「今日は進藤君が研究会に参加することになった。進藤君、遠慮せず、活発に意見して学んで欲しい」
塔矢先生の言葉によろしくお願いします、と頭を下げる進藤君。アキラと同じ小学6年生、やんちゃそうな大きな瞳に前側だけ金髪、パーカーにジーンズと普通の小学生のいでたち。自分の子供時代と同じ感じ。
その横に座るアキラを見る。セーターにスラックス、おかっぱの髪にしゃんとした立ち振る舞い。
うん、やっぱりアキラはおかしいな。もうちょっと子供らしくさせなくちゃ、と芦原は使命感を新たにする。
「そうだな、まずは先日アキラと進藤君が打った一局の検討からしよう、アキラ、並べなさい」
はい、と碁盤に先日進藤君と打ったという棋譜を再現していくアキラ。その周りを先生や緒方さん、笹木さんに進藤君が囲む。途中途中の着手に指摘が入る。
「ここでこの一手を打てば見合いになる。そうすればこちらに手が入る」
「ここで厚みを補強するべきでは」
「ですが、そうするとこちらが薄くなって手が足りない」
「この一手は……すごいな。進藤君、この場面からこの手を狙ってたの?」
「いい手だ、黒はここは我慢だったな、中央の地を意識しすぎた」
「ここで黒の投了か。そうだな、お互いまだ甘い手はあるが、どちらも最善手を打っている。黒の読み勝ちだ」
――おいおい、何だ、これは。半端ない名局だろ!えっ!?これが小学生の対局?まじっすか?……うん、アキラだけじゃなく進藤君も普通じゃない。
「よし、では対局に移ろう。進藤君は私と打とう」
先生からの指名が入った進藤君は嬉しそうだ。茫然と進藤君を見ていた僕を殴ってくるのは緒方さん。
「おい、芦原打つぞ。ぼけっとするな」
「は、はい、よろしくお願いします」
「まったく、お前はすぐ顔に出るな。そんなに奴の碁が衝撃的だったか?」
「そりゃあ、衝撃的でしょう。あのアキラに勝っちゃう小学生がいるなんて!ってことは僕とほとんど棋力が一緒ってことなんですよ!これでも僕3段ですよ、これが驚かずにいられますか?」
「まぁな、だが、囲碁に年齢は関係ない。強い奴はするする上にいって下手な奴のことなど眼中に入れない。見返したかったら自分が強い奴になるしかない。なぁ芦原」
「ええ!?僕って見もされないレベルですか?そりゃあ酷いですよ緒方さん!」
この人は身内には本当に毒舌なんだもんなぁ、でも棋力は確かだ。言っていることも正しい。食らいついていくしかない。プロで有り続ける限り一生が勉強だ。
芦原は気合を入れて石を打つ。
盤面は終始緒方さんペース。どこかで流れを変えなければいけない。だけど、我慢だ。さっきの進藤君の対局を見て思い知らされた。新手もすごかったが、それじゃあない。
絶妙の打ち回しはシノギの技術がすごいから生まれるのだ。それは読みがすごいから。でもそれ以上にどっしりと構えられる心の強さが必要になる。僕もその力が欲しい。
きた!ここだ!ここでノビれば緒方さんの左辺黒は受け手がない、いける!
「……ありません」
「ありがとうございました」
「一朝一夕にはいかん。だが、お前も感じるものがあったんだな。その感性を大事にしろ。それがプロでやっていけるかどうかの境界線だからな」
にやりと笑いながら緒方さんは自嘲するように続けて言う。それにしても小学生にここまで刺激を受けるとは、俺もお前もまだまだってことなんだろうな。
まったくだ。いい碁だったが検討を後回しにして塔矢先生の元に向かう。そこには皆が集まっていた。
進藤君と先生の対局は終盤、細かい地の奪い合いがそこかしこで行われている。どちらも妥協しない。
――すっっげぇ~!
芦原は心の中で快哉を上げる。ここまで打たれると嫉妬とか尊敬より、恐怖が湧く。こいつは本物の怪物だ。笑わずにはいられない。
整地を終えてみれば、先生の1目半勝ち。皆が感想を述べあう中、進藤君がゆっくりと頽れるように倒れた。
「進藤君!」
アキラが叫びながら進藤君をゆっくり横にしてやる。
「……すみません、大丈夫です。……ちょっと疲れちゃって……」
たどたどしく答えながら進藤君は起き上がろうとするがそれをアキラが止める。
「寝ていた方がいい」
進藤君が大丈夫というので病院には行かず、客間にふとんを敷いて寝かせることになった。おんぶして運ばされるのはもちろん僕なのだが、それにしても軽い。こんな子供が先生とあんな碁を打ったのかと思うと、俄かに信じられない。
明子さんに進藤君の面倒を引き継ぎ急いで対局室へ戻る。そこではやっぱり先ほどの進藤君と先生の碁が検討されていた。
「この一手がすごい。妙手ですね、この一手で先生の左辺下が死にかけた。10目は稼いだのでは」
「確かに、でも先生の応手もすばらしい。こっちに打って黒の生きを限定している。他によさそうな受けはないか」
「ここは妥協せざるを得ないでしょう。先生もそう思われたからここに打ったのですよね?」
「それにしてもすごい。あんな小学生がいたとは。プロに間違いなくなれる。いや、それ以上の実力だ」
「アキラ、進藤君は何か病気があるのか?」
塔矢先生の一言に場は静まり返る。強張った表情でアキラは返答する。
「……わかりません。ただ、先日の囲碁大会の時も体調が悪かったらしく、局後に倒れましたが、本人はただの疲労だと言っていました。それと、この前、碁会所で打った後も、かなりつらそうにしていました。」
「緒方君、君と対局した後は?」
「……疲れ果てた感じでした。しばらく話も出来ないくらいでしたので」
「ふむ、私は進藤君と打っていて、彼の鬼気迫る気迫と集中力を感じた。まるで命を削るようなと言ってもいいほどだった。恐らく進藤君は凄まじい集中力を発揮出来るのだろう。だが、それに本人の身体が付いて行っていないのではないかと思える。囲碁は一局打ち終えるのに数キロ痩せるほど頭と体力を使う競技だ。彼にはまだその集中力を支える身体が出来ていない。本来なら身体を気遣って無意識に止めるはずのストッパーがおかしくなっているのではないかと思えてな」
「……確かに、対局の疲労で倒れたと考えるのが妥当かと思いますが……それにしてもそこまで疲労困憊になる前に普通なら集中力が切れるところでしょう。彼はそれに気づかないのか……もし気づいていて無視しているのなら、それは……」
皆が息を飲む。
額のひやりとした感覚でヒカルは目を覚ました。
「……あれ、ここは……」
重く感じる瞼を開くと目の前に女性の顔が浮かんでくる。冷やしたタオルを交換してくれているようだ。暖房で温められた室内で寝ていたヒカルは喉が渇いていることに気付く。水が入ったコップを渡され、それをありがたく飲み干す。
「ありがとうございました」
「どういたしまして。気分はどうかしら?」
「へーきです」
「碁打ちはみんなそう言うのよね」
そう言いながらクスクス笑われる。塔矢のお母さんだ。ショートの黒髪を軽くウェーブにしている。整った容姿と気品が大人の色気を醸し出している。中腰でこちらを覗き込んでくるものだから顔が近い。柑橘系の香水が色香を誘う。藍色のタートルネックのセーターを押し上げるように胸が強調されていて、ヒカルは顔を真っ赤にしてしまう。
「あら?熱かしら、お顔が真っ赤よ」
「そ、それは、あの、その」
ヒカルは布団の上に寝かされて薄手のブランケットが掛けられた状態だった。楽な格好にするためだろう、ジーパンは脱がされていた。
それで、興奮すればどうなるか。股間部分がブランケットを押し上げている。見られているのがわかる。
「ふふっ、元気そうで安心したわ」
「ごめんなさい」
ヒカルは顔を真っ赤にしながら謝る。
「いいのよ、元気な証拠じゃない。それにしてもこんなおばさんに反応しちゃうなんて。ふふふ」
「おばさんなんかじゃないです。すっごい若くて綺麗です、塔矢のお母さん、あの名前は?」
「明子よ。ふふ、ありがとう。誰かにそう言ってもらえると嘘でも嬉しいわ」
「嘘なんかじゃないです。明子さんはとても魅力的です、ほら、こんなになってるの見ればわかるでしょ?」
言葉を信じてもらえないヒカルは実力行使に出る。ブランケットをどかし、立ち上がりながら下着を脱いだのだ。現れたのは隆々と膨れ上がったペニス、それを座った状態の明子に見せつける。
驚愕した表情でヒカルのペニスを見つめる明子。ヒカルはその状況にさらに興奮し、ますますペニスが膨れるのがわかる。
「なっ!早く仕舞いなさい!」
驚愕から復帰した明子はヒカルを叱る。でも逃げないで、ちんこをがん見している時点で脈ありなんだよな~とヒカルは前世でした数多くの経験から心の中で苦笑する。いけるな、これ、と。
「先生とは何年くらいセックスレスなの?明子さん」
「何を言っているの!いいから早く仕舞いなさい!」
ヒカルは素直に下着を履く、そして布団の端、明子の前に座り、明子の顔を覗き込むように聞く。
「はい、仕舞ったよ。じゃあ、今度は明子さんの番、ねぇ、どうなの?」
「どうなのって、そんなの言えるわけないでしょう?」
「そっか、え~と、その、ごめんなさい。本当に明子さんが綺麗で俺コーフンしちゃってたみたい。もうしないから許してください」
「……そう、ならいいです。本当にもう、ああいうことはダメなんですよ」
「うん、もうしません。……ううん、でもまたするかもしれません」
「どうしてかしら?」
明子さんが厳しく問いかけてくる。
「だって、俺、明子さんのこと好きになっちゃったんだもん。なのに、好きになった人が自分のこと卑下することばっかり言ったら……俺、また否定する為にさっきみたいなことしちゃう」
コツは相手の目を見て真剣な表情を作ること。そしてなるべく至近距離で。
「……ありがとう」
顔を赤くして礼を言う明子にヒカルは心の底から微笑んで返答する。
「ううん、俺の方こそありがとう!明子さんに嫌われなくよかった」
ここで畳み掛ける。
「俺、本当に明子さんのことが好きだから!初めては絶対明子さんに貰ってほしい」
「何を言ってるの。そんなの……」
顔を赤く染めた状態の明子から、爽やかな香水の香りに混ざって大人の女の体臭が香る。
「今度、デートしよ明子さん?ね、お願い」
「……ダメよ、そんなの」
「なんで?じゃあ、一緒に買い物したり、映画館に行ったりしよ。それならいいでしょ?」
「それをデートって言うんじゃないのかしら…………ふぅ、もうわかったわ、おばさん、進藤さんと一度だけ買い物に付き合ってあげるわ。それでいい?」
「やった!ありがとう、明子さん!」
「もう、我が儘なんだから」
そう言いながら満更でもなさそうな笑顔を見せる明子にヒカルは半立ちでそっと顔を寄せ、その唇を奪う。何も言わずにそれに応える明子。大好き、と耳元で優しく語りかけながら軽く、抱きしめる。
ちょろいな~と苦笑いを心の中でするヒカルに明子は気付かないようだ。30歳の子持ちでセックスレスじゃあ、次で決められそうだと腹黒く計算するヒカルは天真爛漫の笑顔を明子に見せるのであった。
「進藤君、もういいのかね?」
「はい!ご迷惑をお掛けしました」
「そうか、だが、今日はもう遅い。タクシーを呼ぶからそれで帰りなさい。その前に家に連絡した方がいいな。親御さんが心配してらっしゃるかもしれない」
「あ~大丈夫です。さっき、塔矢のお母さんに言われて家には連絡しました。なんで、今から電車で帰ります。そのご挨拶に来ました。電車で帰れば20時には家に着きますので、大丈夫です」
「そうか。来週も木曜日に研究会がある。進藤君さえ良ければぜひ参加して欲しい」
「はい、ぜひ参加させてください!」
塔矢先生との対局に死力を尽くした。その結果は敗北。一目半の敗北は接戦に思われるかもしれないが、実際はあまりにも分厚い壁を感じる敗北であった。このままでは絶対に勝てない。そう、確信する対局であった。
情けない。そして、疲労でダウンしてしまった。たった一局、それだけで倒れるとは。もはや、棋士とは名乗れないほど、不甲斐ない。先の見えない迷宮に迷い込んだような気分。
唯一よかったのは明子さんとデートの約束を取り付けたこと。塔矢先生には悪いが楽しませてもらおう。でも、明子さんのことを満足させてあげない先生が悪いんじゃないかなとも思う。先生の代わりに明子さんのことを満足させてあげようとヒカルは笑う。
研究会に参加させてもらえることになったのもよかったことか。あそこは緒方さんもいる。強くなる為には、より多く上手と打たなければならない。その目途が立った。
後は、体力を付けなくては。一局でダウンしていては話にならない。より多く対局することで佐為として打つことに慣れれば疲労も減るだろうか。
やっぱり、まだ足りない。院生になって対局数を増やすのが一番かもしれない。よし、院生になろう。お母さんに許可をもらわなくちゃ。
そう考えると悪くない一日だった気がしてくる。頑張ろう。
放課後の保健室、ヒカルはサヤカに問い詰められていた。サヤカは三つ編みおさげを揺らし、特徴的な猫目を大きく開けてヒカルに詰め寄る。
「ヒカル君、茉莉とセックスしたでしょ!?どーゆーこと!?」
どうもこうもない、セックスした。それでサヤカが怒る理由なんてないだろ、とヒカルは思ったが、ここで対応を間違うと痛いことになるのは過去の経験上わかりきっている。
それでも、面倒くせーと思わずにいられないヒカル。あかりには、マツリとセックスした。でもお前の方が好きだ、と二言で納得させたが、サヤカは納得すまい。
仕方ない。いつもので逃げようと決まりきった思考ルーチンを起動させるヒカル。そもそも、放課後の保健室に二人きり、完全に合意の上だろうと自己弁護も済ませる。
サヤカは勝気な顔の美少女だ、どんな怒り顔だろうとそれが詰め寄ってくれば劣情の一つも覚える。俺だって、健全な男だ。ヒカルはあまり健全でない思考をする。
「サヤカはマツリが悩んでたのに気付いてた?」
「えっ!?」
「サヤカと俺でマツリの処女を奪っただろ?」
奪ったのはヒカルだが、サヤカも共犯者と言えなくはない。まぁ、誘いを断らずに奪った俺が悪いんだけどな、とヒカルは自覚していたが、ここはそれでは都合が悪い。
「う、うん」
「彼氏との仲を元通りにする為だったよね?」
「うん」
「それが、上手くいかなかったみたいなんだ」
「それは嘘よ!茉莉、彼氏としっかり出来たって言ってたもん」
「うん、セックスは出来たみたいだけど、彼氏とのセックスで感じなかったんだって、マツリ。どういうことかわかる?」
「っえ、それは、えと」
サヤカの答えを待たずにヒカルは先を言う。
「彼氏とのセックスで全く感じなかったってことは、彼氏が下手なのか、マツリ自身の問題なのか、マツリはそれですっごく不安になったんだって。自分は不感症なのかもしれない、もしそうだったら、って」
真っ赤な出鱈目だ。大体、ヒカルとの初セックスでは感じて絶頂しているのだから、不感症な訳ない。サヤカもマツリがイッテいる様を見ていたはずだが、ヒカルの迫真の演技にサヤカはヒカルの言葉を信じ込む。
「それで、また俺に相談してきたんだ。俺とセックスして感じなかったらマツリ自身の問題、感じたら彼氏の問題だってわかるからね」
「それで……」
「そう、それでマツリとセックスしたの。結果は彼氏のせいだってわかってマツリは安堵したってわけ。マツリは悪くないよ。悪いのはそんなマツリの不安に付け込んでセックスした俺なんだ」
サヤカの言葉に被せるようにヒカルは言う。その態度は、後悔し、傷ついた様を見事に表していた。俺が悪いのは事実だしな。事実、悪いのはヒカルだ、が、その言い方が上手すぎる。
「ヒカル君は悪くないわ。マツリの不安を取り除こうとしたんでしょ?ごめんなさい。私ったら、マツリが抜け駆けしたのかと思って」
そう言って、泣き出してしまうサヤカ。そんなサヤカを抱きしめ、あやすように涙を拭いてあげるヒカル。ヒカルにはわかっていた。サヤカが嫉妬していることが。それを上手くついて穏便に済ませる話術は見事としか言いようがない。
「ありがとう、サヤカ。俺もマツリも悪くないとなると……悪いのはアカギだろ?マツリを不安にさせて」
サヤカの耳元で囁く。完全な濡れ衣だがこの場でそれを否定するものはいない。サヤカは泣きながら何度も頷く。
「サヤカ、約束覚えてる?」
顔を真っ赤にして頷くサヤカ、強気な美少女が照れる様は可愛らしい。穢れのない少女を自分色に汚し、書き換える。それは例えようもない悪罪である。だからこそ、興奮するのだ。
「今、その約束果たしてもいいかな。好きだ、サヤカ」
そう言って、サヤカに口付けをするヒカル。
「ちゅっ!んちゅうう……レロレロ、ふぁぁ、あん、ん……んぁあ」
キスをしながら、ヒカルは保健室のベッドへとサヤカを誘導する。二人は倒れこみ、サヤカに覆いかぶさるヒカル。勃起した肉棒でサヤカのジーパン越しに秘所を擦る。そこで、恍惚の表情をしていたサヤカが、ハッと我に返る。
「ん、んん、あん、待ってヒカル君、ごめんなさい。今日はダメなの、ごめんなさい」
ヒカルのキスから逃れるように首を振り、それから、泣き出しながら謝るサヤカ。ヒカルはそんなサヤカを抱きしめ、あやしながらなぜか考える。ああ、生理中か。すぐに気付けるのは過去の経験ゆえか。
「ごめん、サヤカ。俺が性急すぎた。お願いだから、泣かないで」
「ううん、違うの、私もヒカル君としたいの。でも今日はその……」
「うん、あの日なんだろ。無理にすることないんだから、また別の日にしよう。俺はサヤカのこといつまでも待ってるから。だから、泣かないで、笑ってサヤカ。俺は笑顔のサヤカが好きなんだから」
ヒカルはサヤカにキスをする。優しい口付け。それをサヤカは無心に受け入れる。やがて、落ち着いたサヤカはとても綺麗な笑顔でお礼を言う。
「ヒカル君、ありがとう」
泣き腫らし、目が赤くなっていても、その笑顔はこれまでのどの笑顔よりも可愛らしいとヒカルは思うのであった。女の子には優しくしなさい、とヒカルに指導した佐為。しかし、佐為の間違った価値観の元に行われた性教育に関しては、ヒカルの天性の素質を完璧なジゴロへと変貌させていたのだ。
「うん、俺たちまだ小学生だよ。ゆっくり大人になろう。俺はサヤカと一緒に成長していきたいな」
「うん、私もヒカル君と一緒に居たい」
サヤカは目を瞑り、口を寄せてくる。ヒカルはそれに応え、優しく口付けをする。少女の唇はみずみずしく美味しい。三つ編みの髪を優しく撫でながら、ヒカルとサヤカは甘い時間を過ごすのであった。
「ヒカル、突然どうしたの!?」
「あかりに会いたくて来ちゃった」
「えっ、何それ?用事があるから一緒に帰れないって言ってたのに、突然どうしたのヒカル?」
ヒカルは保健室でサヤカと別れるとすぐにあかりの家に来た。玄関であかりのお母さんにいつも綺麗だね、佳奈美お母さん、と挨拶をし、あかりの部屋に早足で侵入したのだ。
何も言わずに服を脱ぎ、全裸になるヒカル。ヒカルのペニスは隆々と膨れ上がっていた。サヤカとのお預けはヒカルの男を限界まで高ぶらせていた。見せつけるようにあかりの前にペニスを持っていく。あかりは疑問も何も言わなくなり、トロンとした目でヒカルの肉棒を見つめる。
「舐めて、あかり」
ヒカルは優しく、だが、絶対の強制力を持った声音であかりにお願いをする。あかりは幼い綺麗な顔を情欲に染めてゴクリと唾を飲み込む。そして、ヒカルの肉棒に手を添え、むしゃぶりつく。大きく口を開け、舌を出し、亀頭をぺろぺろと一生懸命に舐めるあかり。ヒカルの弱いところを的確に舐めてくるあかりの舌にヒカルは呻く。たまらなくなる気持ちよさ。
「あかり、視線はこっちね」
ヒカルはあかりの頭を撫でながら、要求する。あかりはその綺麗な瞳をヒカルに向ける。舌は忙しなく動き、ヒカルの裏スジを舐めとる。卑猥なヒカルの肉棒に恍惚の表情でむしゃぶりつく美少女、その美少女が向けてくるトロンとした瞳。幼い少女に仁王立ちフェラをさせているというそのヴィジュアルが加わりヒカルの興奮はさらに高まり、先走り汁が溢れ出す。それを嬉しそうに舐めとるあかり。
「食べていいよ、あかり。後、オナニーもしていいからね」
ヒカルのその言葉を待ってましたとばかりにあかりはヒカルの肉棒を口内に入れる。唇をすぼめ、一生懸命に顔を前後する。視線はヒカルを見つめたまま、ヒカルの肉棒をどろどろの唾液塗れにし、舌も竿に絡めて、ストロークを早くする。手はスカートの中に消え、秘所を懸命に弄っているのだろう、ぴちゃぴちゃという音が響く。
「んん、んちゅっ、ちゅぷっ……うんぐ……じゅぞぉ、んぐ、ちゅぱぁ、んんんん、ん」
真っ赤な顔でオナニーをしながら、懸命にヒカルの肉棒をフェラチオする美少女の痴態にヒカルは我慢することなく射精する。
「射精す」
あかりは小さな口でヒカルの大きな肉棒を限界まで含み、ほっぺをへこませながら、強烈な吸い込みを行う。クラスでも1、2を争う美少女、その整った幼な顔でひょっとこバキュームフェラをするあかり。どろどろに熱い口内、そして吸い込み、許容量を超えた快感がちんこを襲う。ヒカルは大量の精液をぶちまける。あかりはその精液を一滴零すことなくゴクゴクと飲み込む。その表情は呆けたような潤み顔、ヒカルの射精と同時に絶頂したのだ。
「気持ち良かったよ、あかり」
ヒカルはあかりの頭を撫で、その長髪を梳いてやる。あかりは嬉しそうな表情をしながら、お掃除フェラをする。敏感になっているヒカルの肉棒を労わるような優しいフェラチオ。幼い美少女はこの後の情事を想像し淫蕩にほほ笑む。