アザゼルの失態~別世界へ
---イッセー---
昨夜の対女性用戦闘の結果を踏まえ、対男性の場合を考えていた。ドライグとペ二ーくんの意見も聞きつつ、男性の場合は精気を吸い取れば行けるのでは、って結論に達した。ペニーくんにそのような能力があるか試すことになった。実験体は誰にしようかな…
2,3日、へたれ込んでも大丈夫そうな人…思い当たる人物がいることに気づき、僕は堕天使組織の本部に向かった。本部について、総督の居場所を聞き、そこへ向かい、ドアを開けた…
---アザゼル---
開発していた装置が完成した。これを使えば、一時的に相手のオーラを吹き飛ばせるはずだ。実験対象はイッセーにしようと決めていた。アイツなら、多少のオーラが吹き飛んでも大丈夫だろうし。
微調整していたら、ドアが突然開いてアイツが入ってきた。その時突然、勝手に装置が作動して、イッセーを吹き飛ばした…はず…だったが、吹き飛んだ先にイッセーの姿はなかった。俺は…イッセーを四散させてしまったのだろうか?しかし、アイツの痕跡がまるでないけど…だまっていれば、わからないと思ったけど、マズイ奴に見られてしまった。
「おい、アザゼル。イッセーくんに何をしたんだ?」
声をする方を振り向けば、バラキエルがいた。
「実験をしたら…消えた」
「消えた?どこに飛ばしたんだ?」
「わからねぇ…」
俺は、やってしまったことの重大さに、冷や汗が止まらない。
---イッセー---
急に吹き飛ばされて、気づくと僕は家にいた。自分の部屋だけど…改装前の家の部屋だった。自分に起きたことを推察すると、何かの衝撃で違う時間軸に飛ばされたってことかな。自分の中のドラゴンに話しかけて、相談すると同じ結論に達した。いったい、僕はいつの時代に飛ばされたんだろうか?ベッドの下に隠してあったエロ雑誌の発行日から1年後の春あたりかなって推察してみた。この時代の僕は…僕のいた時代に飛ばされたのだろうか?それとも、違う時代かな?
階下に降りると、母さんに学校へ早く行かないと遅刻するっていわれた。あ、夏休みではないことは確実だ。自分の部屋に戻り制服でクラスを確認すると、2年生になっていた。これからの未来が体験できるのかぁ。この時代のイッセー次第で、違いは出て来るだろうけど、起きる出来事は同じなのかな?などと考えながら、学校へ向かう。
---アザゼル---
イッセーの秘密基地の会議室…俺はみんなに吊し上げられている。
「イッセーくんは、どこに飛ばしたのよ?」
最大オーラを纏ったセラフォルー…
「イッセーくんは、無事なんでしょね?」
俺を縛り上げたグレイフィア…
「イッセーくんを、実験材料にしたのか?」
サーゼクスの目が怖すぎる…
「イッセーくんに、もしものことがあったら、上司と言えども覚悟しておいてくれ」
バラキエル…味方にならないかぁ。
「一定期間飛ばす装置だから、一定期間過ぎれば、戻ってくると思う」
俺は、力強く説明したが…
「アザゼル、君の設定外のことが起きたんだろ?そう、言い切れるのか?」
アジュカ…
「想定外ではあるが…はぁ…すまない」
謝っても、許されないだろうな。
「アザゼルと俺で、装置を再確認してみる。どんな現象が起きて、イッセーくんがどうなったかを調べてみるよ」
俺を吊し上げて埒があかないので、アジュカと俺とで、検証してみることになった。
---イッセー---
突然、学年が上がっていて、勉強が難しくなっていた。困ったぞ。
放課後。まだ、リアス達と知り合っていないのだろうか。知り合っていないのなら、気軽に会いに行くことはできないなぁ。知り合っていないのであれば、僕のいた世界の延長ではないってことになる。これはこれで、不安と期待が入り交じっている。
帰り道、突然、見知らぬ女生徒に声をかけられた。って、いうか、コイツは人間ではなくて堕天使。なのに、駒王学園ではない学校の制服だ。妖しい。
「あの、これを読んでください」
僕に1通の封書を渡すと、顔を真っ赤にして、走り去って行った。僕は、迷わず彼女を尾行した。なにかの罠だと思ったから。駒王学園以外に堕天使が生徒になることは、確か協定違反だったはずだから。この時代の僕なら、『ギブミー女』だろうから、罠に簡単に嵌まったかもしれないけど、僕は違うから。『ギブミー精力』だし。もし相手の仲間に男がいたらアレを試してみたいしねぇ。
尾行している女は、廃れた教会に入っていった。こんな処に入るなんて…屠ってもいい獲物みたいだなぁ。きっと、はぐれだろう。
---レイナーレ---
友達いなさそうな獲物に、ラブレターを手渡した。きっと、明晩狩りができるはずだ。事前調査で、倍化系の神器を持っていることがわかっているし。明晩が楽しみだ。
教会の1階部分から大きな音がした。私は今居る地下室から、1階へと階段を駆け上がると、仲間のドナシークがミイラ化していた。
「ドナシーク?どうしたのよ」
私は彼に駆け寄った。すでに、彼は息絶えていた。周りを見渡すと、仲間のカラワーナとミッテルトが、全裸で失神していた。何が起きたの?背後から物凄いプレッシャーを感じて振り向くと、彼がいた。
「僕を嵌めるなんて十万年早いよ!」
私が獲物にしようとしていた彼だった。私は堕天使の姿に戻ろうとしたのだが、人間の姿で全裸にされ、大の字に磔られた。
「天野夕麻ちゃん。待てないから来ちゃいました。楽しみましょうよ」
え?何を言っているの?人間風情が…その時、彼から人間以外の…恐怖心に駆られるオーラを感じた。コイツ、何者なんだ?
『explosion』『Transfer』
神器の声と同時にアイツが私の身体に触った。
「夕麻ちゃんの感度を100万倍にしました」
「え?なんの感度?」
「ここの感度」
彼は私のクリ●リスを軽く撫でた。それだけで…私は至った。目が覚めた後も、プチ絶頂感が私を襲い続けた。
「夕麻ちゃんのここ、おいしいねぇ」
って、下腹部を舐め回している。コイツ、変態か?
「そうだよ。変態だよ。そろそろ、お前の精力も全部もらおうか?」
精力を吸う?まさか、ドナシークは…
彼のペニスが私の膣に、スムーズに挿入されていく。あの動作すらもプチ絶頂感が満載だった。ピストン運動がなされる度に、高揚感が満たされていった。そして…
---イッセー---
そして、精力を吸いきって、ミイラ化した夕麻ちゃんを床に寝かした。部下と思われる3体のミイラと共に。
男相手だと交尾しなくても、精力を吸い取れることがわかった。これは大収穫である。味方相手にする場合は、加減をしないとミイラになってしまうこともわかった。注意しないといけないなぁ。
教会の外に、誰かが来たみたいだ。僕の強烈なオーラを感知されたと思い、その場を静かに後にした。
---リアス---
強大なオーラを感知して、私とお兄様とで向かった。そこは廃れた教会だった。中に踏み込むと、身体中が紅潮していくのがわかった。今までに感じたことがない感覚だ。お兄様の顔が恍惚になっていく。私はお兄様に連れられて、外に脱出した。
「媚薬でみたされたような空間だな。リーアの恍惚な表情は可愛くて良かったけど」
「お兄様も恍惚な表情されていましたよ」
「あぁ。リーアの顔で逝きそうになったよ」
と、苦笑い。媚薬使いが相手だとやっかいだなぁ。閉鎖空間で対処方法がないものなぁ。お兄様の力で、教会の壁を一面取り除いて、空気を入れ換えて、探索すると、4体の堕天使のミイラが並んで横たわっていた。
「これはどういう意味かな?」
アゴを手で触り、考え込むお兄様。
「まさか、ミイラ化出来る相手ってことはないですよね?」
「あり得るだろう?あれだけのオーラを出せる相手だ。油断は禁物だぞ、リーア」
やっかいな相手だな…
---イッセー---
いつになったら、元の世界に帰れるのだろうか?ムクムクする日ははぐれ狩りをして、暴走を止めているけど、暴走したら、この世界どうなるんだろうか?
リアスとの接触がなく1週間が過ぎていた。アザゼルと接触がしたかったけど、堕天使領に転移できなかった。この世界の堕天使領へ行ったことがないからだな。そうなると、リアスかソーナに接触しないとダメだな。
学校からの帰り道、見覚えのある魔法少女を見かけた。チャンス到来かな?尾行すると、マンションの1室に入っていった。僕は、その部屋に潜入した。中を窺うとソーナもいる。ここが住処なのね。僕は部屋に結界を張って、媚薬を展開させていった。
---ソーナ---
熱があるのかな、私もお姉様も顔が赤らんでいた。いや、全身が赤らんでいる。ブラが乳首に触れる度に、下半身から分泌液が漏れているみたいだった。お姉様は、ご自分で胸を弄び、下半身をいたぶっていた。私も自然と、そのような行為をしている。悶々とした気分が満ちてきた。どうして良いかわからない。
そんな時、私の下腹部に何かが挿入され、ピストン運動をしている。刺激をもらうたびに、プチ絶頂感に満たされていく。誰かわからない相手と濃厚なキスをしている。胸を吸われ、舐められていく。その度に幸せを感じている私。
朝、目が覚めると、全身が筋肉痛だった。お姉様は部屋にはいなかった。どこへ行ったのだろうか?
---セラフォルー---
私に幸せをもたらせてくれた彼と堕天使領に向かっていた。グリゴリの本部を教えたら、もっと気持ち良くしてくれるといわれて。私は夢なら覚めないでって願っていた。
でも、気が付いたら、シトリー邸の庭だった。なんでだ?
---イッセー---
グリゴリの本部に潜入。アザゼルを探す。アザゼルの部屋を見つけ、部屋の中に入る。中にはアザゼルがいた。僕は部屋に結界を張り、アザゼルに声をかけた。
「アザゼル。僕は別世界のアザゼルによって、この世界に来てしまったイッセーだ」
アザゼルは声がした僕の方を見た。
「なぁんだとぉ?別世界の俺に?」
驚いている。そりゃ、そうだよな。
「帰り方がわからないで困っているんだ。帰り方を教えてくれないかな?」
「そんなぁもん、知るかぁ!そもそも、お前が別世界から来たって証拠はあるのか?」
証拠?なんだろう??
「アザゼルを知っていることが証拠かな」
アザゼルは、アゴに手をやり、
「そうだな。それが証拠だな。この部屋にスムーズに来たのも頷けるな。お前の世界の俺はお前に何をしたんだ?」
「何かを撃ち込まれたみたいだった。不意にされたので、確信はないけど…」
記憶を探って僕は答えた。
「不意にかぁ。俺らしいなぁ」
納得するところなの?
「それだけじゃ、わからないなぁ。お前はいつ頃に飛ばされたんだ?」
「この世界でいう、昨年の夏休みです」
「あぁ、じゃ、あの装置だ。相手のオーラを一定時間、吹き飛ばす装置を作ったんだ。でも、実験体が見つからずにお蔵入りしている」
「きっと、それです。一定時間過ぎれば、戻れるのかな?」
「たぶん…」
「一定時間って、どの位ですか?」
不安気に聞いてみた。
「タイマー部分に不具合があってなぁ…わからないんだよ」
「えぇ~!それは困るなぁ」
僕の抱えている問題を、アザゼルに話した。
「なんだって~、グレートレッドとオーフィスとリゼヴィムの遺伝子が組み込まれた人間?で、遺伝子融合で進化中だっていうのか?」
頷く僕。
「万が一、僕が暴走したら、危険ですよきっと。暴走中の記憶がないけど…」
顔が青ざめているアザゼルが、何かの検査装置を当てて来た。
「まじかよ~!『強奪』『器物創造』『停止世界の邪眼』『赤龍帝の籠手』『魔剣創造』こんなに持っているのか?で、『神器無効化』『無価値』『滅びの力』『滅殺の魔弾』『覇軍の方程式』って…たしかに暴走したら危険すぎるぞ。神器も魔法も効かないだろうな」
「やっぱり…」
声が震えている僕。危険だよなぁ、能力てんこ盛りだと…
「で、無限なドラゴンの力と、底知れぬ悪魔の力も持っているのかぁ。聖なる力なら倒せるのか?」
「僕も聖なる力を使いますけど…」
十字架磔プレイの説明をした。
「最悪だろ?それって…お前はラスボスかぁ?」
「暴走したら、そうかもしれないです」
暴走を止める方法も説明しておく。
「ティアマットクラスでないとダメなのか?それか、グレイフィアとセラフォルーかぁ。お前の説明をしても信じてもらえないかもな」
「実際に暴走すれば良いのかな?」
「バカな行動は止めてくれ。止め方が確立していないのに…別世界でも、俺を頼ってきたお前の為だ、どうにか交渉してみよう。あと、戻る方法も検討してみるよ」
僕はアザゼルに頭を下げた。