アキラはプロ試験を順調に勝ち続け、白星を十七個積み上げた。ここまで無敗はアキラただ一人。残り十局、一敗の進藤、四敗の辻岡と伊角、五敗の真柴辺りまでが合格の可能性を残しているだろうか。アキラは対局表に自身の白星を押した後、他の対局者たちの勝ち星を確認しながら考える。明日の対局で己の欄に黒丸、敗北の印が押されることになるのだろうかと。
十月十八日、日曜日、塔矢アキラは進藤ヒカルと対局する。
今の進藤は調子を落としている。お父さんとネット碁を打ったあの日からだ。あの名局、そう、名局だ。タイトル戦を賭けて打ったと言われても信じられるほど素晴らしい一局はネット碁で打たれた。名人位を含め4冠タイトルホルダーである塔矢行洋とネットの中に潜む無敗の棋士saiとの対局は何の前触れもなく行われ、父が勝利するという予定調和で幕を閉じた。
毎日数えきれないほど打たれるネット碁の一局など誰も観戦しない。そして数バイトの電子屑として消え去るのを待つのが通常だ。しかし、この一局は違った。数千人の観戦者たちが固唾を飲んで見つめ続け、その一手一手に魅了された。
棋譜は複製され様々なサイトで公開され、多くの検討がネット上、現実世界問わず行われた。saiの手に感嘆し、名人の応手に痺れる。別筋はないか検討しても、どちらも最善手を打っていることを確認することしか出来ない。白の老練な打ち回しと妙手、黒の着想と深い読みに唸るのみ。
碁の素晴らしさに改めて気付く一局、誰しもが格別なご馳走を食べた時に似た満足感を持つのだ。だからこそ、だからこそ、皆が皆、致命的なまでに気になって仕方なくなる。
――saiは誰なのか?
棋譜の検討はいつの間にか終わり、この一点のみがクローズアップされることになる。ネット掲示板では日中韓の有名棋士たちの名前がずらりと並び、打ち筋や棋力、これまでsaiがネット碁を打っていた日付で、犯人を特定しようと喧々諤々の議論が起こり、お祭り騒ぎに発展していた。
棋士たちの勉強会でも必ずsaiは誰なのかと話題に上がる。当事者である父に訊ねる者もいるが、父は知らないとそっけなく返答するのみ。ネット碁は対局相手を知らないのが普通である為、それはおかしなことではない。週刊碁でも謎の最強棋士、塔矢名人に敗れると特集され、当事者である塔矢名人本人がまた戦いたいとインタビューに答えているものだから、事態は沈静化するどころか大きくなる一途だ。
その記事を読み、父の茶目っ気にアキラはため息と眩暈を覚えたものだ。進藤がプロ試験に受かり、勝ち上がって行けば、近い将来、打ち筋からばれるというのに。父は事態を楽しんでいるとしか思えない。そうでなくても、院生の和谷は進藤がプロ試験初日を休んだことで、進藤がsaiだと半ば確信しているというのに。
父にそのことを指摘してもただ笑うばかり。父は元気になり、心筋梗塞で倒れたのが嘘のように、圧倒的な碁で碁聖位を防衛した。その後も好調のようで棋聖防衛戦も内容の良い碁で二連勝中だ。倒れた時は、最悪の事態になる覚悟までしたのに……あんなに心配して損をした気分だ。
アキラは取り留めもなく考えていた思考を止め、立ち上がり、くるりと身体を反転させ、次の対局相手である進藤のところまで近づき、静かに正座する。そして対局を覗き込む。対局はヨセまで進んでいる。さっと脳内で手筋をシミュレートしていく。
――今日もか。
アキラは顔を顰めてしまう。盤面を見ても、どう打ち進んだのかわからない箇所が多々あるが、それは別にいい。後で聞くだけだ。それよりも、問題はここ最近続く進藤の碁だ。
先手番の進藤が初手天元に打ち、その後、後手番の伊角が下辺を着実に取りに行ったのだろう。進藤はその下辺に切り込みながら、上辺にわざと隙を作って伊角に攻め込ませようとしたのだろうか。黒石はどこも踏み込み過ぎで、崩壊していないのが不思議なほど薄くばらばらだ。
対する白石は下辺を安定させ、上辺に手を軽く付け、乱戦を避けることで厚みのあるどっしりとした碁を打っている。初手天元は研究が進んでいない手だ。天元を活用出来なければ、一手目から二十目近く損をすることになると言われる。乱戦に持ち込み、中央に引き摺り込むしか勝ち目はない。そして、今局、天元に置かれた黒石は働いていない。伊角が上手く打ったのだ。
だが、それでも、勝っているのは進藤だ。どういう打ち回しをすればこの圧倒的な劣勢を挽回出来るのか。どれほどの棋力差があるというのだろうか。伊角とはアキラも打って勝利している。伊角はプロになる力があるとその時感じた。その伊角を進藤は想像出来ない打ち回しで翻弄し、地を奪い、殺していく。
「二目半足りないか……ありがとうございました」
「ありがとうございました」
終わってみれば薄かった黒が繋がり、白は地を大きく減らしていた。整地して数えれば進藤の二目半勝ち。これは一体何なんだろうか。バランスの悪い酷い碁だ。構想の段階で相手に負けている。奇抜な打ち回しで挽回しているだけだ。卓越した腕力で確定地を荒らしているだけだ。あの流麗で感嘆の念を呼ぶ打ち回し、終始盤面を支配する圧倒的な読みとバランスなど見る影もない。
――本当に酷い碁だ。
酷い碁。酷く危うく、バランスの悪い碁。かつての進藤の碁ではない。あの完璧な美しさはない。弱くなった。だというのに惹きつけられてしまうのだ。わくわくさせられるのだ。
……それがアキラには許せない。
観戦者たちを引きつれて控室へと進藤は移動していく。皆で進藤の棋譜を検討するのが試合後のお決まりになっているのだ。アキラは自身も控室に向かう。活発な意見が交わされている場を遠巻きに見つめる。
「天元を働かせないように意識しすぎて、行くべきところでいけなかったのが敗因かな」
「あぁ、確かに。ここではこっちに伸びるのが正しいもんな。そうすれば、飛ばれることもないのか」
「それにしても、ここに利かした時には、進藤君はこの展開を読んでたんだろ。進行がずれてたら、こうなって両睨みのいい手に化けてたし、実際も白を塞ぐ形に変化してる。すごいね」
「そこは……そういう意図だったのか。何かあると思ったけど」
「うわぁ、そういうことか。変な打ちかたしてるなぁと思ったわ」
「そこはそれもあるんだけど、伊角さんがここに行くと俺の右辺が潰れちゃうんだ。それを防ぐ為にはここを補強しとかないといけないからさ。ここに置かれるとほら、一気に拙くなるでしょ? こっちへ行く展開を強制する為に先に上辺に打って誘導してるんだ」
「……あぁ、読めてなかったよ。そんな手があったのか。俺がここに打ってたら進藤はどうしてたの?」
「厳しいけど、こっちに打って損失を抑えるかなぁ。左辺に活路を求める為にも見切る一手だけど。こう打って、飛ぶのが足が速いかなって。う~ん、苦しいか」
「……そこが勝負の分かれ目か」
「なるほど。ところで、進藤君、こっちの打ち回しがわからないんだけど教えてくれるかい?」
「えっと、そこはね――」
対局を終えた者たちがさらに加わり、また違った角度からの意見が出る。皆が活発な意見を交わす。その光景をアキラは静かに見つめ続ける。一時間ほど経ったであろうか、検討が終わり、進藤が奈瀬と一緒に席を立ち、皆にさよならと挨拶する。アキラは意を決して進藤の前に立ち、声を掛ける。
「進藤、ちょっといいかい」
「どうしたの塔矢? そんな怖い顔して」
進藤がキョトンとした表情を向けてくる。アキラは進藤の大きな黒い瞳を見つめて話を切り出す。
「明日の対局は僕とだよね。明日僕は君に勝つ為に死ぬ気で打つよ」
「うん、俺も精一杯打つよ。いい碁にしような」
進藤が朗らかに笑う。その表情にアキラは苛立ちを募らせる。言葉が堰を切ったように溢れ出す。
「本当に? 君は本気で打ってくれるのかい? このプロ試験で打っているお遊びみたいな打ち方ではなくてだよ? 僕は君に一度も勝ったことがない。普通に打てば勝てないのだってことはわかってる。でも、今のふざけた打ち方をする君なら僕は負けない。あの素晴らしい碁打ちはどこにいったんだ。僕にはなぜ君がそんな打ち方をするのか、まったく理解出来ないんだ。一体君はどうしたんだ。格下相手にふざけてるのかとも思った。でも、君の碁に対する想いは変わっていないように見える。じゃあ、なんなんだって今までずっと考えてきた。そこでたった一つだけ、思い付いたことがある。……君は『彼』だとばれない為に打ち筋を変えたんじゃないのか?」
「塔矢……」
進藤は呻くような声で呟くとそのまま黙り込んでしまう。
「君が何を考えてプロ試験初日を休んでまで『あんなこと』をしたのかはわからない。だけど、その後に君が変わってしまったのは確かだ。一体何があったのか、僕は知りたいんだ。もしも、明日、僕が勝ったなら、教えてくれないだろうか?」
アキラの懇願に進藤は一度、顔を下に向けた後、頭を軽く振って、再びアキラを見つめてくる。
「はは、塔矢は昔も今もちっとも変わらねーな。お前は『sai』のことしか見てないんだ」
アキラがぼかして言わなかった『sai』の名前を進藤が口にする。控室で聞き耳を立てていた周囲がざわつく。これで彼らは、進藤が『sai』だと確信しただろう。進藤はそんなことにも気付かず、一拍置いた後、透明な笑みを浮かべながら、平坦な口調で口遊むように言葉を続ける。
「“おまえ、オレの幻影なんか追ってるとホントのオレにいつか足元すくわれるぞ”か。あ~あ、ホントの俺ってなんだろうな、塔矢。お前と打てばわかるのかな。うん、いいよ。俺に勝ったらお前に全部話す。明日を楽しみにしてるよ」
進藤は再度透明な微笑みを浮かべる。何かを懐かしむような、後悔するような、よくわからない表情だ。それにアキラは戸惑い、口を噤むことしか出来なくなってしまう。そこに今まで静かに二人の会話を聞いていた奈瀬が口を開く。
「塔矢君。塔矢君が勝ったらヒカルの秘密を教えてもらうんだよね。じゃあ、塔矢君が負けた場合はヒカルの願い事を叶える必要があると思わない? 賭け事ってそう言うものでしょう?」
「えっ? それはそうだけど……」
「そうでしょう。ヒカルは何か要求することある? ないわよね? ないわね。じゃあ、代わりに私のお願いを聞いてくれないかしら。実はね、私、塔矢名人の研究会に参加したいの! ヒカルが勝ったら私を名人の研究会に招待してくれないかしら?」
有無を言わせぬ奈瀬の迫力にアキラとヒカルはこくこくと頷きを返すだけになってしまう。奈瀬は塔矢の手を両手で包むと、少し屈み、美しい顔をアキラに近づけて本当に嬉しそうに綺麗に微笑みながら礼を言う。
「ありがとう、塔矢君。よろしくね!」
奈瀬の整った顔、長い睫毛に、潤んだ瞳、薄紅色の輝く唇から発せられるアキラを呼ぶ優しい声、柔らかく温かな手の感触、そして少女の甘い体臭。アキラの頬は勝手に赤くなり、心臓はドキドキと早鐘を打つように早く鼓動を繰り返す。奈瀬に見惚れて固まってしまったアキラに奈瀬が小首を傾げて下から覗き込んでくる。サラリとセミロングの髪が横に流れる。どうかした? と問いかけてくる美少女の顔をまともに見られなくなり、アキラは早口で奈瀬に了承を伝える。
「い、いや、構わないよ。必ず父にお願いするから。その、え~と、奈瀬さん。それじゃあ、また明日」
「うん、またね塔矢君」
アキラはぎくしゃくとした動きでその場から急いで離れる。その頭には明日の対局のことも、進藤の調子が悪くなった理由も全て消えていた。アキラの頭の中に浮かんでくるのは奈瀬の綺麗な笑顔だけだ。その笑みを思い出すだけで、心臓が暴れる。心がふわふわするような嬉しさが込み上げてくる。
――誰かを好きになるってこういうことなのか。
アキラは囲碁以外のことに初めて興味を覚えた。奈瀬さんって誰かと付き合っているのだろうかという考えが浮かび、嫌な気持ちになる。でも、あんなに、アキラに対して、無防備に手を取り、笑顔を浮かべてくれるのだから、奈瀬もアキラのことを憎からず思ってるんじゃないかという考えが浮かび、嫌な気持ちはなくなり、知らず笑みが漏れる。次に、なんだか進藤と仲が良さそうだったなと思い出す。院生繋がりかなと推測する。進藤に奈瀬さんのことを聞いてみよう。明日、対局だから丁度いい。
あれ、僕が負けないと奈瀬さんは研究会に参加出来ないじゃないか。拙い。わざと負けるべきだろうか? いや、何を考えているんだ。そんなふざけたことは出来ない。でも、奈瀬さんと接点を持つ為には彼女が研究会に来ないと。もしかしたら、研究会に来たいのは僕に会いたいってことなのかもしれない。いや、きっとそうだ。彼女は勇気を出して僕のいる研究会に来たい、僕に会いたいって言ってくれたんだ。なら、明日は負けるべきだ。いやしかし、それは碁に対する冒涜だ。アキラは次から次へと浮かんでくる思考に翻弄されていた。
その日、アキラは苦悩し、一睡も出来ないのであった。
帰りの電車の中で、ヒカルは明日美の雑談に笑いながら相槌を打っていた。二人はこの後、松下香歩の家に行き、今日はそのままお泊りの予定だ。明日美はそれが嬉しいのか、かなりのハイテンションでヒカルに学校であったバカ話をする。いや、とヒカルは気付く。俺が落ち込んでるから元気付けようとしてくれてるのか、と。土曜の夕方、帰宅ラッシュで混雑する車内で向かい合った状態、ヒカルは美少女を見上げて微笑む。その笑顔が気になったのだろうか、明日美が話を中断して問いかけてくる。
「どうかしたのヒカル?」
「ん~ん、明日美に見惚れてただけ。大好きだよ明日美」
明日美の瞳を見つめて正直に気持ちを伝える。明日美は『へっ、はっ、なぁっ』っと百面相をした後、顔を真っ赤にして黙ってしまう。ヒカルはそんな明日美を抱き締めて軽いキスをする。顔をさらに紅潮させる明日美。目の前の座席に座っていたショートの髪のOLらしき女性がきゃーといいながらこちらを見ているのをちらりと確認してヒカルは明日美の身体を離す。固まっている明日美の頭に手を伸ばしてサラサラな髪の毛を撫でながら話しかける。
「……明日美はさ、何も聞かないの?」
ヒカルがsaiであること。ある人物の物真似の打ち方しか出来なかったのがいつの間にか直っていたこと。ある人物がsaiであれば、一体そのsaiとヒカルの関係とは。明日美は一番ヒカルのことに詳しいのだ。色々と気付いているだろうに。明日美はプロ試験が始まってからこれまで一度もその話題に触れようとしない。先ほどの塔矢との会話でも、明日美は多くのことを察したはずなのにだ。
明日美はそんなヒカルの問いの意味を正確に理解したのだろう、ちょっと苦笑いをした後、真剣な顔でヒカルのことを見つめてくる。
「ヒカルが囲碁を楽しそうに打ってる。あんなに苦しそうだったのが嘘みたいにね。それが何でなのかとか、そりゃあちょっとは気になるけど。いいじゃない、そんなの。聞かれたくないことを聞くほど私は嫌な奴じゃないつもりよ。ヒカルが話したくなったら、まぁ、聞いてあげるってくらいの気持ちで待ってるわ。そんなことより、今のヒカルが囲碁を楽しんでるって方が私には重要なの。ヒカルの笑顔が私を嬉しくするの」
ガタンっと揺れる電車、二人は自然と抱き締め合い、至近で見つめ合う。明日美が本当に嬉しそうにヒカルに微笑みを浮かべる。ヒカルは自分が呆けた顔をしていることを自覚しながらも、それが止められなかった。明日美の笑顔は輝いていた。美しかった。ヒカルの唇にちゅっと軽くキスをした後、明日美は続きを囁く。
「私はヒカルの笑顔が好き。ヒカルのことが好き。だから、ヒカルはヒカルの好きなようにやればいいんだよ。私はどんなヒカルだって受け入れるんだから」
「……うん、ありがとう明日美」
「ちなみに明日は全力全開で打ちなさいね。私は名人の研究会で勉強したいんだから、負けたら許さないわよ。塔矢アキラなんて中押しでやっつけちゃいなさい!」
「あはははは、明日美には叶わないや。死ぬ気で頑張るよ」
「いい答えね。それにね、ヒカル、ヒカルが先に進んだって、私は見失ってやらないんだから。ヒカルがどんな果てに行こうとも私は死にもの狂いでヒカルのところに辿り着いてみせる。だから、怖がらずに自分の囲碁に向き合いなさい、ヒカル」
明日美の声には優しさが滲んでいた。ヒカルを想う心が溢れていた。ヒカルは泣きそうで、やっとのことで呟く。
「……はははは、本当に叶わないなぁ。うん、俺はもう逃げないよ」
ヒカルは明日美の身体をぎゅっと力強く抱きしめ、己の気持ちを伝える。明日美もそれに応えるように抱きしめ返してくれる。
――情けねー。
明日美はずっとヒカルのことを見守ってくれていたのだ。だから、名人と打って以降のヒカルの変調の原因にもすぐに気付けたのだろうか。だけど、明日美は何も言わず、優しく見守り続けてくれていた。それが、ヒカルには恥ずかしく、情けなく、そして、それ以上の喜びをもたらしていた。ヒカルは自身の問題に気付いた。いや、明日美が気付かせてくれたのだ。
自分の碁とは何かなどと考えて迷走している今のヒカルの碁は、結局のところ、覚悟の欠如が全ての問題であったのだ。最高の理解者にして、心の拠り所であった『sai』、佐為がずっと傍にいてくれたから、ヒカルは何も恐れることがなかった。知らず知らずのうちにメンタルの大部分を佐為に依存していたのだ。過去に戻って佐為がいなくなっても、今度は佐為を造るという目的以外は見えないほど自身を追い詰めていたから、問題にもならず、気付けなかった。
佐為という心の支えにして、呪縛が消えたことで、ヒカルの心は一人ぼっちになっていたのだ。そんな寄る辺なき無垢なる幼心は、十九路という無限の迷宮に迷い込み、気付かぬうちに尻込みしていたのだ。
相手と本気で向き合い、殺し合うことの恐怖、かつて、佐為と真剣で斬り合った時に克服したはずのそれが、再び出現して、ヒカルを“自分の碁探し”などという逃げ道に追いやっていた。碁は一人では出来ない。でも、ただ二人いるだけではダメなのだ。相手に向かい合うにはまず己の心に勝たねばならない。己に打ち勝ち、強い気持ちを持った二人が盤面を挟んで向かい合うのが囲碁なのだ。
臆すれば死。気負えば死。力まず、最高の力を発揮したところで、どちらかは必ず死ぬ。囲碁四家元は織田、豊臣、徳川の時代に文字通り命を賭けて碁を打った。棋譜から彼らの声を直に聞いてきたヒカルだからこそ、より一層の恐怖を募らせていたのだ。
そのことを自覚した。いや、気付いていたのかもしれない。ただ、逃げていたのだ。明日美に見守られ、応援されてやっと己の心と向かい合うことが出来、恐怖を自覚出来たのだろう。
相手と自身に真剣に向き合わないで打っていた。塔矢が怒るはずだ。それを佐為ばかり見て、本当の俺を見ていないだなんてどの口で言ったんだ。本当の自分は怖がって逃げてばかりだったのに。恥ずかしい。明日、塔矢に謝ろうとヒカルは決意する。
――心って本当に難しいな。
土曜日の夕方、込み合う車内で二人は熱く見つめ合って抱き締め合い、お互いの温かさを交感し合う。悩む必要なんてないのだ。明日美が見守ってくれているのだから。もちろん、明日美は佐為の代わりではない。明日美に誇れる碁打ちになりたい。ヒカルは早く碁が打ちたくて仕方なかった。今なら、きっと最高の碁が打てる。明日美に誇れる碁が打てるという確信だけが胸に灯る。
ヒカルの心は澄み渡るほど明瞭に晴れていた。
香歩の手引きにより香歩の部屋にこっそりと招き入れられたヒカルと明日美は、部屋に入るなり、抱き合ったまま、豪奢なベッドに倒れ込む。熱い口付けをし続けながら、ベージュのカーディガンにフレアスカートという可愛らしい格好の明日美を抱き締め、服の上からお尻と言わず、全身をまさぐる。明日美もヒカルの身体を一生懸命に撫で触ってくる。お互いに火が付いてしまい、止まれない。互いの身体を擦り付け合い、愛してると身体で表現する。
「ちゅうっ、んちゅう、れろぉお、んちゅうっ、ん~、んあぁん、ぷはぁぁ、ヒカルゥ、あぁん、はぁ、はぁん、ちゅうう、んちゅう」
明日美のぷるぷるの唇と己の唇をぴったりとくっつけ、大きく口を開けて、互いの舌を絡ませ合う。明日美の甘い唾液を飲み込み、明日美に唾液を飲ませる。くちゅくちゅ、じゅぶじゅぶと唾液が泡立ち、涎がベッドに垂れ落ちる。
「あぁぁん、んちゅうっ、ちゅうう、はぁぁぁ、んじゅう、れろぉ、んちゅう、ちゅばぁっ、んちゅうう」
明日美は瞳を潤ませ、頬を真っ赤にさせて熱い吐息を吐き出す。美少女の恍惚の表情は淫靡で美しく、ヒカルを滾らせる。
「ぷちゅう、んんっ、ちゅううっ、ぷはぁぁ、はぁはぁ、ヒカルぅ、好きぃ、はぁはぁ、ヒカルぅ、もっとぉ、もっとキスぅ、ん、んあぁ、ちゅうう、れろれろ、んちゅうう」
明日美の口内を貪りながら、ヒカルは明日美のスカートの中に手を入れ、ずぶずぶに濡れたショーツの上から秘唇を弄る。もう片手でカーディガンの中に手を入れ、ブラのホックを外す。こりこりに固くなっている乳首を優しく、リズミカルに摘まみ、撫で、扱く。
「ちゅううっ、んちゅう、んっ! ん~~! んぁぁあっ、ヒカルゥ、んぁぁあ、んちゅう、じゅるぅ、んちゅう、はぁはぁ、んあぁぁ、そこいいよぉ、あぁ、んあぁあん、ちゅうう、れろれろっ! んちゅう」
「はぁはぁ、明日美ぃ、愛してるよぉ、あぁ、明日美のアソコ愛液でどろどろだ。気持ちいい明日美?」
「んあぁん、あぁ、私も愛してるよぉ、ヒカルのこと愛してるのぉ、あぁん、あぁ、ダメなのぉ、乳首とクリトリスそんなにシコシコしちゃだめぇ、あぁん、気持ちいいよぉ、ヒカルの手で触られるとわけわかんなくなっちゃうぐらい気持ちいいのぉ、あぁん、あ~~、いいよぉお、んんんっ」
「明日美イッた? ビクビクって身体が震えてるよ、顔も真っ赤にしちゃって、可愛いよ明日美」
「あぁん、あぁぁ、いやぁ、恥ずかしいよぉ、んんんんっ! あぁあぁああ! ヒカルぅ、お願いぃ、早く入れてぇ、ヒカルと一緒に、一緒にイキたいのぉ、あぁん、んあっぁぁ、ヒカルぅ、あぁぁぁああ」
ヒカルは抱き締めていた明日美を一端離し、半立ちになると明日美の服を脱がしていく。そこで、ヒカルの服を香歩が脱がしてくれる。
「あっ、ありがとう香歩」
「いえいえ、気にしないでください、ヒカル様。私のことを無視して二人で盛り上がっていても、私はちっとも気にしませんから。部屋に入るなり、くっ付いて離れないで愛を囁き合ってるのを見せつけられて、嫉妬で狂いそうですけどね。いえいえ、私のことなど気にしないで、どうぞ、明日美ちゃんと私のベッドでズッコンバッコンしちゃってください」
香歩は綺麗な明るいブラウンに染めたショートの髪と丸メガネ、大きな巨乳が特徴の可愛らしい女の子だ。そんな美少女がニコニコ笑顔でヒカルの服を脱がせてくれる。この笑顔は完璧に臍を曲げている。拙いことをしたとヒカルは内心で焦りつつ、香歩のご機嫌を取るべく行動を開始する。服を脱ぎ終えたところで、香歩の唇を奪う。
「ちゅっ、んちゅう、ん、んん、はぁん、ちゅううぅ、れろぉ、んじゅるっ、じゅるう、ちゅうう、んちゅ、ちゅううう、ぷはぁぁ、はぁん、ヒカル様の舌が気持ちいいのぉ、んん~、んちゅう、れろれろ、はむぅ、んちゅうう、はぁ、はぁん、んちゅうう」
「ヒカルぅ、早くぅ、」
香歩の口腔全てを舌で優しく、そして蹂躙するように激しく責め立て、香歩を骨抜きにしていると今度は裸になった明日美から甘い催促が入る。片手でコンドームを付けると香歩にディープキスをしたまま明日美の秘所にペニスを宛がう。香歩とキスをしたまま、正常位で明日美のどろどろに濡れ光る割れ目にずぶりとばきばきに勃起したペニスを挿入していく。ずぶぶぶぶっと淫猥な音とともに沈んでいくヒカルのペニスに明日美が愉悦の声を上げる。
「んああぁぁああん、きたぁ、ヒカルのおっきいのが入ってきたよぉ、ぁぁあん、気持ちいいよぉお、ヒカルのが気持ちいいよぉ、なんでぇ、あぁん、こんなに気持ちいいのぉ、もうだめぇ、ヒカルのが私の気持ちいいとこばっかり擦ってるのぉ、あぁん、あぁあ、いいよぉ、ヒカルぅ、いいよぉ」
「んちゅうう、ちゅうっ、れろぉお、じゅぞぉお、んじゅううう、ちゅう、ちゅう、ぷはぁあ、はぁはぁ、ヒカル様ぁ、私もしたいですぅ、あぁん、ヒカル様の手が乳首弄ってるのぉ、気持ちいいですぅ、あぁん」
「はぁはぁ、あぁ、メッチャ明日美の中気持ちいいよ、最高だよ。香歩のおっぱいもふわふわで気持ちいいよ。香歩、早く服全部脱いで、この後すぐに入れてあげるからさ。二人とも最高に可愛くて気持ちいいよ」
明日美の蕩けた顔があまりに厭らしくヒカルは恐ろしく興奮していた。普段の気の強い、凛々しい美少女が淫靡にヒカルのことを呼びながら、咽び泣いているのだ。こんな顔にさせるのも、見ることが出来るのも俺だけだと思うと、ヒカルは男としての優越感を激しく刺激され言い知れない興奮を覚えるのだ。ヒカルはゆっくりとした抽送で明日美の弱点を擦り上げていく。ぎゅっとキツイ締め付けの明日美の膣はヒカルの巨根にぴったりのヒカル専用マンコに改良されてしまっている。入口のヒダにGスポット、ボルチオと、明日美のマンコはヒカルに優しく擦られるだけで、潮を噴いて痙攣絶頂してしまうほど敏感マンコになっている。びくびくと収縮を繰り返す明日美の名器マンコにさすがのヒカルも堪らないほどの快感を覚える。
「あぁぁん、だめぇ、ヒカルぅ、ふわぁぁああぁ、イってるのぉ、ヒカルの凄すぎるよぉ、私おかしくなっちゃうのぉ、ぁぁああ、いいよぉ、凄いのぉ、ふわぁぁあ、ヒカルぅ、キスしてぇ、あぁん、んぁああ、ヒカルぅ、んちゅう、っちゅううううう! ちゅう! んん~! んんんっ! んはぁあぁああ」
明日美に抱き付き抽送をしたまま、ディープキスをする。セミロングの髪からシャンプーの香りと少女の甘い体臭、汗と愛液の淫臭がヒカルと明日美を包む。細くすらりとした肢体はまだ幼さすら残る少女の体型で、折れてしまいそうなほど儚い。明日美はヒカルに揉まれ続けたことで成長を続け、Cカップにまで膨らんだ形のいい胸が潰れるほど一生懸命にヒカルに抱き付き、足をヒカルの尻に回して、大好きホールドをしてくる。美少女の熱い体温が興奮を高める。
ヒカルは明日美に抱き付かれたまま、ペニスを膣の中で小刻みに震動させ、明日美に快感を与え続ける。
「んちゅうっ、ちゅうう、んんっ! んん~~!! んあぁああああ! ヒカルぅ、凄いのきたぁ、凄いのぉ、だめ、もうだめぇえええ、んあぁあああ、イックぅうう!!」
「明日美の中気持ちいいよ、俺もイクよ、明日美、愛してる」
「んぁあああああ、あぁあぁああ、私も愛してるよぉ、ヒカルぅ、はぁん、んん」
明日美が抱き締める力をさらに強くしながら、絶頂を極める。そのまま、ぶしゅううっと潮を噴き、失神する明日美。そのアヘ顔は酷く満足気だ。美少女のアヘ顔は何とも言えない淫靡さがあった。シャープな顔を真っ赤に紅潮させ、口を半開きにし、涎を垂らしながら、ベッドに頬を付けている。乱れたセミロングの黒髪をヒカルは梳いて整えてやりながら、明日美の頬にちゅっとキスをする。顔を上げて、そこで、やっとヒカルは気付く。ベッドの上で香歩が裸になり、声を殺してオナニーしていることに。ヒカルと香歩の視線が合う。香歩はぷいっと顔を反らしてしまう。やばい。また怒らせちゃった。どうにも、今日は明日美のことが好きすぎて、周りに気を配れないみたいだ。ヒカルは使用済みコンドームを取り外し、口を縛るとティッシュに包み、捨てる。
女の子たちを平等に愛して満足させることにかけては天性の素質を持つヒカルにあるまじき失態であった。挽回する為に香歩に優しく声を掛ける。
「香歩、本当にごめんね。おいで、香歩」
香歩は始め、私は怒っていますという表情をヒカルに見せていたが、ヒカルが香歩の瞳をじっと見つめて微笑んでいると、我慢が出来なくなったのか、ヒカルに抱き付いてくる。抱き付いた状態でそのまま、ヒカルにキスをしてくる香歩。勢いあまって、香歩のメガネがヒカルの顔に当たり、ずれてしまう。そんなことは気にしないとばかりに二人は激しく口付けを交わす。ヒカルは香歩のしとどに濡れそぼった女陰に手を伸ばし、クリトリス包皮に包まれた大きめのクリトリスを優しく摘まんで扱く。もう片手で香歩の小玉スイカほどのたわわに実った巨乳を救い上げるように持ち上げ、揉みしだく。
「ちゅううっ、んちゅうう! ちゅううっ、はぁん、はぁ、じゅるう、れろれろ、ちゅう、んん、じゅるぅ、んじゅぞおお、れろぉ、はぁん、ん、んんっ、はぁはぁ、んちゅうう、ぷはぁ、はぁん、ヒカル様ぁ、私もアソコが切なくて苦しいですぅ、ヒカル様のデカチンポで香歩を愛してくださいぃ、あぁん、んあぁぁ、そんなに激しく弄っちゃだめぇ、イッちゃうのぉ、あぁん、んぁあああ、今日は安全日だから、生できてぇ、あぁん、早くきてぇ、お願いなのぉ、あぁぁん」
ショートの髪を振り乱し、香歩が曇ったメガネ越しに瞳を潤ませ懇願してくる。すやすやと寝ている明日美の横に香歩を横たえさせ、M字開脚させる。そのままどろどろと愛液を垂れ流し、ぷくぅっと開閉を繰り返す香歩の小陰唇に亀頭を何往復かさせた後、一気にヒカルはペニスを香歩の膣へと沈めて、最奥を抉る。
「んあぁぁ、きたぁ、ぶっとくてあっついのきたぁ、やっぱりこれしゅごいよぉ、んああぁぁああ、いいのぉ~これしゃいこうだよぉお、んんんっ、あぁぁああんん、」
「香歩、愛してるよ。あぁ、すっげぇ、気持ちいい、入口上のぶつぶつも、奥のヒダも俺のちんこにめっちゃまとわりついて、ぎゅって締め付けてくるよ、うわぁ、これ最高に気持ちいいよぉ。香歩ぉ、愛してるよぉ」
ヒカルは香歩のうねる膣壁をエラで優しく擦りながら、最奥、ボルチオをこつこつと叩く。香歩の膣圧は明日美ほどではないが、それでもかなりのものがあり、大変気持ちいい。ヒカルのペニスの大きさに馴染んできた、香歩のマンコは包み込むようにフィットし、ねちゃねちゃにヒカルの先端から、裏スジ、竿と絞り上げてくる。
「んぁあぁああ、いいですぅ、やっぱりこのオチンポ様最高だよぉ、ヒカル様のチンポ入れられただけで、もうらめなのぉ、あぁん、ンあぁあぁあああ、イッてるのぉ、ずっと、イキっぱなしなのぉ、はぁんん、あぁぁぁああ、いいよぉ、ヒカル様ぁあ、最高だよぉお、あっ! あっ! あっ! しゅごいよおお!」
ヒカルは香歩のぷるんぷるんに揺れる乳肉の、その頂きにあるピンク色の乳首に吸い付き、舌で高速回転をさせながら、じゅぞおおっとバキュームを加える。そんなヒカルの頭を香歩が優しく抱き締めてくる。少女の胸の谷間に顔を埋めながら、ヒカルは至福の時を味わう。もっちもちの柔肉、少女の熱い体温、そして甘い体臭全てがヒカルを興奮させる。複雑な抽送を続けながら、香歩の全てを堪能する。香歩はぴくぴくと小さな絶頂を繰り返しているのが、その腕に包まれているヒカルにはわかる。
「ああぁああぁ、しゅごいよぉ、あんっ! ヒカル様ぁ、愛してますぅ、あっ! あぁあっ! いいよぉ、もう私ダメェなのぉ、私もうヒカル様にメロメロなのぉ、アンっ、んあぁぁああ、ヒカル様の匂い嗅ぐだけで発情しちゃうようになっちゃったんだよぉ、あぁん、ああぁあ、やっぱりすごいのこれぇぇ、ふぅぅ、んあぁああ、いいよぉ」
少女の艶声が部屋に響き渡る。ヒカルは香歩を持てる全てで溶かしにいく。ディープキスで少女の口を塞ぎ、巨乳を緩急つけて舐め回し、腋と腹をじらすように擽る。形のいい耳を咥えて、べちゃべちゃと舐めしゃぶる。その間にずっとGスポットとボルチオをエラで優しく、香歩の好きな緩やかな抽送で刺激していく。
「ああぁあああ! んあぁぁあああああ! 待ってぇえ、もうりゃめらよぉお! 身体がおかしいのぉぉ、んあぁあああああ、はぁん、んああぁああ! もうむりぃ、もうむりなのぉ、身体が苦しいのぉ、息ができないのぉ、まってぇえ、んああぁああああぁぁあ、はぁはぁあぁあぁああはぁああ」
香歩が絶叫を上げ続けながら、のたうち回るのをヒカルは優しく抱き留める。香歩の機嫌は直ったかな。これで、お詫びになっていればいいのだが、とヒカルは思う。まだ、足りないかな。もうちょっと優しく激しく香歩を感じさせようとヒカルは決めて、勢いを強める。
「もうむりゅぃぃ、りゃめりゃりょぉお、んへぇあぁぁああ、しゅにゅゅぅぅ……」
香歩が潮とおしっこを漏らしてアヘ顔アクメを極めるのはすぐであった。香歩の苦悶はヒカルが香歩の中へ膣内射精を思いっきりして、すっきりするまで続いた。
「明日美ちゃん、どうして助けてくれなかったんですか。私、死にかけたんですけど」
「バカね、あんた、私は明日プロ試験なのよ。あんな激しいのヤラレたら明日に差し支えるでしょ」
ヒカルと明日美は遅い夕食としてハンバーガーを食べていた。香歩の家に来る前に駅前で買ってきたものである為、冷めていたが、一戦交えた後の空きっ腹にはとても美味しく感じられるものであった。三人ともベッドの上で裸のままの食事である。香歩は家族と夕食を既に済ませている為、手持無沙汰になったのだろうか、ヒカルの横に移動し、ヒカルの食事の手伝いを始めた。
「ヒカル様、ポテトですよ、はい召し上がれ」
香歩はそう言うとポテトを口に含み、ヒカルの口に近づける。ヒカルは少し苦笑すると、香歩の唇に挟まったポテトを食べる。ポテトはすぐなくなり、そのままヒカルの唇は香歩の唇に接触する。少し香歩と口付けを楽しんだ後、ヒカルはポテトを飲み込む。
「ありがとう、香歩。美味しかったよ」
「どういたしまして。次は何が食べたいですか? ヒカル様」
香歩が嬉しそうに笑いながら、聞いてくる。ヒカルも笑いながら答える。
「じゃあ、コーラ飲ませてくれる?」
「はい、かしこまりました、ご主人様ぁ」
「ぷっ! ご主人様って、ちょっと何恥ずかしいこと言ってんのよ香歩」
明日美の抗議を無視して香歩は口に含んだコーラを口移しでヒカルに飲ませようとする。舌がヒカルの口内に侵入し、その後、コーラが流し込まれる。ヒカルはぬるい砂糖水と化したコーラを飲み干すと、お礼に香歩に自身の唾液を流し込む。香歩は心底嬉しそうに笑みそれを飲み込み、舌を合わせてくる。美少女の口奉仕に興奮したヒカルは香歩を抱き締め、その胸を揉みしだく。
「ちゅう、びちゃ、ごく、ごく、んちゅうう、れろぉ、んちゅう、ちゅう、じゅるぅ、んちゅう、っちゅううう、ん、んんちゅううう、んあぁあああ、ぷはぁぁ、はぁはぁ、ヒカル様ぁ、あぁん、んん、」
香歩はヒカルの勃起したペニスを手で掴むと、腰を浮かして、自身の陰唇へと導いていく。そして、ずぶりと挿入してしまう。座位で繋がった二人はキスをしたまま抱き締め合う。
「んちゅう、ちゅうう、んんっ! んん~~! んぁぁ、んちゅうう、れろぉ、んちゅう、ちゅぴぃ、じゅるぅ、んちゅ、んぁあああぁんん、んん」
じゅぶじゅぶと小刻みな震動でまったりと香歩の膣内を楽しむヒカル。香歩の豊満な肢体は抱き心地が非常によいなと尻を揉みながら快感に身を委ねる。
「ちゅうぅ、んはぁはぁ、はぁん、ご主人様ぁ、次は何食べますかぁ、んちゅう、れろぉ、んはぁ、あぁん、気持ちいいよぉ、れろっ、んちゅう」
「はぁはぁ、んん、やっぱり香歩が食べたいなぁ、おっぱい食べてい~い?」
「あぁん、ふふふ、いっぱい食べてくださいな。あんん、んあぁあぁ、いいのぉ、おっぱい食べられちゃってるのぉ、ああぁん、可愛いよぉ、気持ちいいよぉ、ふわぁぁ、いいのぉ、あぁぁん」
ヒカルはべちゃべちゃと香歩のおっぱいを舐め回す。仄かな汗のしょっぱさに交じって甘さも感じる。ぷにぷにでもちもちの乳房にこりこりの乳首、全てがヒカルを興奮させる。下から突き上げ、香歩のグチョマンの最奥、子宮口を持ち上げるほど亀頭を食い込ませる。美少女の嬌声と淫臭が立ち昇る。
「こら、二人とも! いい加減にしなさい!」
明日美が二人を窘めるが、結局、明日美も巻き込んで朝までセックスは続くのであった。