---イッセー---
リゼおじさんから情報が入った。別世界からリゼおじさんを含めた者が侵入したようだ。この世界において、リゼおじさんは僕に帰属しているので、融合してレベルアップしたと喜んでいたけど。で、吸収したリゼおじさんの記憶から、アイツが軍勢を率いてやってきたみたいだ。イレギュラーな存在なのか、融合しないでいるらしい。
とりあえず、アザゼルとサーゼクスお兄さんには知らせた。
---アザゼル---
イッセーからの情報。イッセーが以前遭遇したというシスコンサーゼクスが、軍勢を率いて、この世界に侵攻してきたらしい。どこかのテロ組織と手を組んだのか、未だに被害はないが…あの日を狙っているのか?
「別世界に侵攻するほどのシスコンなのか…」
この世界のサーゼクスがあきれている。
「取り戻すだけなのか、目的がわからないなぁ。取り戻すだけなら、行動を起こしていそうなんだが、未だに起こしていないのが気にくわない」
「和平会議の日に仕掛けて来そうだね。被害は最小にしたいなぁ」
サーゼクスと同じ能力者だと、被害甚大になりそうだが。対策はイッセーに丸投げするかな。
---イッセー---
和平会議の日。学校にソーナとその眷属、ヴァイラとリアスと僕達が集められた。
「ソーナとその眷属は、会議場になる旧校舎の警護、シーグヴァイラとリアスはソーナを手伝ってくれ」
アザゼルから指示が出た。
「あと、イッセーは会議に出席、木場祐斗、木場祐子がそのガード、残りのイッセーの眷属は、ソーナ達の手伝いを頼みたい」
別世界組は秘密基地に置いてきた。見せたくない戦いになるかもしれないから。
「小猫と白音と黒歌とギャスパーはいつも通り索敵を頼む。アーシアは僕の傍にいてくれ」
僕は仲間に細かい指示を出す。
「アポ、オーフィス、クロウ、アジ、ティアさん、ウーロン、美猴が攻撃隊です。狙われる可能性が大きくなるから、龍化しないでね」
「喰って良いのか?」
アジからの質問だ。
「敵ならね。絶対に味方は食べないで!残りの者は遊軍で、手薄な部分をフォローしてください」
アザゼルが近寄って来た。
「なぁ、攻撃陣の火力がすごくないか?」
「敵の攻撃力が、わからないからね。この位あれば、殲滅できると思うけど…」
シスコンサーゼクス相手だと、まだ火力が足りない気がするけど、出たとこ勝負だな。
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会議が始まった。参加者は、天界ミカエルさん、ガードにはイリナちゃんとグリゼルダさん。悪魔サーゼクスお兄さん、ガードにはグレイフィアさんと沖田先生。堕天使アザゼル、ガードにはヴァーリと知らないお兄さん。そして、何故か僕。ガードには祐斗&祐子、付き添いアーシア。と、いう布陣であった。
「まぁ、既に友好な関係になっているが、正式な文面において、友好条約を結ぼうというのが今日の趣旨です」
司会役のアザゼルが議事を進行していく。
「従来の3大勢力という枠組に、入らない勢力と結ぶことによって、更なる和平を結びたいと思っています」
「「異議なし!」」
「で、イッセー。お前と友好条約を結ぶのが今日の趣旨だ」
僕と?
「僕はどこの勢力にも属していないけど」
「そういうヤツが一番怖いんだ。仮にだ、お前達と旧来の3勢力で、全面対決したら、どうなると思う?」
「う~ん、たぶん1日で終わるでしょ。まぁ戦うなんて、ありえない設定だけどね」
「1日…それで、イッセー達の全面勝利だろ?」
「たぶんねぇ。でも、その後5分で僕達は消されるよ」
「誰に?」
「シュウさんっていう人に…せっかく救ってくれたのに、僕達が理不尽なマネをしたら、許してくれないと思う」
あまり話していなけど、あの人のオーラは、傷ついて疲れてしまった心や精神を癒やしてくれた。もし、リバースされたら、僕らは全員戦意喪失するだろうな。
「あぁ、そういう勢力もいたなぁ…あそこは別格だ。考えるな」
あの人は別格かぁ…
「現に、今日のイッセーの攻撃陣の火力は、まともでないし」
そうかな?
「イッセー君には次期魔王をしてもらいたいです」
お兄さん、突然何を言っているの?
「いや、聖剣使いとして天界に来て欲しいなぁ」
おいおい、ミカエルさんまで。
「わかっただろう、イッセー。みんな、お前と末長く仲良くやりたいんだ。調印しろよ」
アザゼル、命令口調だぞ、それって。でも、ミカエルさんとも、お兄さんとも、バラキエルさんとも仲良くはしていたいし。
「うん、いいよ!」
僕が返事をした直後、部屋の中心部の空間が揺らめき、一人の女性…あっ、カテレアだっけ?が転移してきた。
僕は迷わずラインで局部を捕捉した。
「ちょっと待ちなさい。その調印は認めないわ」
「君は…カテレア・レヴィアタンか」
お兄さんの知り合いみたいだ。
「そう、前魔王の妹よ。偽りの魔王が調印しても、無効なのよ」
「言っておくが、僕はお前が嫌いだ」
一気にラインで、局部を責めまくる。顔を真っ赤に紅潮させて、身体を捩り始める彼女。なんで、みんなの視線が僕に集まっている。僕のせいってバレている。なんでだ?
ラインで乳首とクリ●リスを締め上げていくと、泡を吹いてその場で失神してしまった彼女。
「イッセー君、何をしたんだい?」
「え?乳首とクリ●リスを細いラインで締め上げただけ…」
「痛そうな攻撃ですね」
隣にいるアーシアが、青ざめて震えている。そうか、痛いのか…少し反省。
「まぁ、失神している間に拘束しておこう」
アザゼルが動いたその時、ヴァーリが禁手化してカテレアを抱えた。
「彼女は渡せない。うちの組織の幹部だからね」
「ヴァーリ、裏切ったのか?」
驚いた表情を見せないアザゼル。
「僕も旧魔王の血筋だから」
「僕も旧魔王の血筋だけど、ここにいるみんなを、裏切るお前は許さない」
僕も能力解放して鎧化した。
「ほぉ、どこの血筋の者かな?」
ヴァーリに聞かれたので、答えた。
「ルシファー家次期当主イッセー・ルシファー」
僕の答えに驚いているヴァーリ。なんでだ?
「き、君がルシファー家の次期当主だと?親は誰だ?」
「両親は人間だけど、リゼおじさんの遺伝子を受け継いでいるよ。ねぇ、おじさん」
僕の隣にリゼおじさんが転移してきた。
「僕の愛しのイッセーたんに楯突いているのは、ハナタレ坊主か。おぃ、祖父の顔を忘れたのかよ!」
え?リゼおじさんの孫なの?ヴァーリって…リゼおじさんのオーラを感じ取ったのか、ヴァーリの顔が蒼白になっていく。
「じ、爺ちゃん…」
「おい、お前。確か次元の狭間で、イッセーたんをバカ猿と苛めようとしたよな?おい、クソヴァーリよ!」
「彼はあの時のドラゴン?」
「知らないで、ケンカ売ろうとしていたのか?ヴァーリよ」
アザゼルもヴァーリにプレッシャーを掛けていく。
「こ、殺さないでくれぇ~」
僕は『強奪』を発動して、ヴァーリの鎧(神滅具)をもらった。ヴァーリから鎧は消えた。
「おい、この二人を拘束しろ」
アザゼルが部屋の外の衛兵に命令していた。僕はリゼおじさんにお礼を言うと、おじさんは照れたのか顔を真っ赤にして転移していった。
部屋の外から花火のような音がしてきた。お客さんが来たようだ。
「木場、アーシア。外に移動するぞ」
「「了解!」」
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空一面に転移魔法陣が展開して、魔法使い、悪魔がたくさん転移しきているが、攻撃態勢に入る前に屠られている。チームドラゴンの広域対空砲の威力は絶大の上、アジの1000個の魔法陣も良い仕事をしている。
僕は、シスコンサーゼクスを探…
「やめてよ~」
リアスの叫ぶような声がした。声の方を見ると、シスコンサーゼクスと、シスコンセラフォルーの二人が、リアスとソーナを抱きしめようとしていた。シスコンがダブルで来たよ…
リアスに気を取られている、シスコンサーゼクスの後ろに回り、真なる聖剣で首をはねた。
シスコンセラフォルーはどうしよう?
お約束のパターン。『強奪』で下着を剥がす。えっ?って顔をしているシスコンセラフォルー。カテレアと同じように締め上げていく。
「痛っ…」
僕と視線が合う。
「イッセー君、痛いよ~。助けてよ~」
僕に救いを求めている。どうする。ラインを解いた。
「ありがとう、イッセー君。さぁ、ソーナ一緒に帰りましょう」
再び嫌がるソーナを抱きしめて、転移魔法陣を展開し始めた。
僕は聖杯で彼女を人間にした…転移魔法陣は消えていき、徐々に老化が進む彼女…そして、徐々にミイラ化する彼女…ついには、風化によって崩れ去る彼女。
僕は鎧化を解いて、その場に立ち尽くした。僕の傍にソーナとアーシアが来て、僕を抱きしめてくれた。
「助けてありがとう、イッセー君」
「これでいいんですよ。イッセーさん」
でも、シスコンデュオの気持ちもわかる。もし、誰かにアーシアを連れて行かれたら、僕だって取り戻しに行くと思う。どこの世界だってね。
でも、彼らと違うのは、僕はアーシアの気持ちを優先したい。アーシアが行きたいのであれば、止めないし、連れ戻しには行かないと思う。
花火の音が止まったので、仲間のみんなと帰路についた。