---イッセーの母---
あれから、悪魔は私達の前に現れていない。亭主は、やっていいことと、悪いこととをしっかりと教え込んでいる。幼児期に人としての基本を叩き込むようだ。イッセーは平凡な我が家ですくすくと育っている。あの悪魔のことは夢の中のことと思われる日々であった。
が…
ある時、イッセーはお友達のイリナちゃんの家に遊びに行ったのだけど、泣いて帰ってきた。理由を聞くと、イリナちゃんの家にいたら、すごい寒気がしてきてイリナちゃんの家にいられなかったそうで、せっかく遊びに行ったのに自分の不甲斐なさに泣いているようであった。
イリナちゃんの家?確か…教会…あぁ…悪魔との契約は夢でなかった。イッセーには悪魔の遺伝子が入っているんだ。
その日の夜、イリナちゃんのお父さんが我が家にいらした。娘さんから、イッセーの様子を聞いて、なにかを感じていらしたそうである。私達夫婦は、イリナちゃんのお父さんに、イッセーの出生の秘密を打ち明けた。驚くイリナちゃんのお父さん。悪魔との契約破棄は出来ないみたいだった。イリナちゃんのお父さんは教会のエージェントだそうで、イッセーの出生の秘密を知ってしまったので、イッセーは教会の監視下におかれることになってしまった。
私達は、イッセーの秘密を一番いってはいけない人にいってしまったようだ。とりあえず、教会の施設に入れて、検査をしてみてくれるようだけど、それって事実上の隔離のようだ。
せっかく授かった子が、教会に奪い取られてしまった。
---イッセー---
イリナちゃんとイリナちゃんパパと僕の三人で、外国に旅行することになった。健康診断をするのに病院にしばらく入院してから、飛行機で外国に行くんだって。楽しみだ。
出発の日、病院に連れて行かれてから、会うことができなかったお父さんとお母さんに空港で会った。二人とも泣いて僕に抱きついている。なんで?これから楽しい旅行なんだけどなぁ。
外国でお土産を買って帰ることを約束した。
---紫藤---
まさか、娘のイリナの友達に悪魔の因子を持つ子がいたなんて…ご両親の願いはもっともなことではあったが、相手が悪魔では教会のエージェントとして見過ごせない。心を鬼にして、両親から子供を、イッセーくんを引き離した。問題はどのクラスの悪魔と契約したかだ。上級悪魔あたりなら倒せると思うが、それ以上だと…まぁ、人間と契約を結ぶのはたいてい下級悪魔あたりなんだけど、ここまで手の込んだことはできないはず。
イリナと一緒ならイッセーくんが不安にならないと思う。二人をバチカンの近くの教会の施設に…聖なるものを極力置かないようにしてイッセーくんを監視してみようと思う。まず、相手の正体を見極めないと手をだせないから。
---リゼヴィム---
僕ちゃんのイッセーを、ご両親から奪い取るなんて、じぇったいに許せない。両親の元ですくすく育ってから、色々育てようと思ったのに。ふふふ、まずバチカンを破壊しようかな?いや、乗っ取るのも悪くないなぁ。僕ちゃんのイッセーに、あいつらと戦える能力をプレゼントしよう。
僕ちゃんのイッセーの意識に飛び込んだ。
「イッセーたん、使えるようになったかな?この前あげた神器は」
「あっ、リゼおじさん!説明書が難しいよ。まだ小学校にあがっていないんだからさぁ」
「う~む、わかった簡単にわかる説明書をあげよう。これでどうかな?」
イッセーたんに、テレパシーで神器『強奪』の使い方を教える。
「それはねぇ、相手の装備とか能力とかを奪えるやつだ。イッセーたんがほしいモノがあったら、ソレを思い浮かべて『強奪』ってささやけば、イッセーたんのモノになるよ」
「あぁ。なるほど。他の人の力と能力が奪えるんだね。こっちのは、どう使うの?」
それはなんだっけかな?イッセーたんにあげた説明書を読む。あぁ、思い出した。神器『性なる誘惑』だ。
「こっちは今のイッセーたんには早いかもしれないけど、相手を自分のペットみたいにできるんだよ。女性に使えば効果はやみつきだよ。あのお友達で試してごらんよ」
「わかりました。試してみます。あと、ドライグだっけ?まだ目がさめてないみたい。話しかけても返事ないよ」
イッセーたんは赤龍帝を宿していた。アレ使えるようになると、僕ちゃんの夢に近づけるから、積極的に仲良くなるように誘導しているのよん。
うん?神父の気配がしてきたなぁ。帰るかな。
「イッセーたん、また来るよ!」
「リゼおじさん、オーくんはここに呼んでいいのかな?」
「ここはやめておいた方がいいかな?じゃあねぇ~!」
オーくんっていうのは、オーフィスのことみたいだ。僕ちゃんはイッセーたんの意識から抜けた。イッセーたんから僕ちゃんに宿題が出ている。イッセーたんのほしいモノリストに書かれている能力を探して、奪って、プレゼントするのだ。なかなか楽しい人生になってきたと思う。僕ちゃんなら楽してなんでもできると思っていたのだけど、実際は楽ではない。その楽ではない部分が、むしょうに楽しい。今回の宿題は『再生能力』だ。さてどうしようかな?ワクワクな毎日が楽しめそうだなぁ~♪
---イッセー---
僕にとってのドラ●もんのようなリゼおじさんから、色々な能力をもらっているので、一人でも楽しめる。たとえば、千里眼。部屋から出ないで、色々な部屋がのぞける。イリナちゃんのお風呂シーンもばっちりだ。リゼおじさんからもらった裸の女の人がおちんちんを舐めている脳内で再生できるビデオ。女の人の舌って気持ちいいのかな?なんて考えたり。大人の女性でためしてみようかな?『性なる誘惑』を。イリナちゃんだと胸平らだし、舌が短いしねぇ。建物内に大人の女性がいないか探してみる。
---グリゼルダ---
紫藤牧師に託された少年。悪魔の因子が埋め込まれているらしい。埋め込んだ悪魔の情報を収集する間、あずかることになった。ここは、教会の施設の一部で、彼の部屋の周りには聖なるものを配置して、悪魔との接触を阻んでいる。聖なるモノの近くでは彼は痛みを感じるようだ。なので部屋からでることはできないので、一人部屋にこもっている。
はずだった…
消灯時間になり、ベッドに横たわる。しばらくすると、今迄感じたことがない刺激を身体に受けていた。股間が熱い。胸がはち切れそうだ。声を出そうとするが、出ない。なにかの術をかけられたみたいだ。だれが?私以外にこの部屋に誰かいるの?
意識が断片的になっていた。四つん這いになって、なにかを優しく舐めている。味はしない。でも徐々に大きくなっていく。なに、これ?やがてソレを口いっぱいに頬張る。口の中で舌で舐め挙げていく。のどの奥の方まで付かれている。
「うぐっ…うげぇ…」
ノドの奥を突かれる度に吐きそうになる。
口の中から取り出されたソレは、私の充分に濡れている膣に差し込まれた。膣内でうごめいている。膣のトンネル内を手探りされているような…こんなに気持ちのいい行為は産まれて初めてだ。悪魔のような手が私の胸をまさぐる。あぁ、神よ。許し給え。悪魔に犯されているみたいだ。乳の出る穴に何か差し込まれているみたい。乳房の、乳首の、内側から刺激が…天にも昇る気持ち良さだ。私が天使だったら堕天しているかもしれない。
あれから何時間が経ったのだろうか。私は床に四つん這いになっていた。首には首輪が嵌められている。
「今から、僕のペットだよ。グリゼルダさん」
え?その声は…イッセーくん。この部屋は私の部屋だ。どうやって、ここまで来られたの?聖なる物がこの部屋にはあふれているはずだよ。部屋を見回すと、壁に飾ってある十字架、棚の上のマリア像。ちゃんとあるのになんで?
首輪についている鎖が上に引かれた。私は立ち上がる。目の前にはイッセーくん?いや、私の知っているイッセーくんよりも年上に見える。でも、イッセーくんの面影もある。混乱してきた私。
「もう、僕から逃げられないよ。あなたの身体は僕しか求めないからねぇ」
え?どういうこと?声が出ない。
「その首輪をしていると声は出ない。能力持ちの人の能力を無効にする。普段は外れているけど、僕が念じればいつでも嵌まるからね」
彼は私の乳首にしゃぶりついた。手で乳房を刺激している。そのとき信じられない事がおきた。私の乳首からなにかが出ている感覚がした。
「おいしいよ、グリゼルダさんの乳は。甘くておいしい」
え…
「なんで乳が出るか不思議なんでしょ?僕がそういう風にしてあげた。僕以外の人には出ないけどね」
この人、本当にイッセーくん?
「僕?イッセーだよ。あっ、人の心を読むことできるよ。教会の人はひどいよね。僕を一人部屋に閉じ込めて。これから、グリゼルダさんがペットだからいいけど。毎日、僕の相手をしてもらうよ、いいねぇ。異論は認めない」
---紫藤---
グリゼルダさんの様子がおかしい。いや、この施設にいる者のすべてがおかしい。私はバチカンから戦士を数名借りてきた。施設に入った瞬間、施設の護衛兵が襲ってきた。戦士が護衛兵をなぎ倒していく。私はイッセーくんの部屋に急いだ。ドアをあけようとしたら、はじき飛ばされた。結界がはってあり、入れないようだ。
あれこれ、どうするか考えていると、、目の前のドアが静かに開いた。部屋に入ると…グリゼルダさんとイリナが彼と性戯をしていた。
「これはこれは、イリナさんのお父様。僕を両親からよくも引き離してくれましたね」
顔は笑っているが、目つきが笑っていない青年になったイッセーくんがいた。
「なにをしている?」
「見てわかりませんか?イリナに性戯を教え込んでいるんです」
なんだとぉ?
「まだ、小さいから舐めるくらしかできないですけど」
けなげにイッセーくんのペニスを舐めているイリナ。
「な、なぜ、イッセーくん、君は青年になっている?」
「僕は悪魔でない別種族ですので、人化が出来ます。思った年代のね」
「人化?まさか、ドラゴンかぁ?」
「正解!」
「なんで、うちに来たときは激痛が?」
「あの時は、まだ僕の身体の仕組みを僕がわかっていなかったから。今は、自由に種族チェンジできます」
「種族チェンジだとぉ?」
「えぇ、ここに一人で幽閉されて、色々勉強する時間がありましたから。あと、イリナちゃんパパでは、僕の協力者は倒せませんよ」
「だれが、君のバックにいるんだ?」
「教えれば仲間になってくれますか?いや、仲間にならないといけないんです。異論は認めませんよ」
「仲間?悪魔の仲間にはならない!」
「イリナとグリゼルダさんは僕のペットです。いや、この施設の女性全員が僕のペットです。男性は全員、僕の兵です。いっている意味がわかりますか?あなたは自分の娘と戦えますか?」
イリナと?目の前のイリナを見ていると、彼の言葉がウソでないように思える。肉と肉がぶつかり合う「パンパン」と音がしてきた。私と会話しているのにグリゼルダさんと性交を始めている。イリナは、剣で私を斬りつけてきた。
「おい、イリナ!やめろ!」
イリナの攻撃を避けまくる。キリがないぞ。イリナから剣を取り上げた。すると、イリナは隠し持っていた短剣を自分の首元に当てた。
「イッセーくん!やめさせてくれ!」
「僕の両親から僕を取り上げておいて、自分は助けてくれてって…じゃぁ、僕の仲間になってくれますね」
娘の命を人質かぁ…娘の命と引き替え…いや、油断させて彼を消そう。
「あぁ、いいよ。仲間になるよ」
「一つ言い忘れましたが、僕は人の心も読めて、弄べるんです」
「なんだとぉ!」
「私と交わらせたあなたとの契約は破れませんよ。娘の命と引き替えに我々の仲間になったんだからなぁ」
目の前のイッセーくんが、銀髪の中年男に変身した。
「僕ちゃんのイッセーたんは、疲れて寝ているわよ。あぁ、普通にしゃべるって疲れるわねぇ」
彼の指したベッドでイッセーくんがグリゼルダさんの胸を枕にして寝ていた。じゃぁ、コイツは誰だ?
「ふふふ、教会きってのエクソシストが僕ちゃんたちの仲間とは心強いわ。僕ちゃんはリゼヴィム・リヴァン・ルシファー。聖書では「リリン」って名で刻まれているわよ」
…魔王ルシファーと魔女リリスの子供だと?
「あらあら、驚いちゃって、声も出ないのかしらねぇ。では、私との契約は絶対ですから。破ったら、一族全員冥界で悪魔に転生してもらうからな!」
イッセーくんの後ろ盾は去って行った。