どこかの世界のとある道
3人の女性が歩いていた。
ただ、その内の一番後ろにいる女性は息を荒げて、杖の様なので地面を突いていた。
「えっと…大丈夫ヴィータちゃん?;」
「…ヴィータ、ベルガの騎士として情けないぞ」
「うっせぇ!あたしはお前らと違って今のに慣れてないんだから仕方が…うおっ!?」
それに真ん中を歩いていた女性、シャマルが声をかけ、先頭を歩いていた女性、シグナムが呆れて言うと女性、ヴィータは怒鳴ろうとして腕を振り上げたので前のめりに地面に倒れこんでしまう。
「~~~~~~~!!」
「ヴィータちゃん!?」
お腹に来た痛さに悶絶するヴィータにシャマルは自分のお腹に気をつけながら近寄り、シグナムはお腹を撫でながらため息を吐く。
さて、なぜ先にお腹に来たかと言うと…3人のお腹は臨月の妊婦位の大きさになっており、ヴィータにいたってはその体は170もあり、胸もシグナムとシャマルに負けない大きさの大人の女性に変化しているのだ。
なぜこうなっているのかは少し前に遡る。
☆
1時間前、時空管理局、無限書庫にて
「ごめんね3人共、手伝って貰って」
「良いのよ♪」
「情報関連ではスクライアには色々と世話になっているからな」
「そうそう、あたし等が好きでやっているから謝るなよ」
頭を下げる無限書庫での司書長であるユーノに3人は手を止めずに言う。
「まぁ、3人は客人だからそこのだけをやって貰えるだけで良いからね」
そう言うとユーノは別の場所の作業へと移動する。
「しかし、ホントに驚いたわね」
「ああ、リンディて…氏がクビとはな…」
「3提督のばあちゃん達も驚いてたもんな」
作業をしながら3人はリンディの事について言う。
そのリンディは今は旅に出ていると聞いてるのでどう言う旅をしているかは知らない。
…その本人は転生した夫と熱々の旅をしているがそれは別の話である。
作業も終りに近付いた所でヴィータはある本を見つける。
その本は茶色でタイトルは何も書いてなかった。
「何だこれ?」
貰っていた本の情報を見るがどこにもなく、色々と見るが分からなかった。
そんなヴィータに気づいたシャマルとシグナムが近寄って来る。
「どうしたヴィータ?」
「ん?ああ、何か情報にねぇ本があったんだよ」
「珍しいわね。しかもタイトルも書かれてないわ」
どう言う本なのかしら?とシャマルはその本を開いた。
それと共に3人は意識を失った。
「そっちは終ったかい?…あれ?」
少ししてユーノが来ると3人の姿がなく、3人のデバイスと1つの本しかなかった。
「おかしいな…」
頭を掻いた後にユーノは本を持ち、調べる。
そこにはマタニティワールドと書かれていなかったタイトルが刻まれていた。
あの3人が手伝うと言ってほっぽり出す事やデバイスを置いて行くなんて事をする訳ないのはユーノは分かっているのでデバイスを取るとはやてに連絡を取る。
☆
「ん…んんー」
気を失っていたが目に入った光に呻いた後にシグナムは目を開ける。
起き上がろうとして…驚愕した。
管理局の制服を着ていた筈なのだがなぜか騎士甲冑を着ており…お腹の部分が大きく膨らんでいた。
「うっ…」
「!?シャマルか!しっかりしろ」
隣からした声に顔をそちらに向けると同じ様に騎士甲冑を着て、お腹が大きく膨らんだシャマルがいて、シグナムは肩を揺する。
「シグナム…って何これ!?」
それにより目覚めたシャマルはシグナムに気づいた後に自分の体に気づいて愕然とする。
「これって…妊婦さんよね?」
「ああ…記憶が正しければな…」
驚きから覚めた後にシャマルは呟き、シグナムも海鳴にいた時に見た妊婦を思い出して呟く。
「あー…うるせえな…」
「その声はヴィータ!お前…も…」
「良かった。ヴィータちゃんもい…て…?」
後ろからの声に2人は振り返って言葉を無くす。
「あん?何だよ…」
そこには寝ぼけ眼のヴィータらしき女性がいた。
なぜかと言うと…顔立ちと騎士甲冑はヴィータのだが髪は三つ編みが解けて流れ落ちており、身長は170cmもあり、胸とお腹もシャマルとシグナムに負けない大きさになっていた。
「ヴィータ…か?」
「あん?あたしに決まってるだろ?と言うかお前ら太ったのか?お腹が出てるぞ?」
「いやあの…ヴィータちゃんも自分の体を良く見て」
恐る恐る聞くシグナムに女性もといヴィータはまだ意識が覚醒してないのかそう言ってシャマルが確認する様に言う。
言われた通りにヴィータは自分のを見て…目を見開き、わなわなとお腹を触り…
「な、なんじゃこりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
某刑事ドラマなノリで叫んだ。
ヴィータが落ち着いた後に3人は今の情況を整理する事にした。
「あたし等は無限書庫にいたよな?」
「ああ、それでお前が見つけた本をシャマルが開けた瞬間の記憶がない」
「それで何時の間にか私達は妊婦になってて、ヴィータちゃんにいたっては成長してるわね」
自分の大きくなった胸を触りながらその大きさに関心してるヴィータの言葉にシグナムが頷き、シャマルはお腹を撫でながら言う。
「んで此処はどこだ?」
「…考えられる限り、此処はあの本の世界かもな…」
「あの本はロストロギアだったかもね…まさか紛れ込んでたなんてね…」
顔を顰めて言うヴィータにシグナムは腕を組んで言い、シャマルは困った顔をする。
しばらくしてシグナムは立った。
「主達が何かをするにしても時間がかかるだろう…我々もその間、探索はしといた方が良いだろう」
「そうね」
「うっし、それじゃあ…うおっ!?」
シグナムの提案にシャマルも同意してヴィータは勢い良く立った後によろけて地面に倒れる。
顔よりもお腹と胸が大きく出ていたので地面にはお腹と胸が倒れる。
「っ~~~~~~~~~~!!」
「ヴィ、ヴィータちゃん!?大丈夫!?」
「……はぁ」
悶えているヴィータをシャマルはお腹に触らない程度に慌てて駆け寄り、シグナムは顔を抑えた。
奇妙な事に巻き込まれたヴォルケンリッター3人、彼女達に待ち受けているのは…
次回を楽しみにしててくださいm(_ _)m