※この作品はR-18です。

ヒカルの碁 神様への反逆   作:modasi

8 / 17
08 「院生としての第一歩」

 3月の第二土曜日、市ヶ谷にある日本棋院、その7階の個別対局室でヒカルは篠田師範と対局していた。4月期院生試験、何とかお母さんを説得し、今日、一緒に来ることが出来たのだ。

 

「ありません。ここまでのようですね」

 

「ありがとうございました」

 

 3子のハンデをもらっての指導碁、そしてこれは、ヒカルの棋力を見る為の碁である。相手の手を無理に咎めたり、強引な打ち回しは必要ない。正しい布石と正着を淡々と積み上げていくだけの対局。

 結果は20目半でヒカルの勝ちとなった。

 

「ふむ、緩手らしい緩手もなくよく打てています。君なら院生の上位に食い込めるでしょうね」

 

「ありがとうございます」

 

「推薦人に塔矢名人の名前がありますが、進藤君は塔矢名人に師事しているのですか?」

 

「塔矢先生の研究会に参加させてもらってます。こーゆー場合は師匠ってことになるのかな?」

 

「ふふふ、研究会に参加しているのなら塔矢門下と言ってよいと思いますよ」

 

「そーなんですか。あーと、すみません、敬語じゃなくなってました。ごめんなさい」

 

「敬語も含めて院生としてしっかり学んでください」

 

「はい!ありがとうございました!」

 

「予定より、かなり早く終わりましたね。院生の子たちが総当たり戦をやっていると思いますから、それを覗いてみますか?」

 

「はい!」

 

 では、付いて来てと篠田師範は立ち上がり、歩き出す。歩きながら説明を加える篠田師範。

 

「手続き書類や、対局ルール等は進藤君の家に送られますので、よく、読んで4月から元気に学んでください。それでは」

 

「ありがとうございました!」

 

「ありがとうございました」

 

 

 篠田師範と別れ、対局室へヒカルは静かに入室する。皆が真剣な表情で碁盤を挟み対峙している。知っている顔がほとんどでヒカルは思わず笑み崩れてしまう。

 

 和谷に伊角さんに小宮、あっちは本田さんに福もいる。どの対局を見るか目移りしてしまう。伊角さんと小宮の対局が組み合わせ的に面白そうかと、小宮の後ろへ移動して観戦する。

 

 勝負は中盤、伊角さんがやや優勢か。厚く手堅い碁を打っている伊角さんに小宮はやや押され気味だ。小宮の白石が面白いところに置かれた。ヒカルも伊角さんも着手として想像していなかった手。伊角さんが時間を使って読みに入る。

 うん、面白い。この白石を起点に左辺を荒らせば小宮に一気に形勢が傾くかもしれない。

 

 そこでヒカルは限界を迎えてしまった。眩暈で立っていられなくなる。佐為ならどう打つか、ヒカルはこういう場面でも佐為を作り出して観戦しなければ倒れてしまうのだ。

 佐為を作るのには極度の集中を要する。篠田先生との対局後に、立ちながらそんな集中をしたものだから、脳が限界を迎えてしまったのだ。

 唇を噛み、痛みで意識を保ち、足早にその場を離れる。人のいないところへ。ふらつく頭と覚束ない足で何とかヒカルは対局室を出、非常階段へ向かう。

 非常階段の扉を開け、外階段の踊り場に出た瞬間、本当の限界を迎え、ヒカルはずるずると非常階段の扉を背に、座りこむ。

 

「きゃっ!!大丈夫君!?」

 

 誰かの声を遠くに聞きながら、ヒカルは意識を失った。

 

 

 

 

 ふっと、ヒカルは意識を取り戻し、目覚めた。隣に温かみを感じ、視線を向ける。

 

「起きた?よかったぁ、心配したんだから」

 

 そこには奈瀬がいた。ヒカルとぴったりとくっついた状態は、ヒカルが扉に凭れ掛り座った状態を支える為だろうか。ヒカルは奈瀬の肩に顔を乗せ、眠っていたようだ。

 

「……ごめん、心配かけたみたい、もう大丈夫だから」

 

「本当?よかったぁ、誰か呼ぼうか迷ったんだけど、君に手を握られちゃってさ、無意識なのかな、いかないでって君が私に言ってきたんだよ」

 

 手を確認すると、確かにヒカルの右手は奈瀬の左手を掴んでいた。

 

「ごめん、覚えてない。俺、どれくらい意識飛んでた?」

 

「10分くらいだよ。君が意識失ってたの。君、本当に大丈夫なんだよね?」

 

 奈瀬が強く聞いてくる。

 

「うん、あ~と、ただの寝不足だから、もうへーき。ありがとう、俺のこと心配してくれて」

 

 至近にある奈瀬の瞳を覗き込み、笑顔でお礼を言う。奈瀬は本当に美人だ。整った目鼻立ちはアイドル顔負けに整っているし、セミロングの髪も艶やかでよく似合っている。奈瀬はヒカルより二個年上だから今は中学二年か。

 その割に、発育がいいなぁ。英字のプリントされたトレーナーが胸の膨らみで押し上げられている。ちょっと、エッチな思考をしてしまうヒカル。

 

「うん、大丈夫ならいいんだ。そうだ、私は奈瀬明日美ね。君はどうしてこんなところに?」

 

「俺は進藤ヒカルって言います。え~と、倒れそうになったんで、なるべく人のいないところを目指したら、ここに来てたみたい」

 

「ふ~ん、倒れそうになってね~、でもダメだよそれ、人のいないところで意識を失ったら危険じゃない。ここだって、一歩間違えば、階段を転げ落ちて死んじゃうかもしれないんだよ」

 

「うん、そうだよね。ごめんなさい」

 

 奈瀬の瞳を見つめながら真剣に謝る。

 奈瀬の睫毛なげーな、それに唇もプルプルで美味しそうだ。……邪な気持ちを抱いてもそれがまったく表情に出ないのは、ヒカルの天性の人たらしとしての素質だ。

 それがゆえに女性からまったく警戒されずに、その懐にするりと入り込んでしまう。

 

「それと、心配してくれてありがとう、明日美さん」

 

「うぇあっ、わ、わかってくれればいいのよ」

 

 目を逸らされる。顔を赤くしながら答える奈瀬。でも、あれ、奈瀬はどうしてこんなところにいたんだろうという疑問が湧く。

 

「明日美さんはどうしてここにいたの?対局は?」

 

「…………ふぅ。え~と君は院生試験受けに来た子?受かった?」

 

 何か、言葉に詰まった奈瀬はふっきったように明るい調子で聞いてくる。

 

「うん、受かった。4月から院生、よろしくね」

 

「うん、よろしく。でも、もう私、院生辞めようと思ってるんだ。ごめんね、受かったばかりの子にこんな話しちゃって」

 

「ん~ん、気にしないで。でも、なんで明日美さんは院生辞めるの?」

 

「それを聞いてきますか!察しなさい、お子様」

 

「わかんないから教えて、綺麗なお姉さん」

 

 繋いだままの手をぎゅっと握り、奈瀬の肩に頭を乗せて聞く。奈瀬のセミロングの髪の毛から甘いいい匂いが漂ってくる。

 

「わ~お、甘え上手だね、進藤君って。はぁ、まぁ、ぶっちゃけると才能の限界を感じたってやつなんだけどね。さっきの対局もね、私のポカであっさり中押し負け。これで二組降格になっちゃってさ。もともと、一組でも勝てない私じゃ、プロにはなれないなぁって落ち込んで、ここで黄昏てたわけ」

 

「そうなんだ。それで、ここで男泣きしてたんだ」

 

「男泣きって何よ!男泣きって!」

 

 ぽかりと軽く奈瀬に殴られる。

 

「明日美さんは負けて悔しい?」

 

「悔しいわね」

 

「勝ちたい?」

 

「そりゃあね」

 

「じゃあ、まだ院生でいるべきだよ。悔しいって思えなくなるまでは、まだ大丈夫」

 

「なにそれ?でも、私、このままだと囲碁が嫌いになりそう。大好きな囲碁を嫌いになる前に辞めた方がいいとか考えちゃってるんだけど」

 

「う~ん、自分が信じられなくなっちゃってるのかな。ちなみに、今辞めたら後ですっごい後悔するかもって思ってる?」

 

「……思ってる」

 

「うん、今の明日美さんは自分の気持ちが揺らいじゃってるんだね。じゃあさ、明日美さんの気持ちじゃなくて俺の気持ちになって考えてくれない?」

 

「進藤君の気持ちって?」

 

「俺は4月から院生になる。そこには3月のある日に助けてもらって一目惚れした、美人で年上の女の子がいる。俺はその女の子と囲碁を打ちたい。仲良くなって、デートして、その後、キスしたい。っていう気持ち」

 

「……………………。」

 

「囲碁続けてくれないかな?」

 

「…………ぷっ、あははははははっ、何それ?…………あははっ、もう、それじゃあ仕方ないなぁ、うん、わかった……その男の子の気持ちになって院生辞めないでおく」

 

「やった、告白成功。今後ともよろしくお願いします」

 

「なんでそうなるの!」

 

 ぽかりとまた頭を軽く叩かれる。

 

「はぁ……じゃあ、これは先払いとお礼ね」

 

 そう言って、奈瀬はヒカルの頬にそっと口付けをする。からかいのつもりでヒカルのほっぺに軽いキスをしたつもりだったのだろうが、それが思いのほか、恥ずかしかったらしい。何やってんの私、と小声で呟き、あたふたする奈瀬。顔が真っ赤になっている。

 

「4月から楽しみが増えた」

 

 ヒカルはそんな奈瀬を見つめながら楽しそうに笑う。それに奈瀬は赤い顔のまま微苦笑で答える。

 

「どんな楽しみなのかしら、はぁ、私は4月から不安で仕方ないわ。あ~、あと、私のことは明日美って呼び捨てでいいわよ。私もヒカルって呼ぶから。大体、さん付けってガラじゃないのよね私」

 

「うん!ありがとう明日美!大好き!」

 

「はぁぁぁぁ、なんでこんな奴なんかに……はぁ、よろしくねヒカル」

 

 二人は暮れていく夕日を寄り添うように座りながら見つめる。都会のど真ん中でもこんなに綺麗な夕日が見られるとは思わなかった。

 わぁ~綺麗、と奈瀬が呟く。ヒカルはつないだままであった奈瀬の手に少し力を込めてから、明日美の方が綺麗だよと、耳元で囁く。事実、夕日に照らされた明日美は本当に美しかった。

 あははっ、とそれを笑い飛ばした奈瀬は、ヒカルの横顔を見、その真剣な表情に息を飲む。そして、ありがとう、とか細い声でお礼を言う。その顔が夕日のせいではなく、赤くなっていることにヒカルも奈瀬も気づくことはなかった。

 

 

 遠くからがやがやと人の喋り声が聞こえてくる。研修が終わったようだ。

 

「まずい、おかーさん、待たせてるんだ!早く行かなくちゃ!明日美、またね!」

 

「うん、またねヒカル!」

 

 頑張るぞ~という明日美の気合の声を背で聞き、奈瀬が立ち直ったのを確認する。それにヒカルは安堵する。誰しもが、不安と戦っているのだ。そして、仲間に助けられる。

 ヒカルも奈瀬と話していてやる気を貰った。囲碁を嫌いになりたくないという奈瀬の言葉に涙しそうになった。

 そうだ、俺だって囲碁が好きだ。たとえ、どんなに苦しくても、絶対に囲碁を好きでいないといけないのだ。佐為が犬っころのように尻尾を振って囲碁を楽しんでいた姿が脳裏を過ぎる。佐為として打つ、ならば囲碁を楽しんで打たなければ、それはどんなに佐為のように打ったところで、唯の紛い物に過ぎない。

 

「やっぱり、仲間って大事なんだな~」

 

 ヒカルは院生時代の和谷や、伊角さんとの碁会所めぐりを思い出しながら、しみじみと呟くのであった。

 

 

 

 

 日本棋院を出、市ヶ谷駅へ向けてお母さんと歩きながらヒカルは話を切り出す。

 

「おかーさん、俺この後、あかりと新宿で服買う約束してるから、行くね」

 

「何いってんの、あんた。もうすぐ、17時よ?また今度にしなさい」

 

「あかり、今日、新宿で友達と遊んでるんだって。それで、俺も市ヶ谷に用事があるって言ったら、合流しようって話になってさ、17時に現地集合にしちゃったから。行かなかったらあかりたちずっと待ってることになっちゃうよ。それで買い物して、飯食べたら、あかりんちに泊まるって話になってるんだ」

 

「はぁ、あんたはいつも勝手に。わかったわ。気を付けるのよ。それと暗くなる前にちゃんとあかりちゃんちに帰ること。約束出来る?」

 

「うん、わかった。それで、おかーさま、お金を少しばかり」

 

「この子は……これであかりちゃんに美味しいものをご馳走してあげなさい。くれぐれも無駄遣いするんじゃないわよ」

 

「ありがとう、かーさん。じゃあ、俺もう行くね~」

 

「まったく、誰に似たんだか」

 

 五千円を握りしめ、さっさと離れていく息子に美津子のため息は届かない。

 

 

 

「遅れてごめんなさい、待った?」

 

 新宿駅中央東口改札近くのトイレ前で待っていたのは塔矢明子、塔矢のお母さんだ。

 白のワンピースの上にベージュのオーバーサイズスプリングコートを羽織っている様は上品で大人の魅力を醸し出している。足元から覗く黒色のガーターストッキングが色気をさらに醸し出す。化粧もばっちりとしてあり、赤いルージュが、整った唇に輝いている。

 

「そんなにじろじろ見るのははしたないですよ、ヒカルさん」

 

「ごめんなさい、明子さん。でも、俺嬉しいです。俺の為に、着飾ってくれたんでしょ明子さん!すっごく綺麗!」

 

 そう言って明子に抱きつくヒカル、身長差がある為、下から覗き込むようになってしまうが、精いっぱいの笑顔で明子にお礼を言う。

 

「きゃっ、もうこんなところで、抱きつくのはダメよ、ヒカルさん。誰かに見られたらどうするの」

 

「ごめんなさい。明子さんとデート出来るのがあんまり嬉しくて!」

 

「ふぅ、それじゃあ、早くホテルへ行きましょう」

 

「あれ、明子さん、乗り気になったの?」

 

「そんなわけないでしょう?ヒカルさんもわかっているでしょう?夫は今、棋聖戦の第6局の為に静岡に行っているわ。私は体調が悪いからと、同伴を断ったのよ。代わりにアキラさんが着いていった。それなのに、こんなところで、ヒカルさんといるところを誰かに見られたら、どうなると思う?」

 

「ごめんなさい。俺、明子さんとデート出来るって浮かれて……」

 

 塔矢先生の研究会のたびにヒカルは明子と仲を深めていった。キスは会うたびにするようになり、抱きしめあいながら、愛してるとヒカルは明子の耳元で毎回囁き続けていた。

 そして、最初に取り付けたデートの約束はいつの間にかお泊りデートに代わり、今日、その日を迎えたのだ。

 それでもまだ、明子には躊躇いがあるだろうとヒカルは思っていたのだが、思っていた以上に神経質になっている明子にヒカルは気付けなかった。

 

「……私も言い過ぎたわ。ごめんなさい、ヒカルさん。さ、行きましょう」

 

「うん」

 

 そっと手を繋いで、二人は足早にホテルへ入る。

 

 

 

 

 

「うわぁ、夜景が綺麗、見て見て、すっごいよ、明子さん」

 

「ふふっ、本当に綺麗ね。予約がなかなか取れないくらい人気がある理由がわかったわ」

 

 夕食をホテルのレストランで食べ、部屋へと向かった。明子が予約した部屋は30階にあり、室内も広く、インテリアも落ち着いた雰囲気で明らかに高額の客室料金がかかっていることがわかる。

 

「明子さん、ごめんね、お金全部出してもらっちゃって」

 

「いいのよ、気にしないで」

 

「本当にありがとう、明子さん!じゃあ、シャワー浴びに行こう!さっぱりしてエッチだ」

 

「何を言ってるの。子供じゃないんですから、一人で入ってらっしゃい」

 

「子供じゃないから一緒に入るんだよ、明子さん。それに明子さん、ここに来る前にしっかりシャワー浴びてきたでしょ?香水の香りに交じってシャンプーのいい香りがすっごいして、俺、興奮しちゃったもん。だから、恥ずかしがることないよ。一緒に入ろう?お願い、明子さん」

 

「はぁ、わかったわ」

 

 ヒカルはその場で服を全部脱いでしまう。そして、明子に抱きつきベッドの上に押し倒す。

 

「明子さん大好き」

 

 勃起したペニスをワンピース越しに明子の陰部へ当てながら、ヒカルはキスをする。明子の口内へ舌を侵入させ、明子の舌を絡め取る。

 

 研究会のたびにヒカルは明子へキスをしてきた。だから、明子も条件反射のようにヒカルのキスに答えてしまう。

 

「んっちゅっ!ちゅううう!れろっ、あん、あんっ、んんん、ん」

 

「ぷはっ、はぁはぁはぁ、ヒカルさん、シャワーを浴びるんじゃなかったの」

 

「うん、その前に明子さんの下着姿が見たくなっちゃったんだ。エロいガーターストッキングにショーツとブラだけの明子さんが俺を誘惑してくる姿が見たいんだ」

 

「そ、そんな恥ずかしいこと、出来る訳ないでしょう!」

 

「恥ずかしくないよ。明子さんの身体は綺麗だもん。それに今日は俺、厭らしい明子さんとエッチがしたいんだ。いつもの明子さんは清楚で笑顔が素敵だけど、自分の欲求を隠してるのが俺にはわかるよ。本当はエッチなことしたいって顔に出てるもん。だから、今日はその欲求を解放して欲しいんだ。ここには本当の明子さんを知る俺しかいないんだから、出来るよね。俺はエッチな明子さんが大好きなんだから」

 

 明子は何も言わずにワンピースを脱ぐ。現れたのは黒のブラとショーツ、そして太ももを妖しく覆う黒のガーターストッキング。30歳の人妻が小学生の言いなりになる。それは明子にどれほどの羞恥をもたらしたのか。つつつ、と愛液が、真っ白な太ももをつたいガーターストッキングを濡らす。既に、ショーツはびちょびちょだ。

 

「明子さん、綺麗……本当に綺麗だよ。今日だけでいいから俺だけを想って、俺だけの明子さんになって。お願いだ、明子さん」

 

 ヒカルは懇願するように言う。怒張がヒカルの言葉を証明するようにパンパンに膨れ上がっている。

 

「……ええ、今日だけ、今日だけ、私はあなたのものになるわ。私を乱れさせて、ヒカルさん」

 

 明子は艶っぽい声でヒカルの肉棒を見ながら、そう答え、恥ずかしげに両腕で胸を押し上げるようにポーズをとる。黒の下着が真っ白な肌を際立たせ、淫靡な色香を振りまいている。

 

 すらりとしているのにどこも肉肉しいほど豊満な肢体。触れば、柔らかさに驚くであろう大きな胸、真っ白な透き通る肌、足も手も腰も柔らかい脂肪でほどよくコーティングされているかのようにプルリと震えている。ショートの黒髪がよく似合う、優しげで上品な顔。男なら誰もが喘がせたいと思う人妻を体現したかのような容姿だ。

 柑橘系の香水と女の愛液が混ざりあい、淫靡な匂いとなって漂う。

 

 ヒカルは我を忘れてその女体に飛びつく。明子もそれを嬉しそうに受け入れる。ブラがヒカルの手で外される。大きな釣鐘型の胸がプルリと飛び出してくる。乱暴に揉む。その乱暴さが堪らないとばかりに明子は喘ぐ。

 

 ヒカルは大きなおっぱいに顔を埋めた後、その乳首に吸い付く。もう片方のおっぱいも力強く揉む。蕩けるような柔らかさだ。

 

「あん、んんんん、あんっ、あんっ……ああ、いいわ、ヒカルさん。もっと、もっと乱暴にして」

 

 明子が喘ぐ。ヒカルは舌で乳頭を何度も往復させ、細かな振動を与える。そして、思いっきり吸い付く。

 

「ひぃぃぃぃぃ!いいわっ、そう、もっとぉ、気持ちいいのぉ~、あっ、んんん」

 

 胸を愛撫したままヒカルは愛液でびちゃびちゃになったショーツを乱暴に脱がす。露わになる女陰は湯気が立つほど愛液が溢れている。人差し指でその愛液を掬う。それを明子の口元に持っていく。人差し指にむしゃぶりつく明子。その様にヒカルは興奮する。

 シックスナインの体制になる。女陰に顔を埋め肉ビラをヒカルは嘗め回す。舐めても舐めても愛液は溢れ続け、ヒカルの顔をべちゃべちゃにする。明子もヒカルの肉棒を食べつくすようなフェラチオをしてくる。巨大な肉棒を喉奥まで吸い込んでのバキュームフェラは魂まで吸い取られそうな気持ちよさをヒカルに与える。ヒカルも負けじと、舌を膣内に挿入し、膨らんだGスポットを嘗め回す。右手で肥大したクリトリスを摘まみ、手こきする。

 

「んんんんんんんんん!! ぷはぁっ、はぁはぁ、んああああああああああああああああああああああああああ」

 

 明子はヒカルのクンニで絶頂を迎え、嬌声を張り上げる。ヒカルも限界まで追い詰められていたが、何とか射精は堪える。

 

 見つめ合い、キスをする二人。ヒカルはゴムを取り出し、己の肉棒へつけようとする。それを明子が止める。

 

「ピル飲んできたから大丈夫、生で来てヒカルさん」

 

 ヒカルは明子のその言葉にさらに興奮し、明子に押しかかる。黒のガーターストッキングだけになった明子を屈ませベッドサイドに手を付かせる。

 バックから明子のどろどろに溶けた人妻マンコへ肉棒を挿入する。膣奥を乱暴に押し潰すような抽送を繰り返す。身体を密着させ、ぷるんぷるんと揺れる胸を揉みしだく。明子の膣内は柔らかく伸縮し、ヒダと突起がヒカルの肉棒全部を包むように蠢動する。人妻の熟れたマンコ、あかりのぎゅうぎゅう締め付けてくるマンコとの違いが際立つが、どちらのマンコも最高に気持ちいいということは変わらない。

 

「セックス何年ぶりなの、明子さん?」

 

「んぁぁぁぁぁぁ、気持ちいい~、ヒカルさんのちんぽ、すごいのぉ~」

 

 完全に極まった状態の明子はヒカルの質問に答えないで快感を貪る。ヒカルの肉棒は熱い明子の蜜壺に飲み込まれ、ヒダでシェイクされる。ヒカルはそのあまりの快感に負けそうになる。ヒカルは抽送を止める。

 

「答えないとセックス止めるよ、明子さん?」

 

「あっ!!あっ!!あっ!!えっ、ふぇっ?なんで、動いてくれないの?ヒカルさん、お願い、早く動いて!狂っちゃうぅ」

 

「だから、先生とはもう何年セックスしてないの?答えてくれたら明子さんの子宮に射精してあげるよ?」

 

「5年してないわ!ねぇ、答えたから、早く続きして!ヒカルさん、お願い、私、狂っちゃうのぉ!!」

 

「うん、了解。子宮にたっぷり射精してあげるね」

 

「嬉しい!お願い、ヒカルさんんんっ、ひぃぃぃいいい」

 

「愛してるよ、明子さん」

 

「きぃたぁぁぁっ!!あっ、ぁぁぁんんんん!!ヒカルさんのぶっといちんぽ、きてるぅ!!」

 

「子宮が降りてきてるのわかる。ほら、ほら、ほら」

 

 ずこずこと容赦なく子宮を肉棒で突く。限界まで引き抜き、そして一気に突き入れる。ヒカルの大きく張ったエラがごりごりと明子の膣壁を擦りながら、突き進む。何度も何度もボルチオを突き上げる。引き抜く時にもエラがボルチオを引っ掻くように刺激する。

 

「んひぃぃぃぃぃぃ、しょこだめぇぇぇぇぇぇぇ、またイク!!、いっちゃうのぉおおおおおおお!!」

 

「子宮の中に俺の精子入っちゃうよ、いいの、アキラがいた場所を俺ので犯されて?」

 

「あへあぁぁぁ、いい、いいのぉ、いいから、ついてぇ、わたしゅのぜんぶ、おかしゅてぇぇぇぇ~」

 

「うわぁっ、すごいよ、明子さん!明子さんがイクたびに膣がすっげ~締め付けてくる。もう俺のものでいいんだよね、このマンコも子宮も?」

 

「そうれしゅっ!!!ぜんびゅ、ぜんびゅ、ヒカリュしゃんのものなのおぉぉぉ~、おひぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」

 

 

 ヒカルは今、人妻の5年間まったくペニスを受け入れていなかった熟れたマンコを犯している。その事実はヒカルをとてつもなく興奮させた。明子から立ち昇る汗と愛液と香水の匂いがヒカルを包む。バキバキになった肉棒を激しく突き入れる。突くたびにおしりの肉がぷるぷる震える。

 25歳から5年も性の営みがなかった明子の欲求不満はどれほどであるのか。明子は乱れに乱れた。そこには、日ごろの清楚な人妻の姿はない。ヒカルは少し抽送の速度を落とし、明子に話しかける。

 

「はぁ、はぁ、明子さん、本当に綺麗だよ。おっぱいも柔らかくて、素敵だ。美人な明子さんがアへ顔さらしてるのも、俺すっごい興奮する。ねぇ、明子さん、大好き、明子さんは俺のこと好き?」

 

「んあ、ひいいいいい、んんんん、あんっ、あん、だめ、だめなの、愛しちゃだめなのぉ~」

 

「何で?何でダメなの?気持ちよくない?」

 

 ヒカルはまた抽送の速度を上げながら、明子のGスポットとボルチオを責める。大きな胸を強く揉む。

 

「んひぁぁぁぁ、ひもちぃぃいいいいいいいい」

 

「気持ちいいでしょ。それは誰のおかげ?」

 

「ひ、ひかるひゃんでひゅぅ、んへああああああああ~」

 

「気持ちよくさせてくれて、愛してくれるのは俺ってことだよね?」

 

「んあ、へあぁっ、しょ、しょうでしゅ、あん、あへああああ」

 

「じゃあ、明子さんが俺のこと好きになるのは当然じゃない?」

 

「ああああああああっ……ひょうぜん?ひぁぁああああああ、しょうなの!ひょうぜんなの!しゅき!しゅきなのぉぉ!!!」

 

「誰が好きなの?」

 

「ひかるしゃん、ひかるしゃん!!んひぃぃいっぃいいいいいい!!!」

 

 ヒカルはまた、抽送を止める。アクメ顔でヒカルを振り返る明子、ヒカルは肉棒を突き入れたまま、明子にしがみ付き、顔を思いっきり突き出す。明子もベッドサイドに両手を付いた状態から、片手を地面につき、顔をヒカルの方へ突き出す。二人は貪るようにディープキスをする。真っ赤になった明子の顔は涙と涎と汗でぐちゃぐちゃだ。そんなことは関係ないと二人は互いの舌を求めあい、唾液を交換する。

 

「んじゅううううう、ちゅっ、じゅぞおおおおお、れろれろ、んああああああああ」

 

 ヒカルはキスを止める。唇と唇に涎の橋が出来る。恍惚の表情でヒカルを見つめる明子。イキ狂っていたさきほどにはない情動が、明子の瞳に宿っているのがわかる。

 

「愛してる、明子さん」

 

「私も!!私もヒカルさんのこと愛してるわ!!」

 

 ヒカルはその言葉にありがとう、と満面の笑みを明子に返し、再び抽送を再開する。今度は愛を確かめ合うように、優しく、明子の感じる箇所だけを責める。膣入口のヒダ、ぷっくらと膨れたGスポット、ボルチオ、膣奥、全てを犯していく。数分で明子は再びイキ狂い、感極まった状態に逆戻りする。

 

「んぼお~、でかちんぽすごいのぉ~、気持ちいいところ全部ついてくるのぉ!!いっちゃってる、私いっぱい、いっちゃてるのお~……んあああああああああああああああ!!!!」

 

「明子さん、俺、イクよ、明子さんの子宮に射精すよ?」

 

「きてぇ、きてぇ、ひかるしゃんのきてぇ~!!!」

 

「愛してる明子!」

 

「わたしもぉ、わたしも愛してるのぉ!!ひああああああああああああああ!!!!!」

 

 明子は顔を真っ赤にし、その端正な顔を淫靡に歪めながら果てる。明子の最後の絶頂でとろとろに溶けたマンコがざわざわとヒカルの肉棒に絡み、強烈な締め付けを与えてくる。ヒカルも限界を迎える。かつてないほど激しく射精する。肉棒を最奥、子宮口に当てた状態での射精。ヒカルは精液を明子の子宮内に全て吐き出す。そして、それを感じ、明子は幸福の中で意識を失う。

 

 

 

 

 それから、ヒカルは目覚めた明子を連れてシャワーを浴びた。風呂場ではディープキスをし続けながら、対面立位で明子の膣内に精液を流し込み、部屋に戻ってきて落ち着く間もなく、濡れたままの状態でむちむちのお尻が揺れるのを見ながらバックで犯し続けた。その間にヒカルは三度射精し、明子に至っては数えきれないほどイキ狂った。

 

 極度の発情からやっと落ち着いた明子にヒカルは他愛もない話をし、明子を楽しませた。そのおしゃべりの間、ヒカルはペニスを明子の膣内に入れたままにしていた。裸で抱き合い、笑いあいながら、時にキスをし、時に胸を揉む。そして、水を口で飲ませあう。まったりとした、いちゃいちゃスローセックスは明子を心の底から満足させ、最後に一発明子の中で果てて、その日のセックスは終わりを迎えた。

 

 翌朝、明子はヒカルの朝勃ちチンポを膣内で感じ、起床することになる。抜かずに寝てしまった昨夜の情事を思い出し、明子は顔を真っ赤にするのだが、ヒカルを起こしては可愛そうだと、ヒカルのチンポを抜かずにヒカルを抱きしめ直し、再び目を瞑る。心の隙間が埋まったような幸福感を感じながら、明子は二度寝するのであった。

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。