※この作品はR-18です。

リゼヴィムの楽しみ   作:もっち~!

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お持ち帰り

 

---イッセー---

 

リベンジを果たした僕は、ギャスパー部屋に戻った。止めた時間を動かし、リアスを自由にして服を着せた。

 

「リアスは、僕が消滅すれば良かったって思っているの?」

 

「そんな訳ないわ。あなたと一緒にいたいんだから。なんで、そんなことを聞くのよ?」

 

リアスは大きく目を見開き、僕を見ている。

 

「セラフォルーさんにね。君のお兄さんの滅の力で、僕が死ねば良かったみたいなニュアンスの事を言われたから」

 

「私は…貴方が大事です。でも、あなたはお兄様に手を掛けたのよね?」

 

「リアスが望むなら、彼を生き返らせても良いよ。その代わり、僕に関わった記憶は消す」

 

「嫌!」

 

叫びながら、僕に抱きついてきたリアス。

 

「私が償うから、お兄様を生き返らせてください。私を貴方の世界に連れて行ってください。一生掛けて償いたいです。イッセー、あなたと離れたくない」

 

僕の世界?種族を変えて名前を変えれば、可能かな?まったく同じだと、ドライグみたいに同化しちゃうだろうけど…

 

「わかったよ。リアス。その願いを叶えよう」

 

僕は目の前にサーゼクスの身体を作り出し、魂を戻し蘇生させて、彼の時間を止めた。

 

「僕がこの世界からいなくなれば、この男の時間が動き出すようにした」

 

僕はリアスと距離を取った。

 

「お別れだ、リアス!」

 

僕が転移しようとした瞬間、僕の転移陣の機能が停止した。

 

「あれ?」

 

「僕がイッセーさんの転移魔法陣だけを止めました」

 

ドヤ顔のギャスパーが、僕に理由を告げた。あっ、そういう使い方有りだな。

 

「イッセー先輩、私を連れて行ってください。もう一人になるのは嫌です」

 

小猫ちゃんが僕に縋り付いた。

 

「イッセーさん、私も連れて行ってください。寂しい夜は辛いです」

 

アーシアが僕の胸に飛び込んで来た。

 

「私達3人をお持ち帰りしなさい」

 

はぁ?無茶な命令を下すリアス。う~みゅ…

 

「木場達、眷属はどうするんだ?」

 

「ソーナの眷属にしてもらう」

 

う~む…どうしよう…このままお持ちすると、同化しちゃうなぁ…なるべく希望は叶えてあげたい。もうここへは来ないと思うし。

 

僕はあることを念じると、知らない女性が目の前に現れた。その女性をみるギャスパーの顔が…

 

「ヴァレリー?ヴァレリーだよね?」

 

うれし泣き状態のギャスパーが女性を抱きしめた。

 

「ギャスパー?ギャスパーなのね」

 

ギャスパーの大事な人と念じてみた僕。人物まで手に入れられるのか…

 

「木場にはトスカ、朱乃ちゃんには朱璃おばさんがいる。ギャスパーも一人でなくなったし。3名はソーナの眷属になってあげてよ」

 

僕が念じると、3人に入っているリアスの駒とソーナの駒が4つずつ転移してきた。そのうち、ソーナの駒だけをリアスに手渡した。

 

「ソーナの駒だ、3人に入れてやってくれ」

 

「え?でも…」

 

自分の駒でないので躊躇しているようだ。

 

「早く、ソーナがここに来る前に、この世界から離脱するからな」

 

リアスは頷き、覚悟を決めて、ソーナの駒を入れていった。

 

「次に、アーシア達には、僕の駒を入れる」

 

「この駒は?」

 

「ドラゴンの駒だ」

 

駒をアーシア、小猫、リアスに入れた。

 

「同じ存在が同じ世界にいると、同化して1つになってしまうので、小猫とリアスを変える」

 

小猫を白い龍、リアスを紅い龍にした。驚いているみんな。早くしないと時間がない。

 

「木場、朱乃ちゃん、ギャスパー。頼む時間を稼いでくれ」

 

「「了解!!」」

 

三人は部屋の外に出て、時間を稼いでくれるみたいだ。

 

「次は、小猫の名前は小猫にする。僕の世界の方は白音と呼んでいるから。リアスはリーアと名前を変える。いいなぁ」

 

「「了解!」」

 

「アーシアは、僕の世界でまだ逢っていないから、同一化しても問題ないから、そのままな」

 

「はい、わかりました」

 

「リーア、小猫、その状態から人化してみて」

 

才能はある二人だったので、すんなり元の姿に人化できた。

 

「三人共、僕の傍に近寄ってくれ」

 

三人が僕と密着した。そして、転移…自分の世界への帰還…無事に秘密基地に着いた。

 

 

------

 

 

別世界からお持ち帰りしたと、僕達の家の住民に連絡をした。幸い、リアスは修学旅行でいないので、混乱は少なめかな?

 

でも、結果は同じだった…セラフォルーさんからの連絡で、リアスとソーナとセラフォルーさんが転移してきた。お持ち帰りトリオには僕の部屋で待ってもらうことに。

 

「イッセー、何をお持ち帰りしたのかな?」

 

リアスの目がいつになく鋭い…

 

「イッセー君、どういう事か説明してください!」

 

いつになく、ソーナが怖いんだけど…

 

「お願いされて…問題をいくつか解決して、お持ち帰りしました…」

 

「「だから、何をお持ち帰りしたの?」」

 

今日の二人は迫力が満点だ。僕がタジタジになるくらい。

 

「あちらの世界の…リアスと小猫とアーシア…」

 

「はぁ?」

 

リアスが怪訝な顔をしている。それはそうだろう。自分をお持ち帰りされたんだから。

 

「ちょっと待って、イッセー君。まさか、あちらの世界のリアスをお持ち帰り?」

 

「そうだよ。一生かけて償いたいって…」

 

「何を?」

 

「彼女のシスコン兄の愚行をさぁ…」

 

「…」

 

「あとの二人は、一人でいるのがつらいって言われて…」

 

三人の怒りのオーラにタジタジな僕。

 

「もう、あきれた人ねぇ。でも、その性格嫌いじゃ無いんだよ。困っている人には手を差し伸べてしまう性格…」

 

リアスはあきらめた顔で、僕を見ている。

 

「そうね。イッセー君のその悪い性格は、助けを求める者には救いの手だものね」

 

ソーナもやれやれってあきらめ顔だ。

 

「あちらの世界のリアスちゃんを連れてきて、あちらの世界は大丈夫なの?」

 

セラフォルーさんが心配そうに話しかけてきた。

 

「たぶん…まぁ、もう行くことないから知らないけど、リアスの残された眷属はソーナの眷属にしてきたし」

 

目の前の三人は溜息を吐いている。まぁ、そうだよね。

 

「この世界のリアスと白音が同化しないように、種族を龍にして来たから、戦力アップかと。あと、リアスの妹、白音の妹として学校に通わせようかと…」

 

説明は一応したので、ご対面してもらった。あら、瓜二つだな。

 

「鏡を見ている気分…」

 

「全裸になると違いはわかるよ。リアスの方が、アンダーヘアが細くて柔らかいから」

 

リアスとリーアの顔が真っ赤になった。

 

「「そういう事を人前で話すな~」」

 

二人同時に言うとステレオみたいだなぁ。

 

白音と黒歌も呼び出し、ご対面をしてもらった。

 

「白音が二人…」

 

滅多に驚かない黒歌が驚いて固まっている。

 

「白音は白音、あちらの白音は小猫って呼ぶからね。あと、リアス、あちらの方をリーアって呼ぶから、間違えないようにな」

 

「お兄様とお父様、お母様に説明してくる…」

 

肩を落としてリアスが転移していった。グレイフィアさんはいいのかって、言おうとしたのだが、既にいらしていた。

 

「イッセーくん、やることが大胆だから。リーア、よろしくね♪」

 

リーアはグレイフィアさんに頷いた。お持ち帰りされた三名も、目の前で展開している事態に戸惑っているみたいだ。

 

「ここはどこなんですか?窓の外の風景が万華鏡みたいに綺麗です」

 

アーシアが不思議そうに聞いてきた。

 

「ここは次元の狭間にある、僕の秘密基地だよ」

 

ここの場所を教えてあげた。アーシアと雑談をしようと思っていたら、突然ミカエルさんも転移してきた。

 

「突然、魂の数が増えたのを確認したから…そういうことかぁ」

 

僕の頭に手をかざして、僕の記憶を見て納得してくれた。

 

 

 

 

 

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