ヒカルは日本棋院の資料室に来ていた。ヒカルが罪の意識から過去に戻してと叫んだ場所だ。
いろいろと思うところはある。それでも、ヒカルは冷静であった。 神の一手を極めるという決意の前に雑事で心を乱すほど、ヒカルの心は幼くも弱くもなかった。
いや、元は幼く、繊細であった。あかりや奈瀬たちとの絆がヒカルの心を強く成長させたのだ。
5月5日、かつて佐為が消えた日もヒカルは感傷に浸ることなく囲碁の勉強に打ち込むことが出来た。
佐為を超える為に強くなりたいとヒカルは死にもの狂いで勉強している。どうすれば、強くなれるか、ヒカルは考える。対局と検討、新手研究や、詰碁はもちろん必要だ。
だが、完全な佐為を作り、それを超えることがヒカルには求められているのだ。
それはどうすればよいか?
インターネット碁を佐為として打つ。足りない。佐為に成りきり院生たちと切磋琢磨する。足りない。名人の研究会で対局や検討、研究をする。足りない。
佐為に成り、それを超えるにはそれではだめなのだ。
佐為――本因坊秀策の棋譜は諳んじて言えるようになった。
それで、佐為を理解したと言えるか?佐為に成りえるか?
違うだろう。足りないだろう。
佐為の師匠の棋譜、佐為と打った対局者たちの棋譜、佐為と同門であった者たちの棋譜、佐為に影響を受けた佐為の後継者たちの棋譜、その棋譜を研究した後継者たちによって打たれた棋譜、それを研究した棋士たちが打った棋譜。
連綿と続けられていく囲碁の歴史を理解することこそ、藤原佐為を理解することにつながる、とヒカルは気付いた。
藤原佐為が偉大であったればこそ、囲碁の過去と現在の棋譜の中に佐為が息づいているのだ。その命脈を、鼓動を勉強することこそが、佐為に近づく第一歩だとヒカルは考えたのだ。
がさごそと、価値ある資料をヒカルは物色する。探し物が見つかったのか、その手が止まる。装丁がしっかりした大きな本であった。それをテーブルに置き、パイプ椅子に座る。
ヒカルは本を開く。
部屋の空気はヒカルの本をめくるわずかな風以外そよともしない。パイプ椅子の軋む音一つなく、しんっと静まり返った部屋で、ヒカルはずっと棋譜を見つめ続ける。
まずは、本因坊、安井、井上、林、家元四家の棋譜をヒカルは眺めている。佐為に成りきり、考える必要はない。頭をからっぽにして対局者たちが何を想い、その一手を打ったか受け入れればいいのだ。棋譜は詳細にわかりやすく、ヒカルに打ち手の心情を語りかけてくれるのだから。素直に棋譜に目を通せばよい。
文字通り命を懸けて戦う、本因坊丈和と井上幻庵因碩。一手に込められた殺意が互いの碁を高めあう。赤星因徹と本因坊丈和の松平家碁会、新手を打つ因徹の恨みがヒカルの心を震わす。対する丈和の三妙手、殺意のみを抱いて編み出される対応手、ヒカルの心に囲碁の深淵が咢を開き襲い掛かる。囲碁を発展させてきたのは楽しむ対局ではないのだ。全ての棋士たちの意地が互いにぶつかり合い、その歩を進めてきたのだ。
悠久の歳月を連綿と積み重ねた古書、その古書の命脈を引き継いだ棋士たちによって紡がれた新たな名局、囲碁の歴史そのものが資料室には息づいている。ヒカルはその空気を全身に取り込んでゆく。
日本棋院事務局で二人の男たちが半年後の棋戦スケジュール関連書類を作成していた。スポンサー、マスコミへ配布されるものである為、入念なチェックをする。
「あ~、もうこんな時間か、残りの仕事は明日にして帰ろうじゃないか野上さん」
「そうですね、じゃあ、私は進藤君に声をかけてきますので先に帰ってください坂巻さん」
「進藤君?」
「あれ、坂巻さんは知りませんか?院生の子なんですけど、最近よく資料室で勉強しているんですよ。いや、あれを勉強しているって言えるのか、私なんかにはわからないんですけどね」
はははっ、と笑う野上。坂巻は何だいそれはと野上に尋ねる。お互い仕事の手を完全に止め、たばこに火をつけ、口元に持っていく。中年の親父二人はゆっくりと煙をくゆらせ、ニコチンを補給する。
「うちの資料室にはほぼすべての棋譜があるじゃないですか。それを進藤君は見てるんですよ。地元の図書館にはあまり過去の棋譜なんて置いてないですからね。週に2回くらいですかね、学校が終わったら来て、私たち職員が帰るまでずっと資料室に籠って、棋譜を見てるんです進藤君。感心な子です」
「へぇ~、で、その進藤君は強いのかい?」
「4月に中一で院生になったばかりで、最初の頃は調子が悪かったみたいですけど、今は二組で連勝中ですね。5月になって負けなしですから、6月には確実に一組でしょうね」
「ほお、でも、そんな院生の子を特別扱いのようにしていいのかな。規則はないだろうが、あまり感心せんな私は。貴重な書籍を傷めることにもなる」
「はははっ、それは大丈夫でしょう。とにかく丁寧に本を扱ってますし、古書の類には手を付けずに、最近編纂された本因坊全集とかを見てますから」
「さっきから、気になってるんだが、その見てるってのはどういう意味だい?棋譜並べをしていないように聞こえるんだが……」
「そうなんですよ!してないんです。そこが、不思議で、飯田さんが進藤君に訊ねたんですよ。そうしたら、進藤君何て言ったと思います?棋譜が語りかけてくる声を聴いているんです、って答えたそうなんです。もう、私なんかには天才の思考はわかりません」
「天才?院生の二組でもたついてる子がかい?」
「ああ、それは進藤君、最初の頃、体調が悪かったみたいですから。身体が弱いのかな。そこのところは心配ですね。ですが、囲碁は強いと評判ですよ。進藤君は塔矢門下なんですけど、あの塔矢アキラに勝つそうですから」
「ほんとかそれ!?」
たばこの灰がぽとりと落ちるほど驚く坂巻に野上は笑いながら答える。
「芦原先生情報ですので間違いないですよ。塔矢君は進藤君に負けたのが悔しくてプロになってリベンジするんだそうです。塔矢君がやっとプロ試験受ける気になってくれてよかった、と芦原さんがおしゃべりしてましたから」
「塔矢アキラ君がプロ試験を!やっと、受けるのか。はぁ、大体もっと早く受けてくれれば最年少記録が更新されたのに、今頃か。まぁ、仕方ないな。それにしても、話を聞く限り、その進藤君というのは凄いじゃないか」
「はははっ、すごいんでしょうけど、なかなか癖のある子というか何というか」
「……何かあったのかい?」
「院生の女の子二人と付き合い始めたらしいんです。手が早いというか、何というか」
「二股?おいおい、そりゃあいかんだろ。親御さんから預かってる大事な子供たちなんだぞ。交際自体は別に自由だが、二股など。それで痴話喧嘩にでもなったらどうするんだ」
「それは大丈夫みたいですよ。女の子二人は親友らしいんですけど、お互いそのことを知ってるそうですから。なんでも、三人でデートもしているとか。はははっ、羨ましくなっちゃいますね」
「はぁ、何だそりゃあ。よし、とにかく進藤君のところに行くぞ。私が注意してやる」
「おっと、進藤君には悪いことしちゃったかな。はははっ」
「笑いごとじゃないぞ、野上さん」
二人は連れ立って事務室を出、資料室へ向かう。資料室の扉を開けると、椅子に座って本を見つめ続ける男の子が一人いる。
「うっ」
坂巻は呻く。古書に囲まれた資料室で本を見つめ続ける少年は神聖で冒し難い雰囲気を醸し出していた。この資料室がまるで、誰一人立ち入りを認められない霊験あらたかな修行場のように坂巻には感じられ、その静謐な空気を己が壊したことに動揺したのだ。
「進藤君、もう22時ですよ。早く帰りましょう」
野上がヒカルに声をかける。ヒカルはそれに返事をしない。野上は慣れたようにヒカルに近づき、肩を揺する。
「……わっ!あ~、野上さんだ。あれっ、もう22時じゃん。帰んなきゃ!」
ヒカルは丁寧に本を閉じ、元の場所へ返すと、お疲れ様でした、さよーなら!と野上たちに挨拶し、足早に部屋を出て行ってしまう。
「変わってますでしょう?」
野上は無言の坂巻に向けて肩をすくめるジェスチャーをする。
「ああ、確かに」
坂巻は言葉少なに返事をする。野上は坂巻の気持ちがよくわかる。天才と呼ばれる人種が持つカリスマとでもいうべき雰囲気がヒカルにはある。野上も最初、それに圧倒され、言葉を失ったものだ。きっと、進藤ヒカルは偉大な棋士になる。誰にも言っていないが野上はそう確信していた。
5月の中ごろ、しとしとと雨が降る肌寒い土曜日。日本棋院の休憩室、皆が束の間の休息を取るように思い思いの場所に座り、昼休憩を取っていた。ヒカルは奈瀬が作ってきたお弁当を満面の笑みで食べている。
「歓迎会?」
「そ、4月に入ったヒカルと大沢君と内田さんの歓迎会も兼ねてカラオケでも行こうって話になったんだけど、どう?」
「今日なの?」
「うん、今日」
「ずいぶん突然だね。それに院生になって2か月近いんだけど、今さら歓迎会なの?」
「進藤君、歓迎会ってのはただの口実なのよ。たまには息抜きでもしようって話になって、それじゃあカラオケ行こう、ついでに君たち4月期生を誘えば歓迎会って言えるから、ほかの子たちも来やすくなるし、親御さんにも納得してもらいやすいって考えたわけ。ちなみに先週には参加の可否を聞いて、行く子たちは親御さんの許可を貰うようにって言ってあったんだけど……進藤君には明日美が言うと思って誰も伝えなかったのかな、ごめんね」
明日美の横で食事をしていた松下香歩がヒカルに説明をしてくれる。奈瀬はヒカルに聞くのを忘れていたのだ。そっぽを向いて誤魔化そうとしている。
松下香歩は奈瀬と同い年ということもあり、奈瀬にとって院生で一番仲の良い親友だ。綺麗な明るいブラウンに染めたショートの髪と丸メガネ、そして着ているブラウスのボタンが弾けてしまうのではないかと心配してしまうほど服を押し上げる大きな巨乳が特徴の可愛らしい女の子だ。もちろん、ヒカルはその胸をばれないように凝視している。
「あ~なるほど」
「最も明日美は進藤君の不参加なんて絶対許さないと思うけどね、進藤君が出ないなら私も出ないって言いそう、ふふふ、もうラブラブなんだもん、羨ましいなぁ」
香歩が奈瀬をからかう。
「ちょっと、香歩!それ以上言ったら殴るわよ!」
「ごめんごめん、でも殴るのはいけないと思うな、5月10日に私のうちにお泊りしたことになってる明日美ちゃん。私、殴られたら、その拍子におばさまにほんとのことを教えちゃうかもなぁ」
いたずらっ子の表情で奈瀬に追い打ちをかける香歩。
「あっ、香歩さんが協力者だったんだ。ありがとう、香歩さん」
そこにヒカルは割り込み、香歩を見つめながらお礼を言う。
「どういたしまして。素敵な夜を過ごしたんでしょ。羨ましいな、ふふ」
少し顔を赤くしながらも、今度はヒカルをからかおうとする香歩にヒカルは動じない。
「うん、明日美の誕生日をしっかりお祝いしたよ。すっごい楽しくて幸せな日になったんだ。明日美も楽しかったよね?」
「わ、わ~わ~わ~!!バカヒカル!こんなとこで、言わなくていいんだから!バカ!」
「明日美は楽しくなかった?」
「……た、楽しかったわよ」
「よかった。また、来年、期待しててね!」
「う、うん」
顔を真っ赤にして俯く奈瀬と楽しそうに笑うヒカル。雨であった為、院生のほとんどが外に昼食を食べにいかず、室内でお弁当を食べている。そんななかで、バカップルの会話が盛大に行われるのだ。和谷たちは泣きたくなった。
「じゃあ、幹事は明日美と香歩さんなの?何人くらい集まった?」
「いえ、幹事は真柴さんが引き受けてくれました。人数の方も真柴さんに聞かないと」
俯いて顔を真っ赤にしている奈瀬の代わりに香歩が答える。真柴さんか、俺はあんまり接点ないから話したことないんだよなぁ、と思いながらも室内をぐるりと見回し真柴を探すヒカル。すると、入口から室内に入ってくる真柴を発見する。
「あっ、真柴さん、今日は歓迎会をやってもらえるみたいで、ありがとう!」
ヒカルは真柴にお礼を言う。
「お~、進藤君か。任せろ、俺様が幹事になったからには盛大なのをやってやるからな。カラオケも俺の高校の友達がバイトしてるとこだから、友達価格で割引させてやったぜ。一人2000円で飲み放題に軽食付きだ、それで3時間は激安だろ?パーティルームもばっちり予約したし、人数増えても大丈夫だぜ」
金の心配して不参加に決めた奴も来いや!軽食が少なかったら最年長の伊角さんと俺が何でも追加注文してやるからよ。今から、参加者が増えても大丈夫だぞ~!と室内で食事をする皆に向けて話しかける真柴。ちょっと待て真柴、と伊角が突っ込み、皆が笑う。あっ、じゃあ、俺行こうかな、私も、と3人ほどが手を挙げる。食べまくるぞと和谷が茶化し、顔面蒼白になる伊角を慰めるフリをした後、俺も食うぞ~と言う小宮。晩飯いらないって親にちゃんと連絡しとけよ~と言う真柴の言葉にさらに伊角の顔が青ざめる。ワイワイと楽しい昼食になった。
新宿まで電車で移動し、カラオケに入る院生たち。小学生は参加しなかったが中学生、高校生合計20名が参加する大イベントになった。
思い思いの場所に座り、すぐにノリの良い女子が、伊角を強引に引っ張り出しデュエットをする。伊角にやんややんやとヤジを入れる和谷、盛り上がる女子たちに歌など聞かずに談笑をする男連中や、早速とばかりに飯を注文して歌っている最中の伊角に怒られる小宮など、皆がカラオケを楽しんでいた。順番に歌っていく為、ヒカルも持ち歌の「空」を歌い、皆から上手いと褒められる。ヒカルも奈瀬たちと話したりしながらカラオケを楽しんだ。
ハプニングは残り30分になり、カラオケ好きの女子連中が予約を入れまくってマイクを独占している時間に起こった。
「和谷は何で俺のこと避けるの?ねぇ、俺何か和谷を怒らせることしたぁ?」
ヒカルが和谷の隣に行き、突然和谷に抱きついたのだ。皆の注目が集まる。ノリノリで歌っていた女子が歌うのを止め、他の女子がリモコンで停止ボタンを押す。サビの部分でぶつりと歌が途切れる。次の局が流れるが、それより早く音量を最小にする。場が静まる。
「はっ!?さ、避けてねーよ、お前の勘違いだよ」
実際に避けていた為、焦りながらも何とか否定する和谷。
「怒ってもねーよ!お前の勘違いだ!」
「嘘だ!前は一緒に(碁会所巡り)したり、それに、俺のこと(研究会に)誘ってくれたじゃんか!俺、初めて(の研究会)で緊張したけど、とっても嬉しかったのに」
抱きつき、泣き声で和谷に訴えるヒカル。
「前はあんなに楽しかったのに、余所余所しくなっちゃって、俺、それでも、また一から関係を作ろうと思って一生懸命話しかけてるのに、和谷はそっけなくて……ちっとも俺のことかまってくれなくなっちゃって……」
そう言うと、泣き出してしまうヒカル。場の空気が凍る。
「きゃー!!え~、和谷君と進藤君ってそういう関係なの~!!」
マイクを持った女子が叫ぶ。その他の女子たちもノリノリでまじで!明日美のライバル出現!和谷・進藤かぁ、いいかも!と楽しそうにいろいろと言う。男連中はドン引きして静まり返っている。
「はっ!?いや待て!避けてたのは謝る。本当に俺が悪かった。だから、泣きやめ。頼むから」
和谷はパニックになりながらもヒカルを宥めようとする。確かに、院生になって早々、奈瀬みたいな美人と付き合い出したリア充のヒカルを軽く妬んで避けていた自覚がある和谷は、必至にヒカルに謝る。そこに奈瀬が近づき、和谷に抱きついているヒカルを強引に引っぺがし、抱きしめる。そしてヒカルを見つめる奈瀬。
修羅場だ。
待て、奈瀬!落ち着くんだ、和谷、逃げろ、殺されるぞ!外野の声にも和谷は身が竦んで動けない。
「電気付けて」
奈瀬の冷たい声が響く。急いで小宮が照度をしぼっていた室内灯をマックスに戻す。明るくなる室内。
「はぁ、ヒカルにお酒飲ましたの誰?酔っぱらってるよヒカル」
明日美だ~と今度は明日美に抱きつくヒカル。その顔は真っ赤で、瞳は胡乱であった。泣き顔から一転、ニコニコ顔になる。誰の目にも一目瞭然の事態だ。ヒカルがさっきまで座っていた席を確認する伊角、そこには残り僅かになったカルピスソーダがあった。これか、と指に付けて舐める。甘さの中に独特の苦みを感じる。カルピスサワーだ、と伊角は呟き頭を抱える。それを聞きつけて同じく頭を抱える真柴たち。店員が間違えて持ってきてしまったのだろう。故意じゃないとしても未成年の飲酒は大問題だ。それにしても一杯でそこまで酔えるかというくらい進藤はべろんべろんだ。
「どうする?進藤君は完全に酔っぱらってるぞ。このまま家に帰したら親御さんにばれて大問題になる」
「言われなくてもわかってるよ。酔いが醒めるまで、付き合うか。でも、あんなに顔真っ赤で、そう簡単に酔いが醒めるか?」
奈瀬に抱きつき、嬉しそうに笑う進藤を見やり、ため息をつく皆。奈瀬は和谷を思いっきり睨んだ後、ヒカルのことをあやしながら、香歩に助けを求める。
「香歩んちに私とヒカルを泊めてくれない?」
「ん~仕方ないですね、いいですよ」
「伊角君、私たちでヒカルの面倒見るから、大丈夫よ。香歩んちは無駄に広いから親御さんにばれずに香歩の部屋まで行けるだろうし、問題ないと思うわ」
助かる、と伊角たちは胸を撫で下ろす。親御さんには伊角君から連絡してね、とヒカルの家の連絡先を表示した携帯を伊角に渡す。しどろもどろにヒカルの母親にヒカルの外泊を伝え、何とか了承を得る伊角。携帯を返してもらい、じゃあ、また明日、棋院で、とヒカルに抱きつかれたままカラオケを後にする奈瀬と香歩。場はもう歌う雰囲気ではなくなっていた。終わったな和谷、ドンマイ和谷と皆が和谷を慰める。それほど、奈瀬の和谷を睨む表情は怖かったのだ。そのまま解散となり、和谷は頬を引きつらせながら帰って行った。
香歩の家は渋谷区松濤にある為、酔っぱらったヒカルを引きつれながらでもすぐに着くことが出来た。幸いなことにヒカルは奈瀬に抱きつくだけでおとなしく付いて来てくれた。先に家に入った香歩に裏口を開けてもらい、香歩の部屋にこっそり侵入することに成功する。香歩の部屋は4階にある。そして4階には香歩しか住んでいない。エレベーターが家にあるのは香歩のうちしか知らないなと奈瀬はいつも思う感嘆の言葉を飲み込み、4階の香歩専用バスルームでシャワーを浴び、香歩の部屋に急いで戻る。
「ヒカル寝てる?」
「うん、ぐっすり。このまま起きないでしょうね」
ソファに寝ているヒカルを見つめてから、奈瀬は香歩と同じベッドに寝転ぶ。二人寝ても十分すぎる広さがあるベッドはふわりと明日美を向かい入れる。
「何このベッド、めっちゃやわらかい」
「ウォーターベッドですよ」
「へぇ、ゲストルームでしか寝たことなかったから、あんたがこんなにいいベッドで寝てたなんて知らなかったわ」
「肩こりにいいんですよ。このベッド」
「……あんたのおっぱいだと肩こるわよね」
「重くて大変、その点、明日美ちゃんは楽そうで羨ましいわ」
……スタイルなら私だって悪くないんだから、と負け惜しみを言うが、そうですね、男の子はおっぱい大きい方が好きでしょうけどね、と言い返される。香歩には口で勝てないので、ため息を返し、寝ましょうと提案する。まだ、9時過ぎだが今日は疲れた。真剣勝負をした後なのだから当然だ。香歩もそうですね、と頷き、リモコンを操作し、部屋の灯りを暗くする。やわらかい暖色系の常夜灯を見つめながら、奈瀬はぼそぼそと香歩に話しかける。
「ヒカルさ、和谷のこと、いつも気にしてるんだよね。ちょこちょこ挨拶しに行ったり、話したそうに隣に行ったり。そのたんびに和谷はヒカルのことを無視するの。見ていてイライラしちゃうわ」
「嫉妬ですか?浮気を許すのも甲斐性ですよ、明日美ちゃん」
「何それ?別に和谷とヒカルの浮気なんて疑ってないよ。ばかばかしい。……それにヒカルは別の子がいるんだし」
「へっ?……本当に進藤君は浮気してるの?」
「……うん、幼馴染の女の子、あかりって子と。今も同じ中学の囲碁部で一緒なんだって」
「あら、あらあら。大変ね、明日美ちゃんは」
そう言って楽しそうに笑う香歩。
「笑い話じゃないんだけど」
「う~ん、私にはそんなに大事じゃないから。ほら、私んちって由緒正しいお金持ちでしょ?そして、私はそこの家のお嬢様。将来は婿を我が家に招いて、私の夫になった方が会社を引き継ぐの。う~ん、逆ね、会社を引き継ぐ人が私を娶るのか。親もそんな私に同情的でね、だから、私はその時までは好き勝手させてもらえてるわけ。今は囲碁を頑張ってるんだけどね。そんな私の旦那様になる人は2号さんや、3号さんを普通に作るような人たちなのよ。おばあちゃんに言わせると、そのお妾さんたちを束ねてしっかり旦那様をサポートするのが我が家の繁栄の秘訣なんだって」
だから、浮気とかは私は気にしないの、と言って笑う香歩。
「あんたに相談しても特殊すぎて意味がないってのがよくわかったわ」
ため息をつく奈瀬にそんなことはないと反論する香歩。
「進藤君も特殊だから、私に相談した方がいいよ。進藤君ってすっごいモテるからね」
「何それ?」
「あれ、明日美ちゃん、気付いてなかったの?院生だと、内田さんは完璧に進藤君に惚れてるよ?」
「まじ?」
「本当に気付いてなかったんだ。う~ん、可愛くて優しい男の子、気さくに話かけてきて、そのお話しが楽しい、困っている時はすぐに助けてくれる、しかも厭らしい目で見てこない、おまけに囲碁を打ってる時は格好いいし、囲碁は強い。打ってると自分も楽しくなるような素晴らしい一局になるのはその男の子の才能なのかな、惚れない方がおかしいよね」
「……まさか、あんたも惚れたの?」
「私のおっぱいを厭らしい目で見てこないの彼くらいだしね、仕方ないね」
「何それ?まじ?」
「ふふふ、冗談よ、でも初めては彼に奪ってもらえばよかったなぁ、失敗したわ」
「……どこから突っ込んでいいのかわかんないんだけど?あんた、経験済みだったの?」
「去年の夏休みに親戚のお兄ちゃんと。ほら、興味あるじゃん、でも痛いだけでいいもんじゃないんだね、セックスって」
「はぁ、若者の性の乱れが深刻だわ」
「ぷっ、何それ。でも私の場合は将来が決まってるからね、今を思いっきり楽しむって決めてるの。それより、進藤君の幼馴染の話を教えてよ。どうして知ったの」
「……ヒカルってエッチがすごく上手なのよ。それで、あんた初めてじゃないでしょうって問い詰めたら、幼馴染とエッチしてるって」
「わぁ、それこそ本当の修羅場じゃん。別れないの?」
「私のことを愛してるって。その後、無理やりエッチしてきてね、気が付いたら許してた」
「何それ!?」
「……愛してるって言われながら一晩中ずっとエッチされて、わけわかんなくなったところに別れたくない、許してって言われるの。許すからって言っても信じてもらえなくて、もっと激しくされて、で、結局私も愛してるから絶対に別れない、その幼馴染ともエッチしていいって叫んでる私がいたわ」
「……性の乱れは明日美ちゃんの方が深刻じゃん。でも進藤君を離したくないなら、その幼馴染と協力した方がいいよ、明日美ちゃん。絶対に進藤君モテるんだから、さらに浮気されちゃうよ、浮気で済めばいいけど、戻ってこなくなったら最悪だよ。その幼馴染と一緒になって進藤君に悪い虫がつかないようにブロックする方が建設的ね。もう別れられないんでしょ?」
「……うん。そうね、その幼馴染の子と話してみるわ、ありがとう」
「いえいえ、でも、進藤君のセックスってそんなに気持ちいいの?」
「……あれは麻薬ね、一度やると抜け出せなくなるっていうのがわかるわ。嫌になるくらい気持ちいいの」
「へぇ、私もぜひお相手してもらいたいな~、明日美ちゃん?」
「ダメに決まってるでしょう!」
「ちぇ、けち!」
香歩とおしゃべりをし、眠りにつく。
うう、何だか頭がぼーとする。なんでだろうと不思議に思いながらヒカルは上体を起こす。いつもしているGショックで時間を確認しようとするが腕時計がない。そもそも、ここどこだろ、と遅まきながら疑問が湧く。薄暗い室内だが、寝起きのヒカルにはむしろ眩しいくらいに感じられる。脇に置かれたペットボトルから水を飲む。とても美味しく少し目が覚めてきた。ふらふら起き上がり周囲を見回すと大きなベッドに人影がある。
近づくと、そこには明日美がすやすやと眠っていた。ベッド脇に立ち、明日美を見つめる。美しいと本心から見惚れてしまう造形美をした明日美の顔だ。こんな美少女が自分のものなのだ。そう思うと嬉しさが湧く。
あれ、明日美と一緒って……ああそうだ、思い出した。今日は明日美の誕生日だ。学校が終わってすぐに遊園地に行って、今はホテルだ。壁の時計を凝視する。まだ、10時過ぎだ。ってことは俺、エッチせずに疲れて寝ちゃったのか。まずい、せっかくの明日美の誕生日なのに。明日美をほっぽって一人寝って、明日美は怒ってるに違いない。ヒカルは上手く働かない脳で結論を出す。それは、エッチで明日美のご機嫌を挽回しようという的外れなものであった。
ベッド脇に跪き、明日美のその整った唇に自分の唇を当てる。みずみずしい唇の感触を楽しんでから、舌を明日美の口内へ潜らせる。明日美の歯に舌が当たる。歯茎を舐めながら、頬の裏側へと舌を這わせていく。
「んっ、ん、んんっ!!」
明日美が起き目を見開いて驚く。ヒカルは明日美が驚いた時に開いた口内へ舌をさらに進める。噛まないでね、と伝えるように明日美の触り心地のいい髪の毛を撫でる。明日美は驚きから立ち直るとヒカルに非難の視線を向け、ヒカルの口を引き離そうとする。
――やっぱり怒ってるんだ。
ヒカルは明日美の態度にそう確信を深め、その性技で明日美の怒りを納めようと決意を新たにする。
明日美に喋らせないように明日美の口内を蹂躙する。涎が溢れるのは吸い取って飲んでやる。明日美の唾液は甘くて美味しい。片手で明日美の頭を撫で、同時に抑えながら、もう片手でパジャマを脱がしていく。ボタンを外し終えると明日美の形のいいおっぱいが上を向いて現れる。ブラしてないのか。やっぱり、やる前に寝ちゃったんだ俺。頭を撫でていた左手で明日美の円錐型の美乳を揉む。右手は明日美のズボンの中に突っ込み、ショーツの上からクリトリスを刺激する。30分ほど、刺激する箇所をずらしながら、念入りに愛撫を続ける。明日美の顔が真っ赤になり、目もとろんと発情を表すように胡乱になっている。口元は涎でびちゃびちゃだ。びくびくと小さな絶頂を3回ほどさせた後、そろそろ大丈夫かなとディープキスを止める。
「っぷはぁ!はぁ、はぁ、はぁ……んん、あん、ん、ヒカルぅどうして?」
「明日美、愛してる」
どろどろになったショーツをズボンごと脱がす。愛液で濡れた明日美のマンコが露わになる。クリトリス包皮を剥き、中のクリトリスを優しく弾く。寝ていても重力に逆らって形を維持する、張りのある最高に美しい胸の天辺、こりこりに尖った乳頭を高速で撫で、抓る。顔を赤く染め、呆けたような表情を浮かべる美少女はあまりに淫靡で美しい。ヒカルは大好き明日美と囁いた後、その耳を舐める。
「あん、あ、あ、あ、イク!……ヒカル、待って、ねぇ、落ち着いて!ん、んん、ああああああ!」
明日美が大きく絶頂したところで、ヒカルは急いで服を脱ぐ。ズボンのポケットからコンドームを取り出し、急いでばきばきに勃起したペニスに装着する。ベッドに飛び乗り、明日美を正常位で犯す。
ベッドの弾力がほどよく、ピストンがしやすい。いいホテルに泊まって正解だったなと思いながら、明日美のどろどろに溶けたきつきつの膣内を擦りあげていく。明日美の膣内は2回目のセックスの時に一晩かけて優しく開発しきってある。明日美は口を開け、美しい眉を快感に歪めている。強烈なほど男を誘う色香が15歳の少女から発せられる。猛る肉棒でGスポットを擦り、引き抜く時にもエラで刺激を与える。ヒカルの肉棒によって広げられた肉穴はうねるように蠢動し、絞り上げてくる。気持ちいい。射精しそうになる。美しい少女の淫乱マンコはヒカル専用マンコだ。成長途中の美乳が波打つ。美少女の甘く、それでいて男をそそり立たせる女の香りがヒカルの鼻孔をくすぐる。いつもの強気声が甘くせつなげにヒカルを求めてくる。イキ狂わせてやる、と頭に血が上るほどヒカルは興奮し、怒張が膨れる。
「明日美のことが好きなんだ。お願いだ、俺のことだけを見て」
「ん、んんん、あん、あっ、あああ、あん、ああああああああ……ひ、ヒカルぅ、私もヒカルのこと愛してるよぉ、私はヒカルのものだよ、んあああ、いいの、ヒカルのすごいっ、いいよぉ、ん、んっあぁぁぁっ、あん、ん」
頬を染め、欲情に濡れた瞳でヒカルを見つめながら明日美は可愛らしく喘ぐ。ヒカルは愛おしさを感じながら、明日美の膣壁を優しく容赦なく擦りあげていく。
「いいっ、すごいの、ヒカルのおちんちんが私の気持ちいいとこを刺激してくるの、あん、あっ、あっ、あああ、ん、んんん」
「おちんちんじゃなくてちんぽ、気持ちいいとこはオマンコだよ。言ってごらん?」
年上の気の強い美少女の恥じらいが見たくなり、言葉責めをするヒカル。
「あん、んん……無理だよ、そんなの言えないよ~、あっ、んああああああああああ!!」
「言わないと抜いちゃうよ明日美?」
「あああ、んあ、んん、ダメ、抜いちゃダメなの、いい、いいよぉ、あぁンっ、あぁ、あぁ」
「じゃあ、言って、愛してるよ明日美」
「あん、んん……ヒカルの……お、おちんぽが私のオマンコを犯してるの!それが気持ちいいのぉ!……えっ、激しい、あっ!!あっ!!ああっああああああああああああ!!」
明日美が恥じらいながらも快楽に負けて淫語を叫ぶ。淫語を言わせた興奮から少し強くしすぎてしまった。明日美だけ先に絶頂を極め、膣壁がすごい締め付けてくる。肉棒を明日美の中に入れたまま明日美に抱きつき、幸せな表情で呆ける明日美にキスの雨を降らせる。蕩けきった美少女はそれを嬉しそうに受け入れる。首にキスをし、キスマークをつける。これは俺のだとマーキングする。
「ちゅっ、んんん、ちゅうう、んあっ、あああ、ん、ん、あん、あん……レロっ、んちゅう~」
優しく明日美の髪を撫でていると隣から、くちゅくちゅと水音が聞こえてくる。ん~と、何だろ、とヒカルは隣を向くとヒカルたちに背を向けた状態で身体を丸め、オナニーをしている人影がある。誰だろ?ヒカルは手を伸ばして、その身体を触る。おっぱいに手が届く。オナニーの為だろう、パジャマのボタンは外され、ブラも脱げていた。素肌をさらけ出している胸を揉む。手に収まりきらないほど豊満で柔らかいとろけるような弾力がヒカルの手に返ってくる。
「あれっ、明子さんもいたんだ。今日は明日美と明子さんと一緒にセックスしてたんだっけ?」
ヒカルは少し考え、現実を受け入れる。この柔らかさは明子さんの胸だ、いつもよりちょっと大きい気がするけど、ふわふわ具合は明子さんだ。う~ん、明日美と明子さんで3Pしてたんだっけ。ほったらかしにしてしまったから、拗ねて一人エッチをしているのか。あれ、まずいじゃんか、と焦るヒカル。次の瞬間には満足させれば平気だ、と名案が浮かんだとばかりにその焦りも消えてなくなる。
呆けている明日美にキスをした後、横に移動し、明子さんにキスをしようとその身体をこちらに向けようとするが、頑なにそれを拒む明子。むー、お怒りだ、と思うヒカルは、背中越しに胸とクリトリスの2点責めを行う。舌で首を舐める。股間で猛り狂っている肉棒はパジャマのズボン越しに秘処を擦り続ける。
「……ん、んんん…………ん~!!」
必至に声を我慢しているが、びくりと身体が震え身体から強ばりが抜ける。一度イッタのを見計らって、服を全て脱がす。それに協力するように身体を動かしてくれるのにこちらに顔を見せてくれない明子。拗ねてるな~とヒカルは苦笑し、なら、どこまで持つか勝負だ、とがちがちの肉棒を後側位の体勢で明子の膣へ挿入する。ぴったりと身体を密着させ、優しく明子の膣入口を広げるように擦りあげる。後ろから抱きつき、明子の首筋を舐める。少し強く吸い付き、キスマークをつける。舌に残るのはしょっぱさと、柔らかな女の肌を自分のものにしたという満足感だ。
「明子さんの膣内、すっごい気持ちいい。締め付けもいつもより強いよ、もっと感じていいからね?」
「んんんん!!……ん、んん……あん、あっ、あっ、ああああああ!!」
我慢していた声が漏れ出る。明子の好きな抱きしめながらのスローセックス、その豊満な胸を揉みしだき、クリトリスも包皮の上から摘まんで震動を与える。優しく、ねちっこく、時間をかけて蕩けさせていく。汗と愛液、シャンプーの甘い香りが混ざり合い、女の香りが全身から立ち昇ってくる。ヒカルは興奮し、明子の身体を強く抱きしめながら臼を引くように大きくした肉棒で明子の膣内をかき回す。明子の肌が汗ばみ、ヒカルの身体と同化したようにくっついて離れない。
「ひぃっ!何これ、本当にすごい、あん、あっ!あっ!あああ……いい、いいよぉ、んああ、進藤君すごいよぉ!!」
「あれ、明子さんが香歩になった」
「あぁ、あぁぁ、気持ちいい、すごい暖かいよぉ、あぁ、なんでぇ、あん、あん、進藤君に愛されてるのぉ、セックスってこんなに素敵だったのぉ?幸せすぎておかしくなるよぉ、ああああ」
ヒカルは不思議に思ったが、香歩も喜んでいるしいいか、と続けることにする。肉棒は香歩の膣の浅い箇所を執拗に擦り、あまり動けない体勢をカバーする為、胸とクリトリスを愛撫する動作をさらに強める。一生懸命顔をこちらに向けてくる香歩と何度もついばむようなキスをする。気持ちいい。むちむちな香歩の身体は肉付きが丁度よく、密着してするセックスは最高の抱き心地をヒカルにもたらす。一体感のある蕩けるようなセックスだ。香歩は男にとって理想的な女だ。
「香歩の身体、最高にいい。こんなに気持ちいいのはお互いの相性がいいんだよ。香歩も感じてる?」
「あぁ、いい、いい、感じてる、感じすぎておかしくなってるのぉ、あん、ん、ん、すごい、すごすぎるよぉ、身体がへんなのぉ、あっ、ひぃぃぃぃ!」
「香歩、ごめん、俺もう射精しそうだ。一緒にイッテくれる?」
「あん、あん、あん、んん、ひぃぃぃぃっ、私ももうダメ!!何これぇ、身体全部が気持ちいいよぉ、すごい、すごいのお!!」
「射精る!!」
「あっ!あっ!私も、もうダメ、ダメぇ~、イッくう~!!んああああああああ!!」
香歩を思いっきり抱きしめ、香歩の膣内で射精するヒカル。ヒカルは香歩の膣内からペニスを引き抜くと、コンドームを外し、口を結んで投げ捨てる。そのまま急いで香歩に抱きつく。香歩もそれを受け入れて、抱き合いながら、愛を確かめるようにディープキスをする。ヒカルの胸で香歩の豊満な胸が潰れる。その感触が気持ちいいなとヒカルは思う。舌を入れ、香歩の口内を犯す。ブラウンのショートの髪を手櫛で優しく撫でながら、お互いの身体が潰れてしまうのではないかと心配になってしまうほど、強く抱きしめあう。
「んちゅううううう!!ちゅっ、れろっ、ちゅう、ん……はぁ、ああん、あん」
香歩の口内を犯しながら、絶頂直後の敏感な香歩の身体を愛撫していく。Fカップはありそうな胸を揺らし、しぼるように揉む。陰毛をかき分け、びちょびちょに濡れた女の園を優しく撫で回していく。綺麗なピンク色の肉豆を指で転がす。香歩が甘い嬌声を上げる。幼い可愛らしい顔は快楽で紅潮し蕩けきっている。
「はぁはぁ、香歩の身体、すっげ~やわらかくて気持ちいいよ。ねぇ、香歩は気持ちいい?」
「んぁ、あん、あっ、あっ、いいよ、すごいの、進藤君の手が気持ちいいのぉ、進藤君の身体が気持ちいいのぉ、ん、んああ、あっ、んん、すごい、こんなの知らないよぉ」
「ヒカルって呼んで。ああ、香歩はメガネしてなくても美人だね、でも次するときはメガネした香歩としたいな。もう一回しよう香歩?」
ヒカルはギンギンに勃起したペニスを香歩の陰部に擦り付ける。ちゅっ、と香歩にキスをしながらヒカルはおねだりをする。香歩も少女が湛えるにはあまりに淫靡な笑みを浮かべ、切羽詰まったようにヒカルに甘えてくる。
「んん、あん、あん……今すぐメガネするから!早くしよう!ヒカル君と繋がりたいよぉ」
香歩はリモコンで照明を付けながらベッドサイドに置いてあるメガネを装着する。ヒカルは一旦ベッドを降り、バックからコンドームの束を取り出して、その一つを装着する。ベッドに戻ろうとしたところで、
「ヒカル?香歩とセックスするなんて、どういうことかしら?」
明日美の冷たい声がヒカルにかけられる。まずい、死んだとヒカルが思った次の瞬間、明日美に香歩が覆いかぶさるように押し倒し抱きつく。
「明日美ちゃん、もうやっちゃったものは仕方ないよぅ、それに私もう我慢出来ないの。ヒカル君のが早く欲しくて狂っちゃいそうだよぉ」
「ちょっ、ん、あん、香歩落ち着いて、ね?」
香歩はその豊満な胸を明日美に擦り付け、明日美のどろどろに溶けたマンコに愛撫をしながら話しかける。
「こんなに気持ちいいの知ったらもう無理。あと、ヒカル君はあきこって人と私を間違えて犯してきたんだよ。よーするに幼馴染ちゃん以外ともしてるんだよヒカル君。これ以上愛人を増やさない為には私たちでヒカル君の性欲を満たしてあげた方が絶対にいいよ。ねっ!明日美ちゃんお願い!ちゅっ!」
そう言いながら、香歩は明日美にキスをする。そして、ちらりとこちらを見る。ヒカルには早く口封じしなさい、と言う香歩の言葉が正しく伝わる。
明日美と香歩の美少女が抱き合っている状態で興奮しない男なんていない。下になっている明日美のマンコに急いで挿入する。
明日美のマンコは入口でぎゅうっと締め付けた後、ヒダがざわざわと優しく蠢動するようにヒカルの肉棒全体を刺激してくる極上マンコだ。味わうように腰を前後し、肉棒を明日美の膣壁に擦り付ける。まだ、感じることが出来ないボルチオを優しくノックして、肉棒を引き抜く。その繰り返しはヒカルに最高の快感を与える。明日美の顔が見れないのは残念だが、それと同じくらい、魅力的なお尻がヒカルの前にはある。明日美に抽送を加えながらその脂肪ののったデカ尻を揉む。そして濡れそぼった膣内に中指と人差し指を挿入し、ぐにぐにと膣内で複雑に動かしていく。全体を触り、香歩の感じる場所を把握する。
「あっ、あん、ん、んん……ヒカルのチンポが私のオマンコの感じるとこ擦ってるよぉ、ああああ、ダメなのに、気持ちいいよぉ、あん」
「そんなに顔を蕩けさせて、何がダメなんですか、明日美ちゃん」
「ああああっ!香歩!胸揉むな!ん、んんん、あん、あ、あああ、いいよぉ、何でこんなに気持ちいいのぉ、あん。ん」
「明日美ちゃんだけ羨ましい、ヒカル君、私にも早くぅ、あっ!ヒカル君の指が私のオマンコにきたぁ、あん、あああ、いいよぉヒカル君」
「あん、ん、んん……あ、明日美ちゃん、私は明日美ちゃんからヒカル君を奪ったりしないよ。ふぁ、でもね、他の女の子は明日美ちゃんからヒカル君を奪って、もう二度とヒカル君とセックスさせてくれないかもしれないよ?そうしたらどうするの?」
「ひぃぃぃぃぃ、んあ、あ、ああああああ、ダメなのヒカルは私のなのぉ、あああああああ」
「そうだよね。じゃあ、私もヒカル君がよその女に盗られないように手伝うから、私をヒカル君のお妾さんに加えてくれる?そうすれば、おっぱいの大きいあきこさんとかいう女の子にヒカル君を盗られないよ」
「あぁ、あぁ、あぁ、いいよぉ、ヒカルぅ、そこ、そこ~、んはあああああ!!……ひ、ヒカルを盗られるのはだめなのぉ~!」
「ん、んん、私は盗らないよ。2号さんでいいし、それでヒカル君がよその女に盗られないように手伝うよ。どうする、明日美ちゃん?ふぁぁ」
「ああああああああ!ヒカルぅ、イッちゃうよぉ、激しすぎるのぉ、ヒカルのが私の気持ちいいとこ全部擦ってくよぉ、んあああああああ」
「あん、でも他の女に盗られたら、一生イケなっちゃうよ?ふぅ、ん、ヒカル君の笑顔が見られなくなっちゃうんだよ?明日美ちゃん、耐えられる?無理でしょう?そうならないように私が手伝ってあげるよ?あん」
「あっ!!あっ!!ああああああ、そこダメぇ~、へぁ、あぁ、あぁ、わかったぁ、香歩に手伝ってもらうぅ、あふん、ぁぁぁ……」
「ん、あん、ありがとう、明日美ちゃん。ん、んん、これからは仲良くヒカル君のこと愛そうね。ん、んん、明日美ちゃんのアへ顔可愛い、それにしても何でも言うこと聞いちゃうって言うのは本当だったんだ、んん、えっ、ひぃぃぃぃヒカル君!?」
よくわからないが香歩による明日美の説得は終わったようなので、香歩をイカせにかかる。香歩は入口のヒダが感じるようなので、その場所を重点的に責める。そして、香歩の桃尻を持ち上げ、顔を下げ、クリトリスにむしゃぶりつく。さらさらの愛液がどろどろに変わってくる。しょっぱくて美味しい香歩のマンコ全体を口で覆い、舌を香歩の膣内に挿入する。入口のヒダとGスポットを舌をうねらせるように舐める。クリトリスに高速震動を与える。明日美への抽送も強める。
「んひぃぃぃ、ひかりゅう、だめ、だめ、もうだめ、あっあっあっ、ああああああああああああああ!!」
「あ~あ~あ~、あぁ、あぁ、あぁ……にゃにこれぇ、こんにゃの、しらにゃいよぉ~、ああああああああああああ!!」
ぷしゅう、と香歩の潮がヒカルの顔にかかる。明日美の膣がぎゅっと締まり、その後、弛緩する。明日美は意識をやったようだ。ばきばきに固くなっている肉棒を明日美の膣内から引き抜く。じゅぽっ、と白く泡立った明日美の本気汁が付着した肉棒を、クンニで溶かしきった白い愛液でびちょびちょの香歩の幼い割れ目にあてがう。数度、割れ目を鬼頭で擦ってから、後背位で香歩の膣内へ肉棒をずぶずぶと沈めていく。
「あぁ、あぁあ、ひ、ヒカル君待って!今、イッタばかりで敏感になってるのぉ!んはぁぁぁ、しゅごいのきたぁ!!」
香歩の大きなデカパイを揉みながら香歩の膣壁を堪能するヒカル。ぱん、ぱん、と腰と尻がぶつかる音がリズミカルに奏でられる。ヒカルは腰を振り続ける。締め付けがかなりきつい。ヒカルの大きな肉棒で拡張しヒカル専用マンコにしようとその膣内をくまなく擦りあげ続ける。
「ひぃぃぃぃぃ、あっ!あっ!あっ!もうダメぇ、なんでぇ、なんでぇ、すごすぎるのぉ、ほんとになんでなのぉ、こんなの知らないよぉ~、ああああああああああ」
「もうりゃめ、しにゅう、おねがい、りゃめなのぉ~~!!」
「あぁ、ああああああああ、んひぃ、あへぁあああああああ……ぅああぁぁぁ」
「あん、あぁ、んああ、しょうでしゅ!!かほのまんこはひかりゅしゃまのものでしゅ!!あああああああああ!!」
香歩が絶頂するのに合わせてヒカルも射精する。水を飲み、汗を拭い、新しいコンドームを装着する。今度は明日美の番だ。ヒカルはぎんぎんに勃起した肉棒を放心状態の美しい美少女マンコへ挿入する。
強く抱いたら折れてしまうのではないかと心配になってしまう明日美の細い腰を抱きしめながら、正常位でがんがんと抽送を行う。明日美の美貌が淫靡に歪み、アへ顔でヒカルに抱きついてこようと手を伸ばす様がヒカルは大好きだった。座位に移行し、ディープキスをしながらするセックスは至福の時間である。
幼い顔立ちにメガネ、それでいて巨乳という香歩とのセックスは、バックで激しく責めながら、その胸を揉みしだくのが堪らなく気持ちよかった。その後、後側位でのセックスを香歩が望んだ為、強く抱きしめながら胸と性器を愛撫し、何度も香歩を絶頂させる。ヒカルは香歩の抱き心地と揉み心地が非常によい身体を抱きしめてのセックスに嵌り、何度も香歩を絶頂させ続けるのであった。
「ああっ!!ああっ!!ああ!!んひぃ~!!ひかりゅう、おねがぃにゃの、もうだめりゃの、くるうのぉ」
「ひかるしゃまぁ!そうれしゅ、かほはひかるしゃまのものでしゅ!!へぁぁぁ、おほおおおおおおおお!!!」
「…………へぁ……はぇ…………んほおおお!!みょう、みゅりぃ、みゅりにゃのぉ、ああああああああああああああああああ!!」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、おちんぽしゅごしゅぎるよぉ、もうりゃめ、しんじゃうぅ…………ひぃあっ!!きたきたきた!!しゅごいのきちゃってるのぉ!!!」
「あいしてる!あいしてるから!えっ、にゃんでぇ~、ひぃぃぃぃ、あああああああああああああああああああああああ!!!」
また、二人同時に愛さないと不満が出る、と、いらない気遣いをするヒカルは二人を抱き合わせて寝かせ、交互にその濡れそぼった恥裂を突いてやる。ぎゅうぎゅうと締め付けてくる膣壁の微妙に違う感触をコンドーム越しに楽しみながら、二人の美少女を同時に喘がせるヒカル。息も絶え絶えで寝転ぶ二人を抱きしめ、三人でディープキスをする。どれが誰の舌がわからないくらい複雑に絡み合う三人の舌はぬるぬるで熱く気持ちいい。股間の一物を復活させ二人同時に責める。喘ぎ続ける二人の少女の絶叫に微笑みを返し、ヒカルはストロークを早くさせていく。
「……かほぉ、たしゅけてぇ!!ぎもぢよしゅぎでぐるっでるのぉぉ!!!へぁぁぁ……」
「……しにゅ、しゅんじゃったよぉ……ぼうむり、ひぃああああああああああああ!!!」
二人の少女の様子を見ながら、少しは機嫌が直ったかなと安堵するヒカルは、最後の一頑張りで二人の少女を後10回は何とか絶頂させようと心に誓うのであった。
深夜3時、明日美と香歩はヒカルを挟んだ状態で川の字に寝ていた。2人とも裸で、汗と愛液と、その他の液でぐちょぐちょの状態であったが、身体を拭くこともせず、酷いことになっているぐちゃぐちゃのシーツの上で脱力していた。動こうにも身体が言うことを効かないのだ。ベッドには大量のコンドームが散乱している。中にはヒカルの精液がたぷたぷと入っている。
ヒカルの安らかな寝顔を見つめながら、二人は会話を交わす。あんなに激しくイキ狂わされ、止めてと泣いても止まらず、死ぬかと思った後なのに、その寝顔を見ているだけで自然と笑顔になる二人。
「明日美ちゃんの言ってること本当だったんだね」
「……何が?」
「麻薬のようだって話。親戚のお兄ちゃんとしたのとは月とすっぽんくらい違ったよ、でも凄すぎて死ぬかと思った」
「そんなに違うの?その、え~、愛がなかったから気持ちよくならなかったとかではなくて?」
「そんな問題じゃないよ、ふふ、アレの大きさも桁違いだし、それに普通の男って二回くらいで終わりなんだよ。今日のヒカル様は何回したと思う?」
二人はベッドに散乱した大量のコンドームを見回し、ため息を付く。
「それにヒカル様のテクニックは凄すぎると思う。絶対にいっぱい経験があって、セックス方面に才能がないとああはならないよ……凄すぎて狂い死ぬかと思ったけど、またしたいって強く思ってる私がいるの。愛しくてしょうがないの。もともと、ヒカル様のこと好きだったけど、それはライクだったのよ。今じゃ、ラブを通り越しちゃってるもん。セックス一回で支配されちゃったの。人事なら笑い話だけど、我が身に降りかかると、笑えないね。もう、どうしようもないくらい好きになっちゃった」
「……はぁ、同意するわ。それより、ヒカル様って何よ、様って」
「だって……こんなに愛しちゃったら他の男なんて考えられなくなっちゃうもん。一生この人に付いていこうって決めたの。だからヒカル様って呼ぶの」
「……あんた婿を取るんじゃなかったっけ?」
「それはもちろん、お父様が決めた相手と結婚はするよ。でも、心は親の言いなりにはなれません。ヒカル様を想って生きていきます」
「何それ?でもまぁ、いいわ。あんたのこと認めるわ。こんなに激しいのを私一人で受けとめてたら、死んじゃいそうだしね。香歩ならヒカルを独占しようとしないから、まぁ許すわ」
「……本当に激しかったもんね。私の身体、未だに痙攣が止まってないよ……。ヒカル様にお酒を飲ませないように気を付けなくちゃね」
「ええ、それは絶対ね。で、どうするの、あかりとあきこは?たぶん他にもいそうだけど、あんた手伝うって言ったわよね?どうやって、ヒカルのこと盗られないようにするの?」
「そうですね、まず、認めなくちゃいけないことがあると思うの。今、ヒカル様に抱かれている女性はもう手遅れだってことを認めよう?受け入れるしかないと思うの。無理に引き剥がしたら、それこそ、麻薬患者のようにヒカル様と無理心中をしそうで怖いわ」
「……はぁ、まぁ仕方ないわね。ヒカルに会えなくなったらって想像するだけで、今の私は狂いそうだもの。他の連中もきっとそうなんでしょうね、はぁ」
「納得してもらえてよかったわ。それでね、次にこれ以上、ヒカル様と仲良くなる女子を減らす必要があると思うの。そこで、ヒカル様は二股しているという情報を積極的に流すの。そうすれば、普通の女子は嫌悪してヒカル様に近づかなくなると思うの」
「ネガキャンかぁ……あれ?それって私にもダメージがあるんだけど?」
「多少は仕方ありません。そうですね、ヒカル様が二股している相手は親友で互いにそのことを知っている、とでも付け加えましょう。これで少しは明日美ちゃんの被害が減るんじゃないかな」
「もう1人はもしかして……」
「もちろん、私です!」
「……あんたに嵌められてる気がしてきたんだけど、はぁ、もういいわ、考えるのが億劫でしょうがない。それでいい。あと余所ではヒカル様なんて絶対に呼ばないでよ?ヒカルがそう呼ばせてるんじゃないかって変な勘違いされるわ」
「わかりました。それじゃあ、寝ましょう。私も限界、その他のことはまた今度にしましょう」
「ええ、お休み」
お休みなさい、と言葉を交わした後、すぐに泥のように眠る二人の少女の顔は疲れ切っていた。