---イッセー---
ここ人間界では冬休みシーズンに入った。僕は両親に暖かい場所で過ごして欲しかったので、南国でのクルーズをクリスマスにプレゼントした。3月位に帰国の予定だ。
両親を送り出した後の、1年の締めくくりウィーク。さて、どうしたものか…由良が…ほしい…僕の中の悪魔が有る事を提案してきた。うん?それって有りなのかな?
僕はソーナに逢いに転移した。
---シスコン兄の世界---
「イッセー君、どうしたの?戻って来たの?」
ソーナの驚く顔も良いなぁ。あ、本題を言わないと。
「由良をください」
「はぁ?」
更に驚いているソーナ。
「翼紗が欲しいの?私ではなくて?」
「ソーナはお持ち帰りできないだろう?リアスがいない今、ソーナまで連れて行けないよ」
「翼紗なら良いの?」
「あいつの代えはいるだろう?」
「ねぇ、条件を出していい?」
「飲める条件ならな」
「たまに、戻って来て、私を好きにしてください」
凄く赤い顔して俯いたソーナ。
「ソーナ眷属を全員お持ち帰りしようか?僕の世界の人格と同化しちゃうけど…」
「ここでの記憶も、残るの?」
「そうだ。ソーナもリーアと同じに悪魔を辞めてドラゴンになれば、良いかな。名前…シーナにしちゃおうか」
頷くソーナ。
そして、お持ち帰りした。
---元の世界---
秘密基地の僕の部屋には、シーナとリーアとユラとヴァレリーがいた。
「まさか、ソーナ眷属をまるまる、お持ち帰りするなんて…」
リーアが驚いていた。
「親子で暮らしている朱乃ちゃんは、お持ち帰りしなかったよ」
「ねぇ、他のみんなは同化したの?」
シーナが心配していた。
「ソーナは黒い龍、ユラは青緑の龍にしたから、同化はしていないけど、その他のみんなは同化したよ。ヴァレリーはまだ出逢っていないけど、同化しているはずだよ」
「この世界のギャスパーは?」
「これから、迎えに行こう」
僕は、ヴァレリーとギャスパー部屋に転移した。ドアには無数の結界陣が書かれていたけど、僕には無効なものなので、ドアを開けて部屋に入った。部屋の中を見渡すとギャスパーはいなかった。妖しい段ボール箱だけが部屋の隅に置いてあるだけの殺風景な部屋だった。
僕は段ボール箱を指差した。ヴァレリーは箱を開き中を覗くと、空間が揺らめき、ギャスパーが箱から出て来た。
「おい、ギャスパー!」
ビクっとした、ギャスパー。
「ヴァレリーを連れてきたんだけど」
恐る恐る部屋を見回していくギャスパー。ヴァレリーが視野に入ると固まった。
「ヴァ、ヴァレリー?」
「ギャスパー、逢いたかったよ~」
ヴァレリーはギャスパーに近寄り、彼を抱きしめた。
「本物のヴァレリー?逢いたかったよ、僕も」
感動の再会シーンを見ている僕の横に、無粋なリアスが転移してきた。何かを言おうとした、彼女の口を手で塞ぎ、部室まで連れて行く。
「感動の再会シーンを壊そうとするなよ、リアス」
「え?感動の再会シーン?何の事?」
何の事かわからないリアス。
「ギャスパーが大事な人と再会しているんだよ」
更に混乱しているリアス。そんなリアスを押し倒した。
「え?なんで?」
「ギャスパーも、きっと交わっていることだろうから、僕らもさぁ」
逃げようと藻掻くリアスに対して、極細のラインで対抗する僕。下着を強奪して、床に置いた。
「ねぇ、そういうのは戦闘で使おうよ」
もっともな事を言うリアス。
「日頃から使わないと、戦闘の時に役立たないんだよ」
屁理屈を捏ねる僕。これこれ、このアンダーヘアは捨てがたいよなぁ。柔らかい筆に触れられている感触が、すごぶる良い。リアスの下半身に顔埋める僕。
「もう…アンダーヘアでばかり遊ばないでよ~」
他に遊ぶ物?十字架しか浮かばない…
「ねぇ、十字架の方が良い?」
リアスの身体がピクって反応して
「いえ、十字架は嫌です。お好きなだけアンダーヘアを、堪能してください」
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目が覚めると、リアスの下腹部に顔を埋めていた。顔を上げると、ソーナがいた。
「イッセー君、そんな所で寝ちゃダメよ。リアスから救難信号が来たので、来てみたら…」
「あぁ、気持ち良い羽毛に包まれて寝てしまったようだ」
「私のアンダーヘアは羽毛でないよ~」
そうだ、ソーナに言わなきゃ…
「ソーナ。ソーナとその眷属をお持ち帰りしちゃった!」
「「え?」」
目を見開いて固まるソーナとリアス。
「ソーナと由良だけは、リーアと同じ仕様で持ち込んだけど、残りは同化して能力アップしていると思うよ」
「「はぁい?」」
「もう、リアスとソーナに断られても、問題ないから」
「「ちょっと!」」
なんか怒っているソーナとリアス。
「どうしたの?だって、嫌だったんでしょ?僕と遊ぶのは?」
「十字架プレイは嫌だけど、イッセーの事が嫌な訳ではないのよ」
「私だって、生徒会の活動時間外なら、いつでも良いのだけど」
「だから、もう、煩わせることはしません!」
「「いやいや」」
「リーアとシーナとユラがいれば、楽しめそうだもん♪」
「「私達のポジションは?」」
「遊ぶ対象からはずしたよ。今迄、ご迷惑をお掛けしてすみませんでした」
二人に頭を下げる僕。
「だから、迷惑だと思っていないよ、イッセー」
「イッセー君、迷惑って思ったことないから」
なんか堂々巡りになりそうなので、僕は秘密基地に転移した。
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「で、また二人増えた訳かな」
グレイフィアさんに、新たに加わったシーナとユラの教育も、お願いした。
「極度のシスコンだったために、次期当主二名とその眷属が消失かぁ。シスコン兄の世界はボロボロだな」
「たぶん、シスコン兄自体、もう魔王は無理でしょ?一度、惨い死に方をしているしね。あぁ、後アザゼルも惨い死に方をしていたなぁ」
「はぁ…うちの亭主によく言っておくよ。シスコンが強いと、世界が破滅するって」
グレイフィアさんの嘆きが聞こえたような。
「じゃ、お願いします」」
グレイフィアさんにお願いをして、自分の家に転移した。
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自宅に戻ると、ソーナとリアスが正座をして待っていた。
「なにしてんだ?」
「「すみませんでした」」
二人は揃って土下座をした。なんで?
「イッセーの趣味に合わせないで御免なさい」
「イッセー君が一番大事なのに、大切に扱わないで御免なさい」
「意味がよく解らないないけど?うん?あぁ、そういうことか。気にするな。最後に戻れば良いんだろ?」
リアスが凹んでいるみたいだ。
「どうした?リアス」
「いや、浮気をしても、最後には戻って来てって言いましたけど、私と同じ者との、浮気は止めて下さい」
「うん?浮気はダメなの?本気ならいい?」
更にリアスが凹んでいる。
「リアスの言いたい事はそういうことでなくて」
「どういう事なの?ソーナ?」
モジモジし始めたソーナ。
「あのですねぇ、私達を本気で愛して下さい」
「愛しているけど?足りないの?」
「足りないとか…そういう事でなくてですね…」
「生徒会室のソーナみたいに、毅然と率直に言ってくれないかな?」
「私だけを見ていてください!」
それだけ言うと、ソーナは耳まで紅潮して、俯いてしまった。僕はそんなソーナを、背中から優しく抱きしめた。
「ソーナにはソーナのペースで生きて欲しい。生徒会で働いているソーナの姿は好きだよ。でも、僕は暴走を抑えないといけないから、ソーナだけに負担を与えたくないんだよ。わかってくれないかな。ソーナの告白への返事が僕の気持ちだよ」
「わかりました。私はイッセー君を信じます」
リアスは凹みまくっている。しょうがないなぁ、カミングアウトするか。
「リアス。僕の一番好きなのは、リアスのアンダーヘアだから♪」
「嬉しいような、哀しいような…二番目はなんですか?」
リアスは少し立ち直ったみたいだ。
「二番目は、癒やされるアーシアの膣だよ」
「「部位かい!」」
あぁ、怒りのオーラはリアスを立ち直らせるのね。
「すみません。部位フェチで…」
「ねぇ、私は何番目なの?」
突然、後ろから声がした。振り向くとシーグヴァイラだった。
「3番目かな?シーグヴァイラの脱衣した直後の下着の香り」
「「「変態…」」」
「褒め言葉として、頂きます♪」
そんなこんなで、今夜も楽しい夜になりそうだ。
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年が明けて新年を迎えた…僕はなぜか冥界にいる。いや、どこにいても良いのだが、新年の挨拶回りをしている。魔王アジュカさんの息子という立場で回り、初代魔王ルシファー家の次期当主という立場で回り、どこぞの家の次期当主の婿という立場で回り…ヘトヘトだぁ~
そんな僕に試練?が訪れた。サーゼクスお兄さんと訪れた、フェニックス家だ。リアスの元婚約者のライザーのいるとこだったな。
「おい、リアスの婚約者になったのは、貴様か?」
はぁ、どこぞの世界のようにしたらダメかな?
「そのようです」
「どのような拐かしの術を使ったのだ!」
そうなるよね…
「ちょっと、ライザー君。イッセー君に失礼な言い方は止めてくれないか」
サーゼクスお兄さんが、注意してくれた。戦わないで済むかな?
「だって、そう思いたくなるでしょ?彼はただの人間風情ですよ。サーゼクス様はなんでこの様な者との婚約を許可したのですか?」
「だから、そういう卑下する言い方は、貴族してどうなのかな、ライザー君」
「グレモリー家全員が洗脳されたんですか?」
焼き鳥じじぃ(フェニックス卿)は止める気がないな。涼しい顔をしているし。
「洗脳?される訳ないだろう?」
「された者にはわかりませんよね?」
はぁ、しょうがないなぁ。
「お兄さん、こんな失礼な焼き鳥屋は失礼しましょ。大事になる前にね」
一応、人間ってことにしてあるので、言葉の暴力をしてくる、低級悪魔もいるだろうってことで、僕の後見人の方々が僕の扱いを見ているのだ。きっと、ここに来るだろうな。
「そうだね、イッセー君。では、ご機嫌よう!」
「ちょっと待て!」
うん?焼き鳥屋の当主かぁ。
「名門フェニックス家を焼き鳥屋だと?失礼にも程があるだろう?」
「はぁ、僕を卑下した罪は大きいよ。もう手遅れだと思う。オーラが近づいてきているからさぁ」
「あぁ、フェニックス卿。チェックメイトです。謝るのであれば、直ぐにした方が良い」
一応、僕とお兄さんで注意喚起したからね!
「謝る?何故、人間風情に…え?リリン様」
「おい、焼き鳥屋。僕ちゃんのイッセーたんに謝れ!ルシファー家の次期当主なんだぞ、イッセーたんは。僕ちゃんの弟と言っても良い存在だぞ」
あぁ、怒りのオーラ満載のリゼおじさんが到着。
「え?リリン様の弟君?人間風情ではないんですか?」
「僕ちゃんのDNAが入っているんだよ、イッセーたんには!」
あっ、もう3人来そうだ…お兄さんもオーラに気づいて、顔つきが魔王様になっていく。転移陣が3つ発現して、3名の怒りのオーラを身に纏った人物が現れた。
「フェニックス卿、僕の養子にしたイッセー君の名誉を傷つける行為、断固許さないぞ!」
「え?アジュカ様…初代魔王家の次期当主で、現魔王アジュカ様の養子?」
「イッセー君を苛めたのは、あんた?私のダーリン♪に何をしているのよ!」
「えぇ?現魔王セラフォルー様の婿様?」
「おい、そこのゴロツキ一家よ。イッセー君を軍隊で警護しないとダメかな?俺の可愛い友達に何してくれているんだ?」
「えぇぇ!現魔王ファルビウム様のお友達?」
「フェニックス卿、悪魔を辞められたらどうですか?イッセー君は次期魔王候補ですからね」
「うごぉ…」
精神にダメージを負った焼き鳥屋は、閉店を初代魔王家と現魔王4名から迫られた。
「詫び状を書け!イッセーたんにね♪家族一人一人で!あと、今後イッセーたんに、何か言葉を含めた暴力を与えたら、理由を聞かずに消滅させるからねん!」
リゼおじさんの一喝は効いたようで、焼き鳥屋は倒産寸前のようだ。
僕はこの場を現魔王様にまかせて、リゼおじさんと帰宅した。