・銀時(♀)
この物語の主人公。土方の恋人。怪盗
・土方
怪盗など窃盗を主に扱う部署の刑事。銀時の恋人。
・沖田
土方の同僚。
・お登勢
銀時の育ての親。
・神楽
イエローダイヤの持ち主。後に銀時の敵となる。
・志村新八
神楽に雇われた執事。
・志村妙
神楽に雇われたメイド。裏の情報網がすごい。
・さっちゃん 猿飛あやめ
神楽に雇われた偽物。殺し屋兼怪盗。
・ハタ王子
サファイアの持ち主。殺される。
今後キャラが増える可能性有り。
【プロローグ】
「おかえりー」
フリフリのエプロンを身に
「ただいま。今日はカレー?」
鞄を置き上着を脱ぐとすかさず銀時が取りハンガーに掛けてくれる。
「ちょっと待ってね。」
カレーをよそいスープとサラダと一緒に持ってきた。
「美味そう。」
銀時が席につくのを待てずに“いただきます”と言って食べ始めると頬を膨らませて怒ってる。またそれも可愛いけど……。
こんな関係がいつまでも続くと思っていた。
事件は、俺が交番勤務から警視庁刑事部捜査二課知能犯捜査係に異動が決まった時に始まったのかもしれない。
恋人の銀時が“一緒に住みたい”と言ってきた。断る理由もなかったから、そのまま俺の家での生活が始まった。
この時に、断っていれば少しは違っていたのか?今となってはわからなかった。
捜査二課に来て俺は、巷を騒がせている怪盗
「土方さん、また来ましたよ。
同僚の沖田が頭を掻きながらやってきた。
「行くか。」
俺たちは、予告状が届いたという豪邸へと向かった。
パトカーの中で
「着きあした。」
着くと防犯カメラで見ていたのか、なにも言わずとも門が開いた。沖田は、家から出てきた執事の案内に従い車を停めた。その後、言われるがまま家の中に案内された。ホテルか何かと見間違えるような玄関。さすが、有名な豪邸なだけある。と、心の中で感心していると気品高い女性がやってきた。
「貴殿方が警察のお方?……詳しい話はそこの志村に訊いてちょうだい。役に立たない警察なんて興味ないわ。」
そう言い残し階段を上がっていた。
「なんなんでぇ、あのものの言い方。ムカつきまさぁ。」
俺も同感だった。折角来たのにあんな言い方をされたのだ。キレやすい沖田じゃなくても怒りたくなるのを必死に抑えた。とにかく、詳しく話を聞かなくては……。まだ、ブツブツ言っている沖田を連れ志村と呼ばれた先程の執事に案内され応接室へ行く。
「これなんですが…。」
席に着くと志村が予告状を見せてきた。
『本日。聖なる月が天を仰ぐとき、白き大きなる獣の首もと飾るイエローダイヤを頂きにお伺いいたします。
ここに来る前に見た
“月が天を仰ぐとき”いつも使う文章。アイツいわく深夜0時の事らしい。
「本物のすね。」
沖田も絵で判断したのか、そう言った。
俺たちは、一旦署に戻り夜10時に再び豪邸を訪れた。その前に他の捜査員が警備に当たっていた。
今、この家の主。神楽の横にイエローダイヤを首につけた大きな犬が座っている。その回りを捜査員が取り囲んでいた。本来なら犬の首から外しショーケースにでも入れたいが神楽がそれを拒んだ。