※この作品はR-18です。

リゼヴィムの楽しみ   作:もっち~!

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リベンジに向けて

 

---シスコン兄の世界---

 

「お兄様、どうしてイッセーを消し去ったのよ」

 

サーゼクスの滅の力で、イッセーを消されたことに、リアスが激怒していた。

 

「だって、あいつに調教プレイをされたんだろ?」

 

「それはイッセーじゃなくて、ドエスの朱乃よ!イッセーはコカビエルを倒して、ソーナをお持ち帰りしただけよ」

 

イッセーを消した理由を聞き、さらに激怒していくリアス。

 

「それって、ソーナくんと浮気じゃないか」

 

「はぁ?私とソーナとセラフォルー様の三人でイッセーを愛そうって約束したのよ!!イッセーを元に戻してね。じゃないともう『お兄様』って呼ばないから、魔王様!」

 

サーゼクスの顔は青ざめていった…

 

 

 

---イッセー---

 

とんだ夏休みだった。未だに身体中が痛いし。いつか、あのシスコン・サーゼクスにリベンジしたる。みんなから無理って言われてもね。

 

って、ことで、久しぶりにリゼおじさんの部屋に遊びに行った。

 

「イッセーたん、全力の滅びの力を喰らっても、その程度で済んで良かった。良かった♪」

 

生きていて良かったと本当に思う。妹を思う心で力が増加したんじゃないのか、あのシスコン・サーゼクスの奴は。

 

「ねぇ、リゼおじさん。シスコン・サーゼクスにリベンジしたいから、アイツの世界に旅行する方法ってないかな?」

 

驚いた表情をするリゼおじさん。しばらく思考の海に潜行して…浮上した。

 

「イッセーたんが、こうして戻れたんだから、旅行できると思うんだよ。もしかすると、イッセーたんの能力に、そういうのが有るのかもしれない♪アザ坊のポンコツ技術のせいで飛ばされたんじゃなくて、あれがトリガーなんだと思うのよ」

 

そういえば、どちらも強烈な衝撃だったなぁ。

 

「衝撃を受けると飛べるのかな?」

 

「う~んとねぇ、死に直面するような衝撃だ・か・ら、イッセーたんの防衛本能だわね」

 

リゼおじさんは、術式プログラムを僕の目の前に展開した。

 

「どのパラメータかな?…もっと、奥かな?」

 

表示されているらしい、僕のパラメータ表のページをめくっていくリゼおじさん。

 

「おぉ…有ったよ、イッセーたん。ドライグに使い方を送っておくから、練習をしてみてね」

 

「ありがとうございます、リゼおじさん。練習って、この世界に戻れなくなったりしないかな?」

 

「それは、大丈夫。この世界に戻る方法もドライグに送っておくから。あとは、リベンジするなら、まず身体を治して、もっと強くならないとねぇ」

 

「そうだよね。ありがとう、リゼおじさん!」

 

僕はリゼおじさんに頭を下げて、部屋を出た。次に黒歌と白音の部屋に転移した。

 

 

------

 

「イッセー、私達二人の力で、再生能力を上げればいいのね?」

 

黒歌さんと白音にお願いをした。まず、再生能力を気の力で活性してもらおうかと。

 

「出来ませんか?」

 

「出来ると思うけど、高める過程で激痛が走るかもしれにゃいよ」

 

「かまいません。早く治して強くなって、アイツにリベンジしないと、悔しくて…」

 

「わかったにゃん。白音、イッセーの気を操るにゃ」

 

「わかりました。お姉様。お兄様、我慢できない痛みだったら言ってください。私の方だけ、癒やしの力に切り替えますから。」

 

「ありがとう。黒歌先生、白音」

 

あっ、黒歌が照れて頬を紅潮させている。

 

 

-------

 

 

黒歌、白音のおかげで、身体が治った僕。次は、鍛錬だ。誰に鍛えてもらおうかな?あぁ、貸しがある奴がいたなぁ。僕はアザゼルの元に転移した。

 

「確かに、お前には申し訳ないことをしたと思う」

 

「じゃぁ、シスコン・サーゼクスにリベンジする鍛錬方法を教えてください」

 

「いや、それは無理だろ。この世界では、お前は無敵なんだから」

 

「じゃ、僕の持っている能力で、シスコン・サーゼクスにリベンジできる能力がないか、探してください」

 

渋々、なにやら術式プログラムを僕の前に展開して、調べてくれるアザゼル。

 

「うむ…『追憶の鏡』か『黒い龍脈』辺りかな…って、いつの間に増えているし」

 

「あぁ、その2つは別世界のソーナ眷属から『強奪』してきたんだ」

 

「おぃ…」

 

驚いているアザゼル。

 

「驚きついでに、別世界から聖剣を5本『強奪』してきました。これで6本コレクションしています」

 

「…」

 

絶句したアザゼル。

 

「その聖剣はコピーか?」

 

「全部本物だよ。コピー品を返却したからね。ふふふ」

 

「お前、別世界で悪魔度が高くなっているんじゃないか?」

 

心配そうに僕を見つめるアザゼル。

 

「そうなんだよ。だから、早く帰ってきたかった」

 

「そっか…」

 

「情報ありがとうございました。『追憶の鏡』か『黒い龍脈』だね。使いこなせるように、がんばってみます」

 

アザゼルの元を去った。

 

 

----

 

 

10月に、リアス達の修学旅行があるみたいだから、その辺りにリベンジ旅行をしたいなぁ…

 

「なぁ、ドライグ。鎧を着れば、大丈夫かな?」

 

『う~む、俺は自信ないなぁ。オーフィスかアポが鎧に成れれば、耐えられるかもしれないな』

 

「オーくん、鎧に成れるの?」

 

「我 イッセーの為になりたい。でも、鎧への変身 わからない」

 

「アポくんは?」

 

「わからないな。私もオーフィスも、仕えるのは初めてだからなぁ」

 

「どうしよう。誰に聞けばわかるかな?」

 

頭を抱える僕。

 

『なぁ、イッセー。お前の本来の力を解放すれば、オーフィスとアポの力が使えるんじゃないのかな?試してみないとわからんが、お前には彼らの遺伝子が備わっているから』

 

あぁ、そうだったね。僕の中にはオー君とアポ君がいつでも一緒にいるんだったな。僕は力を解放した。僕の身体は漆黒に紅の鎧に包まれていった。

 

「アジ、強度が知りたいから魔法を撃ち込んでみて」

 

アジの1000個の攻撃魔法が僕を直撃した…おぉ、無傷だ。

 

「俺の魔法を喰らって無傷かぁ…ますます、強くなるなぁ、イッセー」

 

アジに頷く僕。次は、この状態で1日いられるかの耐久テストだ。

 

そうだ!アザゼルに言われたことを試してみよう。僕は鏡状態のラインを無数出して、身体に巻き付けていく。

 

「クロウ、殴ってみて!」

 

クロウが殴ると、その攻撃のダメージを全てクロウへと返した。殴られて破壊されたラインは修復されていった。

 

「これで、完璧な防御かな。インパクトの瞬間にエネルギーだけ吸収して、ダメージだけ相手に返却できるみたいだし。このダメージに聖なる力を付加させれば…ふふふ」

 

『おい、どこまで進化するんだ、お前って奴は…本当に悪魔キラーな悪魔だな』

 

 

---シスコン兄の世界---

 

「なんだって…友好を結んだ相手を消した?」

 

驚愕の表情の冥界の技術担当のアジュカ。

 

魔王代表のサーゼクスからの報告を受けた他の3名の魔王達。

 

「どういうことよ。サーゼクスちゃん」

 

怒り心頭な冥界の外交担当のセラフォルー。

 

「いや、アイツがリーアを苛めたと思って…」

 

「おいおい、単なるシスコン兄の判断じゃないか。お前は魔王って自覚があるのか?」

 

冥界の軍事担当のファルビウムが、サーゼクスを責める。

 

「皆、すまない」

 

3人の魔王に頭を下げるサーゼクス。

 

「すまないで済んだら、友好条約なんかいらないだろ?他の勢力に、バレているのか?」

 

「現場にアザゼルが居たので、堕天使達は知っているかもしれない」

 

「お前ら、バカ友だな。トップ二人で何をしやがったんだ?」

 

ファルビウムは頭を抱えていた。

 

「この世界の元々のイッセー君が戻って来たみたいじゃないか。彼も生きている可能性はあるぞ」

 

アジュカは、今回の件を冷静に分析していく。

 

「もし、生きていたら、リベンジしに来るだろうな。その時、お前はどうすんだ?サーゼクスよ。この世界に来る前に、別世界で魔王を全滅させているって、知っていて攻撃したんだよな」

 

ファルビウムはサーゼクスを責める。

 

「お前は、もう少し入院していた方が、良かったんじゃないのか?この精神脆弱男よ」

 

ファルビウムに、言われ放題のサーゼクスだったが、何も反論が出来ないでいた。魔王達の責めよりも、実の妹に言われた仕打ちに打ちのめされていたので、心ここに在らず状態だったから。

 

「リアスちゃんに、彼を戻さないと、金輪際『お兄様』って呼ばないって言われたみたいよ」

 

セラフォルーから追加の情報。「リアス」という言葉に反応して涙を流し始める最強の魔王様。

 

「ファルビウムよ、もし彼が生きていて、リベンジをしに来たら、防げるかい?」

 

アジュカが問う。

 

「全力の滅びの力を、まともに受けて生きていたら、それはそれで脅威だと思う。その上、更に鍛えてから来襲することも考えられる」

 

三人の魔王は、サーゼクスを睨みつけていた。

 

 

------

 

 

リアスの元には、この世界のイッセーが戻って来ていた。が…

 

「部長、そんなことできません。迫らないでください。アーシアもしばらく逢わないうちに、積極的に成りすぎているし。ひぃ…」

 

「リアス部長、あのイッセーさんは、もう戻って来ないんですか?」

 

涙ぐんでいるアーシア。

 

「彼に恩を返していないのよ、どうすれば良いのよ、リアス」

 

肩を落としている朱乃。

 

「僕も彼に恩を返していないです。部長」

 

悔しさを壁にぶつけている木場。

 

「あのイッセー先輩の手のヒラ、とっても暖かくて癒やされました。また、頭を撫でてほしいです」

 

お菓子を食べながら、遠くを見つめる小猫。

 

「僕じゃダメなんですか?」

 

誰にも相手にされなくなった、蚊帳の外の本来のイッセー…

 

「魔王様にはお願いしたけど、滅びの力をまともに受けて、消えたからなぁ。もう逢えないかもね」

 

小猫同様、遠くを見つめるリアス。しかし、哀しみに暮れていたのは、グレモリー眷属だけでなくて、シトリー眷属もだった。

 

「会長、もう逢えないんですか?」

 

ソーナに寄り添い泣いている、椿姫、由良、巡。ソーナは眷属の手前、泣く訳にいかなかったが、心で泣いていた。

 

 

 

 

 

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