※この作品はR-18です。

リゼヴィムの楽しみ   作:もっち~!

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悪魔との契約

---リゼヴィム---

 

僕ちゃんは悪魔です。寿命は永遠に近いです、ハイ。興味の湧く出来事がなく人生に飽きてきているところです。生きる屍状態というか…まだまだ死にませんけどね。

 

父親は初代魔王ルシファー、母親は魔女リリス。はっきりいってエリート魔族です。父親は三大勢力戦争っていうので死んでしまったので、戦災孤児というか。だれか、わたしに愛の手を…その手を切り落としたりもします。なにが「悪」でなにが「正義」なのか?僕ちゃんにはよくわからないです。しょせん悪魔ですから、「悪」で有るべきかと思いますが、現魔王達はそうでないみたいで、僕ちゃんの立場はビミョ~です。

 

あるとき、魔が差したというか、僕ちゃんのことを知っている者たちにとっては、ありえないことをしてしまった、僕ちゃん。それにより、原作とは違う人生を歩めたんじゃないかなっと。元々やればできる子なので、やる気になれば…まぁ、今までやる気になるようなことがなかっただけといってしまえば、そういうことです。

 

魔が差したできごと、人間の願いを叶えてあげちゃうことにしました。繁華街で願いのありそうな人にビラを渡して、呼び出されるのを待つ。この待つ間がイヤだからやらなかったんだよ。今迄はね。今回は割とすぐに呼び出されました。

 

呼び出してくれたのは、子供のできない夫婦の嫁の方でした。僕ちゃんと交われば、子供がすぐできると思うんだけど、旦那との子供がほしいと、お願いをされちゃいました。嫁の方は子供を宿しにくい身体で、旦那の方は精子の量が少ないときている。過去2回子宝のチャンスをのがしていて、今回がラストチャレンジって医者にいわれたとかで、思い悩んでいるです。今迄の僕ちゃんだったら、嫁を犯して子供を作っちゃうところですが、今回は魔が差したので、僕ちゃん流の協力をしました。

 

嫁さんの体内から受精卵を取り出して、力強い遺伝子をアレコレいれてみて、嫁さんの体内にもどしてあげました。さぁ、産まれるのが楽しみです。僕ちゃんの遺伝子と僕ちゃんと同じく物事に無関心な無限の龍神オーフィスの遺伝子、次元の狭間に漂っている真龍グレートレッドの遺伝子をいれてみましたから。きっと、世界を破壊してくれそうな子供ちゃんができるはずです。あぁ、楽しみだ。

 

 

 

---イッセーの母---

 

やっと子供が生まれた。元気な男の子だ。亭主は喜んでいる。出生にまつわる事実をまだいっていない。いつ言おうかな。

 

「この子の名前は、一番、誠実に生きてほしいという願いをこめて一誠にしようと思うけど、おまえはそれでいいかな?」

 

私は頷いた。私もこの人に誠実に事を説明しないといけない。

 

「あなた、実はねぇ…」

 

私から説明を聞いて驚いた顔をした、あの人。顔色が蒼い。

 

「この子は、一体なに者なんだ?」

 

その時、銀髪の中年男性…あのときの悪魔が姿を現した。

 

「その子は、あなた方夫婦の子供で人間です」

 

いきなり姿を現した人物に、あの人はさらに驚いている。

 

「でも、特殊な環境に行くと、どうなるかわかりません」

 

「特殊な環境って、なんですか?」

 

私は恐る恐る尋ねてみた。

 

「人間以外の者がいる環境ですよ、奥様。そう、僕ちゃんみたいな悪魔だったり、天使だったりしますけど。まぁ、滅多にないことなので、この子は人間として暮らせます」

 

「なぁ、悪魔との契約で、願いが叶ったら、命を差し出すのか?」

 

あの人が、恐る恐るだけど悪魔に疑問をぶつけている。

 

「命?いりませんよ。それではつまらない。願いの実現成果として、この子の人生の半分をもらいます」

 

「「半分?」」

 

私とあの人が同時に声をあげた。

 

「人間として半分生きて、残りの半分は僕ちゃんが自由に育てますよん。どんな子供になるか、ワクワクしています」

 

悪魔は嬉しそうだ。だけど…

 

「この子の人生はこの子に決めさせたい」

 

私は親としてもっともなことを言ったつもりだ。

 

「それでいいですよ。わたしはこの子の心の闇を育てますから、ふふふ」

 

不気味な笑い声だ。

 

「この子のほしい能力、ほしい仲間、ほしい女をプレゼントして、この子と世の中を変えることが、僕ちゃんの夢ですから」

 

さすがに悪魔。考えることが…

 

「今更、契約不履行はできませんよ。いいですね?悪魔祓いなんかしても無駄ですから。取り憑いたわけでなくて、契約しちゃったんですよ。まぁ、祓われるのはあなた方夫婦だけだと思います。それでは、またね♪」

 

あの悪魔は消えて去った。

 

「おい、お前、なんてことを!」

 

あの人は、怒る気力も失せているようで、感情のこもっていないセリフをいっているみたいだ。

 

「ごめんなさい。まさか、こんな展開になるとは思わなかったのよ」

 

「結果、元気な子供が生まれたのだから良しにしよう。心の闇ができないないように育てれば良いんだよ。それに、私達の前ではこの子は人間だもの。大事に育てよう」

 

考え方の切り替えの早さは、この人の良い部分。そうよね。この人との間の子供に変わりはないんだもの。大事に育てて、悪魔の誘惑に乗らないような子供にすれば良いのよね。

 

 

 

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