容としては、長生きしているけど恋愛経験の無い妖怪と人間の恋物語。
結構しっかりと性交の描写も、その前後の睦言や触れ合いの描写もされていて、物語としても一冊の本としても完成度は高いと思う。
何も知らない妖怪の女の子に、少しずつ教えながら愛し合う。
この内容は結構今の私や参護さんの状況と合致する部分がある。
だからこそ、容易に置き換えることが出来てしまう。
*********************
「ねぇ、参護? 私、長く生きているけどこういうの初めてで……」
「俺も初めてですから、一緒に覚えて行きましょう」
緊張しているのだろうけど、参護は私よりもこういう事への知識が有る。
一枚の布団の上で、寝間着で相対している状態。
私の両肩に手を置いて、ジッと私を見つめてくる。
その瞳は優しげで、いつも私を見てくれている瞳そのものだった。
そのまま、ゆっくりと近付いて行き、優しい接吻を交わす。
唇を軽く啄む様な軽いキスだけど、触れ合っている、という事実が私の心を温かくしてくれる。
私の肩に置かれていた手が、スッと背中に回され、グッと私と参護の間を縮めてくれる。
啄むような接吻は、一歩深い接吻になる。
二人の舌を絡め、唾液を混ぜる様に、互いの歯を舐める様に。
「ふ、むぅ……」
唾液を交換し、吐息を交換し、二人の脳が溶けていき、混ざり合う。
温かく柔らかいモノが自分の舌に絡みつき、練り合うように互いを擦りあう。
「ぷはっ! 積極的な接吻だね。なんて可愛くてイジらしいんだ……パチュリー」
キュン
その言葉だけで、心が胸がキュッと切なく、下半身がジュンッと湿るのが自覚できてしまう。
愛する相手の言葉は、こうも身体が蕩けてしまうものなのか?
こんなにも、女を刺激されるものなのか?
「参護、お願い……抱い
*********************
「……!!?」
バタン! っと思わず読んでいた本を勢い良く閉めてしまう。
こういう本であると分かっていたし、その上で手に取って読んだ。
むしろ、似たような本は読んだし、これも内容的には前に読んだ本と大差が無い。
違いと言えば、頭の中で登場人物を自分や参護さんに入れ替えた。ただそれだけなのだ。
「本当に、感情って予測不可能だわ」
目を覆うように視界を手でふさいで、落ち着こうと努力する。
触って見ると良く分かるけど、顔がとても熱い。
考えるまでも無く赤面しているわよね……。
置き換えると言うこと自体は容易だった。
いくつか参護さんや私との共通点があったから、すんなりと置き換えが可能だった。
だけど、置き換えたら自分の感情が異常に昂ってしまった。
現金なものだ。
とりあえず、何冊か例の棚から集めて、いつもの席に持っていく。
一歩踏み出した時に、下半身に違和感を感じて止まる。
意識して内股で確かめてみると、すぐに濡れていると分かる。
自覚した途端に、恥ずかしさがこみあげてくる。
とりあえず、本を席に置いてから下着を取り換えに向かう事にする。
参護さんの家にある私室に着くと、殆どが本棚で占められている私室の中の一つだけある衣装ダンスから衣服をいくつか出す。
この際だし、全部着替えてしまおう。
読んでいる内に火照って汗もかいたでしょうし、着替えを持ってお風呂に入ってしまおうかしら?
確か、今日はお湯を張ってある日だし、大丈夫。
そう考えて、脱衣所に向かっていると、私のゆっくり妖怪と出会う。
ピョンッと私の頭に飛び乗ると、記憶同期をする。
会う度にやっているので、もはや癖の様なものになっている。
すると、私のゆっくり妖怪は急にニヤニヤとした表情をすると、スッと一冊の本を手渡してくる。
題名が『初めての自慰』。
よし、オシオキだ。
そう思って私のゆっくり妖怪を探すが、考えることは同じ。
ほぼ、同心異体の状態だ。
この本を渡した私の反応位は予想済みだろう。
すでにその姿は無く、渡された本だけが手元に残る。
大体、あの娘も知っているだろうけど自慰自体は興味本位で試したことはあるし、魔法の儀式のために愛液を集めた経験もある。
自慰を知らない訳じゃないのだ。
あの娘は、次に会ったら身体強化の魔法を使ったアイアンクローをかけてあげる必要がある。
参護さんの家に居ると土地が半聖域化しているせいか、体調がすこぶる良いのだ。
大量の本がある大図書館は心が休まるし、半聖域である参護さんの家は身体が休まる。
最近、私にとって最高の環境が整いつつある気がする。
参護さんや私のゆっくり妖怪には感謝しなければならない。
まぁ、アイアンクローは確定だけどね。
風呂へ行く前に、渡された本に目を落とす。
こ、この本は読んだことが無かったわね。
脱衣所に入浴中の札を掛けておけば、誰も来ないでしょうし……。
と言う欲望に負けて、脱衣所にて全部脱ぎ去り、風呂場でつい実践をしてみようかと言うバカみたいな思考に至ったのは、さっきの小説のせいだと思いたい。
「初心者におすすめなのは……胸や乳首を刺激しつつ、陰核を刺激する」
一日の殆どを椅子に座って本を読む時間に費やしている私。
最近は参護さんの料理を食べたりしているから、全体的にムチッとして来ている。
運動をして痩せなければと思うのだけど、どうしても読書を優先してしまう。
「そのせいか、最近また大きくなった気がするのよね……」
そのつぶやき、と同時に触れるのは私の胸。
参護さんの料理を食べ始めてから、全体的に太り気味になって、その時に一番重量が増えたであろう部位がここだ。
正直、これ以上大きくなられても困るのだけど……。
書物には、『男性は大きな胸を好む』と書かれていた。
これに関しては、参護さんは阿求の事が好きであり、彼女はさほど大きくないことから個人差があることは容易にわかる。
かと言って、大きな胸が嫌いかと言えば、そうでもないようだ。
時折、私の胸に興味を抱いているだろうと言うのも分かる。
作業中に不意に胸が当たった時に、ドギマギしていたし、顔が非常に赤くなっていた。
阿求や萃香には無い、私の長所。
もし、参護さんに抱かれる時が来れば、あまり利点を感じなかった私のこの胸が活躍するのだろうか?
両手で胸を包み上げる様にして、ゆっくりと揉み上げる。
揉むと大きくなると言う話があり、大きくしたくなかった私は揉むことをしなかったけど、参護さんが触れてくれるなら……って考えると、身体が芯から熱くなる。
熱に浮かされたまま、右手を股間に持っていき、陰核をゆっくりと擦り上げる。
「ふぁ…!?」
ビリビリッと、全身に伝わる刺激に熱が今まで以上に燃え上がる。
皮に包まれていて、その上からゆっくりとゆっくりと刺激すると、身体の芯を伝って全身に甘い痺れが広がる。
じんわりと、下半身が濡れていくのを感じながら、まだまだじっくりと刺激を続ける。
痺れが身体を震わせる時、参護さんの色々な表情が脳裏に浮かぶ。
本を読んでいる時の横顔、真剣に稽古に打ち込んでいる時の顔、微笑みながら話しかけてくれる笑顔、縁側で昼寝をしている時の寝顔。
たくさんたくさん、私の中の参護さんが溢れてくる。
クチュクチュ
陰核を刺激するだけで、水音が混じる様になり、その度に参護さんの姿が脳裏に浮かぶ。
皮の上からでも甘い刺激が全身を駆けるのだ。
もし、直に刺激したらどうなるのか?
知的好奇心がムクムクと膨らむ。
指でゆっくりと手前に擦りながら、剥いて行く。
プクッと出てきた陰核。
僅かな恐怖心と、膨らみ切った好奇心。
思い切って、指先を触れさせる。
ビクンッ!
僅かに滲みるような痛みと、意思に反して反射的に跳ねる腰。
遅れて来る快感に驚く。
「え? ふ、ぐぅ!」
思わず、指を噛んで声を殺した。
そうしなければ、いくら風呂場とはいえ外に漏れる可能性がある。
ジンジンと、表皮の上からとは比べ物にならない程の衝撃。
快感だけじゃなく、痛みも伴っていて僅かだけど意識が浮上した気がする。
熱や快感に沈んでいた意識。
ゆっくりと、痛みを覚悟で陰核を刺激していく。
「っ! っ!?」
ゆっくりと、風呂場の床に座り込み、徐々に強く陰核や胸を刺激する。
もう、頭の中は参護さんと触れ合った記憶や、小説の登場人物に置き換えたシーンを何度も何度も頭の中で繰り返しながら、両手の速度は上がっていく。
グチッヌチッと音も水音が多くなり、それに伴って快感も段飛ばしに増えていく。
そしてついに……。
「……ッ!!? ッ! ッッ!?」
腰が跳ね、全身が硬直する。
それと同時に、脳内で雷が暴れているのではないかと言うぐらいに快感が弾けまわり、下半身全体が熱で溶けてしまっているのではと思える程に熱く、痺れている。
「ハッ……ハッ、今のが……イクって奴……かしら?」
正直、全身が鉛のように怠い。
それと同時に、心地よい疲れと甘い痺れがまだ身体に残っていて、全裸でいるにも拘らず、そのまま眠ってしまいそうなほどに、甘く心地よい余韻。
しかし、いくらなんでも風呂場で全裸で倒れる訳には行かない。
さすがに、この姿を阿求や萃香に見られる訳にはいかないし、参護さんなんか絶対に見られたくない。
怠い身体に鞭を撃ち、身体にお湯をかけながら床や身体から汗や愛液を流してしまう。
その後、しっかりと全身を洗った後に、湯船に浸かり、意識を回復させてから、私室で倒れ込むように眠った。
その日の夢は、大変恥ずかしかった。
翌朝にシーツや下着を換えることになってしまったのは、私とゆっくりだけの秘密だ。
友人に「お前の真骨頂は鬼畜な話だろうが!」っとガチのトーンで言われた今日この頃。
ソンナコトナイデスヨー
そろそろ、絡みが入れられるか!!?