※この作品はR-18です。

リゼヴィムの楽しみ   作:もっち~!

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月光廃屋のエクスカリバー その1

---レイナーレ---

 

鬼に誘拐された私。一度、アザゼル総督が会いに来てくれたけど、「バカな事したな」って言って冷たい視線で一瞥された。もう、ここを出ても行く場所がない。

 

ホテルのシングルルームのような部屋に収監されている私。居心地は良いのだが、カギが開く音がすると恐怖が襲いかかってくる。また、あの鬼に、言葉で言い表せないような行為をされるんだ。怖いというか、痛い、痛すぎる。肉が裂けても回復させ、何度も肉の裂ける痛みを、私に与えてくれる。なんで、こんな鬼のようなヤツに罠を仕掛けたのか。後悔しまくりの毎日…

 

 

 

---イッセー---

 

天野夕麻ちゃんを、秘密基地にある僕の玩具箱に入れてあるので、みんなに出来ないような行為や、試した行為ができる。見た目かわいいもん♪お得満載だ。アザゼルに殺さなければ、何してもかまわないって許可も出ているから、毎日が充実していたり。

 

夕麻ちゃんではき出してくるので、ソーナ達とは冷静に事ができて、2度おいしい状況だったりする。

 

両親の事を除けば、それなりに幸せな日々を送っていた或日の休日。イリナとイリナの仲間が、僕の家に訪ねてきた。なんだろう?とりあえず、応接間に通す。

 

「で、なにしに来たんだ?観光には見えないけど」

 

白いローブを纏っているけど、下には戦闘服を着込んで、得物を白い布に包んでいるし。

 

「教会の密命で来たんだけど、当分の間、イッセー君の家に泊まっていいかな?」

 

それは、宿泊費節約かな?教会の密命って言っても、そうそう予算付かないものな。

 

「いいよ。両親のいた部屋を使ってくれ」

 

イリナが「両親」という単語に反応して、顔が険しくなった。

 

「イッセー君、おじさんとおばさん、酷い目に遭ったよね。寂しくない?」

 

「寂しくないよ。毎日が充実しているし」

 

目の前の二人が驚いた表情をしている。あぁ、世間的には死んだことになっているからかぁ。

 

「イッセー君って、そんな非情な性格だっけ?」

 

「両親は僕の中で生きているから、充実しているんだよ」

 

って、イリナ達を煙にまいた。両親の元で、花嫁修業中と言っているアーシアが、二人にお茶を持ってきた。アーシアも見るなり、イリナの連れが驚いている。

 

「聖女アーシア…どうして、ここにいるんだ?」

 

あたふたしているアーシア。僕は傍に寄り、彼女の頭を撫でてあげる。

 

「アーシアは、今僕と暮らしているんだ。そっとしといてくれないか?」

 

イリナの連れに視線を向けた。

 

「そうはいかない。彼女は聖女だ。彼女を待っている信徒がたくさんいるんだぞ」

 

「そんな事知らない。僕とアーシアの仲を引き裂くというのなら、お前らは敵だ。バチカンを消し去ればいいかな?」

 

って、誰かに念話でも送った。それに反応して、転移陣が二つ現れて、イリナちゃんパパと、ミカエルさんが現れた。

 

「イッセー君、物騒な考えは止めてくれるかな?」

 

ミカエルさんが苦笑いしながら、僕に話しかけてきた。

 

「ゼノヴィア君、人の家の事情に首をはさむ権利は、君にはないだろ?」

 

イリナちゃんパパがイリナの連れ、ゼノヴィアという青髪の女を諭した。

 

「あれ?お父さん、どうしてここに?」

 

イリナは、自分の父親が突然、目の前に転移していきて、驚いている。

 

「イッセー君とは念話で連絡を取り合っているんだ。教会関係で困ったことがあれば、僕とミカエル様に連絡をするように頼んである」

 

「「え?ミカエル様?」」

 

イリナとゼノヴィアはミカエルさんに跪いた。うん?アーシアもだ。

 

「跪かないでよいから、楽な姿勢になってくれたまえ。確かに聖女アーシアだ。教会で働いていた時より、オーラが綺麗になったね」

 

「イッセーさんのおかげで、私自身が充実した日々が送れています」

 

「そうですか。今迄長い間、教会のために働いてくれてことに感謝します。今後はイッセー君の元で生きることを、私ミカエルが認めます」

 

ミカエルさんがアーシアに対して、笑顔で労いと許しの言葉を与えてくれた。

 

「ありがとうございます。アーメン!」

 

「さて、イッセー君。前もって、僕が頼めば良かったね。トップが動くことでないって、紫藤が言うから見守っていたよ」

 

「で、教会の密命って?」

 

ミカエルさんに聞いてみた。

 

「教会で保管していた、聖剣のうち3本が盗まれてね、この街に持ち込まれたって情報があったんだ。それで紫藤の傘下の神父達が、この街に潜入したんだけど、何者かに皆殺しにされたんだ」

 

「うん?その盗まれた聖剣って、レプリカだから問題ないんじゃないの?」

 

「「レプリカ?」」

 

イリナ&ゼノヴィア&イリナちゃんパパが驚いている。ミカエルさんは記憶を辿っているみたいだ。

 

「ミカエルさん、忘れたの?」

 

「そうだった…失念していたよ。イッセー君が本物を持っていたんだよね。ははは」

 

ミカエルさんでも忘れることがあるのか。

 

「どういうことだ?イッセー君」

 

イリナちゃんパパが、事情を知らないので聞いてきた。僕は、アレを手元に転移させた。

 

「これが聖剣7本を錬成して創った『真なる聖剣』だよ。鞘も本物の『魔法の鞘』だ」

 

「「えぇ~?」」

 

三人とも驚いている。

 

「じゃ、これは?」

 

イリナ達が得物を取り出した。

 

「当然、レプリカだよ。本物は1本に集約されたんだから」

 

「こ、これが真なる聖剣かぁ」

 

「僕に帰属してあるから、僕以外の人では使えないよ。安全でしょ?ミカエルさん!」

 

「そうだったよ。イッセー君が持っているから、すっかり忘れていたよ。うんうん、そうだね。本物は盗まれていない」

 

欲しそうな顔のイリナちゃんパパに、ミカエルさんが声をかけた。

 

「紫藤よ、教会に寄付してって考えてもダメだ。天界に寄付してって頼んで、すでに断られたよ。ふふふ」

 

「いや、ミカエルさんが、本当に必要になれば貸します。その代わり、貸している期間に代用品を出してもらうことにしましたよね」

 

「そうだった。でも、代用品で良いのがないんだよ。デュランダルだとじゃじゃ馬だし、コールプランドは行方知れず、オートクレールくらいしかないだけど、どうかな」

 

「ミカエルさんに、お任せします。変な剣は出さないでしょうから」

 

ミカエルさんが頷いた。

 

「で、レプリカを盗んだヤツラは、レプリカって知らないんですね」

 

「そうなるね」

 

「レプリカでも、メンツがあるから取り戻さないとダメってことかな?」

 

「イッセー君が理解してくれて良かったよ」

 

「この街で、胡散臭いことをするヤツらは、許せないです。僕らも協力します」

 

「イッセー君、ありがとう」

 

その後、作戦を立てて、イリナちゃんパパとミカエルさんは転移していった。

 

「イッセー君がミカエル様と、対等に話せる立場だったなんて、ショックだよ」

 

イリナが凹んでいる。ゼノヴィアは自分の得物を見つめていた。レプリカって分からなかったことに、凹んでいるようだ。

 

「じゃあ、明日の夕方から作戦開始だ」

 

僕とアーシアが、この場がから立ち去ろうとした時、イリナが

 

「うん?イッセー君、どこへ行くの?」

 

「僕の家だけど…」

 

「ここって、違うの?」

 

「ここは両親の家だったところ。今は応接間と客間として使っているんだ。僕の家は2階と3階だから、玄関も違うんだよ。イリナ達の食事は、アーシアがさっき準備して台所にあるから、レンジでチンしてな」

 

僕とアーシアは僕の家に戻った。

 

「これって、たぶん、木場達も関係していたあの事件だよね、アーシア」

 

「たぶん、そうだと思います」

 

 

元イザイヤである木場祐斗と、元トスカである木場祐子を呼び出した。

 

「イッセー君、聖剣計画だ。相手はレプリカと知らずにいる訳だね」

 

「そういうことだ。たぶん、あの3人組が主犯だろうし。この世界でも頼むよ」

 

「「まかせて下さい」」

 

「この世界でも因子が手に入ったら、祐子さんに入れてあげてくれよ、祐斗」

 

「そうだね。そうすれば、祐子も戦力になれるな」

 

祐子を見る祐斗。

 

「因子が手に入るまでは、防御に徹します」

 

こうして、僕達の「聖剣計画への復讐プラン」は、幕を開けた。

 

 

 

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