葉瀬中囲碁部の春季囲碁大会の結果は男女ともに海王中に3-0のストレート負けであった。皆がその敗北に奮起し、打倒海王中だと燃えている。
次の夏季囲碁大会に向け、葉瀬中囲碁部は猛特訓を開始した。残念ながらヒカルは院生研修で大会の見学は出来なかったが、ヒカルはそんなみんなの心意気に嬉しさを感じ、びしばし指導を行っていた。
一局打つごとに疲労困憊になる件は、奈瀬に何とかしろと無茶苦茶な叱咤を受けた後、ある程度改善した。
奈瀬という理解者が出来たことが大きかったのだろうか。ヒカルは対局による疲労を軽減することが出来るようになったのだ。
具体的には力の抜き方を覚えたのだ。これまでのヒカルは佐為に成りきり、囲碁を打ってきた。佐為に成りきるのは変えない、というか、変えられない、が、どう佐為をイメージするかという部分を少し、変えることが出来たのだ。
佐為なら、こう打つという思考を連続させるのに集中力を使うのは仕方ない。
でも、佐為なら、碁を楽しんで、こう打つんだろうなぁと考えられようになったのだ。肩の力が抜けたのだ。雑念が入ったと言えるかもしれないが。
それがよかったようだ。最強の佐為を作らなければならないという、追い詰められたような極度の緊張が解けたのだ。それはヒカルの消耗を抑える効果を持っていた。
ヒカルは連続して碁を打てるようになった。もっとも、現時点では六局ほど打つと、へろへろになりぶっ倒れるが、先週は五局だったので、着実に成果が出ている。
奈瀬には感謝してもしたりない思いだ。
これによりヒカルは詰碁や新手研究、検討も少しずつ増やしていけるようになった。これまでのヒカルは佐為の棋譜を並べて勉強することしか出来なかったのだ。佐為に成りきって詰碁や検討をすれば、疲労で疲れ果ててしまう。勉強どころではなかった。これで、少しはましに碁の勉強が出来るようになる。ヒカルは喜んだ。
そして、それ以上に大きな変化がヒカルを待っていた。
佐為を作る必要なく、佐為以外の棋譜を読めるようになったのだ。
具体的には頭を空っぽにして棋譜を見つめる。すると対局者たちがどういう心境と意図を持って碁石を置いたかが、わかるようになったのだ。対局者たちの心の声が棋譜を通してヒカルに語りかけてくるのだ。
佐為に成りきって、棋譜を読む必要がない、これで疲労を気にせず、より多くの棋譜を勉強出来るようになったとヒカルは喜んだ。
どうしてこんな力が備わったか、ヒカルにはわからなかったが、考えてみれば単純なことだ。神を欺くほど完璧な佐為を作り出せるほど、ヒカルの感受性と碁に対する感性はずば抜けている。
そのヒカルが佐為を作る為に佐為の棋譜を死にもの狂いで読み、思考し、その打ち手たる佐為を再現したのだ。
その佐為を作る過程では、佐為に成りきり、佐為の棋譜から佐為の感情を読み解き、佐為がなぜそう打ったのか、完璧に理解する必要があった。ヒカルはそれを永遠と繰り返した。そしてそれは、棋譜から佐為の声を聴くことが可能になるまで続けられた。そのヒカルの努力が実を結び、どんな棋譜からでも対局者たちの心の声が聴こえるようになったのだ。
ただ棋譜を眺めるだけで、その対局の全てを理解し得る。それはとてつもないヒカルの才が開花した結果であり、ヒカルの大きな武器となる。もっとも、ヒカルはその凄さと有用性に気づいていないのだが。
そんな状況のヒカルはある決意を固めていた。
理科室で三谷に指導碁をしている時、ヒカルはネット碁をしたいと、それとなく三谷に話を振った。すると三谷は俺の姉貴がインターネットカフェでバイトしてるから、そこならタダでやらせてもらえるかもよ、頼んでみようか、とヒカルの求めていた回答をしてくれる。
ほんとか!?と大げさに驚く振りをしながら、嬉しそうに三谷に頼み込むヒカル。三谷もすぐに姉にそのことをお願いしてくれた。そして、ヒカルは三谷の姉の勤務シフト表を手に入れることに成功する。
ヒカルは早速、学校が終わると三谷の姉がバイトしているインターネットカフェを訪ねた。
三谷の姉の響生(ヒビキ)は16歳の高校二年生で、平日週三回17時から20時までインターネットカフェで働いており、そのバイト代を三谷にもお小遣いとして渡すほど、優しい女の子であった。
初めて、インターネットカフェを訪れた時は、平日ということもあり、お客はヒカル一人であった為、ヒカルはずっと響生とお話しをして過ごした。ヒカルの話術に響生が嵌ったとも言えるが……。
響生の警戒心を解く為、弟の三谷のことを褒めまった際に、お小遣いの件を聞いたのだ。三谷を囲碁部に誘ったのがヒカルだということを知ると響生は嬉しそうに笑った。
母子家庭で母親が看護婦として忙しく働いている為、響生は弟の祐輝のことを母親代わりのように感じ面倒を見ているそうだ。
今、響生はフリーだそうだ。ホワイトデーの日に彼氏と喧嘩し、別れてしまったそう。まだ、響生はその時のことを後悔している。髪を金髪に染め、ポニーテールにしたのは彼氏の趣味に合わせる為で、それまで着ていたガーリー系衣装は全部売り払って、スタジャンを着るようになったそうだ。未だにその格好のままなのは彼氏が忘れられないせいかなと悲しそうに笑っていた。
ヒカルはそんな響生を慰めた。響生のことを褒めまくり、時には笑いを誘いながら、響生の欲する言葉だけを与え続ける。そして、掌を返したように、響生にも悪いところがあったんじゃないかと責め、響生がそうだと落ち込むと、それをさらに甘い言葉で慰める。
他のお客が入ってきて、話を止める2時間弱の間に、響生はヒカルのことを好きになりかけていた。こんなに私のことをわかってくれるのはこの子しかいないという想いが響生の心を満たしていた。彼氏と別れて、寂しく辛い想いを引きずっていた響生の心の隙間をヒカルはいとも簡単に埋め、籠絡させたのだ。
何が悪かったのかと考えると、しいて言えば、タイミングであったろうか。三谷響生が彼氏と別れていなければ。ヒカルがインターネットカフェに訪れた時に三谷響生が忙しければ。三谷響生が彼氏のことから立ち直る時間がもう少しあれば。
そして三谷響生の性格も災いした。弟に頼まれたからと、弟の友達のお代をタダにしてしまう。彼氏の趣味に合わせ、振られた後もその趣味のままにしている。三谷響生は、優しく母性本能が強い。同時に人に流されやすく甘えたがりの依存心の強い性格であったのだ。
しかし、それは考えても仕方のないことなのだろう。運命が三谷響生をヒカルに出会わせた。はからずもキューピット役になってしまった三谷祐輝には残酷な結末だが、三谷響生はヒカルにその心を絡め取られ、その身体を許すことになる。ヒカル相手に身体を許せばどうなるか。つくづく三谷祐輝には残酷な結末としか言いようがない。
やべぇ~、もうすぐ、19時じゃん、早くネット碁しよ。ヒカルは響生(ヒビキ)とのおしゃべりに夢中になっていたことに反省し、パソコンに向かう。
お母さんには今日はあかりんちで夕飯を食べると言ってあるので、遅くなっても平気なのだが、響生のバイトシフトが20時までなのだ。響生には引き継ぎもあるから、遅くとも19時45分には出るように言われている。その後、一緒にカラオケに行く約束をしたのは余談だ。
ワールド囲碁ネットに入り、個人アカウントを作成する。
名前はもちろん――『sai』。
棋力の申告は、申告して認められる上限の7段、その他の必須項目をすばやく埋め、早速対局申請画面へと移る。持ち時間1分、秒読み30秒に設定している相手に対局を申し込む。
ヒカルは電子の宇宙に没入する。白と黒が幾何学模様を織り成し、宇宙の星々のように輝く美しい世界。その世界の神となり、星を無造作に創生し、戯れるように配置する。その美しさと無情な残酷さを兼ね合わせた世界に埋没する。ヒカルの如き矮小な存在ではその一端に触れただけで飲み込まれ食らわれてしまう深淵の世界。ヒカルは寄る辺なく立ち、無謬に対する無謀な戦いを開始する。
『sai』を世間に公表させてあげられた唯一の居場所。ヒカルはその場所で『sai』として打つ。
それはかつての佐為の唯一の居場所を奪う冒涜の行為かもしれない。
ヒカルが打つのだ。いずれ、絶対に負ける。
全勝することで生まれた『sai』の伝説はこの世界では生まれないだろう。ヒカルが負けた時、『sai』の伝説と存在はネット碁からも消えてしまうのだ。
佐為はそれを怒るだろうか。そんなわけない。強くなる為ならどんなことでもしなさい。そんなくだらないことに気を使う暇があるのですかヒカル。佐為なら絶対に言うだろう、叱咤の言葉が聞こえてくるようだ。
勝つ為に最高のパフォーマンスを発揮し、それで負けたのなら、どうして負けたか徹底的に研究しなければ、成長なんて出来ない。
なぁ、佐為、俺はお前を越えてみせるよ。どんなに辛くても。だから、許して欲しい。俺が、『sai』を名乗ることを。いつか、おまえを超えると誓うから。お前の名前を貸してくれ。お前の力を貸してくれ。神の一手に至る為に。
「待たせちゃってごめんね、ヒカル君」
響生(ヒビキ)がインターネットカフェの制服から高校のブレザーに着替え、お店の裏口から出てくる。ヒカルも学ランを着ている為、背の高い美人な彼女と、それを待っていた年下の彼氏に見えなくもない。
「ん~ん、俺の方こそ、今日はありがとう、響生お姉ちゃん!ごめんね、タダでパソコン使わせてもらっちゃって」
「いいのよ。そんなことより、カラオケ行きましょう?22時には帰るんでしょ。後、2時間切ってるよ!急ごう!」
「夕飯はどうするの?」
「あ~何か買っていこう、行きつけのカラオケ屋さんは持ち込みオッケーなんだよ。歌いながら、食べよう!そこのカラオケ屋さん、ぼろいけど、最新の歌も入ってるから、本当におすすめなんだ」
「俺、歌とかあんま上手くないんだけど、それでも大丈夫?」
「へ~きへ~き、一緒に適当に歌えばいいんだから。大声出すだけで気分がよくなるんだよ、カラオケって。それに他にも楽しいことがあるかも」
「うん、ありがとう、響生お姉ちゃん」
カラオケ屋は雑居ビルの3階にあった。ヒカルたちが店に入った時は満室だったが、丁度カップルらしい高校生が帰るところで、待たずに部屋に通される。
かなり狭い個室だ。響生が言うとおり、部屋の内装はぼろぼろで、ソファにも染みがあり、お世辞にも流行る要素があるお店には見えなかった。満室になっているのが不思議に思えが、すぐに疑問が解ける。
「ヒカル君、ここね、エッチなことしても何も言われないんだよ。だから、お金のない高校生がラブホとして使ってるの」
そう言いながら、ソファに座ったヒカルの上にまたがるように向い合せで座る響生。ヒカルの肉棒はその時点で完全に勃起しており、大きく開いたスカートの中のパンツ越しに響生の尻に当たっていた。
「ひ、響生お姉ちゃん」
「ヒカル君、ヒカル君の童貞をお姉ちゃんに頂戴……嫌かな?でもヒカル君のあそこは嫌がってないよ。ほら」
響生は腰を厭らしくヒカルの上でくねらせる。ズボン越しに響生の温かくて柔らかい尻がヒカルの肉棒を刺激する。
ブレザー姿の金髪ポニーテール高校生、それも美少女が淫らに誘惑してくるのだ。ヒカルは唾をごくりと飲み込む。
「厭らしいお姉ちゃんでごめんね。このお店もね、元彼によく連れてこられてたんだ。だから、お姉ちゃん、汚れちゃってるの。でも、それでもお姉ちゃん、ヒカル君のこと好きになっちゃったんだ。お願い、ヒカル君の初めてをお姉ちゃんに頂戴」
「響生お姉ちゃん!!」
ヒカルは響生を抱きしめる。響生も嬉しそうに抱かれ、ヒカルの頭を撫でる。ヒカルは響生の胸に顔を埋める。甘ったるい安物の香水の香りと響生の女の匂いを堪能する。顔を上げたヒカルは響生を見つめながら、懇願する。
「俺の初めて、響生お姉ちゃんに貰って欲しい!それに響生お姉ちゃんは汚れてないよ!優しくて、綺麗な俺の初恋のお姉ちゃんなんだから!」
「ヒカル君!」
響生は感極まった表情でヒカルにキスしてくる。ヒカルはその唇を受け入れる。響生の舌がヒカルの口中に入ってくる。ヒカルはおずおずと舌を出し、響生の舌に合わせる。
「ちゅっ!んちゅう、ちゅっ、っちゅううう……レロっ、んちゅ、ん、んん」
響生は顔を真っ赤に染め、必至にヒカルの口内を貪ってくる。ヒカルの舌を食み、歯茎を舐め、そして、ぐちゅぐちゅになった唾液をヒカルに流し込んでくる。
「んじゅんじゅ、ちゅううう、べちゃべちゃ、ふうぅんん、ちゅっ!っちゅうううう」
ヒカルは響生のされるがままに口内を蹂躙される。響生の唾液を一生懸命嚥下したと思ったら、今度は顔を舐められる。ほっぺ、目元、首筋、耳、ヒカルの顔は響生の唾液でべちょべちょに犯される。
「れろれろ、んちゅっ……ん、レロっ。……ヒカル君、ごめんね、お姉ちゃん興奮しちゃったみたい」
「ん~ん、お姉ちゃん、すっごく気持ち良かったよぉ。でも、俺、もうあそこが疼いて我慢出来ないよ」
興奮し淫欲の表情を浮かべる響生に、ヒカルは辛そうな表情を作り、響生の瞳をじっと見つめて訴える。
「うん、私ももう我慢出来ない。ヒカル君の初めて貰うね」
響生はヒカルに抱きついたままスカートとパンツを脱ぐ。そして、ヒカルのズボンのベルトを緩め、ズボンとパンツを一気にずり降ろす。ヒカルの勃起したペニスがぺろんと外に飛び出す。それを見て目を大きく開く響生。
「うわっ、ヒカル君のすっごい大きいんだね。皮も被ってないし、すごい!」
「響生お姉ちゃん、あんまり見ないで、俺、恥ずかしいよぉ」
「ふふっ、でも恥ずかしがることないよ。ヒカル君のこれは立派だから。それじゃあ、入れるよ?ヒカル君の初めて貰うからね?」
「コンドームはいいの?」
「今日は安全日だから、大丈夫。……やっぱりヒカル君は優しいね。あいつなんていつも生でさせろって……あっ、ごめん、今の忘れて!それじゃあ、いくね」
ソファにヒカルを寝かせると、紺色のブレザーを着たまま響生はヒカルの肉棒目掛けて腰を降ろしてくる。友人の美人なお姉さんが制服を着たまま、つたないリードで一生懸命に対面騎乗位で乗りかかってくる。ヒカルはそのシチュエーションに興奮しすぎて、射精しそうになる。
「あんっ、ん、んんん……入ってきたよ……ヒカル君の大きいからちょっとつらいかも」
「うわぁぁ~、響生お姉ちゃん!」
「童貞喪失おめでとうヒカル君。どうかな私の膣内は?」
「す、すごい、気持ちいいです……お姉ちゃんの熱いあそこが俺のちんこをぎゅうぎゅう締め付けてきて、なのに、ねとって優しく絡まるような……あっ、うわ~、響生お姉ちゃん動いちゃダメだよ~」
「ふふっ、動かないとセックスにならないんだよ。いつでも好きな時にイッテいいから楽しんでね、ヒカル君」
「んん、すっごい気持ちいいよぉ、お姉ちゃん」
「あん、んん、あっ、ふっ、んんああああああ……わ、私も、すごく感じちゃってるよぉ。ヒカル君のチンポが私の膣をぐりぐり刺激してくるから、あ、あん、んん……私もう堪らない!」
響生が一生懸命に腰を振る。ヒカルはそんな響生の腰を優しく支えてやりながら、響生の膣内の感触を味わう。響生の顔は刻一刻と蕩けていく。年上のお姉ちゃんの顔から、雌の顔へと変貌していく。
「んん、んん……あっ!あっ!あっ!すっごいよ、何これ、いい、いいよこれ、いい……あん、あっ!あっ!」
金髪のポニーテールを揺らし、整ったきつめの顔立ちを真っ赤に蕩けさせて腰を振る女子高生、それが友達のお姉さんなのだ。そのお姉さんが切羽詰ったように喘いでいる。喘がしているのは中一になったばかりのヒカルなのだ。堪らない状況だ。ヒカルも響生の腰の動きに合わせて、肉棒を突き上げてやる。響生の感じる場所はGスポットと膣の中ほどの左側だとわかったので、そこを重点的に責める。
「お姉ちゃん、すごいよぉ、気持ちいいよぉ」
「ひぃぃ、あん、あん、ヒ、ヒカル君、いつでもイッテいいいいいっ!!んあああ!!ダメ~、イク、イっちゃう、な、なんでぇ、なんでこんなに気持ちいいのぉ~、だめなの、だめなのに~、ん、んん、んあああああ!!」
ヒカルの最後の一突きに響生は絶頂を極める。舌を出し、整った顔をアへ顔に歪めながら、響生は快感の渦に飲み込まれる。
「お姉ちゃん、俺もイク!」
ヒカルは響生の絶頂に合わせて射精する。響生の腰をぐっと引いて子宮口に亀頭を押し当て、どくどくと大量の精液を響生の子宮へ流し込む。
「んぁぁぁぁぁぁ!!ヒカル君のあっついのが私の中にいっぱい入ってきてる!!何これ、すごい、すごすきるよ、ひぃぃぃぃぃ!!!
ヒカルの暴力的なほど大量の精液が響生の子宮を暴れまわる。響生を再度の絶頂へと押し上げる。響生はアへ顔のまま、ヒカルに倒れかかるように抱きついて気を失う。その拍子にぬぽっとヒカルの肉棒が抜け、どろどろと響生の膣から精液が溢れ出してくる。ヒカルの肉棒はまだ、大きいままだ。
ヒカルは響生を優しくソファーに横たえ、立ち上がり、テーブルの上に置きっぱなしになっている響生の携帯を借りる。
「あっ、お母さん、うん、わかってるよ、うん、へーき。それでさ、今日、あかりんちに泊まってくから、うん、うん、うん、大丈夫、迷惑かけないから、うん、あかりんちから直接学校行くから。うん、うん、あ~もう切るよ、わかったから、うん、じゃあね!」
携帯をテーブルに戻し、部屋の内線電話をとる。
「時間の変更をお願いします。はい、はい、オールでお願いします。朝の7時までですね。はい、わかりました。はい」
友達の美人お姉ちゃんに童貞を奪ってもらう受け身プレイはすばらしかったとヒカルは笑顔を浮かべる。今度は友達の美人お姉ちゃんに、元彼のことなど忘れさせるほど激しいプレイをして、ヒカルのことだけを考えるエロ姉にしてやろうと考える。時間は一晩ある。何百回かイカせば元彼のことなんて吹っ切って、俺のものになるだろうと、ヒカルは気楽に考えるのであった。
「んほおおおおおおおおお!!!いっくううううううううう!!!」
「わ~、お姉ちゃん、潮吹いちゃってるよ!すっごいね~」
響生はアへ顔絶叫をしながら、バカになった頭で必至に考える。
なんで、こんなことになったんだっけ。え~と、そう、ヒカル君の初めてを貰った後、その気持ちよさで響生はイッテ意識を飛ばしてしまった。すぐに目を覚ました響生にヒカル君は優しく頭を撫でてくれていたんだ。嬉しくなって口付けをした。
お姉ちゃん、もう一回してもいい?と可愛い顔でお願いされ、響生は満面の笑みでそれを受け入れた。
それから、それからはそう、お互い裸になって、正常位で激しく突かれて、また絶頂した。今度は、意識がなくなる前にヒカル君にさらに激しく責め立てられて一瞬で目が覚めた。それから、またわけがわからないほど、気持ち良くされて、意識がなくなる暇がないほど、バックから責められた。
時間の感覚が曖昧になって、どれくらい責められていたかわからないけれど、その後、お腹空いたね、ごはん食べよ、とヒカル君は朗らかに笑いながら、そう言ったんだ。やっと、休めると思ってほっとした記憶がある。
でも、コンビニで買ってきていたサンドイッチとおにぎりを食べている間も私は座位でヒカル君に突かれたままで。ヒカル君が口移しで私にごはんを食べさせてくれて、私は泣いて喜んだんだ。こんなにおいしいごはんは食べたことないってヒカル君に抱きついて、お礼にヒカル君にもごはんを口移しで食べさせてあげたんだ。
その後は?そう、ヒカル君の逞しい肉棒を口で奉仕したんだ。下手糞って、最初ヒカル君に怒られて、それからどうすればいいか優しく教えてくれたヒカル君。私が一生懸命にヒカル君の肉棒に奉仕して、ヒカル君が射精してくれて。そう、そうしたら、ヒカル君が褒めてくれたんだ。あまりの嬉しさに私は泣いちゃって、それをヒカル君が慰めてくれたんだ。
何て言ってたっけ。そうだ、前の彼氏はセックスが最悪に下手だったんだね。響生お姉ちゃんに何も教えないで、どうせ好き勝手やらせろとか言ってきたんでしょ?でも俺は絶対にそんなことしない。大好きな響生お姉ちゃんを悲しませることは絶対にしないって、そう言ってくれたんだ。
元彼のせいで、ヒカル君に怒られて、元彼に対して殺したいほど殺意が湧いたけど、そんなのどうでもよくなるくらい、ヒカル君の言葉に私は嬉しくなって、泣いちゃったんだ。泣きすぎて、目が真っ赤になっちゃって、喘ぎすぎて、喉がガラガラになっちゃって、私はヒカル君に休ませてってお願いしたんだ。
もちろん、優しいヒカル君はゆっくり休んでって言ってくれて、一時間休ませてくれたんだ。抱きしめられながら、一時間寝て、アラームの音で起きた私はすぐにヒカル君にキスをして、またセックスを始めたんだ。
そう、それで、今、私はヒカル君とセックスしているんだ。今は、ヒカル君がバックから突いてきて、潮を吹いたところだ。もう、何をされても、どこを突かれても私の身体はヒカル君のものなら、全て受け入れて感じてしまう身体になっちゃった。私はヒカル君だけのものなのだ。そう、身体に刻み付けられてしまった。それが、とても嬉しくて、幸せで、私はどうにかなっちゃいそうだ。
「響生お姉ちゃん、もう6時だよ、後、1時間しかないよ!しっかり感じて!楽んで!」
「ひぃやぁぁぁぁぁぁ、もうむりりゃのぉぉぉ!!!おかしゅきゅにゃってるのお!!!」
響生がアへ顔で絶叫する。その声はかすれ気味だ。無理もない。ヒカルに一晩中犯され続け、喘ぎ続けたのだから。
「しゅごいよぉ、にゃんらの、このひぃんぽ、あん、あん、あん」
「りゃめぇ、もうりゃめ~、へああ……んへあぁ」
「んひぃぃぃぃ、いしきとんでたの~、ごめんりゃしゃいぃ」
「いいよ、おかしくなって。どんなにおかしくなっても俺は響生お姉ちゃんのこと、元彼みたいに捨てたりしないから。俺だけを考えて、俺だけの響生お姉ちゃんになって!」
「んあっ、あっ!あっ!あっ!んん、んんあああああああああ!!!なりゅうぅ~、なりゅのお~、ひびきは、ひかりゅひゅんだけのおねえひゃんなのお!!!!んっああああああああああああ!!!」
「弟の祐輝じゃなくて俺のことだけを見るんだよ!?」
「うん!!うん!!ひかりゅくんだけみりゅうう!!!あああああああああ!!!」
「んへああ、イックうぅぅぅぅ~!!!」
カラオケボックスの防音設備など意味をなさないほどの嬌声を張り上げ続けた響生は、最後に嗄らした声で絶叫し気絶してしまう。途中休憩1時間以外の9時間をぶっ続けでセックスしたのだ。響生の膣口は開いたまま、ぴくぴく痙攣し、ヒカルの精子を垂れ流し続けている。部屋にはエアコンの換気機能ではしばらく消えそうにないほど淫臭が立ち込め、ソファは響生の汗と愛液とヒカルの精液でぐちゃぐちゃになっている。
「ふう、掃除すっか」
さすがのヒカルも疲れから、だるそうにそう独り言を言った後、部屋の片づけをする。フロントから借りてきたタオルを使って、部屋を最低限掃除し、響生の身体もおしぼりで拭いてやる。金髪のポニーテールが解け、ぼさぼさになってしまっていたので、手櫛で整えてやる。涎でべちゃべちゃな口元を拭い、泣きすぎて腫れぼったくなった目元を新しいおしぼりで冷やしてやる。もうすぐ、7時だ。外は見えないが、とっくに日は登っているのだろう。
「響生お姉ちゃん、起きて!学校行く時間だよ」
もぞもぞと響生は動き、何とか立ち上がる。顔の表情は死んだように動かず、まだ半分意識がしっかりしていないようだ。
「無理、今日は休む」
喉が嗄れてなったハスキーボイスでぼそりと、小さく呟くように返答する響生。
「じゃあ、響生お姉ちゃんちに送っていくから、着替えよう」
ヒカルは素っ裸の響生にブラをつけてやり、パンツを履かせ、と順々に服を着せていく。されるがままに響生はそれを受け入れる。
「もう、お姉ちゃんは甘えん坊なんだから」
ヒカルがからかうと、やっと意識がしっかりしてきていた響生はうぅ~と唸るようにヒカルを睨んでくる。
そんな響生が可愛らしかったので、ヒカルはちゅっと響生にキスをする。顔を真っ赤にする響生。
「これからもよろしくね、お姉ちゃん」
それに、響生は疲れ果てた笑顔を返す。
「それにしても、俺の身体、響生お姉ちゃんの厭らしい匂いが染み付いちゃって、このままだと学校行けないな。どうすっかな、一回帰るかな」
響生を家まで送り届ける際にぽつりと呟いたヒカルの言葉は、私んちでシャワー貸すよという響生の言葉で解決する。
「えっ、でも」
「お母さんは夜勤だから、帰ってくるの10時過ぎだし、祐輝はどーせまだ寝てるから大丈夫だよ」
「じゃあ、お言葉に甘えるね、お姉ちゃん」
「わ、私の身体もヒカル君の雄の匂いが染み付いちゃってるから、一緒にシャワー浴びよ?もちろん、ヒカル君の身体は私がしっかり洗ってあげるから」
ハスキーボイスに情欲をのせ、ヒカルにぴったりくっついて離れない響生にヒカルは、じゃあ、響生お姉ちゃんは俺が洗ってあげるね、と笑うのであった。
「なんだよ、姉貴、朝から風呂かよ」
風呂場前室に歯磨きに来た祐輝はそうボヤキながら、顔を洗い、髪を整える。風呂場からはシャワーの音が響いている。歯磨きをしながら、髪型チェックの為に覗き込んだ鏡は、背後の風呂場を写す。曇りガラス越しにぼんやりと見える人影は姉のものだろう。すると、中折れタイプの浴室のドアがわずかに開き、そこから姉の響生(ヒビキ)の顔が見える。
「あ、あんた、早く学校行きな、さいぃ!……んぁ、ち、遅刻するわよ!」
シャワーが熱かったのか、顔を真っ赤にし、少しどもった、のぼせたような声で姉が祐輝に声をかけてくる。少し鼻にかかったハスキーボイスなのはどうせ遅くまでカラオケで歌いまくったせいで声が嗄れたんだろ。ちぇっ、人のこといえるのかよ、自分だってちんたらシャワー浴びてるくせに、なんで朝から怒られなくちゃいけないんだよ。祐輝は憤りを覚える。
「姉貴に言われなくてもわかってるよ!」
歯ブラシを口から離し、怒鳴るように答える。そこで、ふと、昨日は進藤が姉貴のバイトしているインターネットカフェに行ったことを思い出す。あいつは、抜けたところがあるから、ちゃんと姉貴の店に行けたのか、間違って別の店に行って金がないなんてことになってないよな、と気になり姉貴に声をかける。
「そーいや、昨日進藤の奴、姉貴の店に行った?」
「ぁぁ…………えっ、んん、ぁぁ……イク!!」
「行く?」
シャワーを出しっぱなしにしている為、姉貴の声が聞き取りづらい。無駄遣いするなっていつも言うくせに、水がもったいないだろ。祐輝はまた理不尽を覚える
「行くじゃない、来た、来たわよ、進藤君」
「ああ、ちゃんと行ったんだ。あいつ生意気だったろ」
でも、まぁ悪い奴じゃないからよろしくな、と言おうとしたら、被せるように姉貴の説教が飛んでくる。
「進藤君は生意気じゃないわ!大事な友達でしょ!そんなこと言うなんて最低よ!」
そしてぴしゃりとドアが閉まる。
――なんなんだよ!
祐輝は姉貴の理不尽に憤りを爆発させる。歯磨きをさっさと終わらせ、口を漱いで、風呂場前室から出て行こうとする。
そこに姉貴から声がかかる。今度は先ほどよりさらに少ししか扉が開いていない為、姉貴の顔は見えない。
「ん、ふぁ……ごめん、言い過ぎた。でも、大事な人なんだから、そんな言い方はダメだよ。わかった、祐輝?」
「……ああ、もういいよ、わかったから。それに姉貴、進藤とは部活が一緒ってだけだぞ、大事って、なんだそりゃ」
「ぃぃぃっ……ふふ、言い方が悪かったわね。はぁ、んぁ……ぁぁぁっ!!と、とにかく仲良くしなね。あ、あと、姉貴ってもう呼ばないで。あんたももう中一になったんだし、これからは響生さんって呼ぶように。わかった?」
「……はっ?」
「んあっ、い、いやなのよ、あんたに姉って呼ばれるのが、私のことそう呼んでいいのは…………ん、んん…………ぁぁぁ!!…………とにかくあんたもいい歳なんだから!わかりなさい!……ぁぁぁ……ほら、さっさと学校行きなさい!早く!早くイクぅ!」
「意味わかんねーよ。はぁ、もういいや、じゃあな、姉貴」
祐輝は姉貴の変な態度が徹夜で機嫌が悪いせいだろうと疑う。それで、八つ当たりされるとか最悪だ、とさっさとその場を後にする。
風呂場前室のドアがばたりと閉まる。立ちバックで響生のマンコを犯し続けていたヒカルは、響生の円錐形に張った美乳を強く揉んでやる。声を我慢し続けていた響生は野獣のように嬌声を張り上げる。一晩かけてヒカルのチンポの形に仕込んだ膣壁がぎゅっと閉まる。女子高生の若々しいキツイ締め付けなのにヒカルの大きなチンポを優しく包み込むヒカル専用マンコだ。最高の気持ちよさをヒカルにもたらす。
「またイクのぉ、ヒカル君のチンポすごいっ!最高なのぉ!オマンコバカになってるのぉ!!」
「弟と話しながら、何度もイクなんて響生お姉ちゃんは酷い姉だね。弟と話すたびに、めちゃくちゃ締め付けて来たよ、お姉ちゃんのマンコ」
「あん、そんなこと言わないでぇ、ヒカル君のが凄すぎるからしょうがないのお!」
「でも、何で三谷に姉貴って呼ばせないの?教えて響生お姉ちゃん」
「もう、私の気持ちわかってるくせにぃ!私のことお姉ちゃんって呼んでいいのはヒカル君だけなんだから!
「あははっ、よく言えました。じゃあ、もう一回イカせてあげるね」
「大好きヒカル君!響生は一生ヒカル君のお姉ちゃんだからね!響生お姉ちゃんのことずっと可愛がってぇ」
風呂場の壁に手をつかせ、速く力強い抽送を響生の膣内で行う。ヒカルの肉棒に響生の膣壁が絡み付いてくる。濡れそぼったマンコからシャワーの音より大きなぐっちょぐっちょという淫靡な激しい性交音がシャワー室に響き渡る。
「あっ!あっ!あっ!またきた!きたの!私の気持ちいい場所だけ擦ってくるの……何でぇ~、イッちゃうのぉ~!」
「ヒカル君のオチンポ様、凄いの!凄すぎるの!あん、ああ~ん、ひぃぃぃぃぃぃ!」
響生の甘く淫靡なおねだり声が風呂場にこだまする。
「お姉ちゃん、この後は、そのおっぱいを使って俺の体を洗ってね?」
「ひぃあああ……へぁあああ……ぁぁ……う、うん、お姉ちゃんがヒカル君の体を綺麗にしてあげるぅ」
そう言って、抱きついてくる響生。ふぁぁとヒカルの身体の匂いを至福の表情を浮かべながら嗅ぐ響生をあやしながら、これは遅刻だなと笑うヒカルであった。